2001 2002 2003 2004 2005

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師走
 

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   12 31 (土)   大晦日。

 
毎年恒例の2005年を振り返り
 
 Xenosaga THE ANIMATION
 お伽草子
 ファンタジックチルドレン
 巌窟王
 月詠 −MOON PHASE−
 BECK
 

  スクールランブル 
  まじかるカナン
  JINKI:EXTENDE
  舞-HiME


 
     
   GIRLSブラボー Second Season
 Starship Operators スターシップ・オペレーターズ
     
   英國戀物語エマ
 まほらば 〜Heartful days〜
 魔法先生ネギま!
 フタコイ オルタナティブ
     
   ああっ女神さまっ  
     
 
 かみちゅ! 
 バジリスク〜甲賀忍法帖〜
 創聖のアクエリオン
 SPEED GRAPHER
 陰陽大戦記
 GALLERY FAKE
 

  冒険王ビィト
  タイドライン・ブルー




 
     
   フルメタル・パニック! The Second Raid
 機動戦士ガンダム SEED DESTINY
 
     
   絶対少年  
     
   ガン×ソード GUN SWORD
 魔法少女リリカルなのはA’s
 銀盤カレイドスコープ
 ARIA The ANIMATION
 ぱにぽにだっしゅ!

 蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 〜single program〜

 2004年までは新番組の開始時期を記載していましたが、今年からは終了時期にしました。なので、昨年のまとめ分と重なっている作品がありますが、本来、終了した作品を上げないと意味がなかったわけで…。
 そんなわけで都合33本。チラ見した作品を含めれば、この1.5倍はあるかも。よくも毎年これだけ見てるもので…。特に今年は、個人的に殿堂入りクラスの作品が突出したブレイク年でした。
 ランキング、というのは安直なんですけど、やっぱり判りやすさにおいて他に勝る方法が浮かばないので、今年もいくつかの部門で上げていきたいと思います。

 -オープニング/エンディング・アニメーション-
 1位.交響詩篇エウレカセブン(第1期OP)/DAYS
 2位.SPEED GRAPHER(正規版OP)/グラビアの少女
 3位.まじかるカナン(正規版OP)/マジカルちょーだいっ
 4位.ゾイドジェネシス(第2期ED)/ありのままでlovin'you
 5位.英國戀物語エマ(OP)/Silhouette of a Breeze

 ※初見が昨年時のもの(月詠とか厳窟王など)は、対象外です。

 年末のランキングでは下半期の方が印象に残りがちですけど、エウレカOPを初めて見たときのインパクト・背筋のシビレは薄れることはなかったです。イントロは何度聞いても電気グルーブのシャングリラなんですけど、曲と映像の連動による快感…。カメラワークがLFOからの撮影になっているのも凄いや。
 SPEED GRAPHERはコンテのセンスに尽きますね。特にサビを終えてからの構成が素晴らしすぎ。これ単体で一つの映像作品と言ってもいいくらい、メッセージ性があって、遊び心も多分に取り入れていたと思います。
 まじかるカナン、いやもう参った。本編流用の仮OPを見たときは(スピグラもそうだった)どうしようかと思ったけど、徹底して歌詞に合わせた映像の楽しさったらないですよ。ごー!ごー!のチビキャラやら、はいがんばりまーす♪のやる気なさを、全力で描いたスタッフに感服。程よくむかつく(←誉め言葉)具合といい、いやはや絶品だ。
 ありのままで。や、もうなんつーか、これは抗いようがなかったです。「踊れ、踊るがいい。我らの手の上でな…。」という製作陣の思惑に心地よく流され…ああ流されましょうとも。ミィ様&コト姉の魅力に無条件降伏で。
 エマ。メインキャストを完全に取っ払い、これといったインパクトはないのに、1年を振り返ると記憶に残っています。セピア調からカラーに変わっていくフィルムと、インストの楽曲がじわじわと染みこんだ一本でした。
 以下次点
 BLEACH(第2期OP)、うえきの法則(第1期OP)、ぱにぽにだっしゅ(第3期OP)、ガンソード(第3期OP)、
 黒猫(ED) それと、敢えてOPを敷かないというARIA THE ANIMATIONの手法も、印象深いものがありました。


 -エピソード-
 1位.厳窟王 第十八幕「決闘」
 2位.ファンタジックチルドレン24話「トーマの真実」
 3位.陰陽大戦記第27話「節季凶乱」
 4位.まほらば 〜Heartful days〜 第22話「大事…」
 5位.GUN×SWORD 第24話「夢の終わり」


 厳窟王第十八幕は揺るぎなく。昨年のカレイドスター第50話を陽の極みとすれば、こちらは陰の極みかな。朝日の差し込みにとられる間と直後に響くアルベールの絶叫に、計り知れない苦しみと言い知れない快感が(全く相反する感覚なのに)同時に押し寄せてきました。怒濤。堂々殿堂入りと言いたいベストエピソードです。
 ファンチル24話。これまた叫びがポイントですが、トーマの過去世・正体には、ものの見事に欺かれました。でも
あんまりに鮮やかなどんでん返し展開なので、いっそ痛快でしたね。ここ2,3年見た物語の中でもピカイチ。23話を掛けて練りに練った構成から放たれたクリティカルヒットが炸裂&悶絶。
 陰陽大戦記27話。モモちゃん大降神。一回しか使わないのに、なんつー気合いの入った作画で降神を…w
人は遊びほど真面目にやることはない、という言葉を改めて噛み締めた一話だったなぁ。本気も本気、やる気満々でしてやった大悪戯。天晴れなり。
 まほらば黒崎親子話。エピソード部門は他の作品にもいい話がたくさんあって、一番悩んだんですけど、この22話は外せませんでした。
沙夜子と朝美の親子愛。原作でも大好きなエピソードですが、アニメ版はアニメ版で、原作のそれとは違う、オンリーワンの話を見せてくれまたと思います。胸が暖かくて気持ちのいいエピソードでした。
 ガンソード24話。レイよさらば。復讐に散った兄の悲劇・末期の夢。なんつーものを見せてくれましたか。奪われた者が問いかける言葉の、いいようのない空虚とやりきれない気持ち。いくつものエピソードで楽しませてくれたガンソードだけど、上げるとすればこの話以外にはないですね。
 以下次点。5本くらいにしようと思ってたんですけど、全然絞りきれなかったので10本羅列で(これでも絞った…)。
  バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第12話「追想幻燈」
  交響詩篇エウレカセブン第26話「モーニング・グローリー」
  舞-HiME 第15話「天翔けるミ☆女子高生」
  バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第23話「夢幻抱影」
  英國戀物語エマ 第8話「時計」
  厳窟王第二十三幕「エドモン・ダンテス」
  SPEED GRAPHER 第22話「オカネクダサイ」
  GUN×SWORD 第17話「座標Xを追え」
  フルメタル・パニック! The Second Raid 第6話「エッジ・オブ・ヘヴン」
  魔法先生ネギま! ]]W時間目(夕映のキスシーン話)
  Xenosaga THE ANIMATION 第7話「エンセフェロン」
 
こうしてみると、今季は悲劇がもの凄く多かった気がします。少し大人向けともいえるのかな。人の気持ちが最も高ぶる激情の瞬間。悲しみにそのポイントを合わせた作品は、喜びのそれよりずっと深く刻む何かがあると、思えてなりません。

 -作品-
 1位.厳窟王
 2位.ガン×ソード GUN SWORD
 3位.バジリスク〜甲賀忍法帖〜
 4位.舞-HiME
 5位.陰陽大戦記


 厳窟王。至高、という一言以外に言葉は不要で。
 ガンソード。「痛快娯楽復讐劇」というキャッチコピーに偽りなし。悲劇と喜劇を両立させた極上のエンターテイメントでした。谷口監督の名声は止まるということを知らずか。Bravo!と声を大にして言いたい。
 バジリスク。愛を求め、愛に散る悲劇。少しやりすぎな部分もあったけど、それを補って余りある物語を見せてくれました。蛍火と陽炎の最後は神懸かっていたなぁ。今でも背筋が奮えてきます。厳窟王と合わせて、今年、GONZOのブランド名を高める一翼を担った作品かと。
 舞-HiME。時流の波に乗って乗って乗りまくったサンライズ渾身の一作。初の美少女アニメと言いながら、とんでもないクオリティを叩き出してくれたものです。最後のご都合主義には苦笑でしたが、今にしてみればあの豪腕ぶりも一つの味でした 。
 陰陽大戦期。終盤に多少グダグダ感がありましたが、ワタルや勇者シリーズなど、少年アニメの王道で培ってきたサンライズ本家本元の制作力・心意気を存分に見せてくれました。少年の冒険物語。一年間の集大成を鮮やかに飾ったラストに拍手を贈りたい。
 以下、次点。
 まほらば〜Heatful days〜,創聖のアクエリオン,フルメタル・パニック!The Second Raid,絶対少年,
 ファンタジックチルドレン,SPEED GRAPHER,攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG


 -映画・OVA・SP番組-
 1位.カレイドスター Legend of phoenix〜レイラ・ハミルトン物語〜
 2位.星界の戦記V
 3位.鴉-KARAS-
 4位.FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
 5位.
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 〜single program〜

 レイラ・ハミルトン物語は言わずもがな。2005年のGONZOは多くの名作を世に送り出した――そう語るに憚りない締めくくりでした。星界Vもシリーズ完結をOVAのクオリティで迎え、若干はしょり気味でしたが、有終の美と言うに相応しい幕引き。鴉は未完ですけど、作画・動画クオリティに関しては右に出る作品はないかと。
 アドベントチルドレン。全編CGというとんでもない映像美を見せた一作。CG技術の限界は、どこにあるのだろう?そんな果てのない世界の拡がりを感じさせてくれました。氷室京介のEDもカコよかったですよ。
 ファフナーSP。主題歌であるangelaのバラードを先に聴いていましたが、これほどハマる曲とは…。そして、よもやファフナーを見てホロリくるとは、思いもしなかった。ラストシーンのわんこにマジ泣けました。

 さて、こんな感じでいろいろ見てきた作品を振り返ってみましたが、自分にとって2005年は豊作と言える年でした。長らくアニメを見ていますが、殿堂入り作品に出会えない年もあるくらいなのに、今年は色んなタイプの作品を心ゆくまで楽しませていただきました。制作に携われた皆様、お疲れ様でした。

 続いてアニメ以外に鑑賞したものや、参加したイベントなどについて。

 -ドラマ・TV番組-
 シブヤフィフティーン
 富豪刑事
 産隆大學応援團
 H2〜君といた日々
 義経
 救命病棟24時
 タイガー&ドラゴン
 電車男
 あいのうた
 日本の歴史
 日本のシンドラー 杉原千畝物語-六千人の命のビザ
 アストロ球団

