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   8 15 (火)   爆砕。

  ガラスの艦隊 第20話「瓦解のごとく…」 
 
 いやー、もうどこから笑ってよいやら…。
 作画からして先週に輪を掛けてズタボロですが、ガラ艦にとってはオードブル程度の話。しかし、今週は絶望的に美味しい描画だったなぁ。
 だめだ、もう我慢出来ない。とりあえずツッコミを入れておこう。ありえないウサ耳とか二重に生えてる髭とか、劇中のキャラクターはナチュラルにスルーしてたけど、噴かずにおれんわこんなもん!そしてワイン、溢れすぎw どんだけ壊したらワインで溺れそうになるんだか。2話前の矢といい、小道具は大盤振る舞いするのが、ガラ艦流か。
 そして、同行の命令に対して「嫌」と堪えていたB.B.を、どうやってカーヴまで連れ出したんだろう。ヴィンテージ物のワインが散乱したときの半狂乱ぶりも新鮮でしたが、剛胆なのか単に我が侭なだけなのか、よくわからないキャラになってきた。3mはありそうなキセルも、支えてくれるメイドがいなったせいか、急に短くなったのが妙に可愛かったですよ。
 そして、潜入と暗殺のドサクサに紛れて「青春団」呼ばれてる元囚人達。青春言ってたのは、一人だけだったのに、結局、暗殺に巻き込まれて残り二人になってしまった(親分の恋人が死んだのは少なからず驚きでした)。だんだんこいつら見てるのが切なくなってきた。
 レイチェルがボソボソ呟くように歌いながら、花びらを散らすショットで〆。怖っ! その歌声からKEY THE METAL IDOLの鬱瀬美浦を思い出してしまったよ。あああ、怖い怖い。あれだけ爆笑の渦を巻き起こしておきながら、最後はそれなりに締められるんだから、不思議な作品だ。
 



 

   8 14 (月)   爽。

 
ゼロの使い魔 第7話 「ルイズのアルバイト」
 
 コークスクリュー!w
 物凄いのが入りました。話が進むごとに手慣れ、激しさを増すルイズのツッコミは本話も右肩上がり。ディフォルメ的なものも含め、新しい表現が次々に盛り込まれてきます。もうこれ以上いかないのでは?と、毎週思いながら、常に予想を越えられる快感。ツッコミが「来る」と判っていても、面白味が褪せることはなく(むしろ判っているからこその楽しさというべきか)、中でもここ2,3話になってからのテンポは、すこぶる良いですね。

 
 なんですかこの教科書にあるようなツンっぷりは!w
 背を向けて上向きに顔を背けるポーズ、これ最強。
 スカロンのキャストに、本話で出番がないデルフリンガー:後藤哲夫さんを起用するアイデアもナイス。中間管理職がそのまま帰ってきたようで、プランテスファンとしては何とも言えない感慨が込み上げてきますね。後藤さんはこういう変態アブノーマルなキャラクターを任せると、異彩を放ちますな。
 ルイズのウェイトレス姿も、下からパンするカメラワークがよく分かっています。左足に付けたレースのアクセントも誠にもって素晴らしい。そしてアイキャッチまでコスチュームに変えてくる細かい仕事。こういうこだわりも大好きだ。

 
 どもりのルイズ。
 許容限度オーバー。壊れたルイズの魅力も出てきた。興奮すると呂律が回らなくなる設定の一つですが、原作のテキストから受けたイメージとまるで変わらない、画力・演技力に脱帽です。いや、これホントにいいわ。貴族の力が通用しないところで、密やかにサイトを頼るかよわさ、というギャップも珠玉。
 貧乳コンプレックスも、客からの指摘&ジェシカとの対比という、二重の強調で隙なし。「胸か!やっぱアイツも胸か!」という怒りとも嘆きともつかない、叫びが心に響いたなぁw サイトとジェシカの関係が、少し省略されていたのかな?イキナリの猛アプローチに少し違和感あったけど、ルイズの乱入が楽しくて楽しくて、忘れてしまうね。
 怒りで興奮してか喜び感激してか、とにかく今日のルイズはずっと赤面しっぱなしだ。

