2001 2002 2003 2004 2005

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神無月
 
霜月
 
師走
 

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   11 30 (水)   笑う。

 
¢同人ジョーク(よつばの) 
 ハッハッハー。


 あいのうた
 今季で唯一、毎週欠かさず見ているドラマですが、気がつくと佳境もう佳境、というくらい入り込んでます。
 限られた余命というシチュエーションから、人生の意義について描くドラマといえば、僕の生きる道が記憶に新しいですが、余命を宣告された本人でなく、その人を好きになってしまった女性の視点・主観で描かれるのが面白い。
 当初、女性は自殺未遂をきっかけに人生のリセットを目論み、余命が限られた男の人生に対して皮肉極まる話、
なんですが、対極的な人生観を持つ二人の奇妙な共同生活が、コミカル8:シリアス2くらいで描かれ、なぜかこれがツボにハマります。小日向文世、和久井映見らの個性的な役柄・演技も、良い味を引き出しているかな。
 後半に入って、次第に男を好きになるが、悲しい現実とも向き合うことに。二人の次第に近づいていく距離感のとり方がまた素晴らしく、玉置浩二の優しくも切ない主題歌がクライマックスで流れてくる展開に、胸が熱くなります。
 死を迎える最終回に向かって進む悲劇でありながらコミカルに描く。そして、その間をスッと突いてくる一言、急展開にハッとさせられることも、一度や二度ではありません。どのような結末が描かれるか、興味深い一作です。

 IGPX 第9話「休日」
 なにがこの作品を引きつけなくさせるのか色々考えてみたんですが、ドラマ性が弱い(ドキドキ・ワクワクしない)話運びにあるような気がしてきました。
 キャラは立っているけど、人間関係の描写が希薄だったり抜けてたりして、物語に覇気が感じられない。んで盛り上がらないままレースに突入するから(一対一の試合制なので、各チームとの対戦が一回だけなのも勿体ない)、感情移入もしづらくなる悪循環。下がりはしないが上がりもしないフラットというか、淡々と進んでしまうから味気なく感じられてしまいます。全部が全部そうではないし、過激に派手にやればいいというものでもないけど、架空のお話なんだから、行けるところはスパーッと行こうよ。
 設定へのこだわりは強く感じるし、作画も崩れない。物語の進行に合わせてリアルタイムで伝える劇中扱いのHPなど、工夫に熱い意気込みも感じられる。ここまで形はしっかり出来ているのに、平坦な話作りだけがもどかしい。
 と思っていたところで、暴漢に襲われるトラブルが発生した9話。どーんと大きな転換を迎えたー、かと思ったけど、やっぱり迫力不足は否めなかったなぁ。タイミング的にスレッジママとの関わりを意識せずにはおれませんが、指揮していた男の声がリバーに聞こえたり?あれ、そんなタイプだったっけかな。
 残り話数も少なくなってきましたが、モンキーターンばりの血湧き肉躍る物語を見せてくれい。個人的にはかなり好きなタイプの作品なんだー。
 
  −購入−
『レンタルマギカ 竜と魔法使い』 三田誠
 妖精眼を持つもう一人の存在と、アストラルの旧社員登場、そして
いつきをおそった過去の事件が明らかに。ピンチを妖精眼開眼で
切り抜けるパターンも脱却しつつあるし、次巻の動向に注目です。
『.hack//Another Birth もう一つの誕生Vol.4 絶対包囲』 川崎美羽 
 さて、もう一つの物語もこれで終わりを。



 

   11 29 (火)   激変。

 
¢レ・ミィ×コトナ、おはスタ生出演
 仕事前に早起きして見ちまったー。こやまきみこ&伊藤静嬢の生歌よかったよ。そして、山寺さんのキャラ作りが強烈…。最後に生きた蛇が届けられたとき、同じようにキャーキャー言われていたけど、真逆だった二人の反応が、かなりおもしろかったです。ビビリまくってセットの一番後ろに逃げるこやま嬢と、嬉しがって素手で蛇を掴む静嬢…凄いよ。夜鯖の無職な日々さんに画像データが。

 
魔法少女リリカルなのはA’s 第9話「クリスマス・イブ」 
 
 作画がぁぁぁぁ。
 そろそろ終盤も近いというのに、この作画レベルは残念極まりないです。部分的には良いんだけど、8割方は保たせられてないように感じられ…。というか前シリーズは尻上がりに神クラスまで行ったから、そのイメージが色濃く、また期待も高まってしまったのかもしれない…。がんばれ!
 フェイトも無事復活し(なのはに比べてすごい早かったなぁ)、久しぶりの高町家に。家族の団欒に微笑むフェイトがまたいいのですが、マジで一話に一回くらいフェイトのこういう画があるような気がします。そして朱に交わり真っ赤に染まった犬よ…。

 
 ばーれーたー。
 思っていたよりかなり早く邂逅。もう一週引っ張るか、逆に騎士側への正体バレが一週早ければ、タメが出来てたと思うんですが…。性急というほどではないけど、急なペースアップに、ついて行くのに少し手こずり。目つきの悪いヴィータは、主人を守ろうと毛を逆立てる子犬のようで、なんか可愛かったなぁ。諫められる姿もね。
 話は前後しますが、グレアム提督の情報を洗う展開も唐突。クロノが感づくに至る前触れが何かあったっけか…。って、クロノくんのカットやばすぎ…。

 
 問答無用。
 悪魔になる宣言のなのはや、目を伏せて描かれるヴォルケンリッター、思い切ってスピード重視のスタイルに切り替えるフェイトと、熱くも切ない展開になってきたというに、

 
 仮面が乱入。
 うわ、二人って。以前の戦いで、遠く離れた位置のフェイトとなのはに、間をおかず強襲をかけられた謎はこれね。ドッキリ番組かいな。しかし、クロノの前フリと合わせて仮面の正体はリーゼでほぼ決まりか?システムへの介入が容易だったのも、クロノの父説よりずっと信憑性あるし、先週のヒキにあったグレアムとの一幕その伏線?
 って、シャマルとシグナムが消滅!? 騎士達との邂逅すら前菜でしかなかったぜ、という急展開。なんだこれー。 
 シグナムとフェイトのマッチアップによって、何かを守りたいという気持ちがぶつかり合う作品の芯が出来、キャラも引き立て合っていたのに、どうなるんだこの先。決着を付けられずに終わった後味の悪さも、相当、後を引きそ。
 シグナムのマークが外れ、大きくフェイトに寄っていた主人公バランスも大きく揺れるのでしょうか。

 
 ひぃぃぃぃ。
 残された服が寂しく悲しすぎる…。なのはとフェイトの姿を借り、敵意を向けさせる仕掛けも、この先への布石か。頭身まで変わる黒はやての変貌も強烈。神の色やコスチュームから黒桜を思い出してしまいましたが、さてさて。
 予告では仮面が落ちるシーンもあり、ラスボスまでの道のりが開けそうですが、ここからどうやって着地するのか、楽しみというか怖いというか…。
  −購入−
『新暗行御史 十二巻』 尹仁完・梁慶一
 鷹の団編はまだまだ続く…。ああしかし、阿志泰が怖すぎるー。
『真月譚月姫』  佐々木少年 
 真月譚て、こんなおもしろかったっけ?とアニメ版に思いを馳せつつ、
1,2巻に比べると僅かに画が荒くなったような気もする第3巻。



 

   11 28 (月)   粛々と。

 
GUN×SWORD 第22話「誰がために」
 
 対峙。
 カギ爪とウェンディ、二度目の邂逅。以前、中途半端になってしまったところから、兄の事情も含めて陳述。互いの主義主張を確認し合ったところで終わり。カギ爪のくを見つめる目が印象的でしたが、迎えに来た一団が暴力的でなければ、ウェンディも兄と一緒に行動したもんか…。
 カギ爪との接見に応じてたこともそうですし、二人の会合を知って激昂するヴァンに引けを取らず、堂々と言い分を返す姿に大きな成長がみられて、ちょっと嬉しい。しかし胸のサイズでは成長の跡はみられず、隣のユキコとの対峙がまた…。

 
 プリシラ胴長すぎね?
 ちょっと気になった1カットでありました。バカー!というストレートなジョシュアの発言を思いっきり笑った後で、過去に戦ってきた相手が力を貸す展開には、熱いモノが込み上げてくるなぁ…って、そういえばザコタは?
 ダイジェスト調に見せてくる演出も巧いね。下手に台詞挟むより、事態の推移が判りやすいし、時間の経過も綺麗にみせられるし。なにげに水着王国のときの水着を、律儀に着込むのがまたニクイなぁ。

 
 恋の行方は…?
 プリシラに割り込まれたら反対側へ座り込むウェンディ、一歩目を踏み出したってところかな。小さな仕草で大きな心情の変化を見せてくれるぜ。されど天然積極性少女プリシラが大きく引き離す。ウェンディの視点からスライドする点や、決定的な言葉を聴かせない演出が見事すぎる…。夕日を背景にする情景描写も綺麗で、コンテの素晴らしさが輝いていました。プリシラハァハァな自分としては応援したい気持ちですが、ウェンディもまたしのびない…。

 
 こういうショートエピソード大好きだよ。
 弟に見えないところで優しさを見せる兄。敵味方に別れるミハエル・ウェンディ兄妹と、利害一致という建前はあれど、道を同じくするレイ・ジョシュア兄弟。運命の皮肉を嗤うような、二組の肉親を描き分ける構成の妙。
 そしてカギ爪を目標とする二人の男が、疵を抱えながら標的を奪い合う。視線を交わした後、背中を向ける・背中を見送る結末が、なんと渋いか。あんだけでかい音すりゃ目が覚めるのは当然だけど、そっと潜み傍観者に徹したジョシュアもまたいい。

 
 メガネメガネ。
 本編素通しでEDを入れてくるあたり、最終回の気配がじりじりと。空を掛けるダンと見送るボルケインは、天と地、それぞれのエリアを象徴するようだし、一枚の画としてもすごく綺麗なカットです。そして、月の裏側になにかがー。
カギ爪にとってこれはハプニングなのか、それとも脚本通りの進行なのか。クライマックスは間近!