 バカドラマを中心にそれなりの数をこなしていたようです。今年はなんと言っても産隆大學応援團かな。
「昨日までの自分を〜〜殺せッ!」は、時々口をついて出る迷セリフ。富豪刑事の第9話「学園の富豪刑事」も死ぬほど笑ったことを覚えています。義経も序盤は、清盛の圧倒的な存在感と、政子のツンデレぶりが楽しかったなぁ。日本の歴史は、戦国プロレスが最高だったよ。書いていて自分でも懐かしい…。

 -小説-
 薔薇のマリア
 アルスラーン戦記 11巻
 サーラの冒険5 幸せを掴みたい!
 ゼロの使い魔
 白人萌乃と世界の危機
 ゆらゆらと揺れる海の彼方
 魔法戦士リウイ
 マリア様がみてる
 涼宮ハルヒ
 レンタルマギカ

 基本的に通読しているシリーズを追いかける一年だったかな。数年ぶりに刊行されたサーラの冒険とアルスラーンの新刊には、感慨深いものがありましたね。特にサーラの冒険には、十年近く経って再び胸をえぐられるとはね…。上記の作品はまだ継続しているので、来年も引き続き継続していきます。日日日作品も早めに読んでおこう。

 -イベント-
 コミッックマーケット夏・冬
 
24時間耐久!? コミケットスペシャル4
 
オータムリーフ管弦楽団
 コピーバンドライブ
 I've Budokan 2005 -Open The Birth Gate-
 KOTOKOライブ
 
カプセル兵団
 劇団あかぺら倶楽部

 今年はなんといってもライブに尽きた年でした。I'veで初武道館を遂げましたが、あの感動は今でも胸に熱く残っています。音楽関連ではコピーバンドのライブも新たな発見でした。たふぇすとに始まり、何度となく足を運んで楽しみました(慶さん誘ってくれてありがとう)。劇団もカプセル兵団を新規開拓。同人では夏・冬両方ともコミケにサークル参加し、新たな試みで望むことも出来ました。なっぱさんのお手伝いでサンクリ参加もあったりで、多方面に渡って充足していたイベントイヤーだったと思います。定例オフ会でも、2箇所に顔を出せるようになってきたしね。
 お誘い下さった皆様、本当にありがとうございました。

 
 -曲-
 1位.創聖のアクエリオン/AKINO(創聖のアクエリオン第1期OP)
 2位.DAYS/FLOW(交響詩篇エウレカセブン第1期OP)
 3位.甲賀忍法帖/陰陽座(バジリスク〜甲賀忍法帳〜OP)
 4位.夜明け生まれ来る少女/高橋洋子(灼眼のシャナ第1期ED)
 5位.Light colors/Lia(智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜)
 6位.Life Goes On/有坂美香(機動戦士ガンダムSEED DESTINY第3期ED)
 7位.ヒメムラサキ/水樹奈々(バジリスク〜甲賀忍法帳〜ED2)
 8位.荒野のヒース/AKINO(創聖のアクエリオン挿入歌)
 9位.乙女はDO MY BESTでしょ?/菊池美香&小清水亜美(舞-乙HiME第1期ED)
10位.光のシルエット/CooRie(絶対少年OP)

 ディープインパクトばりにアクエリオンが抜きんでたなぁ。2005年と言ってまず思い浮かぶ一曲といえば、これしかなかったです。OPというより挿入歌としての印象が強く、ストレートな歌詞と突き上げるように盛り上がる曲が素晴らしかった。DAYSは映像とのマッチングに引き上げられた感がありますが、曲の昂揚感も堪えられないものが。
 甲賀忍法帖。今年のパワーソングはこれで決まりかな。MIOを彷彿とさせる野性味あふれたボーカルと演奏に、身も心も熱くなりましたよ。夜明け生まれ〜。「十字を背負い、死ぬ気で炎を駆けろ!」やべ、問答無用でカコイイ。曲の構成は魂のルフランとほとんど変わらないと思うんですが、サビの力強さに圧倒されまくり。高橋洋子の健在ぶりは全く揺るぎないね。
 Light colores。パソゲから唯一ベスト10入り。
折戸伸治・高瀬一矢コンビの地力をやっと見せたかな。小粒の良曲はいくつかあったけど、今季のI'veでがっぷり噛み付けたのはこの一曲だけでした…。でもイントロからしてビリビリ背筋を走るものがありましたよ。Life goes on。梶浦サウンドと有坂美香のコラボレーション。切なげに響くギターの伴奏と、寂しげなボーカルが歌詞の通りに、胸を締め付けます。間奏で本領発揮する梶浦ワールドも素晴らしい。
 ヒメムラサキ。今年の水樹奈々ときて、WILD EYSでも
ETERNAL BLAZEでもなく自分にはこの一曲でした。コブシの効いた伸びと、悲しげに通る裏声が胸に染みますよ。
 荒野のヒース。挿入歌に弱いです自分。歌から入るイントロとサビで重ね合うコーラスが絶品…。オトメはDO〜。や、これはOPよりずっと来るものがありました。シンプルで覚えやすいし、明るく元気で可愛さいっぱい。少女と女性の間にある乙女の稚い恋心の歌。愛くるしい限りです。
 光のシルエット。自分でも不思議に思う入選ですが、全体的にリズムが良く、サビに入るコーラスもすごく爽やかで惹かれました。最後のサビを繰り返す直前の間奏、あの一瞬の盛り上がりも大好きです。

 以下次点
 D-tecnoLife/UVERworld(BLEACH)
 GAIKING/サイキック・ラバー(ガイキングOP)
 Quiet Night C.E.73/ミーア・キャンベル(田中理恵)(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
 暁ノ空ヲ翔ル/佐藤裕美(グレネーダー 〜ほほえみの閃士〜)
 小さな星が降りる時/栗林みな実(舞-HiME)
 ラグタイム/勝手にしやがれ(ギャラリーフェイク第1期OP)
 SUPER LOVE/こいこい7(こいこい7)
 迷宮のプリズナー/JAM Project(スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION)
 サクライロノキセツ/yozuca*(D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜)
 Peace of mind/angela(蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 〜single program〜


 次点多すぎ。と思わないでもないですが、絞りきれなかったので(優柔不断ですいません)、こんな塩梅で。全てのジャンルを含めると、年間で軽く300曲は聴いているのかなぁ…。放映本数の増加に伴って、付いてくる曲も膨大な数に…。聴くだけでも大変な時代になってきたなぁ…。

 だらだらと長文を綴りましたが、楽しい・嬉しいことが色々あって趣味的には充実した年でした。誠に喜ばしいことに、当HPへの足跡も過去最高の数値に達しておりました。足をお運び下さった皆様、ありがとうございます。本当に嬉しい限りです。インターネットを通じて得た友人も増え、良きことが多かった一年でした。
 皆様にも自分にも、また良い年が訪れることを祈りまして。
                                                     地底変動管理人 YoGAN




 

   12 30 (金)   イベント締め

 
コミックマーケット69(2日目) 
 一般参加でTYPE-MOON系を中心に特撮・SF系などを回ってあとは挨拶回り。余った時間はコスプレ広場で潰して、今年もコミケは終わりました。購入にかけては、明確な目的を持ち、達成したら執着せずに撤収…したはずなのですが、結構な金額を使ってしまったかなぁ。これもコミケの魔力か。
 また来年も参加できることを願いつつ。今回の収集はこんな感じで。
 

 KOTOKO FC "Mutant Dwarf" PRESENTS 『Dwarfたちの集い ♪〜1小節目〜♪』(第一部)
 ビックサイトから新木場へ。最初はとんだ日程を組んでくれたものよと思っていましたけど、結果オーライでしたね。むしろ無駄に時間を使わずに済んで良かったです。
 最初は10番ずつ並べていた整列が、ちょうど自分たちの手前あたりから急におざなりになって(50番ずつくらい)になっていったのは、なんだったんだろうw あるはずだった入場時の会員証チェックもなかったし、入場から押してたので、巻いてたのかな。前の新木場に比べれば人数も抑えめだったようだし、アリーナは椅子が敷き詰められていたため、以前よりずっと会場が狭く感じられました。自分らは椅子の後ろ、アリーナの最後尾とまずまずの場所で。
 イベントはトークコーナーからスタート。ステージ中央に紅白のひな壇が用意され、MCを務めるKOTOKO嬢&からあげさん以外が着席。隣にいた周さんが「堂本兄弟?w」と言っていたけど、ホントにそんなイメージでしたね。バンドメンバー各位とKOTOKOさんの出会い話や、イベント打ち上げに関するぶっちゃけトークを、和やかに展開。
 ソーセージとかプロペラとか、仲が良すぎる話にひとしきり笑わせてもらいました。からあげさんのMCとしての力量もなかなかのもので、普段ライブで戸惑い気味のKOTOKO嬢をいい感じでフォローしてたかな。ハリー吉田さんとKOTOKO嬢の出会いがPrimeのPVと話が出たものの、AKIさんの存在がまたしてもスルーされて、しょんぼり。
I'veTALK JAMの最終回でも「AKIさん帰ってきてー」と社長が言っていたけど、マジで消息不明になってしまったのかなぁ。
 その他、ファンクラブイベントらしいオークションやプレゼント大会もあって、程よく楽しめていました。バンドメンバー各々からプレゼントときたのはいいけど、コミケ入ってわざわざ武道館のメイキングDVDもってきたり、蟹を用意したり皆、ばっちり仕込んできてましたよ。しかし蟹の入った発砲スチロールにサインて、ちょっと切ないね。

 トークコーナーが終わったら歌へ。
 1.GENEONメジャー曲メドレー
  @疾風雲
  A覚えてていいよ
  BRe-sublimity
  C地に還る 〜on the Earth〜
  D硝子の靡風
  E421-a will
 (MC)
 2.Change my style〜あなた好みの私に〜
 (MC)
 3.Princess Bride!
 (練習)
 4."Mutant Dwarf"〜君と奏でる歌〜