 
 水戸黄門キタコレ。
 こないだの伯爵といい、なんですかこのステロタイプなダメ貴族はw なんとも判りやすい構図。さりとてそこは日本伝統の勧善懲悪。時代劇好きな自分には堪えられないものがあり、この上なく愉快痛快な顛末です。ご主人としてか、女の子としてかは不明ながら、ルイズに対するサイトの占有の一言も、大きなポイント。その後、男を見せられなかったのは残念でしたがw
 そしてエピローグがまたいいのですよ。序盤では裸を見せても気にすることなく着替えを手伝わせていたのに、ここにきて恥じらいが生まれたという変化→デレの芽吹きなのですよ。
 コスチュームの白と、ビスチェの黒。ツンとデレ。衣装の差し替えによって、気持ちの変化を巧みに表現するセンスも抜群。同じように下方向からカメラを流しているけど、でも中身はまるで違うという演出が心憎いなぁ。
 しかし、最後の詰めにちょっとした変化が。ビスチェに込められた魅惑の魔法が、サイトに効いていないことは見て取れますが、その反応を訝るルイズの内心が省略されたようです(着ている者を好きな相手には、魔法は効かないという乙な話があったのですが)
 この話、本来は5巻の(サイトとルイズの仲がそれなりに進展してる)エピソードですが、まだ恋愛感情まで達していないアニメ版の現在値では、敢えて外したのかな?ずっと先のエピソードを手前にスライドさせた分だけ、ちゃんと手直しされているってことなんだろうね。そんな細かい配慮にも好感のもてるゼロの使い魔です。
 



 

   8 13 (日)   夏の終わり。

 
 コミックマーケット70 3日目
 
コミケに足を運ぶようになって早十数年(なんだかこの一文だけで物凄いダメな気がしますが)、朝一で一般入場に並ぶか、サークル参加のどちらかだった自分が、はじめて重役出勤しました。10:30くらい現地着を予定していたにもかかわらず、のんびりしすぎて1時間ほど遅れの11:30に現着。目の前の光景を見て驚き。うは、列がねええw
 目的のサークルは両手で数えるほどしかないので、のんびり回りました。唯一の大手だったRussian Blueが10分程で済むと、あとはサクサク。メイドちゃん本The Leaf Star Stories 5を購入して、目標の大部分は終了。
あとはTYPE-MOON系の絵師さん数カ所を回り、学漫スペースで後輩に声をかけ、知人・友人のスペースを一回り。
 そしてこの度、ご結婚されるkyawaiさんに、お祝いの挨拶を。ちらとお目に掛かりましたが、奥様はとても美人な方でしたね。どうぞ末永くお幸せに。
 最後はコスプレ広場でうろうろ。初日に上げた感想の傾向からして判る人は判ると思いますが、あのごった返した会場に一人しかいないだろ、くらいな挑戦を試みるレイヤーさんが私は好きなのです。…で、SAMURAI7よりヒョーゴのコスしてた人を見かけたときは、たまげました。すごいよそのチョイス。あと、クラウザーII世を発見して、容赦なく
噴かせていただきました。超ステキ。
 なんのかんので、会場を離れる頃には14時を過ぎていたのかな。これで今年の夏も終わりか…と思いつつ、後ろを振り返ると、入り口にあるオーロラビジョンが目に入り、一日目の表示を思い出して(けよりなアニメ版のプロモを
放映してたんですが、液晶が故障していたのか、ちょうど目の位置に黒い線が入ってしまっていた)
、笑いを堪えるのに必死。最後に変なオチがありましたけど、夏らしい暑さで締めくくり、今年も祭典を存分に楽しめました。
 帰宅後にひとっ風呂浴びてから食すガリガリくんのなんと美味なことか…。