 
 ぐあーーー。レイやばいやばい。
 次回予告でユキコと変なフラグ立ってる?ウルフウッドの悪夢再びの予感がして、来週が怖くてたまらないよ。
 



 

   11 27 (日)   感動。

 
カレイドスター Legend of phoenix〜レイラ・ハミルトン物語〜先行上映会「Ray of Light」
 
 公式枠に受かったので、行ってきました。
 最後まで見終えたときの気持ちをどう表現してよいやらわかりません。大の大人がアニメを見て、瞼を熱くするってどうかと自分でも思うんですが、胸にこみ上げてくるものを止めることは出来なかったし、心の感じるままにいられたことを嬉しく思います。
 脚本・演出・演技・音楽・作画・動画・背景美術、それぞれの仕事も素晴らしく、個別に思うところもあったんですがそんなことは些末なことに思えます。Legend of phoenixという一つの物語に心から感動した。この一言でいい。それだけで全て事足りるんじゃないかと。
 上映後のイベントで、「やっと等身大のレイラ・ハミルトンが私の隣に来てくれた」という大原さんの一言も、自然に染み入ってきました。イベントが終わると必ず出口でファンに挨拶する池田PとやまけんDの姿に、毎度のことながら頭が下がります。カレイドスターという作品に出会い、本作まで見られて良かった。アニメが好きで良かった。
 製作に携われた全てのスタッフの皆様に、百万の感謝を。

 
交響詩篇 エウレカセブン 第32話「スタート・イット・アップ」
 スペック2キタコレ!
 ボードの到着に合わせて挿入される懐かしきDaysと、その第一期OPで魅せてくれた躍動感溢れまくる動画。
これぞアニメよ!といわんばかりの映像にシビれぬわけがない。爽快痛快。鬱展開やストーリーの読解に不明瞭な点もあるけど、これだからエウレカセブンの鑑賞はやめられないや。
 第一期のOP映像といえば、エウレカの目がアップになるカットに、コーラリアンの設定が暗示してあったとはね。今さらながら、してやられたなぁ。
 アクセルの爺さんも、レントンを送りだした時以上の熱さを魅せてくれたし、久々に酔いしれた一話だったー。

 
ゾイド ジェネシス 第34話「強襲」
 
 ミィ様きとぅあー!!
 サブタイの「強襲」とはこのことかー!(違うけど)と、思えるほど素晴らしい百面相でした。EDアニメを担当された沼田誠也さんの画かな。今話は二人の作監がおられたようで、タイプの違う2種類の画を楽しめる、奇妙な面白味がありました。しかし、このミィ様の輝きは筆舌に尽くしがたいものが。
 物語としても大きな動きもあり、なにより大きなポイントはムゲンライガーの初登場ですが、ハヤテのようなエヴォルトバンクを見られなくてちと残念。先に期待しよう。さらに以前にも描かれましたが、セイジュウロウの死亡フラグに光明が見え隠れ?ソウタも早太と書いていいくらい、スッパリ退場しちゃったなぁ。バイオケントロの爆散には驚いたし笑った。ロンとフェルミのやりとりも、ネモ船長とガーゴイルを思わせてニヤリで、見所満載でした。ロンとフェルミはソラノヒトか、その末裔なのかな。

 



 

   11 26 (土)   本気120%。

 
ガイキング THE LEGEND OF DAIKU-MARYU 第3話「旅立ち…さらば母さん!」 
 「子供が親の心配して何がおかしいんだ!」
 ズッギューン。ホント、至極当たり前のことなんですけど、荒んだ事件ばかり起きる昨今の世相を伺うと、グサッと胸に響く一言でした。掛け値なしに真っ直ぐな作品だなぁ。リーも3話にして死にそうな気配ただよってるし…w
 先週判明した、発射したら戻ってこないロケットパンチを、ワイヤーで回収するという荒技にも大爆笑。だがしかし、…巧いなぁ。人間・心理描写では直球ド真ん中。バトルでは思わぬところからヒネリを加えてくる。毎週飽きさせない工夫を凝らすスタッフの熱い意気込みが、ビンビン伝わってきますよ。ラストで颯爽と登場した敵の四天王のベタさ加減も激しくツボで、これは目を離すというのが無理な作品だ。

 
銀盤カレイドスコープ 第8話「マスコミ戦争」
 おぉ!?セリフ回しのテンポ良かったし、今までの中でも一番良かったんじゃね?と感じた一話でしたが、よくよく考えてみたら、スケートシーンがなかったからでは…という帰結にたどりつく、この寂しさ・空しさはなんなんだろう。
 いや、ホントに過去最高におもしろかったです。どう見てもムリヤリにキレてる(そういう演技をしている)副会長の顔がおかしすぎ。特にあのイッてる目が凄すぎたw
 両親の離婚を白紙に戻そうとした、幼少時のエピソードも良かったし(スケートシーンがあったけど、綺麗に描けていたし)、溜まりに溜まったフラストレーションを一気に吹き払う記者会見は、爽快の一言に尽きました。
 初めて一本芯の通った話ではなかったかな。来週は新田を交えたオリジナルエピソードのようですが、この構成力を維持するでなく、さらに高めてくれれば…。
 



 

   11 25 (金)   完成。

 
ローゼンメイデン トロイメント 第6話「天使」 
 銀様、待望の復活。原作と同じく病院の女の子をミーディアムとする流れでしたが、唐突な復活劇からして、なにやらパチモノくさい気配。記憶の混乱も来していたし。なんて思いながら最後まで見ると、人形屋の主人と薔薇水晶の関係がやっと描かれる。メイメイが一度も出てこなかったし、やっぱり今回の銀様は本物ではないのだろうなぁ。現状での推測ですが、兎が拉致していったメイメイの記憶・記録を元に、店の奥にいた人形師が再生したという線が濃厚かな。薔薇水晶が目覚めた段階で7体のドールが揃っていなかったため、本来あるべき銀様の代わりのコピーを据えたというような。しかし、ジュンと巴が来店したとき、裏で作っていたのが銀様だったら嫌だなぁw 
 真偽はともかく、あの黒い羽が舞う御姿には感慨深いモノがありました。作品に欠けていたものが、やっと揃った気がします。感涙に咽ぶ深紅との再会も良かったし、そこから少し変わり始めた二人の関係がどうなっていくか、先が楽しみになってきました。

 
SoltyRei 第8話「リベンジ」 
 
 レヴァント家の朝食2−小悪魔再び−
 アバンの説明も、ローズが絡むと笑いを誘うショートエピソードへ早変わり。と思ってたら長男も結構やるよ。
 そんな流れから当然のようにレヴァント家の災難は続き、朝からロイの血圧は上がりっぱで。先週から、ソルティは当事者なんだけど、ちょっと蚊帳の外な扱い。
 バカ話が続くかと思いきや、取って付けたようなサスペンス展開へ。ひぃぃ。

 
 ダメです!
 今週のソルティはこのポーズで決まりかな。ローズのボケに対する迅速なナイスツッコミ。
 カーシャはもうバレバレなんだけど、小さい女の子を泣かせたという一点でオロオロするロイが可愛かったなぁ。
すかさず目薬を奪うミランダ。母は強し。あっさりと失敗な買収計画でありましたとさ。

 
 キー!
 いやー、このあたりはますみん節で楽しませてくれます。公園のベンチで出会った仮面の男との出会いイベント。ローズの正体を知った上で、また会おう発言なのだろうけど、次は敵味方つーことですか。こいつの目的がいまいち掴み切れないところですが、今季は仮面の敵が流行?