 メドレーをまとめましたけど、全9曲。メドレー分はほとんど1番のみでしたが、短い時間の中でなるべく多くの曲を聴かせてくれた構成は嬉しいものが。でも疾風雲のイントロが流れはじめたときは、思わずガクッと膝を折ってしまうくらい脱力してしまったなぁ。決して嫌いなわけじゃないけど、そろそろこの辺りはいいんじゃね?との思いがよぎってしまったり。まあ初のファンクラブイベントってことで、振り返る意味もあったのでしょう。
 覚えてていいよ、Re-sublimityあたりはコールも固まっているし、何度もこなしてきた経験から、いい感じで一体感があったと思います。ライブだと、この2曲はやっぱり別格だね。
 そしてChange my styleで武道館ライブの公約通り、早着替えキターヨ!メドレー明けのMCで早着替えやるよと宣言したら会場大興奮。一度袖に下がって衣装代えする間も、マイクを付けたまま。着替え実況中継。なぜかステージを任されてしまったからあげさん。スポットが絞られたところで、「KOTOKOちゃん今どんな格好なの?」 「お風呂から上がったばかりに近い」 「おぉー」 どんなイベントだこれw 必死に繋ごうと試行錯誤してるからあげさん、いやまじでこの人、おもしろい。大泉洋みたいなトークを繰り広げてくれます。「あっ♪」とか「スカートが…♪」などとあられもない(たぶん予定調和な)声が聞こえてくるごとに、だんだん乗ってくるからあげさんと会場。終いに「えろあげー」の一声が上がった後は、えろあげコール全開。なんともいえない表情で苦笑しつつ、最後は開き直って応えるえろあげさんの男気に乾杯。
 着替えが済んで出てきたKOTOKOさんはスチュワーデス姿で、いやはや、本当にやってくれますよ。ダンサーズの二人は、武道館で同曲があったときと同じメイド姿。歌が始まったあとは曲名の通り。歌詞の流れに合わせてスチュワーデス→婦人警官→ファーストフード店員→女医と、change my styleですよ。夢のような時間でした。
 と思っていたら、まだまだ弾けたいよねと、Princess Bride!きとわ!!ライブでずっと待ち望んでいた曲だったのでもう感極まってしまったなぁ。分身しないと歌いきれないのでは?w と仲間内で言われていたブレスの難しさも見事にこなし、元気いっぱい。うん、最高。
 最後はファンクラブの名をタイトルに継いだ歌を一緒に歌って〆。ちゃんと歌えるよう、直前に練習時間があったのですが、観客パートを引き受けたからあげさんのカンペに記載ミスが…。「綿葛みたいな」を「紙葛みたいな」と歌ってしまうアクシデントに会場中が大笑い。からあげさん、踏んだり蹴ったりな一日です。でもおもしろかったよ。みんなで一緒に歌う一体感、身近に感じられる距離感が本当にファンクラブイベントらしくて良かった。
 なんて思ってたら、最後は観客席にKOTOKOさんからバンドメンバーまで全員が降りてきて、飴配りの客席行脚。騎馬を組んだスタッフにのっての飴捲きが、触れるくらいの距離(てか、バンドメンバーとは思い切り握手してもらいましたけど)目の前を通っていきましたよ。わわ、こんな間近で見たの初めて。HR打ったあとの出迎えみたいに両手を出したら、心地よく叩いてくれたハリー吉田さん、ナイスハッスル。超ステキなファンキーオヤジでしたよ。
 選曲からステージ演出、最後の飴捲きまで、サプライズに次ぐサプライズで心から楽しませてくれました。まさしくファンクラブイベントという距離感の近さが本当に良かったですね。
 会場から出て行く通路には、アニメエクスポのライブ上映や、ステージ衣装の掲示など、ミュージアムになっていてイベント終了後まで隙なしでした。今年のイベントの最後を、KOTOKOファンクラブイベントで飾れて嬉しく思います。来年もよりよい活動を行えますよう。

 
 そしてまたしてもポッカのスープが配られる。
 帰宅後、周さんに言われて気付いたんですが、「じっくりコトコト」でなく、「じっくりコトコの」になってるー!
お土産まで凝ってくれましたよ。ホントにもう。大好きだー。
 



 

   12 29 (木)   祭りよ!

 
コミックマーケット69(1日目) 
 まずはなにより完売御礼。サークル参加で頒布した新刊は、おかげさまで完売の運びとなりました。当サークルへ足をお運び下さった皆様、本当にありがとうございました。新刊をお渡しすることが出来なかった方にはお詫び申し上げます。(受かれば)夏に残りの在庫を持っていきますので、機会があればその際にご覧下さいますよう。
 当HPをご覧いただいたのか、カタログチェックや前回から引き続いてくださったのか、目的買いできてくださる方もおられ、レビュアー一同、感激しております。SPRING MISTさん、ご丁寧にも挨拶にお越し下さいまして、本当にありがとうございました。メチャメチャ嬉しかったです。
 レビュー本は今年の夏コミで初めて試みたもので、その時は作った分を全部持っていきましたが、半分以上が残り(作りすぎたという話もありますが)。なので今回は、夏の実績から端数を繰り上げた分だけ持っていったのですが、14時前には完売と相成りました。予想以上の盛況ぶりに、本当に驚きと喜びを噛み締めた一日です。
 冬にしては寒さも厳しくなく(去年は凄かったなぁ…)、人の入りもかなり多かったようです。自分らのスペースは、ちょうど扉を背にして座っていたんですけど、開場前はすきま風が後ろからきて寒かったです。でも、開場後→13:00くらいまでは、人の通りのおかげで、ほとんど寒さを感じないという事実。コミケってすごいなぁw
 購入は小手・中手専門なので、アニメ系、FCを中心に流して、余った時間は企業とコスプレ広場で時間を過ごしていました。TYPE-MOONも午後に行ったんですけど、最後尾を探すのに10分掛かって、実際に並んだのはほんの2,3分という喜劇に苦笑w
 残りの時間は自分のスペースと、本城さんのスペースでほんの少しだけ設営と売り子のお手伝いをしつつ、最後はそちらのメンバーと一緒に会場を後にしました。冬のスペース参加は3年ぶりで、年の瀬というのもあるのかな、その感慨もひとしおでした。あー、楽しかった。

 オープニング・アニメーションレビュー全数値
 冊子にするにあたり、ページ数削減のために省略したデータ(予選含む)をこちらに公開します。
 夏は放置しっぱなしでしたが、第一回分も後で上げていこうかと。

 



 

   12 28 (水)   悠久の都。

 
ARIA The ANIMATION 第13話(最終話)「その 真っ白な朝を…」
 リアルの時間と合わせて、年越しイベントでオーラス。アイちゃんがアクアにやってきてしまうというのは、灯里のみならず、視聴する側にとっても大きなサプライズでした。演技が妙に舌ったるいというか、急に甘えん坊になっていて第一話の印象や、メールでのやりとりと違和感があったけど、そんな丸さも作品全体のやさしい雰囲気で包み込んでしまうのがARIAという作品、佐藤順一作品の大らかさなのかな。
 帽子やリボンを投げる描写は、卒業シーンを思わせますね。はっちゃけ。気分爽快。ベースとなった街ヴェネチア→イタリアの文化、習慣を馴染ませているのも、日本人たる自分には新鮮に写るのですよ。お姉さんとアリシアの話で結ばれる物語も、ぽかぽかと胸が暖かくなるよう。なんでこれ深夜にやってんだろ。

 総評。
 いつでも終われていつでも始められる、そんな印象の作品ですね。別に13話分が最終回でなくても全く違和感はなく、個人的には11話の方が最終回っぽく感じられました。善し悪しや向き不向きという問題じゃなくて、ちょっとした日常の変化や彩りを、やさしくゆっくりと描いている作品だからこそ(にしかできない)素晴らしさなのかな。
 OPを作らず、本編をそのまま取り入れているあたりにも、一話の流れ・雰囲気をすごく丁寧に扱っている気持ちが伺えます。あれだけゆったりペースで進んでいるのに、全然飽きがこないというのはホントすごい。コンテの切り方と演出が、もの凄い上手なのでしょう。レースアニメと比べると判りやすいかな、細かいカット割りや四方八方から捉えるカメラワーク、といったような演出の技が、特に目立って見えないんですよ、この作品。鑑賞者にそれと気付かせず精密な演出で楽しませるというのは、ある種の極意とも思えます。
 アニメオリジナルの話も実によく出来ているし、第二期への継投もうなずけるというもの。若干作画の乱れ、というか、妙に画が違っててて違和感を感じることが多々ありましたけど(シーンごとに発注しているスタジオが違ってたのかな?)、そんなことは些末なことと言い切れるだけの力がありました。
 素晴らしい作品に出会えたことを、心から喜びたい。第二期も楽しみにしています。
  −購入−
『レンタルマギカ 魔法使いの宿命!』 三田誠
 外伝シリーズの第二弾かな?
 



 

   12 27 (火)   完。

 
魔法少女リリカルなのはA’s 第13話「スタンバイ・レディ」 
 
 その後のお話。
 全力を尽くし、皆で協力して消滅させた防御プログラムが再び動き出すという。闇の書の名を返上したばかりだというのに、主を守るため、結局自らを滅ぼすことを選ぶリインフォース。なんとなく前回のヒキから予想された展開だけど、胸を打つものがあるなぁ。リインフォースが実体化したことで、守護騎士達の存在が薄くなってしまったように感じられたのがちょっと残念。

 
 笑顔と別れ。
 健気で一途で、頑固だけどやさしくて。守護騎士達の個性を合わせたようなリインフォース。せっかく自由を手に
入れたのに、はやてを救うために消滅を選ばなければならない。その決意を汲み取って力を貸すなのはとフェイト、そして引き留めようとあがくはやてのつらさ、切なさがこれでもかと伝わってくるのですよ。あざとい、と思わば思え。でも心を揺らす何かが、この作品にはあるのですよ。「良い旅を」と送り出すバルディッシュ、レイジングハート達の心憎い演出がまた泣かせてくれる。

 
 それぞれの道を。
 フェイトやユーノは、それぞれの道へ進むことを決める。成長段階の一つの節目を示す話でもあったんだよね、このシリーズ。ずっと悩みを抱えていたり、宙ぷらりんになっていたことに答えを見出すことも、大切なこと。
 自らの道を定めた上で、シグナムと再戦の約定を交わすフェイトが、なんと凛々しい…。

 
 「そうなのか!?」
 わははは。犬同士の会話が楽しすぎる。3騎士に真偽を問うザフィーラがアホだが可愛い。
 友達、家族へ顛末を説明する下りは、このシリーズを完結するということを示しているのかな。あのままスルーされても詰まりが悪いし、けど全てに決着を付けてしまうのも寂しく感じられてしまう二律背反。物語を見る・読む上で、必ず憶える感覚ですが、良作であるほど惜しむ気持ちが膨らんでしまうなぁ。

 
 エピローグ。
 うわー、こうきましたか。はやてが全快した姿を見られて良かった良かった。そしてザフィーラが犬にw 揺るぎなくペットとしての余生を送りそうだ。リンディは一線を退き、お母さん業に専念。髪を下ろしたフェイトがまた随分と大人びていいな。「お母さん」も自然に言えるようになってるし。しかし、フェイトが初めてリンディをお母さんと呼ぶ場面を見たかった。エイミィとクロノも良いコンビニなっているし、ユーノはすっかり書生になっとる。なのはとの仲は、男女としての関係を意識するくらいにはなっているようで…がんばれ。そしてツイテからサイドポニーとなったなのは。魔法“少女”とはそろそろ言い難い年齢になったようで、やはりこのシリーズはグランドフィナーレを迎える事になるのか。

