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   10 15 (日)   うははははw

  鉄板少女アカネ!!
 公式HPの画像を見ただけで噴きだしてしまいますが、どうしてこう料理をテーマにしたドラマは、とんでもない方向に進んでしまうのかw 確信してやっているんだろうけど、ありえないとしか言いようのないキャラとその行動。気張りすぎるCG。料理に全てを掛けすぎる主人公。海原雄山な竜雷太。○○すぎる、と言い始めたらキリがない。こんなにもツッコミどころで溢れかえったドラマは久々で、初回のインパクトは強烈でした。しかし、毎度毎度奇抜な演出が繰り返されるだけでは、刺激にもなれてくるし、舌が痺れっぱなしになるだけ。この先、どんな変化球を(或いは意表をついた直球を)投げてくるかで、評価が分かれそうです。今のところは視聴意欲が高まって仕方ないですが。
 そもそも厚さ5cm(mmじゃないw)の鉄板なんて、女の子が背に抱えられる重量じゃない気がするんですが、その程度のツッコミなど、不粋なんだろうね。



 

   10 14 (土)   決着が楽しみ。

 
彩雲国物語 第24話「寝耳に水」
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:高まつ子 作画監督:吉開順子 演出:高木秀文−
 甘露茶買い占めwwwwwww
 秀麗の存在を示す符丁に使うのはいいとして、
千夜の財力がなかったらどうするつもりだったのか教えて欲しいw
 茶一族の中にも、燕青らの味方をする者もいるようで、ホントに一枚岩じゃない一族だなぁ。ゆえに茶州が荒れているのだろうけど、この頼りない(しかし香鈴が偽物と見抜いた)克洵がどこまで気張れるか、そして秀麗達が着任した後まで着目したい。
 一方、その克洵に助けられた形となり、金華へ同道させられることとなる影月・香鈴の二人。香鈴が一気にデレ期へ突入の気配ですよ、なんですかこの流れはw 陽月が現れたときに二人の関係がどうなるか楽しみだなぁ。
 それぞれの思惑を抱いて、物語は金華に向けて集約されていく。てかこの間だけで一ヶ月経過してるってのも、
結構すごいペースな気もしてきたが…。
 あとなにげにこの作品は作画崩れないですね。というか崩れた話を見たことがなく、安心して見られるのも、彩雲国物語の陰に隠れた魅力なのかも。
 



 

   10 13 (金)   掛け値なしにおもしろい。

 
コードギアス 反逆のルルーシュ 第2話「覚醒の白き騎士」 
 −脚本:大河内一楼 絵コンテ:須永司 作画監督:佐光幸恵・山根理宏 演出:三好正人 −
 
 無敵。
 魔眼の力は直に見ないと及ばない模様。せめてこれくらいの弱点はないと、主人公とはいえバランスを欠くね。
ブリタニア人にしか効かないとか、もう少し制限が欲しいくらい。
 戦争の合間に水着を差し入れる(特に着替えの最中である)あたり、谷口監督のサービス精神を感じますw 同時に日常と非日常の対比もこなしているわけで一石二鳥。この同級生はいつも袖にされてる様子がえらい可愛いね。しかし個人的には、水着よりもむしろレギュラーキャラのコスチュームの方が、ずっとセクシーに見えてしまい…。
水着ばりの際どさに加え、ブーツというかオーバーニーソ?の魅力が素晴らしい。
 そして先週あっさり撃たれて、今週あっさり助かってるスザク。扱いがエライ軽いような気がしてならず、最後には何かあるかと思っていましたが、C.C.は放置プレイのまま…(ノД`;)

 
 戦闘開始!
 1話で描かれたチェスの名手という話は、戦術指揮官として力を発揮する伏線だったのね。ホントにチェスのコマを置いているのには笑ったけど、これくらいハッタリを効かせた演出でもすんなり飲み込めていけるところが、谷口作品のエンターテイメント力なのかな。ナイトメアフレーム同士の戦いも純粋にカコイイ。
 圧倒的優勢だったブリタニア軍を、テロリスト側が盛り返していく流れも痛快この上なく、クロヴィスとルルーシュが互いに勝利を確信しながら、じわじわ進む緊張感がたまりません。天の目で見る視聴者には、ルルーシュの勝利が見えているわけですが、それゆえに王子(ブリタニア)の驕りが浮き彫りとなって、ルルーシュに感情移入できるね。
 が、勝利を収めた後のルルーシュが、良い意味で裏切ってくれた。このえげつない笑顔に一瞬引き、その反動で
さらに深くのめり込まされてしまったなぁ。
 スザクが騎士にはなれない、と言っていたり、○○卿という言葉も飛び交っていたりで、ナイトメアに乗り込むパイロットの中は、騎士(或いは諸侯)がいるらしく、中世の封建社会が現代に甦っているのかな。
 ランスロットは、てっきり主人公機かと思っていたけど、搭乗者はスザクなんすね。ルルーシュの魔眼に対抗する力となるのか。しかし、なにやらあやしげな動力を積んでいる模様。