 
 拘束効かねー。
 わははは。強硬手段に訴えても全く効果がない全身リゼンブル。パジャマ姿というのも、なにげに素晴らしかったですよ。一人必死になって空回りするローズと、ダメといいながら世話を焼きつつ、少し呆れ気味なソルティの関係も相変わらずいいね。
 そしてトラウマを作った殺人鬼ハケーン。ローズのスカウト攻勢にうんざりしながらも、陰でしっかりとサポートするロイ渋い…。そして、賺さず事情を察しレスポンスの早いミランダ。なにげにこの人が作品中で、一番強い人な気がしてくるな。んで、殺人鬼はジェダイばりのスキルをもっていたりでさあ大変。

 
 おまえがな…。
 とバックをとったものの、反撃に沈むローズ。後頭部に当てられた銃をかわすってありえなくね?と思いながらも、小豆蝋斎ばりのアクションはまさにGONZO。見下ろされ、今まさにトドメを刺されよう瞬間、舞い降りるはソルティがまた鬼の如くカコヨいのですよ。逆にローズが見下す展開で締めるのも巧いな。

 
 寝た子は起こすな。
 長男は初めからソルティをスカウトすることは考えておらず、ロイとのパイプを築くことにあったと。アバンでも、なにげに兄が最後は美味しいところをもっていったし、頼りがいのある器の大きさを見せてくれました。しかも、最後にはローズには手を下させず、しかし妹と親友の敵である男を許しはしない。ローズの目の届かないところで自ら始末を着け、汚れ役を引き受ける男気もイカスー。ロイは自分が去った後、どうなるか判っていたのかな。夕日の工場跡に響く銃声が、なんとも言えない余韻を響かせてくれましたわ。
 



 

   11 24 (木)   スリラー。

 
SHUFFLE! 第19話「忘れ得ぬ想い」
 こここ、怖いぃぃーー!!
 いつもはさらっと流して見ているのに、目が離せなかったですよ。てか、本話を最後まで見られなかったら、とても眠れそうになくて。目の下の暗い線がマジ怖い。空の鍋を混ぜる姿に背筋が凍りそ。稟くんもよりによって、そんな
タイミングで電話しちゃだめー。にげてー。サイコサスペンスが一時のトレンドになった理由がやっとわかりましたよ。

 
舞-乙HiME 第8話「運命の軛」 
 
 事件のその後にて始まり。
 各国のトップクラスは、事態の概要を半ば理解しているのかな。予告で楽しみにしてたんですが、ハルカの出番
これだけ…。そして罰当番の似合う主人公アリカ。差し入れに来た3人と合わせて4人組は、基本行動体制になりつつあるようで。そっぽを向きながらもつきあうニナがよさげよさげ。

 
 委員長がみてる。
 羨みから嫉妬へと判りやすい構図へ流れそうな。来週あたり、アリカ要注意です。質問からオルガンなんて言葉をあっさり吐いてしまうアリカと、気必要な情報を入手して優しくスルーなシズルもいい。
 ミユもきたー。って、アリッサ鳥になっちまっただよ。ミコトの猫といい、おもしろい変換を仕掛けてくるなぁ。ミコトに喰われそうになったりとか…大丈夫?世を渡り歩く風来坊なポジショニングからしてそうですが、その帽子はスナフキンを意識しているのかな。

 
 発光?
 一瞬だけの輝きでしたが、これは何を意味していたのやら。契約?アリカの力?
 古典的泥棒スタイルとツッコミいいなぁ。ばっちゃの知識は幅広いというか、トリビアばかりだったりというか。悪いことしようとして、頼りになる方といえば、この御方しか。ってことでナオ姉さん再び。最近出番多くなってきた。
 そしてぇー。いたいたメガネ。ナギと謀しとるようですが、重箱の隅をつつくような形で前シリーズとリンクするとは、いやはや。

 
 バレバレだー。
 学園長、発見早すぎるー。契約解除方法の目的果たすどころじゃ。
 代わりに過去の話を元に、オトメの悲劇を切々と語られ。戦の全権代理人ヘッドライナーたるのがオトメであると。一つの学舎に集った者達が国の事情によって相争うという設定を聞くと、クォヴァディスが思い出されますが、この前フリで、終盤はドロドロのバトルに突入しそうです。老けたというイメージを大切にしたいのか、学園長本人の若かりし姿は拝めず。

 
 「戦えます!」
 バトルロイヤルフラグがー。先ほど挙げたクォヴァディスについつい重ねてしまうのですが、エルスがニナにやられそうな気がしてきたよ…。今仲良く過ごしているグループの中で戦うことになるのか。
 そしてジェム紛失がバレるー。お姉様の前で失礼です、っていう理由で剥がされるのもおもしろいし、学園長の口から「お姉様」って言葉が出るのは新鮮でした。

 
 罰ゲーム2。
 ということで仲良く4人でお掃除を。わざわざローブ着させられてるのは、アリカにジェムが戻されたことを示したかったのかな。そして後輩にだけ仕事させるのはパールの伝統か。ニナだけは、ナオのお手伝いの中身を知っているようですが、来週にその内容が明らかになるか…ってまた水着ですか!
 ミドリちゃん、やっぱ敵側にきたーよ。
 



 

   11 23 (水)   満腹。

 
Fate/hollow ataraxia 
 メインルート終了。ボリュームたっぷりでファンディスクというには豪華すぎでした。以下ネタバレです。
 まずなにより動きまくる画面に大満足。カメラワーク然り、立ち絵然り、エフェクト然り、飽きさせない工夫が随所に用意されている演出に、スタッフの努力と愛を感じます。

 日常編では、ライダー、キャス子、セラ&リズあたりが特に印象深いです。それぞれ姉トラウマ、主ストーカー、わくわくざぶーん。他のレギュラーもバーサーカーを除いて(アインツベルンの森以降、出番ないのはカワイソスw)、マスター・サーヴァントが所狭しと大暴れ。サーヴァントの、神話における物語の真実も結構泣けました。キャス子やランサー、あとライダーもね。
 驚いたのが今回の内容と二時創作界で培われたイメージと、ほとんど隔たりがないこと<特にキャス子あたり。
Fate本編の発売以後、愛をもってファンに育てられ(ちょっと語彙違うかな)、二時創作界で色々な属性が付与されたり、新たな一面が描かれる。そして再びスタッフ側が、現在どれだけファンにFateという作品が・キャラが愛されていいるかを受け止めているからこそ、二時創作世界と近い距離にあるファンディスクが生まれたのかなと思います。
にしても、セイバーはホント最後以外は喰ってるだけったなぁ…w

 メインルートは、4日間に生じる歪みを探しながら、橋の攻防、バゼットVSセイバー戦など、熱いバトルを魅せてくれます。カレンの登場以前はバゼット・アヴェンジャーの、以後はカレン・アンリマユが主軸。しかし教会でカレンに会い始めるあたりから、転向の流れが噛み合わなかったように感じられてしまったり。自分が上手く読み解けなかったのかもしれませんが、カレンとアンリマユの関係性が希薄に見えてしまうんですよね。なのでHシーンになっても、天へ向かう階段を一緒に昇っても、感情移入が巧くできなかった。カレンをもう少し掘り下げるか、逆に突き放してバゼット一本に絞れば…と思いつつも、バゼットにはランサーがいるからこれ以上距離を縮めるのはどうかと思えて、この微妙な配置がなんともやりきれず。もう一回プレイしたら、この奇妙な違和感を拭えるのかな。
 ラストで怒濤のサーヴァント戦はそんな釈然としない部分を畳み掛けるような錯覚もありましたが、これぞFateよ!と心熱く血がたぎる演出、那須きのこテイスト全開のラストスパートはブッチギリでした。
 先鋒:アチャ凛,次鋒:柳洞寺トリオ,中堅:桜ライダー&アインツベルン,副将:金,大将:騎士王という配置でのいざ出陣がたまらないのなんの。拠点防衛、討ち洩らしの掃討、最後の要衝を堅固に維持。時間軸的な流れと激化していく戦闘の同調がまた見事で、かといってインフレを起こすわけでもない。緊張感を維持しながらボルテージが最高潮に高まっていく演出に悶絶。
 中盤で比較的に暴れたアーチャーを一番手に持ってきて、戦端を開かせるだけに留めるバランスもいいね。
 アサシン葛木コンビという夢のタッグに、キャス子のバックアップと凶悪な掃討てのも饗宴でしたな(初めて甘えを見せたのが最後のバトルってのもニクイし、ホントキャス子可愛いなぁ)。片腕が黒のままの桜の魔術礼装も綺麗で、主の意を喜ばしく感じるライダーの母性的な一面にもクラッとキマした。そして、暴走特急バーサーカー。鬱憤を晴らさんばかりにノリノリで大狂い。ギル様は、子ギルから変身する瞬間に尽きますね。最後のセイバーは遠近法間違ってるんじゃね?と思えるほどのデカさ(カメラが寄ってただけですけど)、あの佇まいにはマジ惚れた。そこから耳馴染んだBGMに乗せて、約束された勝利の剣が放たれりゃ言うことないですよ。一人参加しなかったランサーは渋く決めて、いい余韻を響かせてくれるし。
 マスター・サーヴァント達の大活躍の後に描かれるクライマックス、聖杯でバゼットと別れるシーンもすごく良くて、実際胸も震えたんですけど、カレン絡みの件でほんの僅かに釈然としない部分が残されてしまったかな。ほんとに少しだけ。せーので背中合わせに駆け出すシーンにも、やっぱ胸打たれてしまいますわ。
 エピローグはなにより綺麗。庭が見える窓枠というなんでもない画が、なんであんなに美しく見えるのかな。月姫の翡翠ルートで空に舞う白いリボンを思い出しましたよ。
 終盤のストーリーで特に強く感じたことですが、那須きのこさんには舞台作家としての力もあるんじゃないかな。
最後の殲滅戦とエピローグは完全に舞台的だったし(短編的な物語であったことも一因ですが)。いくつかの矛盾点を孕みながらも、綺麗な形で完結した物語。アンリマユとバゼットに焦点を完全に絞り、巧く削ぎ落とせたら、ホントに舞台に出来るのでは。