 
 スタンバイ・レディ。
 はやてのリインフォースの新しい姿に、かつての面影が宿っているときには泣きました。それぞれの想いを込めてデバイスの名を呼ぶラストシーン。魔法少女リリカルなのは、ここに完結。大人になってからのコスチュームを見せず幕を閉じるあたりが、またなんとニクイことよ…。

 総評。
 ストーリーは本当に良かった。それゆえに、低調だった作画レベルのみが心から惜しまれてなりません。守りたいもの・ゆずれないことを、不器用に真っ直ぐにぶつけて(伝えて)、心と心を繋げていく物語。決して不幸になる人を
生み出さないように心がける脚本の気配りにも頭が下がります。エロゲからの派生という出自と、それに伴って挿入されるバンクシーンの際どい描写さえなければ、大きなお友達以外でも、充分に楽しめますし。そこはかとなく男性向けを意識した萌え描写も、くどさを感じないくらいの程よいバランスが良かったのかな。ああ、しかし。見れば見るほど作画が勿体ない…本当に残念です。個人的にOPよりEDの方がかなり好きでした。
 シリーズを通して見ると、スピンオフ企画としては金字塔と言える作品だったと思っています。
  −購入−
『薔薇のマリアIV.LOVE’N’KILL』 十文字青
 ダンジョン探索にもどってきたー。
 




 

   12 26 (月)   ザッツ・エンターテイメント!

 
GUN×SWORD 第26話(最終話)「タキシードは明日に舞う」
 
 事の始まりと経過次第。
 最終回の冒頭に相応しい、アバンタイトルだなぁ(ガドヴェドも懐かしい)。これからどんなラストが待っているのか、よくも気分をもり立ててくれるものです。

 
 死んだ人間は生き返らねーんだ!
 カギ爪の誘惑に微塵も揺るがず、むしろ火に油を注ぐ結果となった誘惑。おまえを殺す。ただその一点のためだけに費やしてきた冒険の日々の、集大成に相応しい雄々しさです。馬鹿呼ばわりするカギ爪の狂喜と、ヴァンの檄。
だが、馬鹿でいい。馬鹿だからこそ、ここまでたどり着き、剣先を喉元まで突きつけたのですよ。しかし、二人の表情の描写も極まっているなぁ…。素晴らしい。
 ウェンディも自らの信念の元、兄に銃弾を放ち決着を…。

 
 正義と真実。
 理想というオブラートに包まれた幻想を夢みた兄と、旅をして・成長しながら実直に世界・現実を見てきた妹。本当の正義と信念がどちらに宿るかは、火を見るよりも明らか。以前にも一度述べましたが、「正義を成すためであれば何を犠牲としても構わない」とする信念は、全て独善・偽善でしかないのですよね。それを自覚した上で犠牲=自らに関するモノに留めるか否かで、真なる正義か偽りの正義かが分かれるポイントなのではないかと思います。例えば「るろうに剣心」の斉藤一とか。
 妹にまで手を掛けて成しえようとする行為が正義などであるはずはなく、カメオの一撃により目を覚ます兄。カメオ存外に地味だったなぁw さらにファサリナとカルメンの対決も続行し、ヴァンの後ろを守る勇者とプリシラの見せ場も満点。

 
 太鼓きたー!
 「どうして貴方はこんなことを…!?」
 「決まってるだろ。それは…おまえがオレを怒らせたからだ!!」

 くはぁ…。オーバーフロー設定はちょっとご都合主義と感じる部分もあったんだけど、そんな迷いなど軽く吹き飛ばしてしまうこの勢い!リズム!今まで散々耳馴染んだこの曲に血を滾らせないわけがない!ヴァンの復讐の原点、憎しみの始まりに還ることで限界を超えていくカタルシス。電磁シールドが赤い刃に変わっていく描写も、その怒りの絶頂を表すようで奮えました。
 しかし、エレナの素顔と、なぜカギ爪に殺されるに至ったかという経緯は、最後まで明らかにならないのね。敢えて一番の要所を伏せ、復讐という行為一点に絞った構成は見事という他なく。

 
 ラストバトル。
 ジョシュアがエネルギー供給を絶ち、ヴァンが計画を打ち砕く。護衛の敵機をたった2機で殲滅してしまうプリシラと勇者達にも、背筋がシビれましたよ。その後ショックから立ち直ったカギ爪に逆襲を喰らうも、仲間の援護を受けて、再び撃破。エルドラのダン投げは、合体話の5号機を見事に入れ替えた、借りを返す瞬間。うは。もうたまらん。おかえり、と迎えるプリシラの笑顔も、過去最高の1ショットでした。可愛すぎるぜプリシラ。
 エルドラ遠投→ウェンディのアイコンタクトコンボで最後は一刀両断。喜びに満ちたヴァンの猛る表情から、決着がついて傷ついたダンの静けさへの流れ。動と静の演出をどう言葉にすればよいやら。

 
 復讐の終焉。
 長い時間を掛けてたどり着いた、待ちわびた瞬間にもかかわらず、言葉も音楽もなく、淡々と行為を済ますだけ。ただ一閃あるのみ。この自然でなんでもないことのようにこなす復讐の過程に、極限を感じてやみません。
 もう一つの決着。「生きなさいよ」と言ったカルメンの言葉に逆らうかのように、岩に押しつぶされるファサリナ。それは偶然なのだろうけど、最後までカルメンに反抗し続けた必然とも受け止められる結果。どのキャラクターの決着も皆、これ以上ないっていうくらいにドラマチックで、絵になるんだよなぁ…。

 
 カイジィィィィィィィィ!!!
 うはははは。オマエ最高すぎる!って、そういえばザコタはどうしたんだろう?w
 眠りながら、ヴァンのコートの裾を話さないウェンディの手がいじらしいのですよ。それを見つめるヴァンの流し目もまた…。ちゃんと毛布をかけ直しているショットが入るのも、憎い演出です。
 そしてそれぞれの道へ。兄の死を乗り越えて一人前の男の顔を見せるジョシュア。泣き崩れるギリギリの愛らしい表現をしながら、ヴァンを待つことに決めるプリシラ。ファサリナに倣ったのか、最後の最後で告白して乙女ちっくに頬を染めるカルメン。そして、ヴァンと背を向け合った後、衛星軌道への帰還を見送るウェンディ。言葉はありません。

 
 エピローグ。
 ナレーション繋がった!回顧録として話を進めていたのかー…って、カメオDEKEEEEEEEEE!!ぶはw
 最後の最後までやってくれるよ。何の前触れもなくひょっこり帰ってくるヴァンもね。驚いた表紙に、胸元から写真がしっかり落ちるところまで、なんて小粋な。こんな突然の突拍子もないラストシーンこそ、この作品に相応しいものであります。EDのスタッフロールを見ていると、映画を見終えたような深い感動と喜びにうちふるえました。

 
 総評。
 「痛快娯楽復讐劇」のキャッチコピーに一言の偽りもなし。
 復讐劇と言えば、美学を貫いた厳窟王、ハードコアバイオレンスに徹したSPEED GRAPERが直近では思い出されますが、その二つとまた違うタイプの、エンターテイメントであったなと思えます。
 ストーリーの本道を着実に歩みながらも、1話単位(水着王国とか)、1シーン単位(ヴァンの「ごめんなさい」など)でユーモアも決して忘れない。常に見る者を楽しませようとする視点に立って、物作りに励もうとする気概がビンビンに伝わってくるんですよね。あれだけダイナミズムに溢れ、手の込んだ演出を魅せながらも、全話を通して、ほとんど作画崩れなかったという一点においても、スタッフの意気込みは相当なものだったと思えてきます。楽曲・音響へのこだわりにも、揺るぎないものが感じられました。
 上記の作風や制作スタイルを含め、ガンソードという作品に相応しい評は、「粋」なのではないかと思います。極上のエンターテイメントでありました。スタッフの皆様に百万の感謝を。
 



 

   12 25 (日)   完成。

 
冬コミ情報
 製本無事終わり。毎度ながらギリギリのスケジュールで完成しました。
 1日目(木曜日) 西地区う-31a「替え歌作詞団」
 
  頒布物:第2回オープニングアニメーションレビュー(2005年8〜12月期)
  頒布価格:100円
  ※あと前回のレビュー本と替え歌本の在庫も、あるだけ持っていきます。

 こんなラインナップで冬コミにサークル参加します。 
 作品の「顔・看板」たるオープニングアニメーションの意義や趣、おもしろさを語ろうという企画です。主眼はオープニングそのものに置き、本編のクオリティや製作背景などは加味しません。1分30秒で表現される映像世界の美学を、曲・映像・構成の3部門に分けて批評とランキングを行います。全44本より事前の予選を行い、上位10本が対象となっています。時間と興味がお有りでしたら、お気軽にお越し下さい。ご来場をお待ちしています。

 
ゾイド ジェネシス 第38話「突撃」
 「肉を切らせて骨を断つ」ラ・カンが喩えたごとし。スリルとダイナミズム、そして男気に溢れた一話だったなぁ。
爆撃に晒されるズーリの街で一人雄々しくたたずむダジンと、その咆吼がカコヨすぎたぜ。
 ディガルドの司令官が念を押した偵察により、突撃直前で発見されるルージ達ながら、ピンチを凌いでさらに上を行く展開の手応えがたまらない。攻撃開ッ…なタイミングで妨害を食らうのもドラマだなぁ。
 最近はすっかりご無沙汰だったムラサメライガー以外のゾイドも見せ場たっぷり。ランスタックは新武装でパワフルにハリケーンミキサー。緩急を付けたカメラワークで魅せるソウルタイガーの動きが素晴らしい上に、目がキラーンて!ソードウルフとムラサメライガーのコンビネーションも良かったし、バンブリアンはフリーダムだよ。トドメとばかりに四天王の中でも冷静&的確で、余裕ぶっこいていたフェルミ姉さんを、コト姉が下してニヤリ…も最高。素晴らしいヒキを見せて終わった38話。くそう、こんなに来週が楽しみな話も久しぶりだ。

 
機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS〜選ばれた未来〜
 ラスト10分だけ見れば良かったかな?という中身でしたけど、やっとストーリーが結ばれて(善し悪しはともかく)、初めて作品と言えるものになったよう。光希桃さんの終了番組評価も、今、再評価したら自分は1段階上げていると思いますが、そもそも放映枠内で終わらせられない、ってこと自体が評価だったとも…。
 キラとシンが初めて出会っていたエピソードを伏線として、二人が再会を果たすラストシーンも人間描写としては、それなりだったかな。完全に放り投げて終わった本編で本当に言いたかったことは、伝わってきました(その過程と中身はともかくとして)。ラクスが女王化して終わる政治・軍事方面の決着は、もうどうしようもなかったですが、他に落ち着けどころなんてなかっただろうしなぁ。最後の衣装が黒桜に見えてしまったw
 個人的にはディアッカとミリアリア、カガリとアスランの関係が放置されっぱなのが、少し寂しくありましたけど、とりあえず終わらせるだけで精一杯だったのでしょうか…。
 



 

   12 24 (土)   …聖夜?