 
 ランスロットつえええええ。
 機動力は言わずもがな(ちょっと回りすぎと思ったw)、スラッシュハーケンが小型化されていたり、実弾を弾く盾があったり、まじ強すぎじゃね?先週、ルルーシュが人を支配する力を見せれば、今週はスザクがナイトメア・フレームの力を見せる。質の異なる力ながらも、これで両軍のバランスが整った感じに。
 クロヴィスVSルルーシュと同じ構図で、スザクとルルーシュの対峙を見せる(けど優劣は逆で)演出も巧いなぁ。
ルルーシュを救うために…!と決意して戦う相手が、ルルーシュ本人という矛盾も切ない。
 しかし、スザクの善行ぶりが少し気になったかな。自分が全てやればみんなが助かる、という発想は理想主義に過ぎるし(それを実践してしまうのがすごいけど)、戦闘中には母子を助ける菩薩っぷり。でもその母親に畏れられ、逃げられるのが現実。リアリストのルルーシュの対抗軸的な存在ゆえに、やりすぎとも思えるほどの理想主義者になっていますが、本人の理想と現実の溝をどこまで埋められるのか、或いはいつ破綻するのか。これはワクワクしてしまうね。
 ルルーシュ、本陣へきとあー。最初はクロヴィスも操られたかと思ったけど、単に脅されてただけ。でも偉そう。
 そしてルルーシュの本音は、イレブンのためでも自己実現のためでもなく、廃嫡されたことへの復讐にあったと。
うは。さらに今週もあの悪一色な笑顔で〆とくれば、これはたまらない。
 



 

   10 12 (木)   みんな大好きなんだ。

 
武装錬金 第2話「ホムンクルスの秘密」
 −脚本:大和屋暁 絵コンテ:DOJAG-A-GEN 作画監督:清水泰夫 演出:黒田幸生 −
 
 絵コンテ・演出:羽原信義 作画監督:高見明男
 原作が完結しているというメリットはOPにも表れているようで、終盤に至るまで総登場といっていいくらいにキャラクターが出まくり。突き抜ける曲のイメージと、真っ直ぐ駆け抜けていく映像のマッチも良い…のですが、どこか足りないと感じる部分も。ラストのカズキと斗貴子のショットでははっきりしてるんですが、全体を通しての方向性というかテーマ性の打ち出しが(キャラがたくさん出ることで)、弱まってしまったのか…。ムーンフェイスのインパクトは途方もなく凄かったけどw そういえばドクトルバタフライの姿がなかったんですが、見つからなかっただけ?
 何度か見たらいい味が染みてくるタイプもあるので、後々評価が変わるといいな。

 
 鉄壁。
 序盤からギャグテイスト満載。和月先生が良くも悪くも暴走した、武装錬金という作品独特の雰囲気を、よく出しているね。岡倉に怯える(風を装ってからかっている)3人組のポーズ萌え。
 そして鉄壁キタコレ。スカートの揺れ具合に掛けた、スタッフの気合いが半端じゃないw その後、ネーミングでのやりとりも、殺伐とした戦いの世界に身を置く気配を吹き飛ばすコメディっぷり。うん、いいね。

 
 鷲尾でけえええええ。
 原作のイメージより30%増しくらいにデカく見えました。アニメーションらしい動きが加わると、こんなに大きく見えるものですか。しなやかさと強さも伝わってくるし、十二国記の冒頭にいた妖魔を思い出します。
 迎撃にまわるカズキ・斗貴子のコンビプレイにはスピード感があるし、高度もしっかり表現されています。氷川竜介さんがつまらないアニメの見分け方として、「空気・重力・五感」が描けているか否か、という話をされていましたが、このシーンでは空気・重力ががっちりと感じられました。
 最後にカズキでオチをつける展開もなかなかw

 
 彼女……?
 このシーンの再現度も高いなぁw 彼女…?と言われて微笑みながら怒り心頭な斗貴子さんに、少し物足りなさが残りましたが、まひろのフォロー(ボケ?)が大幅にアップして、実に微笑ましい展開へ。斗貴子さんへ枝垂れ掛かるショットや、妄想画も素晴らしい。