 Fate本編はそれこそ徹夜に近い状態でプレイするほど、強烈な吸引力がありましたが、hollowは日に数時間程度で、長く時間を掛けてプレイできました。3週間くらいかかったのかな。メインストーリーを置きながらも、アイコン指定方式とファンディスクという性質から、区切りがよく気持ちの切り替えができたのかも。でもバゼットじゃないけれど、100%に到達して終わってしまうのが勿体無いという気持ちもどこかにあったと思います。そんな、宝箱の中にある宝石や金貨などを吟味し、愛でるような3週間でした。
 さて、再びとらぶる道中記の慎二に挑もうか!

 



 

   11 22 (火)   転。

 
魔法少女リリカルなのはA’s 第7話「壊れた過去と現在なの」 
 
 フェイト敗退。
 先週のヒキがあまりに衝撃的だったので、ハラハラしてましたが、大事なくて良かった。管理局のシステムへ容易に侵入を果たす知識がある→仮面の男=クロノの父という証左になるのかな。今まで隠れていた理由やら、現在の目的がまだ不明ながら、これで別人だったらすごいね。
 シグナムがフェイトを支えている画を見て、ホッとさせてくれるところなんかも、リリカルなのはらしさだなぁ。

 
 はやてカウントダウン。
 アースラ側でフェイトが倒れれば、ヴォルケンリッター側ではやての身に危機が迫るというバランス。闇の書に浸食されて倒れ込んでいくシーンはドキリとさせられましたし、駆けつける騎士達の逸る心に、感情移入してしまいます。
はやての隣に残された、ヴィータのぬいぐるみが、寂しげに映るしよ。

 
 絆。
 リンディとフェイトの交わりはほとんど毎回描かれていますが、だんだん距離感が縮まっているのがいいなぁ。身体を触れ合わせるのは今回が初めてかな。握ってくれていた右手の感触を、嬉しそうに左手で包み込むフェイトがまた可愛くて可愛くて。闇の書を軸にしたメインストーリーも勿論ですが、二人の関係もA'sシリーズで欠かせないポイントです。お母さんと呼ぶ日が楽しみで仕方ないよ。

 
 愛しさと切なさと心許なさと。
 シャマルは器用そうにみえて、それほど料理が得意でないらしい…だがそれがいい。入院という目に見える形で結果が出てしまっただけに、ヴォルケンリッター達の翳りも一層深く。一人足を止めて病室を伺うヴィータと、夕日で伸びる影の描写が、胸を締め付けてくれます。はやてが苦しさ・弱さを見せないのが、さらに追い打ち…。

 
 幸せそうなクリスマスのアイキャッチが泣けてくる…。
 そしてザフィーラのトナカイっぷりが笑えてくる。

 
 線と線が交わる。
 メール届いてしまったーよ。ヴォルケンリッターとなのは達の遭遇は、極めて大きな転機の一つで、文字通り起承転結の転の始まりかな。思わぬ偶然からヴォルケンリッター側にだけ情報が漏れる脚本も見事。てか、この方向でバレなきゃ物語にならんのですが、シャマルの狼狽ぶりに驚き。小姉さん、意外な脆さを見せます。
 前後しますが、闇の書調査の中間報告も。周さん(20日)が、なのはの存在感に触れていますが、ユーノもかなり陰が薄くなっているようで。アイキャッチで喰われそうになってた画が一番印象深いってどうよ。

 
 がんばれ!
 闇の書の主でなく、すずかの友達として出会ってしまったことが、いずれ足かせになるのでしょうや。バレないための変装も笑えたけど、落ち着いていられず様子を伺うシャマル。はやてを支えてと励まされるも、原因を作っているのが自分達であるという板挟みに涙をこぼすシャマル。今までに見ないシャマル像が、たくさん見られましたが…
なんか嫌な予感?

 
 耐え続ける。
 皆に苦しみを見せないはやてと、主への侵食が速まる中、今まで以上に急く騎士達。されど、戦いが激しく厳しくなる程、はやての魔力を使うことになるという不条理。ヴィータで締めるラストは前にも見たというのに、その時よりもずっと追いつめられて涙を止められない姿に、涙腺が熱くなってきます。
 
  −購入−
『ゼロの使い魔 6』 ヤマグチノボル
 シエスタが1巻の頃と別人すぎる…。



 

   11 21 (月)   朗報。

 
¢ゼロの使い魔 アニメ化決定
 キタコレ。MF文庫でメディア化といえば、最早これしかあるまいて。
 ツンデレ時代の波、恐るべき哉。

 
¢A〜Zまで入力した速さを競う(Sukima Windows Plus)
 6秒の壁が厚い…。タイピングヤンマーニ!を思い出しました…。

 
GUN×SWORD 第21話「空に願いを 地には平和を」
 
 律儀。
 先週の時点で、OPのエルドラに外装変更の演出が加わっていたんですね。小さいところまで凝ってるなぁ。
 そして出撃に際し、乾かしていた洗濯物を取り込むメンバー達が妙に律儀で小笑い。
 ファサリナさんはポールを巧みに使いすぎます。水着王国のときの描写は単発じゃなかったのね。凄すぎる。

 
 三者三様の想い。
 ファサリナに負けじと、プリシラも際どい。うるし原智志が描いてるかと思いましたよ。今週は作画綺麗だったけど、この手の描写は特に気合いが入るガンソード。スレンダー系のプリシラが妙にむっちりしてたような。
 女性ONLY組の出撃につき、ヴァンに対する思い思いの気持ちを告白。中盤からの参加ながらプリシラは直球。
カルメンは誤魔化していたけど、やっぱり本音なんだろなぁ。看病話に驚きを隠せない二人の乙女心よ。で、肝心のウェンディは何も言わないまま残したのは(最後まで見て判ったことですが)、来週への布石のようです。その辺の下りがどのように描かれるかは、物語の帰結に繋がる重要なポイントになるだろうし。

 
 尻バルカン。
 予告で見ていましたが、改めてみても口元が緩みます。すごい武器だわこれ。そしてファサリナさんのボルテージは止まるところを知らず。…エロすぎだよ!倉田雅世さんの演技もすげー。

 
 触手うねうね。
 武装も実にファサリナさんらしい。流体金属みたいな物質を使うのもそうですが、液体を吹き出すのも扇情的で。
 つかみ所のない攻撃にさらされていたヴァンですが、童貞の口上がこんなにカコヨく映るのってなんなんだ。とんでもない発想ですよ脚本家さん。男の純潔っていう扱いも初めて見た。相手の技をすぐさま取り入れて反撃する柔軟さ(悪く言えば節操のなさ)も、ヴァンの強みです。

 
 エルドラ、惜しい!
 ていうか美味しい<八つ当たりを食らっていたジョシュアがちょっと不憫でしたが。ゴーイングマイウェイなエルドラの活躍で、緊張で息が詰まっていたところに、ぷはーと一息つけます。硬軟織り交ぜた間の取り方が絶妙。
 ボルケインの参戦で形勢が大きく傾くものの、サウダーデを撃つ能わず。一瞬、身を盾にしてファサリナが散るかと思ってしまったけど、余裕から一転、死に物狂いの一面を見せるのも巧い。大きな手傷を負ってしまったボルケイン・レイは、ヴァンチームに合流か。

 
 打ち上げきたー。
 やー、プラネテスで見せてくれた素晴らしい映像が甦ってきました。このときのBGMがまた、プラネテスのそれとよく似ているんですよね。衛星軌道や惑星の描写も抜群で、効果音を敢えて抜く演出も流石。
 「“今は”幸せの時をかみ締めてください。」カギ爪のセリフが気になるのならないのって。やっぱり腹に一物抱えているように見えてしまう。これだけの人員と設備と時間と犠牲を費やした計画を立案・推進しながら、最後には利己的な別の目的があったりするのだろうか…。