 
ANISONIC2005La・イブ魂/池袋LIVE INN ROSA
 こんなクリスマス・イブの過ごし方もたまにはいいかなと、今年最後のコピバンライブに行ってきました。にじこれ4、幸薄と赴けず、今年の締め!という区切りもつけられなかったので、その分も合わせて弾けてきました。
 会場は客席のド真ん中にデカイ柱が陣取るという壮絶な構造で(かなり邪魔w)、詰めれば300近くは入るくらいの結構な広さ。メインステージの左側にはプロジェクターとサブステージがあり、バンド入れ替え中に、ローテーションで各バンドが1曲ずつ演奏してたり。1曲だとちと足りないくらいでしたが、これはかなり嬉しい配慮。観客は150強はいるかと思っていたけど、最終計では192人だったそうで。
 以下セットリストと個別の感想を<MCの場所は違う所があるかも。wishはもう1,2曲やってた気が…。

 ●SPACE LAUNCH
 01.TOUGH BOY/TOMCAT(北斗の拳2)
 
02.愛をとりもどせ!!/クリスタルキング(北斗の拳)
  (MC)
 
03.ループ/坂本真綾(ツバサ・クロニクル)
 
04.花のささやき/下成佐登子(小公女セーラ)
  (MC)
 
05.機動刑事ジバン/串田 アキラ(機動刑事ジバン)
  (MC)
 
06.斗え忍者キャプター/水木一郎・堀江美都子・こおろぎ'73(忍者キャプター)
 
07.Life Goes On/有坂美香(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
 
08.ペガサス幻想-Pegasus Fantasy-MAKE.UP(聖闘士星矢)
  (MC)
 
09.おれはグレートマジンガー/水木一郎・コロムビアゆりかご会(グレートマジンガー)
 10.キングゲイナー・オーバー!/福山芳樹(OVERMANキングゲイナー)


 をたふぇすと第一部のトリで猛烈な盛り上げに見惚れて以来、2回目のライブ。あのときの輝きそのままに、所狭しとステージで吠えるボーカルと一体感のある演奏。歌唱・演奏・MC全てに於いて、ライブの完成度、という点では今までみたバンドの中で1,2を争うレベルだと思います。上手なのが当たり前に感じられるのですよ。見ていると自然にノセられてしまう、演奏のフリも相変わらず絶妙。スペランワールドへ云われなく引き込まれていきます。
 2曲続けて北斗の拳を浴びせたあとは、軽いMCを挟んで(ここで既に絶息してたボーカルに会場が苦笑w)、女性ボーカルへバトンタッチ。耳慣れた曲でしっとりした後、ガンガン行こうぜへ作戦変更。古い曲ではあるけれど、それだけに自分のヲタ史の底にあるものが揺さぶられます。そんな頃合いでLife Goes On、これはたまらなかったなぁ。
2番明けたあとのバックコーラスまで見事な連携。自分も口ずさみつつ聞き惚れました。
 そして定番のペガサス幻想。やー、これは何度聞いても来るものがあるんだと思います。一回目のサビから会場にマイク向けるボーカルさんがニクすぎるぜ。終わってMCで「ダッシュダッシュと言ったら、ダンダンダダンでw」と、次の曲バレをしつつコール指導。こういうときのステージと会場の、なんともいえぬ空気は好きですよ。歌の合間に酸素吸入してる姿にも爆笑w 頑張った。とりあえず思いっきり叫んで終わったら、最後に爆弾きたよ。曲がかかった時点で想像出来たけど、最前列から5列目くらいまでの観客がゲイナーダンスで踊り狂う様は、バカとしかいいようのない光景でした。なんて愛すべきバカ達だ(←自分込み)。
 最後まで歌い終えて仰向けに崩れるボーカルさん。そこから拳を突き上げる姿に(自分の位置からは腕しか見えなかったので)、スクライドのラストシーンを思い出してしまった。実際、それくらい盛り上がったトップバッターでしたよ。会場もいい感じで暖まっていたと思います。

 ●音撃戦隊アンプリファイヤー
 01.魔法戦隊マジレンジャー/岩崎貴文(魔法戦隊マジレンジャー)
 
02.思い立ったが吉日!/三姉妹(有言実行三姉妹シュシュトリアン)
  (MC)
 
03.1たす2たすサンバルカン/串田アキラ(太陽戦隊サンバルカン)
 
04.特救指令ソルブレイン/宮内タカユキ(特救指令ソルブレイン)
  (MC:謎のVo.ルシフェル登場)
 
05.勝利だ!アクマイザー3/水木一郎(アクマイザー3)
 
06.星雲仮面マシンマン/MoJo(星雲仮面マシンマン)
  (MC)
 
07.幻星神ジャスティライザー/中島満雄(幻星神ジャスティライザー)
 
08.呪文降臨〜マジカル・フォース/Sister MAYO(魔法戦隊マジレンジャー)
 
09.特捜戦隊デカレンジャー/サイキックラバー(特捜戦隊デカレンジャー)

 >ノイザーの魔の手から地球を救うため
 >熱き魂を持った者たちが立ち上がった!!
 >彼らの名は『音撃戦隊アンプリファイヤー

 若干中略してますけど、HPにある通り、バンドそのものが戦隊という設定のパフォーマンス(ボーカルがレッドで、ギターがブラックだったり)。なかなか個性的でおもしろいステージでした。中盤でレッドが突然うずくまって活動限界を告げるナレーションが入り、敵か味方か!?謎のルシフェル(←この人もボーカル)が登場してくる小芝居には、不覚にも笑ってしまったw ちょっとしたヒーローショーのようなステージがツボ。レッド=ツンデレッドらしく、「ほ、本当は一緒に歌いたくなんかないんだからね!」と心の声を、勝手に他のメンバーにモノローグ付けられてたり。
 これで曲は特撮専門とくればそりゃ燃えます。ノリやすいし、コールは入れやすい。女性、男性それぞれのパートを活かした選曲、時代的な新旧のバランスもとれ、OPだけに拘らない構成も個人的には好感でした。ソルブレインは久々に聴いて血がたぎりましたよ。
 ジャスティライザー前のMCでフリの(拳を握って体の前で腕を上下に振る)練習があったんですが、これが次第におっぱい!おっぱい!コールに変わってるよ!…ってあれ、ここで妙な既視感。歌声を聴いた時点から感じていたんですけど、レッドの中の人はCherry Boysのボーカルさん? 他の奏者も初ライブという割には、かなり場慣れしてる様子だったから、他バンドから特撮やりたい人が集まったのかな。変身ブレスレットや、マンドラ坊やなど、小道具を駆使する悪戯心にも、愛が感じられますよ。締めはデカレンジャーで盛大にぶっ飛び。やっぱこの曲はライブでやる特撮ソングの中でも一体感が桁違いだね。終了間際にギャバンのイントロがちょっとだけ混ざったので、もう一曲?と思ってしまったけど、そこで終わり。ちょっと聴きたかったかも。

 ●wish
 01.くじびきアンバランス/UNDER17(くじびきアンバランス)
 
02.アイスキャンディー/MAKO(かみちゅ!)
  (MC)
 
03.嵐のなかで輝いて/米倉千尋(機動戦士ガンダム 第08MS小隊)
  (MC)
 
04.my best friend/堀江由衣(鉄コミュニケーション)
 
05.?/Every Little Thing
  (MC)
 
06.JET PARK/水樹奈々
 
07.PROTECTION/水樹奈々

 ごめんなさい。セットリスト不完全ですけど、とりあえず憶えているところまで。
 電波系ライブだったら、かなりイケイケな出足だったんですけど、本ライブの客層と合わなかったのかなぁ。くじびきもコール全然入らず、アイスキャンディーも存外に盛り上がらず。アンプリが10人くらいステージに上がった後、5人になったステージが妙に広く寂しく感じられてしまいました。必要最低限の人数ながら、演奏はしっかりしてたし、歌唱力もあったと思うんですけど、音量のバランスが悪かったのかな。演奏が大きく響いて、声が消されてしまったのが惜しかった。あと、ELTの曲があったり、水樹奈々でもタイアップがないナンバーのチョイスで、聴かせたい曲というより、歌いたい曲をやったような印象があったかなぁ…。個人的には次ほっちゃん行くよ、といってmy best friendが来たときはガッツポーズモノだったんですけど、やっぱり周りはあまり知らなかった様子。このあたりのバランスは、開けてみるまで判らないライブだけに難しいと思うんですが、今回はちょっとギアが噛み合わなかった感じでした。
 MCでもボーカルの方が、ちょっとネガティブに見えてしまったのが惜しまれます。いいんですよ、明るくさえあれば大抵はついていきますから。自信がなくても堂々と胸を張ってハッタリかますくらいの方が楽しいものです。ドラムスの方はちょっと滑ったときもあったけど、モノマネがかなり似てて、自虐ネタにも声を上げて笑ってしまったなぁ。
 また違う雰囲気のライブで見てみたいものです。

 ●child seat
 01.BLUE/山根麻衣(COWBOY BEBOP)
  (MC)
 
02.Go Tight!/AKINO(創聖のアクエリオン)
  (MC)
 
03.謎/小松未歩(名探偵コナン)
 
04.still for your love/rumania montevideo(名探偵コナン)
  (MC)
 
05.少年ハミング/伊藤真澄(絶対少年)
  (MC)
 
06.POPCORN/下川みくに(HUNTER×HUNTER〜グリードアイランド〜)
  (MC)
 
07.魂のルフラン/高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン シト新生)
 
08.残酷な天使のテーゼ/高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)
  (MC)
 
