〆舞-乙HiME
第25話「蒼天の乙女」

戦の全権代理人。
オトメの出撃に際し、他の戦力を引かせるあたり、やはりオトメ=ヘッドライナーだなぁ。ロザリーは平時に空色の服を着用していたので、ローブが深紅だったのは意外。ブロンドの映える様子がまるで違ってみえて新鮮だ。
一方、条約軍側は、司令に対する信頼度がゼロというか的確というか。ハルカの走り出したら止まらない性格を、よく理解しているようで。アイン(奥)の注意に即答するカーラ(手前)に爆笑。
待望のガチバトルも熱いぜ。そしてシマシマ団が強えぇぇぇ。ナオの薫陶がよく行き届いているのか、正規軍にも物怖じしない姿に、男惚れ。

鉄山靠ー。
ババア発言によっぽど頭にきたのか、くるくる廻って壁にめりこんでたよ…かなり本気だ。この人はローブを纏わずして、並のオトメと同じくらい強いような気がしてきた。そんなミス・マリアに対して天然とはいえツッコミを入れられるユカリコは、ある意味すごいのかも。あと、なにげにイリーナの後ろにいる金髪のリボン娘がえらい可愛いよ。誰?
再会のマイ・ラブ。シズルに会えたことを本当に嬉しがるナツキの笑顔が晴れやかだなぁ。一方のナツキはトモエを完璧に籠絡…女性って怖い。

これどこの強行型アクエリオン?
砲撃に続く砲撃、さらには真正面からの撃ち合い。そして舞衣&ミコトも参戦。最終2話とあって、出し惜しみなし。派手さはないけど、イリーナも後方支援として作戦に欠かせない存在になっとるし、全戦力を投入してきますな。
ナツキのエレメントは、前シリーズの流れを継いでライフルっすか。対アスワド戦に用いていたスカートも、固定用のアームでしかないとはね。

「ユメミヤ・アリカ、ただいま戻りました!」
ローブの力を解放出来ないままですが(というかそれで敵の砲撃を防ぐってすごくね?w)、うん、元気が一番だ。
トモエも自覚していたようだけど、やはり弄ばれて終わるのみ…。うーん哀れというべきか、当然というべきかw

「自分の頭で考えろ!」
アリカがマイスターとして成長する中、マシロもまた王として自らの信念を見出した熱い場面でした。その理想は
気高いものながら、オトメ側にしてみれば、一国の軍隊に匹敵する力を己が判断によって決めうるというのは、酷な話とも言えるんだろうね。王なり大統領なりの権限で動く、いわゆる文民に統制される軍事力でありながら、一個人でもある存在。そんな板挟みや葛藤の背景を、今までずっと語り続けてきたからこそ、マシロの発言はタブーでありながら、新たな一歩としてみられた気がします。自分で考えて責任をもてと言うのは、非常に厳しい問いただしでもあるけれど、同時に一個人であることを尊重してくれているんだね。
とか、本筋の重要な話が進んでたら、シホがついにきよったー!それも前シリーズと同じ衣装てw 後ろに控えるお部屋係の二人の目が死んでるよ…w おそるべき哉マキマキ。

アスワドもきたーあ!
全てのマイスターがローブを剥ぎ取られ、まさにここしかない!というポイントで颯爽と現れてくれるぜ。本シリーズのミドリちゃんは、ちょっと格好良すぎじゃないかw しかもヨウコの協力があったのか、ブースト機能の活動限界がなくなっとる様子。怒濤に次ぐ怒濤、ありとあらゆるキャラクターの見せ場が用意させている構成は、Gロボの最終回を思わせるカタルシスだなぁ。くはー、たまらんぜこの一番。そして血管浮かび上がらせてキレるトモエもw

トゥモエ…。
ある意味、この25話は君が主人公だったような気もするよ<錯覚。黒いトモエへの変わりようは、もう少しヒネリが欲しかったとも思いますが、それ以上を望むのは贅沢というもの。田中理恵さんの熱演にも拍手を贈りたい。
前後しますが、ヨウコに手を握ってと言われて、指を絡ませる描写をみせる1カットだけでも、この作品のスタッフはつくづく抜け目がないというか、遊び心に溢れている様が伝わってきます
。