 
 「私と、デート…しませんか?」
 鳥肌きたぁぁ!口元にカメラを寄せ、EDの画にセリフを被せる手法がニクイほどにキマりますよ。余情ありまくり。
 サテライトベース撃破によってダンがどうなってしまうか。今後の見通しが危ぶまれる中(これも最後まで見て判ったことですが、ファサリナとの戦闘でやたらと流体金属があふれ出てたんすね)、点滅を繰り返す通信端末がさらに不安を煽る煽る。引いたカメラの手前に映る右手は、カギ爪の本来のものか、彩色がまたおぞましさをそそるなぁ。
犬を見ているだけで恐怖が増してくるのが、ホント凄いよ。

 
 集合写真やばいー。
 うあー、誰か死ぬスメルがプンプンしてくるー。ボルケインが小破してたので、レイもベースに合流なのかな。
提供画は蓮とファサリナ。蓮の花言葉が「清らかな心」て…。水に沈みゆく姿は死の暗示か…。
 



 

   11 20 (日)   あと一息。

 
Fate/hollow ataraxia 
 途中で少しストップした時期がありましたが、なんとか90%に迫るところまで進行。メインルートもネタバレポイントはほとんど過ぎたので、ビクビク怯えながら巡回することももうないな――とか思って、とらぶる道中記遊んでいたら大失敗こきました…。最後の難関・慎二に挑み、やっとこさ最終戦の桜・ライダーペアまでたどり着いたというのに、リトライで終了の方押してしまうというショック!2時間近い苦労が水の泡…(ノД`;)
 来週の前半には終わらせて100%にしよう…。

 



 

   11 19 (土)   匠の技。

 
絶対対少年 横浜編
 見る側にじっくり考えさせるアニメでした。田菜編はわっくん・歩軸の一本で真っ直ぐに進む物語でしたが、横浜編はマテリアルフェアリーと引きこもりの少女の出会いに始まり、周囲の人間模様を絡めつつ、田菜編のメインキャラであった須河原と歩も参入。フェアリーの(敵)対としてのイーブルという存在も現れ、複雑に絡み合う物語。終わってみれば田菜編はそれ自体で完結した物語だったけれど、横浜編の下地として欠かせない一つの設定でもあったようで。こういうトータル的な構成力がずば抜けて良かった物語と感じます。
 考えさせる、と言っても性急に答えを求めたくなる類の物語ではないのが特徴かな。一話一話を大事に描き、複線とその回収も丁寧極まりなし。基本的に対話のみで進む物語なので、一言のセリフ・一瞬の間に対する配慮が爪の先まで行き届いていたという印象ですね。なので、キャラがしっかり立つし、その行動の必然性というか動機付けに乱れがない。この辺は種死の対極と言ってもいいくらい、綺麗に成り立っていたと思います。マッキーの成長ぶりは流石にちょっと違和感ありましたがw こんな哲学的な会話をする高校生達がホントにいたら嫌みだろうけど、アニメという媒体にあるディフォルメ感が、等身大の高校生に見せてくれたのかも。
 そうしてパズルのピースが着々と埋まっていき、大まかにだけど一つの画が見えるように導かれていく。この誘導が素晴らしく巧みで、次第に考えることが快感になっていきましたね(そう気づいたのは中盤を過ぎた頃からかな)

 最終話について触れると、二人一組、3ペアで各々が受け止めた真実を語るという展開へ。歩と須河原が真正面から意見をつきあわせるって、実は初めてだったのかな。フェアリー×イーブルの敵対軸だけはミスリードでした。
須河原の誤った推論としてどんでん返しを食らわせる展開も、最終話として大いに盛り上がりました。
 描写として弥が上にも目についたのは、足に集中したカメラワーク。どこのサイトを見てもツッコミ入れてますけど、いや見事としか言いようがないですね。決して扇情的なポーズをとったり、えぐい角度から捉えたりすることはない
のに、足というパーツへの憧れを抱かせるに足る力があったのですよ。ドキドキでもムラムラでもない、この気持ちはどう言えばいいかな。脚線美、と言い切れるほど健康的な表現ではなかったし…うーむ。クラクラした、という言葉が一番近いかな? パンツスーツ、ストッキング、生足(入浴・板の間で裸足・ミニスカート)と、こだわりようというか、
フェチっぷりは常軌を逸していると思えるほど良かったです。
 美佳姉が歩を彼氏と言ったとき、当たり前にそのまま話を進める美紀もなんか良かった。歩の部屋にある写真で美紀の後ろを歩いている成長した美玖と思われるキャラが(やっぱり足を中心に映ってるしw)、田菜編時の美紀の髪型になっているのを見ても、ついついニヤリ。正体が謎のままだったわっくんが座敷童、わらしのわっくんという話で(異界論的に精霊・妖怪的なイメージを印象づけていたけど)、最後の最後でしっかりオチをつけてくれましたよ。
 一度たりとも次回予告として機能していなかったけど、ある意味もう一つの絶対少年とも言える小劇場で、3匹がパートナーに呼ばれて引いていく最後も、この作品らしい終幕です。本当に楽しい作品を見せてくれました。
スタッフの皆様に百万の感謝を。

 
ガイキング THE LEGEND OF DAIKU-MARYU 第2話「俺が選ばれた戦士!?」 
 発射したロケットパンチが戻ってこない!よくよく考えれば当たり前のことなんだけど大爆笑ですわ。ここ最近は、グラヴィオンみたいなイロモノに染まっていたこともあってか、これは盲点というか落とし穴でした。田中真弓ボイスの主人公の素直で真っ直ぐなキャラクターは、80年代のアニメを思わせるし、古き良きロボットアニメの典型+αのおもしろさに期待が高まります。

 
銀盤カレイドスコープ 第7話「氷上のウェイトレス」
 うわー…ウェイトレスナンバーが大変なコトに。コミカルにディフォルメしすぎ。アニメとしてビジュアル的な面白みを出すには、ある程度大げさな描写も必要なんだろうけど、原作のどこをどう捉えたらあんな作りになってしまうやら。諦めにも似た開き直りが感じられてしまったなぁ。或いは本気で「これはウケる!」と思ってやったのかもしれませんが、見る側が「ハッハー、こやつらめ」と開き直るしかない演出ってどうなんだろ。これはこれでアリかな、と半ば思えなくもないのが、ホント微妙でした。ただ、最後のガシャーン!しぃーっ!が丸々カットされたのは本気で痛い。
 番組の最後に、フィギュアスケートの解説コーナーが降って湧きましたが、そんなん作る暇があったら、本編に力を傾けてー。技を説明するためにチョイスされた動画が、散々見せられた手抜きのバンクじゃ、目も当てられないよ。
 



 

   11 18 (金)   真価。

 
ローゼンメイデン トロイメント 第5話「手紙」 
 
 金糸雀で幕開け、結構多い?
 カラスに貴重な卵焼きを強奪されるローゼンメイデン一の頭脳派(自称)。いい加減、分を知ろうぜと思いつつも、
この裏付けのない自信と、意外に弱気な本質こそが金糸雀よ。攻められる家の主はといえば、深紅とねんごろ。
それがおもしろくない、早速帰ってきたツン翠星石。セリフの量からして、完全にこのシリーズのヒロインは翠星石になってるなぁ。

 
 そんなわけでジュンの気を引こう作戦開始。
 予想通りに大失敗するのでありました。なにげに蒼星石、電化製品の知識を収めていたりしますが、結局二人を止められないわけで…。雛苺だけがジュンに気持ちだけをくみ取ってもらえるところが、また気にくわない翠星石…不憫な子だ。
 全く関わり合いがないのに巻き込まれる金糸雀の不運も極まれり。自分の力ではないけれど、カラスにリベンジを果たせて結果オーライか?