09.POWER GATE/水樹奈々

 Lucy(仮)という坂本真綾メインの母体バンドから有志が集ってきただけあって、演奏・歌唱ともに素晴らしいものがありました。アンプリファイヤーのギタリストがゲストとして参加されており、MCのでのツッコミがなかなか。鈴や木の実みたいな楽器など、音に対するこだわりも強く感じられましたね。衣装もクリスマスらしく、全員白で合わせており、リードボーカルの方の白いドレスに白い肩掛け→白メーテル?な装いが印象的でした。
 英語曲のスローバラードから入るという構成も独特でしたが、ちょっとしたゴスペルのようなイメージで、クリスマスライブのトリを飾るに相応しい幕開け。女性のボーカルが3名揃ったコーラスが絶品…とか思っていたらGo Tihget!
キタヨ!坂本真綾メインのバンドに菅野よう子の曲と来れば、そりゃ映えないわけがない。オリジナルの雰囲気をそのままに、コーラスアレンジでさらに昇華したような、ちょっとスゴイモノを聴いてしまいました。
 他の曲も編曲・アレンジが独特で、聴き応えのある演奏。全体の構成も、中盤で少し抑え、最後に爆発するような流れに気持ちよく乗れました。少年ハミング、POWER GATEの選曲も素晴らしすぎます。ただ前者では、キーボードさんがイントロで音を間違え、しきり直しをする場面も。お茶目なハプニングも生ならではの手作り感かな。ご愛敬wwishの時にも水樹奈々曲に食いついてた人いましたけど、POWER GATEの時は後ろの方でウルトラオレンジのサイリューム振ってる人が見えたような。んでも、確かにライブにおいては、特別なオーラが感じられる一曲です。気持ち良すぎました。

 ●池袋北口プロレス(←どんなネーミングだよ!w)
 01.鋼の魂/水木一郎・影山ヒロノブ(スーパーロボットスピリッツ)
 
02.
LET ME GO!/遠藤正明(eX-D エクスドライバー the Movie)
  (MC:全バンドメンバー紹介)
 
03.Skill/JAM Project(第2次スーパーロボット大戦α)

 ボーカルにはスペランから2名とアンプリから1名、ギターとドラムはwish、ベースは
child seat(だったと思います)から集まった今宵限りのスペシャルコラボバンドが大トリ。新日本プロレスのウィンドブレーカーを身につけたスペランのボーカルさん、いまからここに全部置いていく、との言葉に偽りなくわずか3曲ながら、この盛り上がりはちょっと筆舌に尽くしがたいモノがありました。3人のボーカルが次から次へとリレーし、各々の歌声を連ねる相乗効果。観客側もあらん限りの力を尽くしていたよう。
 2曲を終えたところで、バンドメンバーが出演順に登場。挨拶を終えた後はサブステージの方へ移動し、child seatの紹介が終わって最後の一曲。Skillキタコレ。デカレンジャーやPOWER GATEも相当なモノがありましたけど、Skillの手応えには霞んでしまうなぁ…。一度味わってしまったら、もう離れられないね。JAMのライブは、ずっと二の足を踏んでいたけど、来年は行かねばなるまいか。これでもかと弾け尽くしました。ああしかし、3曲で終わりだったのが誠に残念。まさしくMOTTO!MOTTO!な気分で 。
 最後の曲を終えて、主催担当から、メイン・サブステージまで全ての奏者に長い拍手がずっと響いていましたね。
 都合、5バンドで5時間弱。ものすごい長丁場でしたし、終わったら足や腰に痛みがあったり、全身疲労しまくりでしたが、これが心地よいから不思議。今年の締めに相応しいライブでした。主催のchild seatさん、出演バンド・参加された観客の皆様、本当にお疲れ様でした。良いお年を。

 
ガイキング THE LEGEND OF DAIKU-MARYU 第7話「激突!誇り高き決闘」 
 唐突に水着祭り開催。シズカ姉さんのくつろぐ気満々な姿勢に拍手を贈りたい。ルルはここぞとばかりにヒロイン属性を発揮し、我らがアイドルサスページ様は盛大にギャグ担当を専任。二つの意味で大きなお友達をガッチリ引きつけて放さない展開へ。先代北方将軍に小馬鹿にされるサスページ様、愛着のあるへたれぶりが最高です。
 初の本格的な巨人との格闘戦で、力任せだったガイキングに新たな戦い方を見出す…こともなくはなかったですが、結局は炎の力で全てを決まえるあたりが三条節。ダイヤと男の誓い、再戦の約束を交わして去っていくブリーザでしたが、帰還する前に立ちはだかるノーザ。
巨人師団に敗北は許されないと、バッサリ斬り捨てるラスト。うは。
果たされない誓いという壮絶な幕引きだ…。
巨人師団の無敗記録は、負けたモノを斬り捨てるという代アニの就職率マジックのように見えてしまいましたよw

 
銀盤カレイドスコープ 第12話「シンデレラ」
 …(ノД`;) 
 中盤から多少持ち直してきたので、淡い期待を抱いてしまいましたが…。先週に輪を掛けて酷い、というか惨い。まさに第一話の悪夢再び、惨状という他はない作動画でした。スケートシーンはほとんどがOPや過去の使い回し。
てか新作カットあったかな?迫力や臨場感の欠片もないスケートを見て感じられたのは、諦念のみ。ラストシーンのピートとの別れ、最大最後の見せ場で、タズサが誰か識別できなくなるレベルの作画って、ホントなんなんだこれ。
今までずっとポジティブに考え、いいところを、いいところをと綴ってきましたけど、これはどうしようもないなぁ。
 脚本さえ良ければ多少の乱れはカバーできる、という考えが放映作品に対する私の持論なんですが、これは多少なんてレベルじゃないよ。実際、オリジナル話を含め、脚本はまともだと思えたんですが…。
 第一話からして全然魔法かかってなかったけど(というかむしろ邪神が降りてましたけど)、ギリギリでごまかしていた魔法が、最終回のサブタイ通りバッサリ解けてしまったようで。「銀盤カレイドスコープ」という作品の何を伝えたかったんだろう…。



 

   12 23 (金)   パッシングポイント

 
マリア様がみてる 未来の白地図/今野緒雪
 表紙の2ショットが全てを物語るお話。前後編的な刊行になるようで、本巻は基本的には前フリのみかな。あとは黄薔薇のお家事情や、上級生の友人関係に焦点を当てた話で、メインの祐巳・瞳子の関係はどちらかというと望遠で捉え、クライマックスのみズームをあてたような印象。
 むしろメインイベントを迎えていたのは由乃と菜々、令の方で、お姉様の進路が明確になるシーンがポイントだったかなぁ。予め確認済みで安心していた由乃に、距離的な別れが生じ、あれこれと悩んでいた祐巳の方に安寧が訪れるというどんでん返し。由乃と令、それぞれの一人称視点・考えを別々に見せるあたりはマリみての真骨頂でしたね。あと個人的には蔦子さんの姉妹問題なども見どころでしたが、クリスマス・パーティという華やかな舞台の中で、しずしずと進む物語でした。といっても決して薄味ではなく、控えめな淡さの中にも、明確に輪郭を感じられる表現力はさすが今野先生。
 次巻こそ、柏木と瞳子に対して持て余した気持ちに整理を付け、長きに渡って物議を醸していた妹問題に決着が付くか。

 



 

   12 22 (木)   ベストショット

 
舞-乙HiME 第12話「仮面舞踏かい?」 
 
 早速ドレス披露の巻。
 ガルデローベの生徒が招待されるパーティかと思っていたら、身代わりとは。擦った揉んだのあげく、ニナとは良いコンビになっているし、城関係者との人間関係も含めて、 今が一番楽しい時間なのかもしれず。マシロの夢で遊んだり出来るのも、そろそろ終わりだったり…するのかなぁ。

 
 おっ?
 この二人にもなにやら百合な気配が?チエの本気を匂わせているのか、ただの冗談なのか。微妙な雰囲気のこそばゆさが良いなぁ。アリンコと言いつつ、自分の贈ったドレスを誕生日当日に着用してくれたことに仄かな喜びが感じられるパパです。そして本来の王同士はローマの休日を過ごし。巧海の探し人が肉親と知って、満面の笑みを見せるときの演技が、実に印象深かったです。

 
 影武者の苦悩。
 ナオのからかいっぷりとアカネの狼狽ぶりがなんとも微笑ましいですなぁ。コミカルで豊かな表情の変化は、ゾイドの沼田作画を思わせるような素晴らしい描画でしたよ。そして立場は違えど、影武者の苦労を同じ構図で被らせる演出も巧い。晶のツンぷりも相変わらず。

 
 マスク・ザ・レッド!
 キタコレ!十傑衆走りでこのマスク!得も言われぬ快感ですよ。横で走ってる配下も、最初は剣道部と思っていたけど、名前が違うってことは、別人・オリジナルかな?
 性の匂いに鋭いシズルもシズルだ。今話は各キャラとも頬を染める描写が多く、ついつい頬が緩んでしまいます。ドレス姿は全体が普段と別モノなので、部分的な違いに注目することはなかったんですけど、ローブに下ろした髪、という姿は新鮮でした。存外に豊かな髪が普段よりずっと女性らしさを演出してましたよ。

 
 初恋散る。
 オトメではないと言っていましたが、科学技術を用いず(多少は取り入れているのかな?)にガルデローベの生徒を下すというのは凄いかも。そしてマウスツーマウス。この手の話には、アリカよりニナの方が免疫弱いようで。落ち着いて膝をついていた冷静さはどこへやら。まー、そんなところが可愛らしいわけですが。マシロの短い初恋が終わりを告げた瞬間でもありました。残されるのはナギ…いと哀れよ。
 直前に水戸黄門やったせいもあるけど、印籠が本来の目的(薬入れ)で描かれると、妙に違和感があるものですw

 
 舞衣の身に何が起こったか…。
 生徒時代きたーよ!舞衣、ずいぶん積極的な性格になっているようで。戯けた姿が可愛い…のですが!ナツキの表情がベストショットすぎますよ。軽い驚きと仄かな嬉しさと一瞬の戸惑いが入り混じったような、絶妙なバランス。いやー、まじで素晴らしぎる。シズルとハルカはいっこ上のトリアスだったのね。
 マシロが花を握りつぶそうとして、やっぱり出来ない描写もすごく良かったし、手前に花瓶、奥にマシロというラストショットも、少女の思いを描くに見事な1ショット。年内最終分だけあって、気合いがのっていたのかな。作画も凄い綺麗だったし話もリズミカルで、変化球や隠し球まで存分に楽しめましたよ。
 



 

   12 21 (水)   サイドトラック。

 
銀盤カレイドスコープVol.6 ダブルプログラム:A long wrong time ago/海原零
 前巻ではキャンディ、今巻では
至藤響子とドミニク・ミラーを主人公にあて、彼女達の視点でタズサを描く展開へ。これはこれでおもしろいんですけど、Vol.4からメインを外されたタズサの陰がどんどん薄くなってくるよ。ライバル達の人間像を掘り下げることで、物語全体で深みを増してくるのはいいんですけど、シリーズを通して描かれていた芯が少しぼやけつつあるかも。
 それはそれとして、本巻。年齢も違う二人の女性がフィギュアスケートを始めるに至った過程から、タズサとの出会いまで、時間軸をずらして(時にはクロスオーバーして)描くスタイルはなかなかおもしろい試み。ドミニクがタズサをあそこまで敵視するかの理由も明らかになったし、ちび
至藤を描いたあとヴァンパイアプログラムに続く落差もいいね。ただ、著者本人があとがきで自嘲気味に触れていましたけど、12本のプログラムはやりすぎw 苦労しただろう描き分けの成果もあって、個性的なプログラムに飽きるということはなかったけど、流石に疲れました。
 シリーズの終了も匂わせていましたが、いい加減バトンはタズサに戻るのでしょうか。ここまできたらガブリーまでやってしまえ!な思いもなくはないですが。今のところそれらしい伏線はないですが、女帝リアとの、めくるめく勝負で最後を飾って欲しい。
 銀盤もいいですが、ブルーハイドレードも続きが読みたいものです。
 
  −購入−
『マリア様がみてる 未来の白地図』 今野緒雪
 本格的に妹話始動かな?
 