「ねえ、見える?わたしオトメになったんだよ。似合うかな…?」
(ノД`;) 自分の思いをぶつけるでなく、レナに自分の姿を披露して、答えが返ってこない問いかけを、淡々と続ける様子が、ずっとずっと辛くて切なくて、胸を打ちます。長かったなぁ…母を捜して25話。演技も良かった。番組の開始当初はアリカ役:菊池美香嬢の演技力に脱力し、心配しつつ見ていたものですが、声優もキャラクターと一緒に成長していったようです(まだ危ういところもあるし、そこが良くもあるんだけどねw)
アリカの血統の真実は、物語における大きな命題のひとつでしたが、レナの血を引いていたとするどんでん返しに加え、この初めての再会には、物語(とそれを作った人達)の素晴らしさを見ました。
マシロにも、もらい泣きしそうでしたよ。母の亡骸を奪う責任は全て断を下した自分にあるから―それを破壊せよ。マスターとして下す命令でありながら、親友に対するやさしさ以外の何ものでもない。涙を流さないという誓いを反芻しつつ、でも流れるのを止められない姿にも、胸が熱くて仕方なかったです。
マシロの真意を汲み取った上で、敢えて自らの意志で破壊に移るアリカ。二人の間の絆を今までになく強く感じた瞬間でした。もし、マスターの命令として破壊を受け入れていたら、石の力の解放はなかったのかな…。
蒼天の乙女、のサブタイ通り、最後にローブの力を解放するアリカで〆…とか思ってたら、トモエ生きてるしー!
うははははw そういえば、父親の存在も完全にスルー?w
〆舞-乙HiME
第26話(最終話)「Dream☆Wing〜夢の在処〜」

資格奪わずですか。
まあそうでないと話にならないわけで、セラ・ナオも加えた五柱も完全復活。…って、マテリアライズのバンク省略ですか。エレメントの解放も最後までなかったし、美味しいところをさらいつつも、最後に華々しい舞台がなしとは…。
まあそんなところもナオらしいか。

これどこの逆シャア。
制作スタジオの力を、とことん活用して楽しませてくれるなぁ。この後にもいろいろパロディあるけれど、最終話に
まとめてもってくるところが巧妙というか心憎いというかw 息をつかせず、盛り上がりの最大ピーク。ちょっとやそっと(では済まない気もするけど)のパロディに口を挟んでいる暇もない、大決算セール方式。
シチュエーションが酷似しているとはいえ、しかし燃える燃える。敵味方を越えた態勢には、「ギラドーガまで!」と口をついてしまったけど、次のコーラル全員の出撃まできたら、あとはもう笑うしかなかったね。
主要メンバーの出撃も、HiME戦隊出撃だ!に見えてしまったよ。

ハルカ「オトメに必要なのは、“力”と“技”と?」
アリカ 「“こんじょー”ですっ!」
ハルカ「よろしいっ!」
くそう、懐かしい話を思い出させてくれやがって! カズくんの頼りなさげな姿に反して、カルデアの参戦も熱い。
オトメの発進シークエンスもどこぞで見たような演出ですが、まあそれはそれで。誰かはバレバレなのに、敢えて
明かさないところがまた…。
ハルカ・シズルの共同戦線も滾ること。前シリーズではハルカがHiMEならずに終わったけど、今回は堂々勝負。
ハルカについては受け流していた風なシズルが、最後の最後で受けて立つところも美味しい。シグナム技も久々…なんて見てたら、ちょwwwwwハルカwwwwwwそのポージングはいくらなんでもw
ユキノもとうとう、ハルカの言動に匙を投げたようで…。どさくさに紛れてショートカットのWメガネ萌えす。

ほんとGロボだな、これは。
五柱のエレメントを詳細に見られなかったのは残念ですが、一人ずつ見せ場を作って、敵の防御を悉く打ち破っていく展開は問答無用の熱さ。これで盛り上がらないわけがないや。
「アリカ、ニナのこと任せたよ」
というお姉様らしい一言を添えるナオの二面性がまたよく。シホは…ローブが大魔王だな<髪留めまで骸骨てw
前シリーズに比して、確かにずっと出番は増えたけど、シホはこれでよかったのだろうか…。二人の掛け合いもこれで最後かと思うと寂しくなるなぁ。
そしてアカネ再び<ネコミミという媚びっぷりは一体w
「あんたまだオトメなの?」
視聴者もそう思ってましたが、一睨みで二人をビビらせるあたりさすがは主席。そして聞くも涙語るも涙の話が…。
「ずぇったいHさせない」
ネコミミのオトメとネコ口のオトメが口論…。マイアの妨害は、自分が生涯男性と関係をもていない五柱ゆえの僻みなんだろうか…。なんかナオがもう一人いるようなw

SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
わはははははははw もうだめだ、これはやられたw ずーっと前に公式HPのキャラ紹介を見たときは、地味だなぁと言ってたけど、他のキャラがマイスター“ローブ”表記だったのに対し、ミス・マリアはマイスター“服”だった罠。
よもやこのような荒技が繰り出されようとはね。しかもどうみても、誰も勝てねー最強神速。反則だなぁ、と思いつつこれは天晴という他ないね。皆の愕然ぶりにも、大爆笑。
五柱でもなく、王とも契約を結ばない学園付という立場にあるから、この人はその力を封印していたのかな。