 
 岡倉…(ノД`;)
 もうなんだか、和月デザインを超越し始めたな岡倉。だがそんな君が大好きだ。
 まひろに取り憑こうとしたホムンクルス発見の場面。鷲尾との戦闘にもあったけれど、画面を割って入ってくる演出は、この作風によく合っていますね。乱発されると胃にもたれそうだけど、一つのテイストとして確立していって欲しいとも思います。
 そしてバルキリースカート長げえええええw よく見れば魚眼レンズっぽい演出になってるけど、それにしたって伸びすぎじゃね?w その後には本日の鉄壁2。上着をまくり上げた部分では、腰のくびれとおへそのチラリズムを過不足なく描き、スカートは内股への沈み具合をその影で絶妙に表現。斗貴子の下半身になると、なぜこんなにクオリティが高まるんですか、スタッフの皆さん。
 斗貴子を守るべく、強烈な加速度で進化するカズキをラストに締めましたが、直前の↑描写がインパクト強すぎて、あまり見ていられなかったじゃないか。

 あさっての方向。第2話「すれちがい」
 −脚本:浦畑達彦 絵コンテ:大畑清隆 作画監督:岩倉和憲 演出:橋本敏一 −
 椒子の冷静さに噴いた。自分が子供になったっていうのに超Cool。子供になったら、そばかすがあるなど(幼少時のコンプレックスだったりするのかな?)、微妙な変化を抑えているのもいいな。
 からだの方は、そのゴージャスな成長っぷりに見とれます。ぶかぶかになってしまった大人の服を羽織る椒子と、ピッチピチの子供服をグラマラスな体に纏うからだ、という甲乙付けがたい双方魅力満点のアンバランスさもGJ。
 その後、兄と出会うも気付かれないっすか。うはー、大人と子供の入れ替わりは当人同士しか知られないという話になるのか、徹允や遠子など、特定のキャラにだけは伝わるのか。そして石が輝きを失った状態で二人が元に戻ることが出来るのか。先が気になります。あと、ゆったりした時間の進行が特徴的なので、30分がものすごく短く感じる作品ですね。
 



 

   10 11 (水)   目が離せない。

 
NANA 第28話「すれちがうハチとナナ」 
 −脚本:浦畑達彦 絵コンテ:大久保富彦 作画監督:土橋昭人・水川弘理 演出:上田真弓 −
 

 2ndライブ幕開けー。
 一曲フルで流れる映像をいつか見たいと思わされますが(DVDの特典で付いたりしないものか…)、ライブシーン自体を抑え目にすることで、ほんの数ショットしかない画が活きているのかな。アニメでバンドのライブ映像を、一曲まるまる描くってのは、大変なセンスと労力が要求されるんだろうけど、NANAのスタッフにはそれだけの力があると思うので、やっぱりフルコーラスで見たいものです。
 また、満員で会場に入れない地元時代からのファンや、友人枠を譲った淳子達など、本人達以外の様子を描くことで、現在のブラストがどれほどカリスマをもったバンドかも見えてきます。ロリータファッションに身を包みながら、相当にデストロイな発言をする美里もいいw
 けれども、そのライブの成功(→レコード会社との会食)が、打ち上げの準備をしていたハチとナナの間を遠ざける原因となり…ホントに話巧い。ケータイを渡した美里と背中合わせになるショットなどは、ED映像にある、ハチとナナそのものじゃないですか。窓際には美里(電話の向こうにいるナナの投影)がいて、EDの立ち位置と真逆になっている構図がニクイね。
 出待ちのファンに満面の笑顔で応える表情と、ハチの気遣いを無駄にしてしまったことを知ったときの失意の表情の落差もまた絶品でした。
 ハチが向かった巧と同じホテルにレイラも泊まり、そこにはシンが訪れ…。シンとの関係は、寂しさを紛らわすためだけのものとも思えなくなってきたし…。同じホテルにいるってことは、来週ニアミスもあるのかw
 



 

   10 10 (火)   それなんて…?

  BLACK LAGOON The Second Barrage
 13,14話を鑑賞。話数からして1話となっていないので、続編というより放送再開という意識なのでしょうね。OP,EDにも変更なし。というか変えていたら野暮だね。
 双子エピソード、待望というかやっちゃったというか、原作に違わぬ雰囲気で持ってきたなぁ…。R指定じゃなくて大丈夫なんだろか。南央美・金田朋子嬢の声質・演技もピタリとハマっているし、凄絶、という単語がそのまま画面から飛び出てくるような映像にシビれます。エダの声がちょっとおばさんぽくね?と最初は思ったけど、あの低い声とエロい描写のミスマッチがなんともいえません。
 脚本が原作に忠実すぎたためか、一部音声が消されているようで(イタ公やファックなど)、このあたりはDVD買えってことなんだろうか。まあその辺も含めて、前シリーズ同様、背筋をゾクゾクさせて見ていられますね。