 

   12 20 (火)   怒濤。

 
魔法少女リリカルなのはA’s 第12話「夜の終わり、旅の終わり」 
 
 帰ってきたよ。
 守護騎士達の帰還と再会。ヴィータの嗚咽を耳にして、早速胸が暖かくなりますよ。
 はやてのニューコスチュームはシンボリックな杖や帽子があるせいか、魔法少女モノというより、RPGの魔法使いみたいな印象かな。なのは達に比べてちょっと大人びた感じ。

 
 三人寄れば文殊の…。
 悩むより動けって感じなアレフの一言で、攻略法発見というあたりから、勢いづいていたなぁ。エイミーも、OPの姿よろしくイケイケだ。これだけの仲間が揃えば、出来ないことなんかありはしないよ、っていう心強さ。覚悟を決めて挑む少女達の姿に、この先の展開の期待感が膨らみますとも。

 
 大攻勢。
 水樹奈々嬢の挿入歌来たぜ!二つ名とデバイスの名乗りを上げながら、必殺技をブチ込む展開はまさに怒濤の一言に尽きます。かつてマッチアップしていた相手とコンビを組むってのがまたニクイのですよ。ヴィータがなのはの名前を初めて呼ぶ(それになのはが応える)シーンにもシビれます。…って、グラーフアイゼンでけぇぇぇ!ゴルディオンハンマーも目じゃないよ。近接戦闘のスペシャリストだったシグナムが弓を放つというのも、ちょっとした驚き。
 犬は、盾の守護獣と名乗りつつも、オフェンスに徹していたザフィーラにも一笑。守護騎士達のデバイスが嬉しそうに応える様子にも、熱いモノが滾るなぁ。いつ終わるともしれない魔法コンボの果ては、なのは、フェイト、はやての
3人で〆。はやての「ごめんな、おやすみな…」と垣間見えるやさしがにもホロリ。
 ほとんど一方的に叩きのめす展開だというのに、鳥肌が立ちっぱなしでした。

 
 ハッピーエンド…?
 すずかとアリサの処置も含め、終わりよければ全て良し。な感じで幕を閉じると思いきや、またしても絶妙なヒキでEDに入ってくれましたよ。そういえば、すずか。はやての黒化に合わせて、どこかで絡んでくるかと思っていたけど、結局なのはとフェイトを守護騎士達に鉢合わせる線をつなぐための布石で終わってしまったのか。ちょっと残念。
 そして作画。うーん…。いつかはと祈りを込めて見続けていましたが、最大最後の見せ場でこのレベルはちょっと辛すぎました…。
  −購入−
『銀盤カレイドスコープVol.6
   ダブルプログラム:A long wrong time ago』
海原零
 シーズン到来。
 



 

   12 19 (月)   クライマックス。

 
GUN×SWORD 第25話「バカがヨロイでやってくる」
 
 あれ、レイがシルエットになってない。
 おかしいと思い、OPだけ繰り返し見てみると、色が落ちたかグレーがかったかで、24話以前とはやはり違うモノになっていました。味方側は完全に真っ黒にはならないのかな。そういえばヴァン勢で初めての犠牲者だったんだ…。
 兄の死で完全に覚醒したジョシュア。見下ろすカギ爪と見返すジョシュアのメンチ切りの火花から、最終2話の幕開けと相成りました。うは。

 
 きれいなお姉さんは好きですか?
 カルメンの母性的な仕草がストレートにジンときましたわ。一番軽そうでいて、実際はパーティで一番やさしくて、思慮深い人なんだろうなぁ。終盤で本音を吐露するシーンもあったけど、普段の軽薄さがその裏返しであるように
見えてなりません。そしてファサリナとのタイマンへ。もう一人のお姉さん、ユキコはジョシュアと合流。兄弟への想いはいかがであったのか…。

 
 バカがヨロイでやってきたぁぁぁ!
 ウェンディの喜び、ヴァン再臨。互いにガードを開けて直に視線を交わす二人は、決闘の作法に則ったような趣がありましたよ。名乗りの途中で割り込んでくるバカ兄、最後のオリジナルとのガチバトルもSUGEEEE!最終2話だけあって精度の高い作画がまあ動く動く。空中戦から格闘までここぞと魅せる質量感、ド迫力。剣を取り戻すカットインとか、カメラワークも絶品だし。ヴァンと兄の猛り・雄叫びが響きわたるけど、ヴァンの幼稚さが一途さVの字斬りの決着がまたニクイぜ。第一話で初めてヴァンを召還した時をを思い出して奮えましたわ。

 
 「お楽しみは…これからだ!」
 カルロォス!もうなんと表現してよいやら。最高すぎる…。ここぞというタイミングで目を覚ますのは判り切っていたのに、胸の震えが止まらないよ。母との対話で再び立ち上がるプリシラ・ブラウニーには泣かせられるし、勇者達の口上ではウォークライの如き昂揚感が突き抜けるしで、もう止まらない。と、駆けだしたところでダンとニアミスして本音トークで笑いを誘う小粋な演出。改めての正面突破。…たまらないや。
 あとシールド、上にも張れw

 
 ラストバトル!
 ヴァンとダンをリンクさせた映像は何度も見たけど、左の画はその中でも最高の一枚だなぁ。ファサリナとの戦いで「あなた可愛いじゃない!」と、自分の嫉妬をさらけ出すカルメン。髪を切ってしまった瞬間に思わず誤ってしまうやさしい本質、前を向いては本音を語れないいじらしさ、素直になれと言われて「死んでもムリ!」と返す強情さをこそ、可愛いと思いますよ。

 
 「あなたの婚約者を生き返らせます。」
 その口が言うか!ヴァンとカギ爪の戦いを筆頭に、カルメン×ファサリナ、勇者&プリシラVSヨロイの軍勢。
ジョシュアとユキコのシステム破壊。そして、ウェンディとミハエルの兄妹対決。…この構成に死角なし。

 
 兄と妹の決着もついに。
 半年間駆け抜けた冒険活劇の幕や、如何に!
  −購入−
『はじめの一歩 74巻』 森川ジョージ
 沢村…(ノД`;)
『サンタ・クラリス・クライシス』  ヤマグチノボル 
  富士見ファンタジアにもヤマグチノボルが殴り込みだっぜ!な勢いで飛び出した新刊。ルイズを含め、刊行ペースの早い作家さんだ。早いのは筆だけでなく、リズムに乗るように読めるテキストの軽快さも相変わらず。
 奇跡の力を持つサンタ見習いの箱入り娘と、妄想癖持ち少年との出会いから始まる甘酸っぱいラブコメ。主人公の妄想モノローグはヤマグチノボルの十八番なのかな。
相思相愛で終わららない(と気付かない)ラストシーンがまたなんとも程よい力加減で 。
 



 

   12 18 (日)   寒い……。

 
¢寒気:今冬一番、日本海側で大雪
 今年の冬コミも荒れるのかなぁ…。うう寒い。

 
幸薄ヲタ合戦2005
 冬コミの締切もあって行かなかったのですが、慶さんのセットリストを見て大後悔。盛り上がったろうなぁ、くそう。
 小野正利って。紅白出場歌手がこんなところに来るとは…w 
 本日締切となったレビュー原稿は、無事全員入稿と相成り。ライターの皆様、お疲れ様でした。…でも編集作業に入る自分は、これからが地獄。頑張って早めに上げて、来週末のANISONIC2005で憂さ晴らししようかなぁ。

 
交響詩篇 エウレカセブン 第35話「アストラル・アパッチ」
 前OPからの使い回しもありましたが、動画が抜群。ゲッコー号と4機のLFOが波の光を流しながら首都へ強襲をかけるシーンに奮えましたよ。エウレカとレントンの相変わらずラブラブな様子。ここ数話で似たような2ショットを見てましたけど、レントンが真正面から受け止めると、はっきり態度で示して節目になったかな。
 デューイ・ホランド兄弟と、タルホの関係は今頃になって出されても、それほどインパクトなかったですが、その後、ホランドが勝ち誇る姿には見惚れましたわ。小生意気なちびっ子どもがドミニクの報告書に必要性を見出さず、デューイに見せていなかったことから情報欠如。醜態をさらすデューイ&とりまき共め、ザマーミロ!とガッツポーズかましたくなるくらい、痛快な一本を決めてくれました。アネモネの行く末に不安が残りますが、さてさて。一区切りついたところで、来週からどんな展開が?

