〆
BLACK LAGOON
第7話「Calm Down,Two Men」

返せ!俺のラッキー!
こういうファンキーなアフロを見ると、ついつい思い出してしまうなぁ。ガンソード第一話のインパクトはしばらく忘れられそうにありません。
さて冒頭。ジョークで場を和ませようとするも、鉄壁で返されるロックサミシス。実際に有名な小話をいれるあたりに、フィクションなれども、ほどよいリアリティを与えてくれるよう。
やたらバイオレンスでピリピリした空気を身に纏うバラライカも、今日はまったり。こういうどうでもいいような日常の付き合いが、ラグーンとホテル・モスクワの関係を如実に表しているね。でも最後には釘を一刺しを忘れない。

教会が武器屋てw
原作で初めて読んだときも噴きましたね。ロザリオ掲げたシスターがガム風船ふくらまして、バリバリのヤンキー。拳銃抜いてるのも凄いけどが、なにより修道服に眼帯という組み合わせのセンスが強烈。
ここでふとしたトラブルが起きますが、ロックの洞察力と交渉術で目的を達成。老婆の目にはまだまだ詰めが甘いと映ったようですが、同時に見どころありとも言える、まずまずの評価。
レヴィとロック。武力と知力。それぞれの特性が際だっていましたが、ロックの有能ぶりすら気にくわないレヴィ。
この後の流れにも繋がりますが、成功を収めながらもギスギスしたところがよく表れています。

引き下がらない。
前回のミッションで行き違いを見せた二人ですが、ロックが蓋を開ける形で正面衝突。それぞれ生きてきた背景、そこから培われた人間性・自分を、真っ正面からぶつけ合う、本作でも屈指のシーン。売り言葉に買い言葉でレヴィが、本当に引き金を引いてしまうところが、凡百の作品と大きく違うところかな。
この世界に踏み入れるきっかけとなったレヴィの生き様を、レヴィ自身が踏みにじることが許せないロック。拳銃の引き金を引きながら、拳を突き立てながらも、その一言に追いつめられるレヴィ…うーん、熱い。
しばらく戦闘を中心とした話が続いた後に、人間性や誇りを問う展開を見せるのも、全体を通した構成として光っているし、ガンアクションばかりでなく、ドラマで魅せる力も充分備えていると判ります。アクションとドラマがが噛み合う話は、もうたまらないことになります。
互いが違う部分あることを認識し、どこか似た部分に共感してレヴィがロックを認めるラストもまたよし。
ゆっくり振り向く動きであったり、夕映えの背景や差し込む光であったり、演出力もまた輝いていたシーンだなぁ。

雨降って地固まる。
どちらに立っているのか、と問いかけたレヴィの質問は、ロックに向けた苛立ちの根本にあるものだったのかな。
まだ先の話ですが、このキーワードは、以後、ロックに何度も問い続けられるもので、そのときのレヴィの気持ちは、問いかける時に応じて変化しているようでもあり
。
そしてラストシーン。煙草のキス。絵を見る限りは恋人のように見えて仕方がないのですが、煙草2本分の距離感てのが、なんともいえない絶妙な加減。医龍におけるバタフライキスとか、二人の仲を象徴するような描写って凄い。物作りをしている人の才能を感じる一瞬です。
ロックが言い争いの中でレヴィに放った言葉を、このシーンの後に見返すと、告白とも思えたりで。
全体的に作画がちょっと不安定だったけど、見応えがありすぎるほどの一話でした。
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