チエとアオイの二人も良かった良かった。
一通りの伏線も回収して、あとはニナとアリカの決着を残すのみ。ここに辿り着くまではGロボな展開だったけど、ラストバトルはスクライドだなぁ。
ナギとマシロ、ニナとアリカ。マスター、マイスターがともに戦い、己の信じる夢を、真っ直ぐな想いを説きながら、
決して屈しない。このへんはジュドーVSハマーンを思い出させせます。ナギは決して間違ったことを言っているわけ
ではないんだろうけど、その手法があまりに歪みすぎていた。アリカが夢を語ることの真摯さを問い続けるシーンも屈指だなぁ。アリカ=在処という発想も素晴らしいの一言に尽きます。

うほ、ミロクまで。
せっかく思いが通じたのに、引き裂かれてしまう二人。漆黒の金剛石の逸話まで語られましたが、うわー、なんか懐かしい剣が出てきたな。今回もラスボスはミロクか。
和解で終わるのもひとつの結末ではあったけど、最大最後の盛り上がりを見せずしては終われないやね。蒼天のエレメントも解放。…ん?SWORD
OF AKATSUKIて、ちょ、それ電童の暁の大太刀じゃw 剣の構えまでサンライズの大家芸が炸裂。設定的に重なる面が一番多かった電童ですが、最後までやり尽くす気満々だ。

決着。
母との再会と、オトメを夢見た女の子の物語は、親友を倒し、親友を救う終わりを見た。なんとなく読めた結末ではあったけど、盛り上がり必至で、計り知れない見応えのある顛末でした。音楽も梶浦サウンド全開だね。

「こんなものがあるから…!」
なら、最初から壊しとけよ!というオチまでGロボちっくなw
「やば!」の一言でトンズラこいて直後に逮捕。ナギらしい最後だなと思いつつも、これだけのことを引き起こして
おいて、ゲームセット、という遊び感覚のエンドマークには、物凄い違和感がありました。つまりエルスやミミの死も軽んじられてしまわないかな。物語としてのバランス、罪に値するオトシマエより、ナギのキャラを優先してしまうのは、どうなんだろう。
セルゲイを使って政敵をライバルを暗殺するに至った経緯や、手段を選ばずオトメシステムを壊そうとするに至った動機なども知りたかったです。せめてそれくらいないと、エルスやミミも浮かばれなくね?

向日葵。
上記の通り、ナギの最後に関しては疑問符を外せないですが、それ以外は何も言うことなしのエピローグ。オトメを強奪されたおっさんが、カズくんをジト見してるところまで芸が細かいなw
マシロの夢の象徴たるひまわりが添えられる最後も、くはぁ、と息が漏れてしまいます。アリカが走り出したときはそのままブーンなEDに切り替わるかと思ってしまったw EDに連なる印象を持たせる、粋な計らいだね。EDも改めて考えると、アリカが追いかけていた何かは、その話数に応じて、いろんなものが見えていたんだなぁ。
ニナとセルゲイのその後が描かれ、入れ替わった時計の写真でラストショット。うむ、素晴らしい作品だった。
総評。
楽しかった!おもしろかった!以外に語ることが、不粋に思えるほど素晴らしいエンターテイメントでした。文句なしで今季終了作品No.1です。
作画が崩れることはほとんどなかったし、一話ごとに必ず見せ場があって楽しめた(中だるみがほとんどなかったんじゃないかな)。それでいて一本の作品としても、素晴らしい物語を紡いでくれた。魅力的なキャラの数々、数多の意表を突く展開。えー!?と思ったり、ガクッと脱力することもあったけど、それすらも魅力に変えてしまう作品の器。
萌えアニメ、と自ら名乗るだけあって、そういう要素が楽しめたのも事実だけど、本質はやっぱり友情や家族愛にあったんだろうね。自ら萌えと言っていたのはストレートにキーワードとして惹き付ける部分と、本質は別にあるんだよ、という仮面の部分が気がします。萌え要素は目的でありつつ手段でもあったような。
最後は詰め込み・駆け足なきらいもあったけど、それを押して余りあるストーリーの疾走感が快感でした。なにより
おもしろい作品を作ろう、見る者を楽しませようというスタッフが一丸の熱い意気に溢れまくっていたよ。
アニメ好きで良かったと思える、最高の瞬間です。感動。スタッフの皆様お疲れ様でした。百万の感謝を。
追記:
OVAが始まるらしいですが、MIYUが見つめていたアリカとは別の、アリッサの血を引く女の子が出てくるのかな?
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