 〆 夜明け前より瑠璃色な
 HPに掲載されていた危なげなデザイン画から、放送前からややあきらめムードが漂っていましたが、結構いけるんじゃないかな。原作未プレイなので、いまいち世界観がつかめないんですけど、とりあえず掴みはよさげ。最後のカメラマンのおっさんはちょっとどうかと思いましたがw あとディフォルメ画が、モロにφなる・あぷろーちで、これもちとツライ…w

 〆 乙女はお姉さまに恋してる
 各所で騒がれている通り、これなんてD.C.?なキャラデザと、同じくなんてストパニ?な設定に軽く噴いた後は、すんなり喉を通っていきました。騒動になっていた声優変更問題も、原作未プレイの自分には、違和感を感じられるはずもなくそのまま受け入れ。ディフォルメのデザインがけよりなと対照的で、いい!と思えました。全部ディフォルメで通しきったEDにも驚きましたが、スタッフの冒険心が伝わってきます。本編の作画も綺麗だしね。
 4話くらいまでストーリーを追って、食いついていけそうになければ切りかな。元々、ギャルゲ自体あまり好きな方ではないので、アニメ化されても途中で飽きてしまうこともしばしば。今季の作品はどこまで保つかなぁ…。
 



 

   10 (月)   焦らしプレイ。

 
マリア様がみてる「大きな扉 小さな鍵」/著:今野緒雪 画:ひびき玲音
 うあー、まだ引っ張りますか。瞳子妹ルートが確定してから、いつになったらメインディッシュが出てくるのだろう…と思いつつ、そんな焦らしプレイに快感を覚えてきた今日この頃。
 昨年懐かしのバレンタインイベントの提案(真美さんがお姉さま同様に根回ししているあたりも懐かしい限り)や、瞳子が揺れていた理由など、物語としては次巻への下準備が中心となっていますが(或いはそれ故か)、キャラの個性を再確認したり、新しい発見が見られたりで、読みながら悶えるのでありました。
 ブレーキの壊れたダンプカーと化す由乃のツンや、普段とは違うパターンでデレな白薔薇姉妹など、見てて本当に楽しいね。あとがきにも書かれていましたが、祐巳視点の話がないというのは読んでて新鮮でした。ラストシーンで特にそう思いましたが、本来、祐巳がいるポジションに乃梨子が入ってきたような感覚かな。
 とにもかくにも、次巻こそは嬉し恥ずかし姉妹の誕生と相成って欲しいものです。

 



 

   10 (日)   ツボ。

  ライオン丸G 第2話「タイガーJOE推参 UNDERCOVER SAMURAI状態!」
 先週から見ていたんですが、これはちと面白いかも。
 万年最下位のどうしようもないダメ男・ホストの主人公が、ライオン丸に変身するという、至高の迷作シャンゼリオンを匂わせるノリからして最高。通常のドラマパートはクドカン作品ばりのシュールな雰囲気がよくて(第一話の傷だらけの天使パロディには腹抱えて笑ったw)、陰影の深い造形と派手なアクションの特撮シーンは、牙狼クオリティ。
こうして様々な作品のテイストが感じられるけど、一個の作品としてちゃんと確立してもいるので、見応えは充分。
 間違いなく見る人を選ぶ作品だろうけど、大人向けの特撮作品(とも言い難い?)として、かなり練られた仕上がりになっていると思います。個人的には激しくツボ。イヤホント、これはたまらねー。
 



 

   10 (土)   穴馬?

 
彩雲国物語 第23話「旅は道連れ世は情け」
 −脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:玉井公子 作画監督:大谷肇 演出:前田達之−
 子安きとあー。
 この手の作品に出ないわけがないと、ひたすら待っておりましたがやっと到着。茶一族の面々も登場ですが、まあなんとも柄と頭の悪そうな連中だ。典型的、といっていい悪役が出てくると、なんだか嬉しくなってくるね。
 新登場の遠く離れた地で、紅一族のとてつもない愛情を知る秀麗の話も良かったし、影月と二人になったせいか、ツンデレぶりに磨きの掛かる香鈴も可愛いぜ。千夜の正体は不明ながら、敵ではないよう?静蘭の過去も少しずつ匂わされてきて、ストーリーの加速と共に面白味も増してきた。やはり彩雲国物語はこうでなくては。

 史上最強の弟子ケンイチ
 おおおっ!? なにゆえこの作品がアニメ化するの?と思うほどに、画力のない作家と思っていたんですが、セル画になると、存外悪くない。というか良くね? アニメになった方がおもしろいという、ある意味、銀盤カレイドスコープの逆タイプ。話のテンポは元々原作も悪くはなかったし、ネックだった画の下手ささえ改善されれば、結構おもしろい…のかもしれない。梁山泊のキャストも無駄に豪華で(アパチャイの石丸博也にワラタw)、映像からもスタッフのやる気が伝わってきます。この時間枠(格闘枠になってきたのかな?)にしては珍しく継続の方向で。
 