 
 翠星石怖すぎw
 雛苺が絡むと水を得た魚の如しだなぁツンデレドール。雛苺の手紙アイデアを奪い、妨害工作に余念なし。
深紅の猫トラウマも爆笑。やっぱり本話は前シリーズの「階段」に相当するのね。クールで決めている深紅が真面目に苦しむ姿がなんとも滑稽。前の前でも、家来と呼んでいるあたりも深紅らしいな。

 
 天丼キタコレ。
 来る来ると判っていても(判っているからこそか)、堪らないのですよ、この繰り返しが。因果応報の報いを受ける
翠星石。やはりこのドールはそういう星の元に生まれているのだなぁ。

 
 雛苺の冒険。
 結局、今日のメインは翠星石と装って雛苺だったのね。家からの脱出では気合いを入れ、おっかなびっくりで進む中、遭遇した猫を乗りこなす器量。町を一緒に徘徊する様子も可愛いものです。ポストにレイアップを決める最後も、ジュンへの愛なのか健気だなぁ。

 
 で、最後はやはり巴に助けてもらい。
 雛苺の成長を喜び、親心をみせる巴と、巴が喜ぶことが嬉しい雛苺。巴の優しげで暖かみのある目がいいなぁ。
こうしてええ話のペアがあれば、ドールフェチのマスターに強烈な愛を受ける金糸雀もいるわけで…こいつも結構な苦労を強いられているんだな…。
 しかし、手紙の内容が読めないオチはともかくとして、同じ筆跡の宛名でよく届いたもんだ。

 
SoltyRei 第7話「小悪魔の訪問」 
 
 レヴァント家の朝食。
 小悪魔の襲撃により、平穏な朝は破られる。水着の回で「人の話を聞かない子・自分のことは棚に上げるタイプ」と言われたとおり、防壁に阻まれることなくロイの生活圏を浸食。情に流されやすいソルティの属性を知り尽くして、ちゃっかり居座る小悪魔。ますみんのキャスティングが見事であります。

 
 ローズなにしとるか。
 顔アップの時点でマッサージはバレバレでしたが、こういう作画だけは絶対崩れないの法則。ロイの部屋の豪壮な改装にもワロタ。そしてユートはソルティハァハァな画だけで出番が終わる悲しさ…。

 
 チェスに集中線てw
 バカ話だけに、演出も変な方向に突っ走ってます。自信満々で来るから圧勝かと思いきや、あっさり完敗。而して真の目的は、居座ること自体を認めさせることだった罠。昔、上司に同じことやられたなー。無理難題を最初に押しつけてビビらせたところに、即撤回してギリギリ出来そうなことにすげ替える。そんなムリっすよー、と思ったところに難度を下げた仕事言われると、頷いてしまうものです。
 何も知らずに走ることだけを依頼されるソルティ。準備運動のところでまた作画が気合い入ってたけど、うーん…、手のひらで踊らされていると判りつつも、可愛いと想ってしまう。そいや、リゼンブルなのに準備運動必要なのかw

 
 スタート!
 全力疾走すげぇ!アスファルト粉砕しまくりだよ。タイミングピッタリで護衛もぶちかまし。今まで全開を見たことがなかったけど、凄すぎる。ローズ達は非市民のために義賊的なことをしっかりやってるんだなぁ。以前、エメラルドを盗んだ時は簡単に否定していたけど、渋いぜ3兄弟。

 
 パパ許しませんよ!
 なんのかんので、ソルティへの父性愛が育ちつつあるロイ。本気で叱る様は父親そのもの。言いつけを守らなかったソルティといい親子してるな。そして道路をぶち壊したソルティ全力疾走…交通麻痺起こしてるよ。最後は小悪魔の微笑みで〆。ローズが出てくるときは、ほぼバカ話だけど、今回は少しパワーダウン。その分暖かみのある人情話であったかな。
 



 

   11 17 (木)   本領発揮。

 
舞-乙HiME 第7話「蒼の舞/乙女の契り」 
 
 わははは。
 マシロの幼少期も良かったんですが、パパイヤの若かりしスマートな日々に爆笑。
 学園の休日という非日常の描写も新鮮ですね。お部屋係の仕事やら、鍛錬に勤しむ娘やらと様々。読書・ピアノと趣味に興じつつ、目と目で会話をするナツキとシズルのほんのりした様子もいいな。制服が掛けられているカットもお休みらしくて印象的でした。
 バイトに励むヒロイン像も、前シリーズよりの伝統。そしてついにガテン系。紹介したナオには悪戯心があったろうし、「ピッタリだ」と言ってくれたクラスメイトの言葉も決して誉めてないよー。

 
 アリカ・マシロの距離感。
 触れてはならない心の疵に触れることが、互いの距離を近づける第一歩。表面的にいがみ合っていただけの付き合いから、互いを知り合うためのステップとして投じられた一石。二人の関係を余裕たっぷりで見つめるナギがまた不敵だなぁ。やっぱりだたの味方・関係者ではないのか。前シリーズで遺憾なく発揮した嫌らしさが甦ってきたよ。
 マシロの不明瞭な生い立ちと、レナの素性も明らかに。第一話の冒頭で描かれた襲撃と結びついてきましたが、あのときに逃がした子供=姫で確定? 本当の姫が誰なのかあちこちで伏線を張って匂わせていますが、マシロ、アリカ、レナの3候補が浮上。レナがオトメを引退したのは恋人が出来たからと考えるのが自然ですが、彼女が出産したとはまだ一言も語られておらず、微妙になってきたなぁ。冒頭で赤ん坊にジェムを預けてたことから、アリカの母=レナの線が真っ先に思い浮かんだけど、結局、アリカは誰の血も継いでいないただの女の子だったりとか?

 
 ナギなにやってんだー!
 おお、今日はAパートからドラマチックな展開で進みますよ。抵抗やむなしのマシロと、ちょっと待ったで駆けつけたアリカ。共に顔を真っ赤に染める様子が、なんとも可愛らしいことです。ミコトの勇姿も…てか、ミコト、なんだかいつもよりでかくなかった?
 シュバルツの設定もオープンになりましたが、記憶を抹消して平民になりすましているのか。メイドのマシロが根元たるオトメの話も。パラレルワールドと思っていたけど、舞-HiMEから遠い未来の話っぽいようにも見えてきました。媛星も色は違えど健在だし、繰り返される戦いの内の一つであるのか…。MADARAの転生みたいな感じ?
 ここでマシロとアリカの関係が良い方向へ変化し始め。照れながらマシロを気遣うアリカの優しさと、穏やかな微笑みを見せるマシロ。物語は起から承へ、かな。

 
 新キャラの前フリも。
 MIYUとミコト(らしき人物)が現れたし、風華の宮らしい謎の建築物も発見。5つの窪みらしきモノが見えましたが、五柱という数字に関係ありや? その謎をナギが知っていそうな雰囲気がまた怪しす。ここでまたラストバトルに…なんて展開はないよね。
 そしてシュバルツ迎撃のために契約へと。今までのように単に相手を貶すでなく、信頼を元に発せられる軽口から大事な契約が結ばれる。二人らしさを物語っているいいシーンでありました。

 
 マテリアライズ!
 身体を十字にした召還・変身ポーズと、タイミング完璧な梶浦サウンドのコーラスこそ舞-HiMEシリーズの特質よ。
 OPでも飛んでいましたが、飛翔能力&武器化がコーラルとの大きな違い。レナが纏っていたローブとは色が違うようで、パーソナルデータによって変化しただけか、ローブが真価を発揮していないのか(もう一段階くらいいけそ)
 契約によってマスタがーチップ化される呪いも顕現し、これまたシリーズの特徴ですね。

 
 でかい!
 テッカマンブレードを思い出さずにいられなかった槍のエレメントですが、拡張形態でかすぎ!
 ピアスに表示されるテキストとローブ展開を織り交ぜた必殺技バンクの演出は、サイバーヴォーミュラのブーストに代表されるサンライズの十八番。必中突貫、熱いぜー。
 契約という二人だけの秘密も抱え、新たな絆を培った二人。しかし、中盤でセルゲイが言いそびれた話からすると、生涯一主、一オトメっぽいなー。いつまでこの秘密を隠し通せるかも、一つのポイントとして見ていきたいです。
 先週から入ってきた、EDのイントロに合わせて☆が飛んでくる演出もすごくいいね。
 



 

   11 17 (木)   本領発揮。

 
アニメ感想率調査2005秋 結果発表(光希桃 Anime Stationさん)

 ○感想率調査
 現行放送中の全作品がどれだけ感想記載されているか。
 1位ARIAは思わぬ伏兵でした。舞-乙HiMEで堅いと思っていたよもやのトップ。人によってキャラの選り好みはあるだろうけど、社長の愛らしさに万人が引きつけられるのか。
 2位-8位は鉄板かな。なのはがシャナを下回ったのは驚きましたが、書く率では83.2%とランキング中でトップ。
書く人はとことん書くよ、という広さより深さが光ったところ。7位のエウレカも手堅い位置をキープです。
 9,10位にノエイン、銀盤とここにも穴馬。自分が巡回するサイトではあまり見かけませんが、密かな注目を集めている様子。
 11-20位では、13位にガン×ソードが。ベストテン入りしなかったとは、これ全くの意外。かと思えば15位に蟲師が入るなど、自分がピックアップする作品とのギャップがなかなか楽しいですね(見るけど書かない作品が上位に)。
 21位以下。絶対少年、ゾイドジェネシス、IGPXあたりが自分的な定期鑑賞作品かな。ギャルゲ系作品のタイトルがどどんと増え始めるのもこのあたり…て結構多いなぁ。ネタ的にも楽しめるD.C.S.S.が11位と一身に注目を集め、残りは書く人の守備範囲によってまちまちといったところか。
 31を過ぎると、ロングラン作品が続きます。BLEACHなんかは意外に書かれていそうで、そうでもなかったんすね。
 アカギなんかは見ていてすごく楽しいんですけど、感想書くかというと微妙だったり。そんな感想率には現れにくいグループの作品(結構あると思います)が、終了時にどんな評価を受けるか。そんな期待も抱きつつ、一言コメントを読んでおりました。

