〆ウィッチブレイド 第9話「哀」
夜11時45分に起こる殺人事件のミステリーと、その切ない結末。
前話に引き続き、梨穂子、玲奈からアプローチを受け、そしてさらに変なおっさん(正体はエクスコン)とも友達に。
そのエクスコンのおっさんも、梨穂子に対して、なんらかの気配を肌で感じているらしく、梨穂子の伏線がまた一つ積まれていった模様。とりあえず一つ言えるのは、知らない大人について行っちゃダメだってことを、雅音は梨穂子にきつく教えておきなさいということ。二週に渡って酔いつぶれてる場合じゃないw
斗沢を目の敵にしてる警部の知り合い(自殺で死亡)が、エクスコン化していたという事実は興味深いポイント。
生前の記憶もあり、死の直前に関する強い執着も示されたところをみると、エクスコンは人体実験による生体兵器ということ? 今までのエクスコンと異なり、自殺を図るというのも衝撃的な展開。完全な科学技術の産物かと思われていましたが、導示重工にも大きな裏がありそうだ。
〆Fate-stay
night 第22話「願いの果て」

あ、凛いたのw
先週、衛宮邸に不在だったのも、ランサーのマスター探索だったからか。しかし、アーチャーがいなくなってから、
すっかり存在が希薄になってきたようで、ちょっと寂しい。イリヤの聖杯戦争に絡んだ憔悴も、ちと唐突かな。
ランサーが言峰のサーヴァントとなった過程を描く、ミステリーの謎明かし的導入。序盤から配されていた伏線が明らかになる瞬間ですが、後追い的な解説説明が長く続いたせいか、謎解きのカタルシスが得られず、妙に淡泊。
士郎の危機と平行したり、もっとスピーディに迫る展開なら…と思えてしまうなぁ。
ランサーが探索に徹していたことと、そのマスターが誰かという謎は、Fateルートにおける最後のミステリーだけに、今少し手応えが欲しかった。そう思うのは贅沢なのかなぁ…。
ちなみに凛の目撃談で語られたランサーのオリジナルマスターですが、魔術協会から派遣された女性で、言峰と誼を通じた魔術師という裏があったりも。しかしその言峰に背後から討たれ、令呪を奪われたという次第。

士郎、物語始まってから何度、刺され・斬られ・殴られたんだろw
凛から得た事実をもとに教会へ駆けつけるセイバーが見たものは血に伏せるマスター。被害者属性とでもいうか、これだけ血を流しまくる主人公も珍しいな。ランサーへ斬りかかるも、士郎を人質にとった言峰の問いかけに、戦いは止められる。
「汝は聖杯(過去を変える力)を欲するか?」の問いかけに士郎が出す答えはNo。そしてその根拠たる信念、
「この道(過去)は間違っていないと信じている」との言葉が、セイバーへと通じる。今までに何度も見せられてきた二人の回想が、最後の答えに導かれていく視点で描かれた構成が見事。同じ映像なのに、まるで印象が違って
見えました。
「そのようなもの(聖杯)より私は士郎が欲しいと言ったのだ。」という啖呵は、己の進む道を見出したと共に、盛大な告白にも聞こえますね。今までずっと問いかけられたいた命題に答えが出される瞬間、いかにもセイバーらしい
気高さの表れた物言いが爽快。
セイバーに触れることで、ゲイボルクの呪いから解放される理由は後に示されますが、二人が手を繋ぐ描写って、後半になってから特に増えてきてますね。
そしてギル様登場。謀は言峰とギル様の間にて起こり、ランサーは一人パシリにされていたというショック。ケルト神話における最高の英雄に、斥候任務とは役不足もいいところで。補足すると、ランサーがそのような命令に素直に従ったはずは当然なく、令呪によって強制されていたという事実があります。ギルとランサー、ガンつけあう中に漂う緊張感がたまらないですな。
補足その2、言峰とギルがメッシュの契約に関してですが、餌とされた人間は、10年前の災害によって親を失い、教会に引き取られた子供達という設定(=士郎と同じ境遇)です。もし士郎が切嗣の養子となっていなければ、ギルガメッシュを生かす餌として果てていた、運命の選択。たくさんの手が士郎に向かってもがいていた画が、その点を示していたのかな。

ギルVSランサー。
まーなんつーか、ランサーの本質はここにあるわけですよ。「貴様に肩入れしているわけじゃねぇ。俺は俺の信条に肩入れしているだけだ!」…このセリフいいなぁ。デレ成分
の影がなく、本気100%に聞こえるところもね。
“戦うことが望み”として召喚されたサーヴァントながら、令呪により斥候として縛られてしまった。ゆえに、あるべき信条を貫けなかったランサーには、己の進む道を見出したセイバーを、そのマスターを言峰の命令で殺すことは許しがたいことだったのか。かといってセイバーとの共闘など頭になく(2対1という状況を好ましく思わないところもいいね)、一人孤高の戦いに挑む信条にシビれるわけですよ。気高くはないが誇り高い。
しかし、大した見せ場もなく一方的にやられてしまう。実に惜しく、勿体なく感じるんですが、決して見応えがないわけでもない。戦いを欲しながら許されず、初めて抵抗を見せても空しく散るという運命を見る。これがランサーに
与えられた物語上の役割なのですよ。その事実を理解しながらも、このサーヴァントの活躍を見たいと願わずにいられない二律背反。こんなもどかしさがランサーの魅力なのかな。短い場面ながら、作画も綺麗で良かった。
アニメ版では語られないストーリーで、その見せ場もたっぷりありますが、そんな魅力を含め、個人的に最も好きなサーヴァントです。

新たな道。
士郎の異常回復は、切嗣が士郎に入れたエクスカリバーの鞘、そこに秘められた癒しの魔術によるものであった。そもそも魔術師として半端な士郎が、なぜセイバーを召喚できたか、という物語の起点まで話は溯る伏線でしたね。
何も守れなかったと自分を責めていたセイバーが、道を見出した後に、実は今までずっと士郎の命を救えていたという事実が判明するのも、素晴らしいね。前話にあった「士郎は私の鞘だったのですね…。」というセリフは、ここに回帰。
そして聖杯の破壊を決意する二人。聖杯戦争においてずっと曖昧だった目標が、ここにきてやっと見定まる。士郎の宣言にセイバーの応えて、最後に添えた「マスター」の一言は、初めて全幅の信頼を寄せた呼びかけのようで、前回のデートで物別れした場面でもう一度ってのも小粋。
「あの聖杯も、“この私”も、ありえてはいけない夢だったのです。」
ただ気に掛かるのは、このセリフ。EDへ連なる伏線となるのか…。
|