 

   10 (金)   本命、登場。

 
¢うたわれるものらじお 第14回
 と思っていたら、月曜日に移動されたw

 
コードギアス 反逆のルルーシュ 第1話「魔神が生まれた日」 
 脚本:大河内一楼 絵コンテ:谷口悟朗 作画監督:千羽由利子・中谷誠一 演出:秋田谷典昭
 
 エリア・イレブン。
 01-10はどこの国が該当するんだろ?という点が気になった呼称。国内のレジスタンスVSブリタニア帝国な図式で始まる物語ですが、後々、その01-10のエリアまでグローバルに展開していくのかな? それにしても、ブリタニアのネーミング(ブリテンを想像させる)と地図上の位置(北アメリカ大陸)は、フィクションとはいえ、随分思い切った設定を拵えたもので。
 ガンソードで魅せた谷口・木村コンビ再び、ながらも、キャラの線が随分と細く見えるあたり、CLAMPの原案が反映されているようですね。ボトムズを思わせる、ナイトメアフレームの機動兵器っぷりもいい。降下時に使ったワイヤーを、攻撃用にも転用出来る使い勝手の良さにリアリティあるし。人型兵器とくれば、バックパック=推進機関という、固定概念に近いデザイン性があったけど、そこにコクピットを置くというアイデアもおもしろし。本話では機体の性能差で簡単に決着がついたけど、その特性の全容は見えていないようですし、ナイトメアフレーム同士の戦いにおいて、どのような戦術が繰り広げられるのか楽しみです。キャラの強さに負けないだけの存在感を発揮して欲しいもので。
 さて物語。ルルーシュの巻き込まれっぷりには、ちょっと苦笑だったけど、これくらい強引にもっていくくらいの方がドラマチック、といえるのかな。学園でケータイ掛けてた女の子の日常性との、程よい落差もいい。幼馴染みと偶然、作戦行動中に出会うという展開のチョイスも、まーいろいろと挑戦的だw

 
 じーさん、ばーさん!
 えげつねええええ。なんの抵抗も出来ない無力な老人が、虐殺される。ブリタニアとイレブンの地位的な格差が、決定的に描かれた一面。こりゃ抵抗運動も起きるはずだよ。このシーンはTV放映上の規制、という壁も勿論あるのでしょうが、射殺される様子を“見せない”演出にシビれます。リヴァイアスの時もそうでしたが、想像させられることの方が、具体的に見ることより何倍も怖い。後半、子供の泣き声が銃声の後に止まるという、音だけの演出がなお鮮烈でした…。そしてドライバーの人。作戦行動中に家族の写真持ったら、そりゃアナタ死にますよ…w
 後に判ったことですが、クロヴィスの「王子の名の下に命ずる」という言い方が、ルルーシュのそれとよく似ていたのは偶然なのでしょうか。王としての力は根元的にどこか繋がっているようでもあり…?
 今回は顔見せだけで終わった、科学者っぽい成年は、どうやら主役メカの開発担当者?サポートの女性といい、キャスティングも谷口作品らしいメンバーが勢揃いだなぁ<そこがまた良いのですがw

 
 ちょwwwwww弦之介wwwwwww
 どこの甲賀忍法ですか、その瞳術。この力あるならロボいらなくね?と思ってしまった。人間の強烈な力を描いて、なおメカへの比重をどう傾けていくのかを見ていきたい。
 C.C.が与えた力と、力の譲渡の際に垣間見えた数枚の絵。本作を見る上で、極めて重要なショットのようですが、タイトルにあるコード:ギアスがその中にあるのか? 前述した王子とルルーシュの言い回しの類似っぷりも気になるところで、反ブリタニア勢力がブリタニア王と同質?かもしれない力で戦っていくなら、そのジレンマがどのように描かれるのか。谷口監督の手腕に期待するところ大であります。
 一人立ち尽くすルルーシュが、穴の空いた天井からライトアップされる構図も、舞台の如く映えているなぁ…。最後の邪悪としか言いようのない歪んだ笑顔もたまらない 。
 EDのシステムもガンソードのスタイルを踏襲しているようで、ストーリーの展開に従って新しいイラストが投入されることに期待です。
 出演キャラの立ち位置確認と、少年ルルーシュが手にした力によって何が起きていくのかという提起。
 一話で描かれた内容のほとんどは断片的で、数多くの謎を残しているけれど、それゆえに期待感は膨らみます。状況が整理されていく過程もまた楽しいだろうし、この作品が伝えたいことが何なのか。じっくり見ていきたいと思います。
 



