〆戦国自衛隊・関ヶ原の戦い
小早川秀秋=藤原竜也という配役からして、どんな解釈よと思って先週第一部を見てましたが、序盤のインパクト以外は大したこともなく、普通におもしろくなかった。はずなんですが、第二部の冒頭で神谷明のナレーションによるダイジェストを見たら、なんかすげえおもしろく見えてしまったり。神谷明、その力衰えずや。そして第二部、加速度的におもしろくなっていました…別の意味で。
関ヶ原の合戦直前にタイムスリップした自衛隊の2つの小隊。反町隆史と渡部篤郎がそれぞれの隊長で、前者は歴史不干渉を唱え、後者は歴史に介入を試み、袂を分かつことに。渡部は余命1年の病に冒されていたため、己の生きた証を立てたかったとする展開なのですが、第二部はその渡部が猛進撃。
石田三成を惨殺し、自らが三成を名乗って西軍の総大将ポストをゲット。側近の左近も銃殺。そして関ヶ原の鍵を握る小早川の元へ赴くが…
う
「三成……?オイ、ぜんぜん似てねぇぞぉぉぉぉ!」
とバッサリ斬り捨てられた瞬間、藤原竜也の演技に噴いてしまった。どこのヤンキーだ小早川w そして一騎打ちに出るも、刀を折られた三成・渡部は銃を取り出して「FREEZE…!!」 なにこれ?w 銃を構えた時のニヤリ…な表情は、日本広しといえど渡部篤郎にしか出来ない演技だろうなぁ。
結局、この世から戦をなくすためにはどうすればいいかと、反町に尋ねて小早川は史実通り東軍につくのですが、大事にしていた女の子を見せしめ的に殺されながら、それでも家康に味方しなければならないという葛藤、苦渋の決断は良かったね。
合戦が始まると、ドサクサに紛れて高田総帥も出演(4コマ目の人)してたけど、名乗りを上げてから2分と経たず撃ち殺されてました。なにしに出てきたんだ総帥w

小早川「これで平和が続くなら、後の世で卑怯者と言われようとも望むところだ…。」
反町 「だが、俺たちは知っている…。小早川秀秋とは平和を望んだ真の武将ということを…!」
喩えようのない脱力感しか襲ってこない結末。三成側についた一隊は壮絶に戦死し(「これが戦国時代かー!」と爆死する戦車もアホだった)、反町の一隊は自衛隊の力を恐れた家康に滅ぼされます。ちなみに家康の奇襲を伝えに来た小早川もそこで一緒に昇天。帰ったら何したい?と言って、婚約者の写真出す時点で、もう死ぬスメルが漂いまくりでしたけど、タイムスリップの兆候が現れて、現代に帰れるかもしれないって瞬間に、包囲殲滅されるラストは切なかった。…だがそれ以上にアホだったw
唯一、現代に帰れた女性隊員はなぜか、ビルの前で悟り開いてるし。反町が死ぬ直前に神社に刻んだ文字を、超能力でも備えているのか、現代で反町の娘がなんの脈絡もなく見つけ出して、「アイラブユウ」文字発見。その上、隠されていたた認識票まで手元に…オイオイw
戦国武将にはベテランを集めて荘厳さを醸しだし(津川雅彦は何回家康を演じているんだろう?)、陸上自衛隊の全面協力を得て制作されながら、このドラマが伝えたかったことは、一体何だったのかサッパリわからない。なので公式サイトを詳しく見ると、プロデューサーがまたとんでもない大見得を切っていたり。
>戦う男のすばらしさを描く作品にしようと思っております。エンターテイメントの中に人間の本質的なドラマのある
>本作品は、お茶の間を映画館以上の感動の渦に巻き込むことに違いありません。
>後世に伝える傑作にしたいと思います。
>メインテーマは『生きる勇気が湧いてくる!』
湧かねーよ!wwwwwwwwww
本人達は真剣に作ってたようですが、ごめん。ギャグにしか見えませんでした。感動てか、笑いの渦だったような。
藤原竜也がメインを張っていることと、この何とも言えない脱力感に思い出すのは、バトルロワイヤルU。邦画やドラマ製作は一体どうなってしまっているんだろう…。いや、ナナメ作品としては絶賛といえる出来でしたよ?
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