 
 さらに減った3日目の買い物。
 そろそろ二桁を切りそうな勢いで下降中。

 とかのんびりしてたら、降りないはずだった翌日休みが確保できてしまい、急遽、徹カラへ合流することに(一日目とは別グループの)。なんだこの強行軍w しかも普段利用している店は、8時終了なのに、なぜか今日に限っては、朝9時まで営業という、どう考えても、コミケ客へのサービスとしか思えない延長営業がwwww
 しかもその事実に気付いたのは、7:30を過ぎてもオーダーを受け付けたので(通常はラストオーダー時間なので弾かれる)、確認を取ってみたらまだ1時間行けマスヨ?との回答が来たそのとき。ラストスパート掛けて走っていたら、実はゴールテープが蜃気楼だったというショック!嬉しいんだか迷惑なんだか、よくわからない状態で(どのみち一晩明かして変なスイッチが入ってたんですが)、残り1時間をひたすら爆走。店を出てみれば、希に見る大停電に見舞われていたようで、「この停電が一日早くなくてよかった…」と、ほとんど回転しない頭で考えてたのが、その朝のまともな記憶です。参加された皆様、3日間、お疲れ様でした。
 



 

   8 12 (土)   休息日。

 
 コミックマーケット70 2日目
 徹夜明けで参加なぞ出来ようはずもなく帰宅後にバタンキュー。でも、徹夜カラオケから直行する友人や、今夜のオールナイトライブに備える友人もいたりで、この時期の体力ゲージは皆どこかおかしいようだ。
 一眠りして目が覚めると、急激に暗くなる空と轟音が。あれ、なんかすごい雷が鳴ってマスヨ? 気になってサークル参加した友人に電話をすると、有明はまだ晴天の模様。でも、雨雲の移動ルートを見ると、どう考えても現地に直撃コースだったので、一応警告。
 小一時間ほどして、同じような轟雷が鳴り響いてるとの電話が。シャッターが突然閉められたり、雷が鳴るたびに会場で拍手が涌いたり、一部外周サークルとヤマトのダンボールが大打撃を受けたり、という美味しいネタ満載の話を聞く。コミケ的には記録的な瞬間豪雨だったようで、当事者にならなくてよかったなという安心感と、美味しい瞬間を見逃したという落胆を、同時に味わう奇妙な休息日でした。なにはともあれ2日目参加の皆様、お疲れ様です。

 
¢ のだめカンタービレドラマ&アニメ化決定
 おお、とうとう。ドラマ化につきまとう原作イメージとの落差を、良い方向に活かして欲しいものです。
 ストーリー的には、ライジングスターあたりでクライマックスかな。

 
¢ 英國戀物語エマ 第二期製作決定
 おおお!そうこなくては!

 
¢うたわれるものらじお 第6回
 柚木エルルゥ「萌えー!」絶叫。結城の小屋さんのイラストが相変わらず素晴らしすぎますよ。このイメージは誇張ではあっても虚構ではないのです!というか120%間違いなく、こんな番組だと思います。
 若様こと、オボロ:桐井大介さんの、はっちゃけた風来坊ぶりも楽しかったですね。クロウとの名前順位トークが、目に浮かびます。あと6回目にして今さら気付いたんですが、ドリグラのコーナーで、ドリィとグラァのことを、“兄弟”と紹介してたんすね……。

 
ウィッチブレイド 第18話「転」
 一転、鷹山失脚! うは、和銅の企み、あれで成功しちゃって…いいのか。鷹山は一連の事件の責任を取り、導示重工を退社しましたが、エクスコン回収の映像を流出した犯人突き止めないまま、それで幕引きにされてしまったのは、どうにも違和感が。潔くもあったけど、どこか野心を捨て切れていない風だった鷹山は、別会社か独自のルートで、兵器産業に関わっていくのでしょうか。
 そして和銅の秘書カワイソスギス。軍需産業とは言え、民間企業が部下の命を左右してしまうってどういうことよw
あれだけ尽くしてた秘書を、社内の派閥・勢力争いのために、無理矢理被験者として、その後はあと数日で結晶化か…と、あっさり一線を越えていた和銅にショック。くそう、これからも明るくひょうきんな小物っぷりを見せてくれると信じていたのにw
 NSWFでは、まりあが精神的に大人へ急成長。しかし、その陰に隠れる脆さに、上層部の誰一人として気付くことなく、ファーザーの死亡フラグは着々と進行していく…。
 



 