 

   10 (木)   完結作品の投入。

 
武装錬金 第1話「新しい命」
 −脚本:大和屋暁 絵コンテ:加戸誉夫 作画監督:長澤剛 演出:高見明男 −
 
 OPなしー。ショホーン…来週を楽しみに。
 冒頭で穿たれるシーンの豪快さに湧いた。原作より3割増しくらいにぶっとく、臓器の破損はとても心臓どころじゃ済まないだろう一撃。や、このインパクトでガッチリ掴まれました。
 原作では次第に伸びていった
岡倉のリーゼントも、登場時からいい長さだなぁw カズキのお約束も違和感がないし、逆にまひろはセル画になったことでずっと可愛くなった。特に眉の太さ描き方が変わったことで、純朴さ・天然っぽさがはっきり出てきたのかな。豊かな髪がたなびく描写から、ナチュラルに女の子らしさが表現されていて、同じキャラなのに(良い意味で)印象が違って見えました。
 そもそも和月漫画って、女の子らしい女の子がかなり少ないと思うんですが
(可愛い女の子を描くのがあまり好きでない・不得意なのかな?)、アニメ版ではその点が改良されてきた感じ。これはいいアレンジだ。るろうに剣心の教訓が活かされたのかな?w
 アレンジといえば、ストーリーも第1話で一番伝えたいことにきっちり的を絞ってる。原作2話分の話を1話で描くにあたり、カズキへボールを集めてコンパクトにまとめてきた。第一話のパターンとして、キャラ紹介的に満遍なく舞台全体を当てる構成もありますが、本作は主人公へスポットを一転集中するスタイルみたいです。先手必勝。一話でガッチリハート掴んでいこうぜ!というスタッフの心意気が伝わってきますよ。

 
 
気分はボーグ・ゲット・オン。
 一瞬、ふわっと体の近くで静止してから、ガシッと装着される演出に(効果音も)、妙な既視感を覚えると思ったら、ボーグマンの転送シーンでした。自分で言って猛烈に懐かしいw 前後しますが核金の展開描写も、いかにも未知の科学って感じが出てていいね。まひろが飲み込まれるシーンも冒頭と同様に迷いがないし、ギャグへの切り替えもテンポがいい。1つ1つのシーンから、丁寧に作り込んでいる気持ちが伝わってくるなぁ。
 あと、ホムンクルス。錬金術による力しか受け付けないぃぃ言ってたけど、パイプで殴られただけでも、結構な傷がついてなかったか?w

 
 がんばれカズキ。
 斗貴子に対する気持ちの拾い方や、カズキ視点のカメラポジションからも、前述のカズキに的を絞った構成が伺えますね。感情移入しやすいし、勢いの波にも気持ちよく乗っていけるや。
 
雑魚との戦闘シーンは、ちょっと作画ヤバげでしたが、動画という点で見ると、スピードやしなり具合が良かった。
 「臓物をブチ撒けろ」の決めセリフは、少しイントネーション違うかな?と思いましたが、予告にある方でイメージがピタリだったので、問題なさげ。
 カズキの武装錬金も熱い。そして厚い。突撃槍という名前通りの重厚感・勢いがたまらない。何度か繰り返された吶喊の描写も、横→奥→横→縦と、画面の方向を変える演出で密度が高められていたな。斗貴子さんの解説セリフが、少々わざとらしく見えてしまったけど、敢えてその空気を演出した、と好意的に受け止めたいね。

 
 戦士見習い誕生。
 真っ直ぐすぎるカズキと、呆れて怒る斗貴子さん。二人のボケ・ツッコミも確立されたし、名前を告げるときの照れ具合もまたよし。うん、るろ剣の二の舞にならないかとの思いは、無駄な心配でなによりでした。パピヨンのイメージがどうなるか、まだわからないけど、この分なら問題なさそうです。この先も良いものが見られるといいな。

 その他の作品を以下まとめて。
 護くんに女神の祝福を
 二人の出会いから解答まで、噂に違わぬデレっぷりは流石。ヒロインのスーパーマンぶりが不明…。第一話なら専門用語・設定の説明を入れて欲しかった(見逃したのかな?)。あと、学校中に知れ渡っているヒロインの異名がスレイヤーズの「ドラよけのリナ」みたいな感じで、どことなくノスタルジックな響きがありました。
 
 銀色のオリンシス
 うわあ…これはちょっと。ロボのデザインセンスはお世辞にも良いとは言い難く、アニメーション部分も迫力なくて、快感をほとんど感じない。といって物語が面白そうかと問われれば、YESと言えず、ベタな演出ばかり。
 開始前にはファフナー2と揶揄していたんですが、本当にこのままだと平井久司キャラデザインという看板のみが、空しく掲げられている作品になってしまいそう…。テアが呼び寄せていた何かが、来週どうなるか。その点で継続か見切りを付けるか、判断が分かれそうだ。