 ○新番組継続率 
 順位

タイトル

感想率  継続数
 01位 Rozen Maiden traumend 96% 177
 02位 舞-乙HiME 95% 204
 03位 ARIA〜The ANIMATION〜 92% 216
 04位 灼眼のシャナ 91% 177
 05位 魔法少女リリカルなのはA's 91% 140
 06位 蟲師 87% 146
 07位 Solty Rei 87% 125
 08位 BLOOD+ 83% 198
 09位 To Heart2 82% 111
 10位 ノエイン もうひとりの君へ 81% 143
 11位 闘牌伝説アカギ−闇に舞い降りた天才− 80% 107
 12位 銀盤カレイドスコープ 79% 140
 16位 ガンパレード・オーケストラ 72% 134
 18位 IGPX 67% 106
 28位 capeta 54% 67
 29位 CLUSTER EDGE 49% 79

 全体の結果は調査ページをご覧いただくとして、自分が継続している作品をピックアップしてみました。
 まず強いと感じたのが、ローゼン,舞-乙HiME,なのはの2ndシリーズモノ。3作とも第1シリーズで高い評価を得るに至ったポイントを外さず、或いは新たな要素を取り入れて、しっかりとした作品を送り出してきた証左になるかな(一部、作画に不安もありますが)
 ARIA,シャナ,蟲師,少し下がって銀盤,アカギは、人気の高い(知る人ぞ知る)原作の持ち味を、巧みに生かしている様子<一部、批判の方が多い作品もありますが。蟲師はこちらでも高い位置をキープ。地味で万人受けしない作風と思っていたんですが、9割近くの人が継続とは…。
 完全オリジナル作品の最上位はといえば、7位のSolty Rei(舞-乙HiMEは2ndシリーズとした場合)、次いで10位のノエインとは、少し寂しい話。原作があろうがあるまいがおもしろいものはおもしろいし、そうでないものはそれなりなのですけど、オリジナル作品への思い入れがあるので…。
 そういう意味では、IGPXやCLUSTER EDGEは外してしまったという結果が数値に表れたでしょうか。前者は肝心のレースシーンが活かせてないように思えるし、後者はネタとしてしか見られず…腐女子的にはどうなんでしょう。
 終了段階で下位ランキングが巻き返しを果たせるか。“化ける”くらいの作品が来てくれないものかなぁ。

 ○終了番組評価 

 順位

タイトル

評価平均  視聴継続数(率)
 02位 かみちゅ!  3.60 179 ( 64.9% )
 03位 フルメタル・パニック!The Second Raid 3.50 112 ( 40.6% )
 04位 陰陽大戦記 3.44 89 ( 32.2% )
 06位 攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG(地上波) 3.42 81 ( 29.3% )
 08位 創聖のアクエリオン 3.34 168 ( 60.9% )
 10位 バジリスク〜甲賀忍法帖〜 3.30 89 ( 32.2% )
 16位 SPEED GRAPHER 2.88 91 ( 33.0% )
 18位 ギャラリーフェイク 2.78 82 ( 29.7% )
 20位 冒険王ビィト 2.42 67 ( 24.3% )
 28位 TIDE-LINE BLUE 2.08 109 ( 39.5% )
 30位 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1.78 187 ( 67.8% )

 こちらも自分が評価を入れた作品をピックアップ。コメントを引用(一部)させていただいたサイト名は敬称略にて。
引用を加味すると、すげー長くなってます。

 2位.かみちゅ!(評価平均3.60) −個人評価:3−
 個人評価は3でしたが、予想外の反響を得ていたようです。「深夜放送がもったいない」というコメントもあちこちに見られて、言われてみればなるほど確かに日中でも?と一瞬思ったけど、やっぱり大人向けな作品ですね。
 >ゆりえ様の細やかな仕草には神がかっていました。…神様だけに。a-capriccio
 うまいこと言った!w
 >特別何かがあるわけでもないが、こういうまったりなアニメもいいものですよ。babittoのアニメ日記
 舛成孝二アニメを評するに過不足ない言葉かと。リスキー☆セフティを思い出します。

 3位.フルメタル・パニック!The Second Raid(評価平均3.50) −個人評価:4−
 京都アニメーション=神クオリティの認識が確立しつつあるところで、その看板に偽りなし!と言える評価が降りたようです。今シリーズが、全編の1エピソードという観点から加点が厳しい中で、この実績を叩き出した力に感服あるのみ。
 >原作ファンとして「このシーンは外せないだろ」的な箇所がいくつか省かれてたのはやはり残念。紫苑の園
 あれでも省かれてたんすか。
 >見ている時は最高だったしけど意外と今になると心に強く残っていないのが
 >不思議?
070-アーステイル-呼出し中
 言われてみれば。そのへんが5点でなかった理由かも。

 4位.陰陽大戦記(評価平均3.44) −個人評価:4−
 1年という長いスパンを終えて上々の評価を残した逸作に。中盤・終盤でダレたという意見も少なからずあり、そのあたりが4位に甘んじた要因でしょうか。燃えと萌えのバランスの良さと、古き良きサンライズの血脈を引いているとするコメントも印象深く、共感できるところです。しかし、6時台の放映で継続率が32%とは…。
 >スタッフがノッて作っている雰囲気が伝わってくるようでした。最初期の頃は別段期待していなかったん
 >ですが(笑)、終わってみれば凄く面白くて楽しい一年間でしたよ。
Media Generation
 >スタッフの愛情が伝わってくる作品で、むしろそれが視聴者を巻き込んだような感じすらするParallel Universe
 激しく同意で。スタッフが心から作品を、作ることを楽しんでいる様子が伝わっていました<種死と対照的。

 6位.攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG(地上波)(評価平均3.42) −個人評価:4−
 満を持して地上波へ乗り込んできましたが、CS放送時の3.94からは大きく水を空けてしまった(金払って見たいとする欲求との比較ではね)。1stシリーズの3.55からも僅かにダウン。コメントを見ると「衰えなし」派と「パワーダウンした」派に7:3くらいで分かれているかな。押井守の参画と、ストーリーの難度が上がったことが起因?
 >知的なお遊びやパズルが好きな人には文句なくお奨めできる脳味噌の錆落しに最適の作品Parallel Universe)
 なんという絶妙な喩えを…。
 >評価の高かった作品の第2シリーズが、ちゃんと面白いというのは、凄い事だと思います。或はお望みのもの
 当たり前のことだけど、それが難しい。真理であります。

 8位.創聖のアクエリオン(評価平均3.34) −個人評価:4−
 あれ、思っていたより結構低い位置。継続数が168と高い中で3評価が半数近くの70もあるのが、おもしろい。
 この調査、3に評価が集中する山なりタイプは珍しいと思うんですが、よりによってアクエリオンに出るとはね。あれだけ好き放題やった作品の評価で、偏り低いとはこれ如何に。こんなところまで珍妙な結果を残すなんて、いかにもアクエリオンらしい。
 >とにかく半年飽きなかった。腐日記
 至言かと。
 >大真面目にバカをやる制作スタッフに敬意を表して。ているず おぶ なっく
 バカなこと、好きなこと、遊びほど真面目にやれることはないということでしょうか。

 10位.バジリスク〜甲賀忍法帖〜(評価平均3.30) −個人評価:4−
 視聴継続が89(32.2%)と存外に低く、ギリギリのベスト10入り。原作既読の中では、断然良い(自分はこちら)と、引き延ばしはどうよ?の2つに分かれ、既読未読を問わなければ、終盤の展開に合わない・疑問視するコメントが見受けられました。最終話への不満はエピローグにあるのか、結末そのものに対するモノか判らないのが残念。それでも、押し並べてプラス評価のコメントが多かったように感じられます<身贔屓かな。
 >各忍者の忍術が破られる過程はどれも納得の行くものであり、話の展開に説得力があった。
 >各忍者のキャラクターも魅力的。
Melog
 >序盤の物凄い勢いで人が死にまくるド派手な展開から、後半で一転して忍たちの内面を描いていくやり方に
 >感心しきり。
神コップBloG
 >ドジっ娘の朧さん、変則ツンデレの蛍火さんと、50年前の原作にもかかわらず
 >現在の萌えアニメの原型が見て取れるところもすごい。
エネルギー吸収と発散
 嗚呼、山田風太郎先生は今、何を思われていることでしょうや。