   8 11 (金)   いざ出陣。

 
 コミックマーケット70 1日目
 
サークル参加の1日目ということで、初日ながら決戦は金曜日(個人的な買いジャンルとしても)
 前日の猛暑と天気予報の数値から、厳しい一日になると覚悟していました。が、午前中は太陽が隠れ、微風も
あったおかげか、夏コミにしてはかなり涼しい1日に。場所にもよるんでしょうけど、スペースにいる間は団扇を使わずに済むくらい、過ごしやすかったです。
 購入方面では、最初に向かった「うつらうららか」にて、ちゅるやさん本が落ちててイキナリのショック。にょろーん。メインはARIA本でしたけど残念。あとは友人知人のスペースと小手を小刻みに回りつつ、頼まれものを回収。
 やはり平日と言うこともあってか、比較的スムースに回れたんですが、一部エリアでは、通路が完全に塞がるなど異様な混乱が起きていたようです。うつら〜の列に並んでいたときも顕著でしたが、仕切りの手際(コミケスタッフの)がお世辞にもいいとはいえない状況でした。
 少し離れた位置でサークル参加していた友人のスペース一帯では、開始10分前になっても、サークルチェックが来ずに放置され、話を聞いて慌てて近くにいたスタッフさんに声を掛けました。運良くその方はベテランだったようで即座に対応してくれましたが、あちこちの混乱ぶりを象徴するような話。エリアによって統括が出来ていなかったのか、個々のスタッフの能力の問題か、スタッフ初心者率が高かったのか。いろいろ考えられますが、パッと見だと、個々の能力・初心者率だったのかと思えたり。今回の経験を後に活かして欲しいものです。企業スペースでも似たようなことが起きていたらしく、午前中から向かっていた友人も大変に苦労した模様。乙。
 スペースに戻る前に、前回の冬コミでファンチルの同人誌をくれた後輩がいたので、「まさかいないよなw」と思いながらも、そのエリアを回ってみたら、マジでそこにいたというサプライズ(しかも、自分のスペースから目視出来る位置だった)。なんだこの神降臨。声を掛けたときの驚きようったらもう…いや自分も見かけたときは同じだったのですよ。「うそーんw」と互いに笑い合い、軽く談笑。まあこんなこともコミケにはおきるものです。

 小一時間ほどでスペースに戻り、売り子に専念。ライターとしてゲスト参加してくださった、トール鉄さん、KINGさんにお立ち寄りいただいて、無事本もお渡しできました。急なお願いにも関わらずライターを快くお引き受けいただき、足をお運び下さってありがとうございました。
 そして…今回は売れ行きがこれ異常。バックナンバーを含め、14時前に完売御礼という、ありえないハイペース。一体何事!? うちのサークルは自分で言うのも何ですが、15時を過ぎあたりで
 「在庫残ってるけど、どうすべ?帰る?」
 「暑いし(冬なら寒いし)、帰るべ帰るべ。」

 という方向に落ち着くのが本来の姿。
 それが、いつもより少し多めに持ち込んでこの素晴らしい結果です。要因はたぶん二つ。
 一つは、スペースの面した通路が、外出口につながるメインストリートだったこと。目の前を行く人が半端な数ではなく、人の流れが絶えることはなかったです。もう一つは、お隣が歴史の長いメジャーなサークルだったこと。そちらで足を止められた方が、ウチのスペースにも流れてくるというコバンザメ戦術。今回は配置に大感謝です。
 なによりも、当スペースで足を止めてくださった方、お買いあげ下さった方、ありがとうございました。オープニングアニメーションレビューは、第四回も頑張ります。冬受かればですが…。

 完売後に一息ついたところで、企業ブースから周さん慶さんが帰還。前述の混乱ぶりを聴き、入れ替わりで企業ブースへ。TYPE-MOONの列に並んだ直後、今から限定一と告げられ、頼まれ分でもう一回並ぼうと思ったら完売の声が。去年の冬は遅めに行ってサックリ買えたものですが、まだまだ衰えると言うことを知らないよう。
 コスプレ広場にも足を運んでみると、やはり今回はハルヒの多さが目立ちましたね。個人的なツボは、HELLSINGのウォルター(スーツの着こなしと片眼鏡が素晴らしかった)と、アイシールドのライバル校ご一行(スパイダーズ、ワイルドガンマンズ、ナーガそれぞれのエース)、彩雲国物語の藍楸瑛(弟の方もチラリと見かけたけど、詳しく見られなくて残念)あたりかな。暑い中、レイヤーの皆さんもお疲れ様でした。
 スペースに戻った後は、片づけして帰宅。長い時間を過ごしましたが、予想よりずっと涼しかったおかげで、体力的に余裕がありました。