 あさっての方向。
 お、これはノーチェックでしたがおもしろそう。片田舎で描かれるちょっとした恋愛劇なのかと思いきや、大人と子供が入れ替わるという、全くの予想外な展開。姿が変わって終わるヒキも素晴らしかった。
 両親が他界して?兄妹二人で生活する中、約束事が追加されていく話や、恋人を妹にとられた八つ当たりから、意地悪をしてしまう話など、人と人の関係に重きを置いた脚本も好みです。SuaraさんのOP曲も良かったし、これはちょっと気になる作品が出てきた。あと、どうでもいいんですが、
椒子高原イヨに見えて仕方なかったですw

 すもももももも〜地上最強のヨメ〜
 これまた事前情報を全く見ていなかった作品ですが、大いに笑いました。
 冒頭の滝を割る話からして、モロにドラゴン紫龍のパクリじゃないかw その後も、ベタなネーミングの技を放てば、ホントに龍が出てくるし。技名に比してえらいクオリティの描写のギャップがまたおもしろく。
 隙あらば孝士と契りを交わそうとする、もも子の熱烈大攻勢がまた可愛らしくもバカでいいなw うる星のように好きという感情を求める(だけ)でなく、ダイレクトに子種を要求する様が、なぜか微笑ましい不思議。性を感じさせない
キャラ作りが何よりこの作品の要なんだろうね。もも子役:鹿野優以さんの演技も、これが初主演とは思えぬほどノリが良くて、スカッと笑い飛ばせる作風が実に爽快。シリアスな「あさっての方向。」に続いて見ると、なおその面白さが際立っているのかな。
 あー、しかし木曜日はアニメ多すぎる。
 



 

   10 (水)   やるせねー。

 
NANA 第27話「気まぐれで勝手な男」 
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:佐山聖子 作画監督:渡辺純子・松浦里美 演出:小酒井優 −
 

 ノブ…(ノД`;)
 やるせねー。先週の地味だけど温かい告白を経て、いい仲にもどったというのに。修羅場…にすらならない。二人に背を向けて不戦敗を喫するノブの心境たるや、察するに余りある。終盤の重い展開がずっしり響くためだったのか、いつもなら少しくらいはあるはずのハチのコミカルな姿がほとんどない(その分なのか、今回はヤスが頑張ってたなぁw)。セリフの多くも、内面の葛藤や苦しさを吐露・懺悔するようなモノローグばかりで、それが鉢合わせ場面への布石として、完璧に機能したわ。ハチの都合・心情が語られると、状況に翻弄されているようにも見えるけど、罪悪感を抱きながらも逆らえずにいる、天然の悪女のようにてきたかなぁ。
 ノブが自宅に帰ると、今日は泊まる当てのないシンがそこに。一人の女性に思いを寄せるノブと、何人かの女性と関係を持つシンが、よりにもよってこのタイミングで出会うっすか。一人になりたいとシンに退出を願うノブが、最後にかけた問いに、「…わからない」と答える表情がなんともいえない。て、そういえば2話くらい前にシンに現金を渡していた女性は、レイラとは別人だったんすね。うは、これは見事にミスリードされてしまった。だがそれが心地よく。
 セカンドライブ当日、練習に顔を出せなくなっていたハチとノブが再会して、さあどうなる…!? と、相変わらず気を持たせるヒキだよコンチクショウ。二人の不和が原因でミス→メジャーデビュー遠のく、なんてオチに繋がってしまうのかなぁ…。
 



 

   10 (火)   真打ち登場。

  DEATH NOTE 第1話「新生」
 −脚本:井上敏樹 絵コンテ:荒木哲郎 作画監督:北尾勝・加々美高浩 演出:荒木哲郎・恒松圭 −
 
 OPのテンション高けえええ。
 超能力対戦でも始まりそうな、もの凄い密度と緊張感。CLAMPのXを思わせるね。そしてほんの一瞬ながらワタリのハードボイルドっぷりにも惚れそうになったw
 不思議と曲はそれほど印象に残らないんですが、何度か見直してみると、これしかないと思えてくるOPです。