 
ゾイド ジェネシス 第37話「襲来」
 沼田誠也さんの絵柄だったけど、動きにも冴えがなく、妙に荒っぽかったような…?テコ入れが入るとの噂の真偽はどうなんだろう。
 物語は息をつかせぬ展開ながら、先週のヒキからすぐに継がず、一端ディガルド本国にカメラを返す構成が視聴者の気を持たせてくれましたよ。ディガルドとソラノヒトとの抗争まで露骨に滲ませてきましたが、ジーンとの会話を聞くだに、やはりフェルミはソラノヒトなのかなぁ。
 ソウタが生き残っていたり、ディガルドの侵攻戦略のエピソードを振り返ったり、いきあたりばったりなようでいて、狙い澄ましたような構成も見せるから、この作品は気が抜けない。ミィ様の看病やギンちゃん命名、涙を流しながらツンを張ってルージと語らう場面など、素晴らしいシーンがありましたし。
 壊滅的な打撃を受けた反乱軍が、どう盛り返していくか。戦略的にもおもしろくなってきたし、キャラの成長ぶりからも目が離せません。でも最近、コト姉やザイリンの影が薄くなってるような気も…。
 



 

   12 17 (土)   持ち味。

 
牙狼〈GARO〉 第11話「遊戯」
 ゲストに川平慈英きとわ!普段と何も変わってねEEEE!ってまあ、それを期待して、存分に楽しんでたのですが、ゲーム空間の背景から、聖龍伝説を思い出してしまった…。余裕ぶっこいて鋼牙に死のゲームを誘い、3本目まで勝利を疑っていなかったというのに、必勝のコイン隠しを見破られたら、あとは腕力に訴えるというチープさ。
最高だわ。あのコインの抜き取りのシーンは、カコヨかったなぁ。
 ドラマパートのB級作品な味はナナメに楽しんでますけど、CGと殺陣のキレは掛け値なしの逸品。馬初登場時に流れたJAM PROJECTの曲、挿入歌にシビれたのも久々だったし、いつのまにか目が離せなくなってきたよ、がろ。

 
ガイキング THE LEGEND OF DAIKU-MARYU 第6話「どうする!?出撃不能」 
 パイロットが戦い以外の仕事に従事するのはどうかと思いますが、そこはそれ。熱い炎があれば問題ナッシング…なわけないだろ!労働時間15時間てひどすぎすw よくよくみれば艦内にサイボーグ005と006がいなかった?
あの中国人ぽいコックは反則だよなぁ。そして、ヒロインの座を争うが如く、怪力設定と当直任務を健気に務める姿を見せるシズカさんとルル。次から次へと個性・魅力を見せてくれるものです。
 敵陣ではサスページのカウントダウンが定例行事になりつつあるよ。あと一ヶ月も持ちこたえられるのか?

 
銀盤カレイドスコープ 第11話「キスアンドクライ」
 作画が…(ノД`;) 終盤、ラスト2話にきてこの水準はつらすぎる…。中盤から多少は持ち直してたけど、リア以外のライバルの作画もあんまりじゃね? 懸念材料だったスケートシーンもやはり向上の兆しは見られず。奇しくもリアルでほぼ同い年の少女が優勝を決める様を見てしまったため、余計に動画の単調さが目についてしまったかなぁ。
 そして、ウェイトレスナンバーの不思議世界再び。何度見ても、あれはあれでいいんだという気持ちと、違わね?な気持ちが半々で、なんとも表現し難い演出です。作画がしっかりしていれば7:3くらいになったのでは…。いや、あの作画なればこその微妙なバランスが…。いやいや…嗚呼、堂々巡りが終わらない。でも今回は、最後にトレイを落として「シィィ」の入る完成型だったのが、ちょっと嬉しかったです。忘れてたんじゃなく檜舞台まで温存してたのね。
 気持ちの切り替えがついて練習に励む姿勢、別れに対する怖れを抱きながらも、残された時間を楽しく過ごそうとする気持ち。ピートとの掛け合いも楽しく見られるし、心理描写とストーリーは良いのですよ。ライバルとの関係は、ガブリエルの一方的な物言いで終わっちゃったし、リアは滑ってるだけで、ガブリーなんて台詞や絡みもなし。時間配分の辛いところでしょうが、オリンピックという大舞台の臨場感がみられなかったのも惜しい。タズサの一人舞台になってしまってるなぁ。
 最終話で、第一話の冒頭に見せたクライマックスをどのように描いてくれるか。最後の最後、一縷の望みに賭けて来週を待ちたいと思います。
 



 

   12 16 (金)   凶報。

 
¢仰木彬氏死去 70歳
 今年は上半期から自分の好きな人・尊敬する人の訃報を耳にする機会が多かった…。なんて一年だよ、と思っていた年の瀬になってこのようなニュースを目にしなければならないとは…。ご冥福をお祈り致します。

 
¢俺、第十四使徒ゼルエル。今からジオフロントぶっ壊す(raweelさん)
 腹よじれるほどワロタwwwwwww
 ゼルへのアドバイスが超必死w

 ¢ゼノサーガ エピソード III [ツァラトゥストラはかく語りき]、新たな敵!- T-elos(テロス)登場楽画喜堂
 アレンくんが戦闘に!w

 
ローゼンメイデン トロイメント 第9話「戒」 
 ああついに蒼星石が…。やっぱり深紅のコメディ連合と、薔薇水晶のシリアス軍では、戦力差が明らかだなぁ。
プライドの高い銀様が、あっさり与していたことに少なからず違和感もありましたが、それぞれのドールにある思いの丈と共に力をぶつけ合うバトルは、勢いもあったし心理描写もしっかり出せて、やっときたぜという見応え。翠星石が蒼星石をかばったときは、後ろから刺されるのでは…?と思えるくらい、何が起きてもおかしくない緊張感も漂ってたし。序盤の翠星石の沈みっぷりと、流しそうめんのバカ騒ぎがいい落差をつけてくれて、最後の別れも見事に描いてくれたなぁ。考えてみれば、ローザミスティカが見られたのは今回が初めてだったのね。
 作画も復活、と思ったけど局所的にガクンと下がるシーンもありで、忙しない様子。物語も、これ本当に1クールでまとめきれるのか?という不安と期待が入り交じるところも一つの楽しみに…。

 
SoltyRei 第11話「バースデーゲーム」 
 
 オトメに続きこちら誕生日。
 といってもむさいオッサンのですが、娘・ソルティの祝おう気分が半端じゃないのですよ。満面の笑顔を振りまいて嬉しげに耳をピコピコ動かすソルティが作為的な計算のぶりっこと判っていてもああもう可愛いのですよ。こちらも父親がいるせいか、パパ気分で感情移入してしまうなぁ。一人冷めているローズがいいアクセントになってるし。

 
 脱・ソルティパワーで決着づける豪腕展開。
 爆弾キタコレ!綿密に練られた計画によって追いつめられるハラハラ感、心理戦のスリル、これですよ、これを待ってました。ミランダ達の生死を引っ張りに引っ張って、明らかにしない脚本が、ああもどかしい!だがそれがいい!
マッドピエロのイラストもセンス光ってます。犯人の加虐的な悪戯心がにじみ出ているなぁ。
 未登録市民の情報という、ロイがローズ兄とのパイプを求めた理由も描かれ、プロシードも二人が欠場。さてさて、インテグラ達はどうからんでくるやら。メロン〜と唸っていたセリカの台詞回しもコミカルでしたよ。

 
 急展開。
 詰み将棋のように悉く手のひらで踊らされるロイ&兄。あの爆発から生存するのもすごいけど、共に一家の家長であるためか、ギアの噛み合わないコンビ。そして来ましたよ、無関係の人間に爆弾が。むっは。公衆電話への着信のタイミングもなんて憎らしい。爆弾解除を強制され、弟の危機をネタに嬲られ、明確な殺意を絞っていくラリー。
くはぁぁ、この憎恨渦巻く展開の見応え…たまらねー。

 
 ダミー。
 弄ばれただけのロイ&ラリー。ますますもって小癪なストーリーだなぁ。素早く送り主に気付いたミランダの機転とソルティの投擲で一命を拾い。ただ事でない状況なのに、ぷはーと一息つくソルティ。眼福ご馳走様。

 
 娘の正体は…?
 ローズから教わった曲を口ずさむソルティ。そのメロディはロイの妻の子守歌…?奇しくも舞-乙HiMEと同じく、消息不明の娘候補が乱立する展開へ。肝心のローズは爆弾魔の手に落ち、次男も病院送り。さて、どうなるかと思っていたらED。…え?もう終わり? Bパートを長くとり、進むにつれて話の密度が高まっていったせいでしょうか、本話はかなり短く感じられました。さあ次週が楽しみでなりませ……え、ソルティも一月!? こんなヒキ残して年を越せってか!



 

   12 15 (木)   逆転?

 
舞-乙HiME 第10話「HAPPY☆BIRTHDAY」 
 
 相変わらず子ニナは反則だなぁ。
 登場するたびに思うわけですけど、その上をいく抗いきれない魔力が…。セルゲイの日記にはニナの名のみならずアリンコの画が…?
 追試はアリカの爆走のみで締めくくられてしまいましたが、単独行で記録更新て。天然なるサバイバーだなぁ。
でもオトメが四足歩行しちゃだめでしょ。事件から一段落、上層部でも問題を浮き彫りに。今に始まったことではないけど、シズルへの眼差しに愛があるなぁ。今シリーズではナツキは相思相愛なのかな?

 
 望まれるモノと望まれぬモノと。
 本話では特にニナの素顔、本音が見られて微笑ましいことこの上なく。アリカに贈られたドレスはそのうち実際に着用されるのかな。年齢設定が低めなこともあるけれど、セルゲイに近い距離感というかな。見ているこちらも父親 的に、暖かく見守っていたくなるような感覚がいいな。
 一方、城では怪しげな画策と、女王に筒抜けな展開へ。大きな権限を持つということは、比例する責任も負うということで、自らの誕生日に望まぬ見合いを押しつけられるマシロでありました。

 
 盗難イベント発生ー。
 男の子の視線からしてイベントフラグ立ちまくってましたが、第一話でアリカとニナが駆けずり回った路地再び、な展開がニクイね。最初と今年のプレゼントが投げ捨てられ、己を失い、形振り構わない行動をとってしまうニナ。冷静に彼女を止めるアリカと、いつもと立場が逆になり、双方ともに違う一面がみられました。友達想いな女の子だよ。

 
 脱出・衝突・出会い?
 悪知恵と機転だけは働くクイーン。ミコトの図体に似合わない敏捷な反応に思わず頬が緩んでしまったり。その後のカラスとの格闘&マシロへのダイヴでもう一笑い。第一話に比べて、だんだんミコトでかくなってきた?
 そしてタクミ登場ー。OPでマイと思われるシルエットが煌めかすものと同じ模様が胸に。本シリーズでもマイと関係あり?王子と聞いて、彼が相当するものとばかり思っていましたが…はてさて。
 ニナとアリカの問答もよかったなー。パパラブに今までにない真剣さをみせるニナと、前回の一件から図らずも意識してしまうアリカ。内へこもるニナと外へ出るタイプのアリカが、ここでも立場が逆転。人間関係の揺さぶり、見せ方もしっかり心得ているものです。序盤から自分の誕生日の理由に悩める姿も、いじらしいものでしたよ。

 
 ひとまず安心…?
 いくらドラマというても、時計の旅のあんまりなマンガ展開には苦笑するしかなかった…ですが、涙でクシャクシャになったニナの笑顔を見ると、終わりよければすべてよしと思えてしまいます。セルゲイに抱きしめられるニナを見て胸にうずきを憶えるアリカ…えぇぇぇ!マジでセルゲイとのフラグが!?
 そして最後にニンジャきたー。これはタクミの影武者兼オトメなのかなぁ。来週、明らかになりそうですし、贈られたドレスも着るようで、飽きさせないなぁ。
 




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