 
 1日目戦利品。
 年々、購入数が減ってきていまやこれだけ…。

 帰宅後にひとっ風呂浴びたときの気持ちよさも、夏コミの味だったのかな。
 その後、一休みした後は、新宿に出て徹夜カラオケへゴー。我ながらどこにそんな体力があるのか、無謀なトライを敢行。その飲み会でもちょっとしたサプライズがあって、今日はとにかく、いろんな幸運に恵まれた一日だなぁ…と感慨に耽りながら、心地よい疲れでいっぱいの体を引きずって帰り、泥のように眠る。やっぱ楽しいよコミケ。
 



 

   8 10 (木)   キレ。

 
ZEGAPAIN 第19話「ラストサパー」 
 メイ姉妹のメイドキタコレ。
 冒頭から一体何事が起きたかと思いましたが、視聴者を驚かす意味でもシズノを迎える意味でも、おもしろい趣向をこらしてくれるなぁ。従順なウェイトレスを演じる姉妹の悪ノリっぷりもいいね。疑惑のシズノに対しては、鋭い視線を走らせるときのギャップも素晴らしく。大きなリボンをつけて、しおらしい様子のメイウーも、普段の活発な様子との落差が見事。人気投票でも妹を凌いだしね(カミナギとシズノのツートップは鉄板として、副司令の3位には驚いた。そして、あの表情はあんまりじゃねw ルーシェンの4位とハヤセの9位もサプライズでした)
 会食の隻で語られた舞浜サーバーの回想シーンも印象的だったなぁ。プールに浮かぶキョウ、飛び込み台から
キョウを見守るシズノ、入り口から見つめるカミナギ。この微妙な位置が、三角関係を強く印象づけてくれました。
舞浜サーバー内では感情を出せず、長門状態のカミナギが、その反動でもあるのか、出撃時にはキョウにぺったりなのは、なにげに新しいジャンルにも見えてきます。
 そしてキョウ達が舞浜を守る間、シズノとルーシェン達は会食を続ける。表と裏をシンクロさせながら描く手法を
用いることでで、前回キョウに思いっきり感情移入する流れから、一歩引いたところに来られます。シズノの謎や、
舞浜サーバーの秘密など、物語の全景を見渡す話において、実に丁寧で判りやすい配慮をしてくれる。
 司令とシズノが独自に行っていた話は、コワトリクエの情報を得るためのトラップというオチだったようですが、それだけではない他の秘密もあるようで。
 予告を聴くと、舞浜サーバーはガルズオルムの本拠地にあるように思えてきますが、ついに過去のキョウとシズノの核心へ迫るか。シンとイエル=シズノに面識があって、かつてシズノをキョウが救ったという話からしても、両者が近しい場所にあるという推測は立てられますが…はてさて。当初は1stヒロインかと思われたシズノが、今や物語の鍵を握るキャラになってきてしまい、キョウ・カミナギのラブラブカップルから、距離を置いている姿を見ると、シズノ派の自分としては、ちょっと寂しい展開です。
 



 