 
 本編も素晴らしい仕事を。
 OPからずっと緊張を強いられる映像が続いていたせいか、デスノートがふわりと落ちてくるショット(一瞬の弛緩)で一気に引き込まれました。このタイミングは絶妙。動的な面で緊と緩が魅せれば、静的な面では陰と陽の線引きが絶品。影の描写をこれでもかと印象付ける映像はちょっとすごいね。画面全体が暗く、黒かグレーが基調となった場面でも、陰影のアクセントで、より力強く描かれているよう。
 シブタクの轢死っぷりは容赦ないし、ライトの記入シーンもどんなオーバーアクトだw 誰かに見られてなきゃこんな動きしないだろ、っていうポーズなんだけど、それが相応しく見える演出力に脱帽。
 外れることはないと思っていたけど、ここまで高いクオリティになるとは…。いやはや言葉がないです。
 しかし、最後のコーナーはどうにかならないものかw アカギの雀ニック、NANAの707号室といい、日テレの作品は、なにゆえ作品の余韻を台無しにするおまけを付けてしまうのだろう…w
 



 

   10 (月)   スタートは上々。

 
新番組スタート
 秋の新番組が始まりり。月曜日はときめもOnly Loveとパンプキン・シザーズを鑑賞。
 ときめもはヒロインの祥子様っぷりと、うる星やつらのようなトンデモドタバタ劇が、予想外にもおもしろくて、もう少し継続して見ようかなという気にさせられました。そして何年ぶりかに聴いた、椎名へきるの声。棒のレベルにさらなる磨きが…。
 パンプキン・シザーズ。最近では珍しいのかな、歌詞に劇中のキーワードが盛り込まれているのがいいね。映像の内容も、その歌詞に沿って作られているので、この一体感は格別。クレイモアカコヨス。高橋洋子さんのパワフルな歌い方も素晴らしく、サビの手前と終わり際のシャウトはちょっとクセになりそうだ。
 第一話最大の見せ所、青いランタンのシーンも見事という他なく、このスタッフは原作の良さを存分に引き出す術を心得ているようだ。あまり意識していなかった作品ですが、思わぬダークホースになるや否や?
 



 

   10 (日)   生はいい。

  カプセル兵団「幽幻夢想 臥龍頂上伝2」
 見に行ったのは昨日でしたが、その後の飲み食いも合わせてほとんど0時を過ぎて帰宅しました。
 前作の臥龍頂上伝は自分の嗜好ド真ん中にきた作品でしたが、今回は少し抑え目というか魅せるポイントが変わっていたように感じました。善し悪しではなく、タイプの違いなんだと思います。前作がストレート一本で攻める豪腕
タイプ投手とすれば、今回は多くの球種を使い分けるタイプのように。
 恋愛を主軸に据えた構成も、ハッピーエンドで終わる結末と合わせてピタリはまっていた。味方というか主役側で誰一人も死なない物語も珍しく、そのあたりも前の頂上伝との違いとして表れていたのかも。
 OPでの巻物を使ったキャスト紹介も、おもしろい試みでした。最後まで開けない失敗もあったけど、そこはご愛敬。なんだか牙狼のOPっぽい演出だなと思ってたら、劇中でホントに牙狼の楽曲が使われててワラタw 他にも前作がSEED攻めだったことから、今回もあるかな?でも最近の曲っていったら、スペシャルエディションIIのtearsくらいしかないし…とまず掛からなと高をくくっていた矢先に、中盤の美味しいシーンでそのtearsが流れたものだから驚き。相変わらず、曲のイメージと物語を合わせるのが巧いなぁ。
 殺陣においても、三節混や縄標を使う新たなチャレンジがあり、特に縄標の扱いには見惚れました。当たっているように見えて実際には当たらないギリギリの距離感が絶妙。相手役の人達との連携あってこそなんだろうね。
 その縄標を使っていた西沢智治さん。ヘロQでよく見かけていた役者さんですが、ステロタイプな悪役が多かったため、本作のような悪ぶったクールガイはすごく新鮮。冒頭で靴が脱げてしまうアクシデントを、アドリブでカバーしたり、舞台装置にツッコミを入れたりと、枷が外れたように堂々と自由に振る舞う姿が印象的でした。
 ネタシーンは、ジェットストリームアタックあり、キャストオフやクロックアップあり、いつもの勢い。5人のライダーが一斉に登場して、全ての元ネタに合わせたBGM構成も圧巻。ケータイライダーとか、トンボライダーとか、直訳全開なネーミングセンスもバカスw サタンクロスがトライアングルドリーマーを披露してくれなかったのは残念でしたが。
 あと、セロのマジックもネタにされていたけど、公演時間中にTVの特番があったからなのかな?その事実を知る人だけがクスクス笑っていましたけど、別の公演だったら、違う用意があったのだろうか…。
 帰りにずっと欲しかった臥龍頂上伝がDVDで出ていたので購入。一緒に見に行った友人がDVD買ったよー、と言って被ってしまったかと思いきや、3枚あって1枚も被っておらず、そこで爆笑。うむ、以心伝心。
 そのまま芝居の感想を肴に生ビールを喰らって帰りました。
 




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