 16位.SPEED GRAPHER(評価平均2.88) −個人評価:4−
 ある意味、予想通りすぎるポジションと評価。見切り数も40と多めで、「ツボにはまった」と「受け付けない」の意見に真っ二つ。作品の精度云々より、好き嫌いの依存度が高いのもB級作品らしい評価です。実際、「B級」というキーワードは、コメントにも多く寄せられていますね。しかし、殿堂入りが7人もいるとは思いもしなかった…。個人的推奨作品につき、コメント紹介も多めに。
 >品性がないと思わせておいてそれを感じさせるのもうまい。カタログ落ち
 逆説的、婉曲的な表現の面白み。
 >ユーフォリアの奇抜なフェチぶりとバカバトルは、キャラたちが真剣にやればやるほど真夜中の爆笑を誘った。
 >物語も水天宮の復讐は完遂され、カタルシスすら感じられた。
Parallel Universe
 チャットで鑑賞しつつ大爆笑の木曜深夜。終盤の水天宮への裏当ても見事なり。
 >最初見た時は「爆裂天使」の再来かとも思ったのだけど、ストーリーが進むにつれてグイグイと引き込まれる
 >魅力が出てきた。
―すいません中略―あと、総集編の作りが面白かったのが印象的。(Melog
 総集編の自虐的というか、開き直りな手法にはしてやられました。
 >見切ろうかと思ったこともあったけど、見続けて良かったと思わせてくれたアニメでした。そらいろ缶ヅメ
 同じ思いを抱けたことを嬉しく思います。
 >面白かった!序盤こそ悪趣味さに辟易しましたが、まあこれが慣れるもので。ちゃんと語りたいことがあれば、
 >多少見た目が良くなくてもちゃんと伝わるものなんですね。
じゅじゅるさん。
 自分は猟奇ドリルで慣れました。そして嗚呼、なんて種死と対照的…と思えてしまったり。
 >お世辞にも出来の良いアニメではなかったと思うけど、見続けたらなんだかこのヘタレぶりが癖になるw
 >水天宮と部下トリオ、銀座姐さんに乾杯。
浅木原書店
 この苦みがたまらない、という珍味でした。部下トリオもいい味だったなぁ…。
 >「もう一度最初から見たいか?」「他の人に薦められるか?」と聞かれれば間違いなくノーですが、少なくとも
 >この番組を見たことは後悔していません。いや、見ておいて良かったです。
神聖リオデジャネイロ王国
 間違いなくノーですねw
 >ゴンゾでしたねー。エーテルストライク
 スピグラを(良くも悪くも)真っ当に評価する最短の一文では…。

 18位.ギャラリーフェイク(評価平均2.78) −個人評価:3−
 3点、2点に視聴数の8割が集中した理想的な普通評価でしょうか。見切り率が約3割、スピグラに迫る高さながらコメントを読むと、ほとんどが「良い(素晴らしく、ではないのがポイント)」という印象。原作からオムニバスで見せる構成と、ヲタ風味でない作風のプラマイ収支が若干マイナスに傾いたか。その回だけを見逃しても大きな痛手にならないという、一話完結型のデメリットも読みとれました。
 >後半からみるみるおもしろくなった(スタッフ変更)。
 >美術界に世界を変えた美味しんぼ状態で楽しかったよ。光希桃AnimeStation-
 あー、やっぱりスタッフ変わってたんすか。美味しんぼのようにロングランしても、良かったのに。
 >ことに最終回、あの話を選んだことには心から喝采を贈りたい。Parallel Universe
 モナリザの決着はつけないのか…と思っていたところであのラスト。良かったです。

 20位.冒険王ビィト(評価平均2.42) −個人評価:3−
 視聴数67…。6時台はホントに見られなくなってきたかなぁ。視聴数が少なめとはいえ、見切り率が4割というのも高い。子供向けな要素が濃いのは確かですが、結構良作もあると思うんでよね…。と言いつつ、自分も確かに本数見なくなってる気が。
 >グリニデさまに尽きるなあ。キッスとの対話シーンは今でも忘れられないいい思い出。じゅじゅるさん。
 全然クールじゃない!w
 >面白い回はすごく面白い。特にグリニデ様絡み。生活ログ
 >VSグリニデ様編は最高。光希桃AnimeStation-
 >グリニデ様だけ殿堂入り頼逞byMETHIE
 >グリニデ様が何もかも全部持って行ったR'sM
 >vsグリニデ戦(後半の)だけは、戦闘前の一連のやり取りも含めて(むしろそこが)名作。或はお望みのもの
 というわけでグリニデ様万歳。

 28位.TIDE-LINE BLUE(評価平均2.08) −個人評価:2−
 視聴数109を誇りながら28位…。出産シーンの鳴り物入りで始まったものの、終わってみればエレジェンやらぶげにも負けてる。「1クールは短すぎた」とのコメントが大多数を占めていますね。自分もそう思います。第一話で期待が高まった分、未消化で終わった反動が大きかったのか=プチ種死現象と言う。駄作のコメント欄から無念さが感じられます。「もったいない」で済ませてしまうことが本当にもったいない…。
 >ダチョウさんが良い味出してました。Aiko's Homepage
 マユゲ、大好きでしたよ。
 >最終回を見せてくれ!!・・・ただそれだけ。オタクへの1歩
 え、TVのラストは最終回じゃなかったんすか!?

 30位.機動戦士ガンダムSEED DESTINY(評価平均1.78) −個人評価:1−
 大本命。187の視聴で90サイトが1点(駄作)扱いとは…。さらに恐るべきは、3点以下の合計値が全体の95%に達してしまうという結果…凄すぎる。でもこれが現実。他の評価を見ても、作品の本質を語っているコメントを探すのが、なかなか至難w コメントは「なんのかんので1年間見られた」or「断固、断罪すべし」の二極化かな。後者の多くは脚本のダメさ加減にほとほと呆れている様子。自分も後者で。これだけ並ぶと、いっそ壮観な駄作評価
 あと、パッと見なんですけど、感想系サイトって男性主催者が圧倒的に多いように感じられるのですが、腐女子の方々のご意見で統計をとったらどうなるか、気になるところです。
 >結局主役はキラ?才谷屋
 アスランと思っていたのに…。
 >勢い的には駄作にしたいところだが、まあ、内容はどうであれ1年間楽しませてくれた点は
 >評価したいなと
ログゲート
 許容的。誉められるべき点も確かにありました。
 >印象値では「駄作」なんだけど、これだけネタとして楽しめたことが逆にプラスに転じて、
 >相殺して「面白」にアップ。
CAXの日記
 こちらは諧謔的w
 >総集編が多過ぎ。Aiko's Homepage
 ホントだよ!
 >前作SEEDが、控えめに言って凡作、率直に言って駄作だったのを、さらに下回った、愚作。もけー日記
 終わり方に関しては間違いなく。
 >結局何がしたかったんだろう…VIOLENT BLAZE
 作っている本人達もわからなくなっていたのでは…という気がします。
 >主義主張に一貫性の無いキャラたちに、最後まで感情移入出来なかった。▲SPRING MIST▼
 ↑ここ重要。
 >破綻したストーリー、生かされない主人公、何がしたいのか、どんなメッセージをこめたいのか、
 >視聴者は全て置き去りのどうしようもない自己満足作品。
Parallel Universe
 言いたいことをまとめてくださったような一文。「自己満足」という言葉も多数あったなぁ。
 あと、転載許可なかったですがしを堂・・・しを日記さんの31.コメントメチャメチャワロタ。


 多分に個人的な主観が入りますが、秋終了番組では突き抜けた名作はないものの、良作は結構な数があったという印象です<底を突き破った作品はありましたけど。
 実質1位(超ぽじてぃぶの視聴数が極端に低く、相対的なデータとして判断し難いので省きます)の「かみちゅ」が3.60で、14位までが3点台をキープ。過去の調査と比べても平均値は気持ち高めな感じかな。そう簡単に4点前後がポンポン出るものじゃないし、なればこそ驚異的な点数を刻んだ作品が名作と呼ばれるわけで。
 1年を超えるロングラン作品が3点台に3本入り、ノイタミナのような試作枠も好評を得たようです。あと、好きな人にはたまらないという狭く深い作品で、自分は好き側に傾いていたために、良作が多かったと感じるのかも。5点評価はなかったですが、4点評価は多かったですね。
 調査時期によっては、参加サイト数や番組数で数値が上下するかもしれませんが、それを言ったらきりがないので考慮に入れません。今季に関しては276ものサイトが参加しているだけあって、数値は安定化の方に作用している…と思いたいところです。

 ○終サイト別きびしさランキング 

 順位

順位

 全体を100に換算した場合

 第5回 151/197位 76位
 第5.5回 084/148位 56位
 第6回 177/244位 72位
 第6.5回 046/153位 30位
 第7回(今回) 137/276位 46位

 調査の度に上がり下がりを繰り返している…。今回4点評価が多かったと上記にありますが、それでも46/100に位置するとなると、やっぱり全体的に豊作と感じられる季だったのかなぁ。

 ○地底変動個別データ
 サイトサーチがせっかく実装されているので、upしておきます。

 276サイトのデータをまとめあげた光希桃さん、本当にお疲れ様でした。
 また参加された各サイトの皆様方、ご苦労さまでした。
 こんなに長たらしい文章を最後までお読み下さってありがとうございます。





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