   8 (水)   水曜日の明暗

 
NANA 第19話「ハチの祈りナナの想い」 
 レイラ;平野綾きた。やはりハルヒのインパクトがまだ抜けてなくて、多少は被って聞こえてしまうw けど声の張り方が微妙に柔らかい感じで、悪戯好きの暴れん坊というより、くだけた天然娘という感じかな。ポスターと歌から得ていた今までのイメージだと、儚げなカリスマという印象だったけど、良い意味で裏切ってくれました。ナナは歌と声で担当者が違ってもさほど違和感なかったんですが(アップテンポのロックってのがあるのかも)、歌レイラと声レイラは大きく違いを感じました。まこれは、決して似せるために選んでいるわけではなく、曲・声それぞれのイメージを区別して捉えているのかな。ライブシーンは入りと終わりのみでしたが、僅かでも演出のセンスが光って見えます。是非フルコーラスで…と願わずにいられませんが、これは最終回くらいにならないと無理かなぁ…。
 そして物語は大きな一つの区切り、ナナと蓮の再会へ。奈々達から蓮が気付いていないように見えて、やっぱり見かけた瞬間に演奏をミスるほど、衝撃を受けていたという展開。ナナ・ハチサイドの視点に視聴者の感情を乗せてきて、ライブ後の蓮のリアクションで真相を見せる構成もニクイな。
 二人を取り巻くブラストの面々もいい味を出してます。ヤスもノブも。ってシンは未成年設定で喫煙が問題になってたけど、アニメでも結局吸っちゃうのか。ああ、そして麻雀がなんて楽しそう。そういえば久しく打ってないなぁ…。

 
.hack//Roots 第18話「Limit」 
 うーん、森イベントの中身と、新キャラの絡みに期待しすぎたせいか、ちょっと薄味。一ヶ月を通してほとんど印象に残らない話だったけど、この一幕が後の展開に掛かる伏線として、活きるのだろうか…。
 橋の上のタビーとフィロのツーショットが特に顕著ですけど、演出的なマンネリもあったと思う。三郎とパイも同様で、ほとんどの場面が1体1の会話に終始するので、リズムが単調に感じられてしまった。んで、会話の真意が掴めないでは、薄味にも感じられるというもの。
 ハロルド・ヒューイックを匂わせる謎の存在の登場といい、
八咫の意味深な台詞といい、新たな伏線が出るばかりで、回収がまったくないと流石にダレますね。18話を迎えた現在で、まだ種から出た芽に肥料を与えて、実らせて
いるという状態なのかなぁ。終盤で見事に刈り入れられれば、この段階での文句など吹き飛ぶというものですが…。
 今のところ、ハセヲがイタイ子になった後、イキナリクラスチェンジしちゃった、という一言で説明が付く話に。ハセヲ自身にスポットが当たっていなかったので、突然起きた変化にも、驚きがほとんど感じられなかった。
 って、そういえばゲームだと、ジョブエクステンドを経験したような口ぶりだったのに、アニメ版だと1stフォームから未知の力で(正規の手続きを踏まずに)、3rdフォームに飛んでない?
 



 

   8 (火)   はあぁぁぁぁ……。

  ガラスの艦隊 第18話「獅子のごとく…」 
 
 ああぁぁぁ、クレオぉ…クレオぉぉぉ▼
 ミシェル、メロメロです。二人のノリはそう、まさにこんな感じ。大気はあるけど、無重力な宇宙空間で、命綱にグルグル巻かれて二人はもう離れない…! 数百隻の戦艦に囲まれて(味方は2隻)ドンパチやってる最中でも、二人が抱きしめ合っている間は、外の世界の時間は止まっているんだきっと。それはそれでいいんですけど、せめてまともな作画で描いてあげようよw  (建前としては)感動の再会なのに、この作画はあんまりじゃね? このナナメに傾いた作画が、より一層作品のギャグ風味を高めてくれるよ。
 まじでここ2ヶ月のおもしろさは異常だ<変な方向にだけど、極まってきたなぁ。
 



 

   8 (月)   旬。

 
¢ 有希&タバサ(りんから荘)
 まさに鏡合わせ。

 



 

   8 (日)   作品の本質とその魅力。

 
ゼロの使い魔 第6話 「盗賊の正体」
 
 足蹴。
 キュルケがサイトにちょっかい出す→ルイズがサイトをボコボコに、という構図も、違和感なく作品にとけ込んできたようです。なにげにサイトからは、ルイズのスカート中身が見えてそうな描写もGJ。自分が火を付けたのに、サイトがルイズに虐げられても、我関せず、或いはそれすら楽しんでいる様子も、実にキュルケらしいね。
 そしてタバサ初の自己主張が。無口・無関心でいるけど、友達を放ってはおけないところがCOOL。思わず嬉しげな表情を見せるキュルケも、なにげに可愛かったり。

