〆
涼宮ハルヒの憂鬱 第4話「涼宮ハルヒの退屈」

突然の退屈へ。
先週の宇宙人云々なヒキはどこへやら、制服も夏服へ替わっており、なんの説明もなく古泉も存在しとります。
物語内の時間を大幅に飛ばしての、「退屈」。第一話にミクルの大冒険を持ってきたこともそうですが、斬新で大胆なストーリー構成を引いてくるものです。原作未読の人には、ちと厳しい繋ぎかもしれませんが、全話を終えたところで、「そういうことだったのか!」と思えるようなまとめに期待したいところです。
さて、本編。みくる先輩はいきなりのナース服で幕開け。けど、これが当たり前な状況になっているのが、衝撃的(ホワイトボードの裏にはメイド服もあるしね)。ハルヒに甘噛みされるのも、日常的な風景になっとるようで…。開始当初は心配していたけど、みくる先輩の配役は神の域に達してきた気がします。
そんなみくる先輩を活かしての野球部突撃シーンも、コンテ・作画ともに素晴らしいとしか言いようがなく。ノックを受ける長門の冷静な対応も良かったなぁ。

準団員もきたよ。
第一話で自主映画に出演していた、鶴屋さん、国木田、谷口、そしてキョンの妹が揃って登場。うーむ、キョン妹のコジコジっぷりが凄いなぁ。当然の如く、ハルヒ以外はまるで勝負にならない展開ですが、打席に立つ姿にも、それぞれの個性が存分に表れていました。総じて立ちっぱの長門がすこぶる良いのですよ。

そしてチアガール
この脈絡の無さ、唐突さがツボにはまるひとには堪らないんですよね。そして、「どうよ?」と、キョンを強く意識しているハルヒの表情の変化は、地味ながら本話で最も印象深いものでした。

ふしぎな踊りをおどった。
さすがに4話ともなって、作画が苦しくなってきたのか、望遠になると乱れ気味な場面もあったし、踊りのシーンも随分長くとっていたよう。けど、キョンと古泉の会話に集中させて、実際の時間ほど長く感じさせないのが演出の腕というものでしょうか。
そして意味深なダイダラボッチ、キョンと古泉の会話、みくる先輩の禁則事項、長門とキョンが誰かを相手に佇んでいる描写など、先週以後、今週以前にある出来事を差し込んできました。意味は判らないけど、先に事象をバンと
突き付けて、後に解を見せるという手法かな。長門が対立している、画面手前の相手を、北高の女子生徒、とまで判るようにしているのが、もどかしいところでしょうか。

ホーミング発動。
序盤でも、キョンが天気を変えられないかと頼んでいましたが、長門の能力は一切説明なしのまま、発動だけしているという掟破りの構成。「なんとなく」その万能ぶりは伝わってくるけど、それが既定の事実となっている状況を、何の説明もなしに展開させているのが凄いね。そして、ホーミングバットの性能も。キョンの妹まで場外に飛ばしてるって、おかしいよなぁそれはw
いい加減、ヤバそうなところで守備に廻りますが、長門がキャッチャーミット構えたときの音楽がうはははw やー、どこまでこの作品は楽しませてくれるんだろう。長門の素っ気ないところ構えがまた実に可愛らしく、溯ってみれば、ベースを廻る姿やら、プロテクターをつけられているシーンも…やっぱりいいなぁ。
オチもすっきりついて、単発の話としても高いクオリティを発揮してくれましたが、この「退屈」を4話に配したことで、物語全体にどのような効果をもたらすのか。そんな後の楽しみも期待させてくれる話でした。
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