 
 ばいんばいんVSぱっつんぱっつん。
 ないちちはないちちで、それなりの魅力があるのは判るんですが、ここまで圧倒的な戦力差を見せなくたって…w
追い打ちを掛けるように、キュルケの胸はこれでもかと揺れまくり。
 移動中の馬車においても、キュルケの猛烈なアタック→デレデレなサイト→ルイズがキー!となる黄金律が。原作では、しばらく見なくなったシチュエーションだけに、懐かしさと新鮮さを同時に味わうような感覚です。
 そしてあっさりと破壊の杖奪還。されどそうは問屋が卸さず、フーケのゴーレムが襲ってくるのですが、これぞ魔法モノって展開になってきたね。タバサもシュヴァリエの称号を受けるに値する実力を発揮ですよ。

 
 貴族として振る舞おうとする理想と、現実に魔法を使えずにいる女の子の現実がせめぎ合う。
 これ以上ない形で魅せてくれます。泣いてる女の子を前に奮い立たなきゃ男じゃない。サイトも男を見せますが、デルフリンガーが鞘から浮くタイミングが絶品だわ。今まではおどけたイメージばかりだったデルフですが、後藤哲夫さんをキャスティングした真価が、ここにきて見えてきましたね。
 破壊の杖の正体もキーポイントで。ロケットランチャーをルイズがブンブン振り回す姿は、科学と魔法の絶妙なミスマッチ。ランチャーに触れたときも紋章が光り、なんの迷いもなく操作出来るのがガンダールフ。固有名詞として出てくるけど、後半になっても視聴者に詳細な説明ないんですね<ほとんど確定的な推測は立つだろうけど。
 あと本話は、カット割りの見映えがなによりの功労だったと思いますが、多少崩れながら思い切った動きを見せた動画も印象深いものがありました。

 
 盗賊の正体。
 序盤から校長とお茶目してるイメージが強く印象づけられたせいか、この展開は原作を読んだときも、なかなかに衝撃的でした。理知的なお姉さんと思っていたら、実は粗野な姐さんだったというショック。
 ロケットランチャーの仕組みを唯一知るサイトだけが、脅しに屈することなく、デルフリンガーを力強く握って反撃。
なんともいえない快感が込み上げてきます。本話では、大きく話が転換する場面には、必ずデルフの存在があるんですよね。そして、その扱い方が絶妙なのですよ(ラストシーンの「おでれーた」も含めて)。茶色の刀身=錆を連想させますが、同時にどことなく人間っぽい暖かみが感じられたり。
 サイトの活躍で一件落着。キュルケの胸から溢れるハートもそうですけど、基本的にこの作品の演出は古典ですなぁ…。効果線やマークを入れてキャラクターの心情を実に判りやすく表現。やりすぎ、というくらい頻繁に入るんですけど、不思議と好印象なのは、作品の雰囲気作りとのバランスが、しっかりとれているからでしょうか。

 
 魔法使いと使い魔と。
 ハルケギニアと地球の関係が、微かに見えたものの、たぐり寄せる能わず。関係性は有耶無耶のまま、パーティになだれ込みますが、タバサの食欲とマンガ肉萌え。
 そして、このルイズの反則的な可愛さときたら。ツンデレというジャンルの大いなる魅力、というかそれこそ魔力を感じた終幕です。デルフリンガーの感想による締めも、心憎いったらありゃしません。原作1巻を初めて読んだときの感慨が甦るような、良い一話でした。



 

   8 (土)   長め。

 
¢うたわれるものらじお 第5回
 柚木エルルゥ、猫かぶりモード。リキちゃんを狙ってこない相手には警戒を解き、柔和な対応を見せる模様。
 ホッ…と心底安心してる小山聖上が、なんとも微笑ましいというか痛々しいというかw
 来週の、対オボロ戦がどうなるやら。

 うーむ。彩雲国物語が再放送ループに入ってしまい、どこか土曜日が物足りない…。
 



 

   8 (金)   どんより。

 
ウィッチブレイド 第17話「錯」
 和銅wwwwwwww
 鷹山失脚の伏線をあれだけ配しておきながら、結局和銅の独り相撲に終わる。カワイソスw 和銅が誰かに似てると気にしていたら、友人から陣内と告げられて、胸のつかえも取れました。でも今回一番の被害者は、和銅の秘書のようで。男性でも着用可のアルティメットブレイドの実検体に、早速されてしまった模様(えー。
 一方、鷹山の秘書も、前回底が見えず、懐になにやら一物抱えてそうな気配を感じたけど、単に立ち回りがよい器用なだけの人材だったのか。まだ読めない人物だなぁ。同様にファーザーも小人物っぷりが、判明して、まりあに殺される展開へまっしぐらの予感が。
 エクスコンが全部狩られていたという事実も、今さらながらに(それも随分あっさりと)告げられていたけど、これでウィッチブレイド、ネオ・ジーン、アルティメットブレイド、の3すくみに…なりそうもないなw
 



 

   8 (木)   重し。

 
ZEGAPAIN 第18話「偽りの傷、痛みは枯れて」 
  感情が出ない舞浜サーバーでのそっけなさと、ゼーガペイン搭乗時のラブラブっぷりの対比が、むず痒くも微笑ましいカミナギです。記憶は共有しているのでキョウをからかい、甘える姿が、今まで以上に女の子してるように見えますね。けどそのギャップにキョウは対応できず、現実と幻体の歪みにも苦しむことに。
 花畑に敵が現れるけど、タイプといい包囲される状況といい、第1話を彷彿とさせてくれます。第1話で、かつてのキョウが道半ばに倒れながら、果たそうとしていたことはなんだったのかと、再認識させられます。
 同時に、今さらながら、戦うための確固たる理由を考えさせられます。セレブラントはガ、ルズオルムに対して専守防衛的なポジションにあるけど、ガルズオルムの戦略目的は明確に見えていない。個人的な推測としては、双方を相争わせることが目的のように思えてきたんですが、究極の進化を遂げたガルズオルムと、量子サーバーにおいて幻体となりながら進化を続けるセレブラント、といった対立が実検だったり…しないか。
 司令とシズノの謎めいた行動も、気に掛かるところ。
 



 

   8 (水)   EXCELLENT!!

 
NANA 第18話「トラネスライブ」 
 ライブからEDへの連動キタコレ! うはぁ…この作品の演出力は本格的に神懸かってきたなぁ。
 ハチ実家の平凡ながら暖かい団欒に触れて、孤独を感じるナナと、その事実を知って慰めるハチ。二人の境遇と、相通ずる気持ちを抑えた上で、トラネスのライブを迎える。ライブ直前で、席に行こうか行くまいか、葛藤するナナの心理描写まで言うことなしです。残り2分程度で、ED曲でもあるトラネスのライブが始まったときは、背筋に何かが走りましたね。素晴らしい。
 



 

   8 (火)   ガラ艦クオリティ。

  ガラスの艦隊 第18話「獅子のごとく…」 
 
 ちょwwwwwww矢、飛びすぎwwwwwwww
 そして当たらなさすぎだYO!w 20人以上はいようかという敵の弓矢隊が、何百本の矢を放っても当たりません。絶対にあたりません。それはもうシルフの守りがあろうかっていうくらい。クレオが叩き落として防御してますけど、刀はせいぜい3秒に一回くらいの振る程度。一方、矢の方はといえば、毎秒100本近く飛んでます。そして逆に3人の味方が放つ迎撃は、百発百中。そしてとにかく当たらない。つーか、宇宙の覇権を争うべく艦隊戦を繰り広げる世界で、なにゆえ白兵戦の飛び道具が矢w
 今週は作画も救いようのないクオリティで、この矢の描写も3枚くらいの作画をループするという壮絶なチープさ。
でもこれがメチャメチャツボにハマります。ガラ艦クオリティ高すぎ。

 
 爆弾ありえねEEEEEEEEE!!w
 だめだ、今週のスタッフは神だコレ。どうみても爆弾ないだろw
 弁慶の立ち往生よろしく、味方のために一人扉を閉めて犠牲になるオッサン…という涙ぐましい話も、軽く一蹴。
この後、クレオ達の3倍くらいの矢が飛んできますが、辛うじて5,6本当たるのみという、近衛兵とは思えない奇跡の命中率で、おっさんは無事爆死。使命を果たしました。ごめん。でも笑いしかおきないよw
 




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