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   7 15 (土)   甘い!

 
甘ぁぁぁぁ〜〜いぃ〜〜うたわれるものらじお/結城の小部屋睦月堂工房
 各地の絶賛ぶりを見て聴いてみると、一言一句このイラストに違わぬという、素晴らしい展開。
 柚木さんの超アグレッシブな攻勢に、ひたすらたじたじの小山さん、という様子は、W杯オーストラリア戦で、終始攻められっぱなしだった日本代表のよう。いや、まじで力也萌え。
 田中敦子さんの親しげな態度に、ムッキー!な柚木さんを是非見たいので、私もゲスト切望です。そして力也さんは、最終回に鉢植えを持ってきて欲しいw

 
彩雲国物語 第15話「親の心子知らず」
 この急激なBL路線突入は何事ですか!w
 珍しく絳攸にスポットが当たったかと思ったら、怒濤のラブラブ攻勢ですよ。油断も隙もあったものじゃない。好意を持つ流れを追ってみると、
 
楸瑛(森川智之)→絳攸(檜山修之)→黎深(真殿光昭)→邵可(池田秀一:黎深の兄) 
で間違ってないかな。さらにもう一方では、
 
 主上(関智一)→静蘭(緑川光:こっちも主上の兄上)
 
ときたもので。霄大師だって茶太保ハァハァだったし、この作品には異性を好きになるキャラいないのかw
 
 秀麗と影月は、厠掃除と靴磨きをひたすら続けているけど、そういえば龍蓮はなにしているんだろう。
 



 

   7 14 (金)   変調。

 
ウィッチブレイド 第14話「家」
 OP変わったー……って、画が全部本編から流用(ノД`;) 曲もXTCに比べると明らかに…うーん。変える必要性があったのでしょうか。本編は安定してましたけど。OPの転用を見て気付きましたが、ウィチブレの作画はかなり安定しているように思えます。
 家というサブタイには、梨穂子が玲奈と住むものと、雅音が過去に過ごしたものの二つが、いい塩梅で重ねられていたなぁ。鷹山もよく過去を調べたものだけど、和銅を侮って痛い目に合いそうな気配。積み木の最後の一欠片を見つけられない話も、じんわりと染みてくるね。
 母親、玲奈に引き取られた梨穂子は、母親・娘とはこうあるものでしょう?という杓子定規にはまった玲奈の態度に、早速のホームシック。玲奈の体に限界が訪れていた中、それでも健気につくす梨穂子に、思わず涙が零れ…な展開はちょっと早すぎた気もしますが、いい演出してました。冷静に自己分析しながら、溢れ出る涙と、込み上げてくる気持ちを止められない落差が素晴らしい。そして梨穂子、誰でも懐柔出来てしまう恐ろしい娘。
 そこにきて、まりあの母親が、玲奈ときたもんだ。これで梨穂子とまりあの玲奈争奪戦は必至。玲奈を独占しようと梨穂子を排除するまりあ→梨穂子を守る玲奈→対決→玲奈消滅。というフラグも一気に確立か。
 あと、ネオ・ジーンの父親が同一という話もあったけど、さて誰なんだろう。
 



 

   7 13 (木)   連動。

 
ZEGAPAIN 第15話「リインカーネーション」 
 カミナギの生存判明から、アンチゼーガ迎撃体勢へ。今まで無敵を誇っていた光装甲が破られる展開とあってか、戦闘描写にも力を入れているのが、ありありと伝わってきますね。被弾した箇所の応急処置をしながら攻撃を継続する流れ、ガンナーとウィザードのコンビネーション。素晴らしいスピード感・臨場感が溢れんばかり。オケアノスからの転送砲撃も熱かった。
 現実世界で苦戦するセレブラント達の裏では、一人舞浜に残ったキョウが、カワグチと雨降って地固まる仲直り。
クラゲとミズサワ先生の婚約あり、カミナギ生存の報ありで、いい方向へ向かい始めたところにきて、量子サーバー(舞浜世界)の限界が明らかとなる、この展開はどうよ。9月を迎えることのない無限ループの世界。
 当然の如くここでEDになるわけですが、これだけ毎回強烈なヒキを魅せて、なおかつ全体のストーリーも締まっているのは非凡だ。キョウ自身が再構成された存在であることも、少しずつ明らかにされていて、同時にセカイの歪みを、(無知の存在である現在の)キョウ視点で見て、謎解きを同時進行で味わえるおもしろさ。
 ミズサワ先生が舞浜世界の矛盾に、ハヤセとトミガイが世界崩壊の予兆に、それぞれ気付いていたのも気になるポイントです。
 サーバー能力の限界のため、一定の時間をループする舞浜の世界を、「リインカーネーション」と称したサブタイのセンスにも脱帽。



 

   7 12 (水)   回天。

 
NANA 第15話「修羅場のファミレス」 
 アパートに行くどころか、レストランの前にて修羅場ですだよ。章司と幸子の抱き合う姿目撃でLet'sゴング。実写版映画のCMで何度となく見たシーン(「お前の男だろ!」ていうの)は、ここでしたか。章司の出待ちしている間の、ナナとハチの掛け合いもよくて(革ジャンをかける様子にもグッときた)、奈々の想いを確認する間が巧妙なだけに、直後に繰り広げられる修羅場模様が、まあ盛り上がること。口では身を引くと言ってたけど、ギリギリまで追い詰められると、本音をブチ撒ける幸子も手堅い。
 翌日、フォローに回った淳子が中立の立場にいることを告げていたんで、先週少し感じた違和感は晴れたかな。
奈々の一件が終わったら、今度はナナの方に回り、トラネスのライブへゴー。息をつかせぬ構成、というか攻勢か。蓮の夢も、ホント巧いよ。来週は満を持して平野綾登場か。

 
.hack//Roots 第15話「Pad」 
 クーンもついに登場ー。ゲーム版で重責を担う味方がどんどん出てくるね。8ヶ月後のザ・ワールドで、ハセヲと同じ能力、碑文使いの先輩として登場するキャラですが、この頃はまだ能力に目覚めてない様子。
 そんなクーンとタビーが初心者指南に付き、己の原点を見直す…ような話。って、これひょっとすると、カナード立ち上げのきっかけになるエピソードなのかな。
 レンゲキ以外の、属性攻撃やエレメンタルヒットなど、ゲームの特性や設定があるって事だけは示して、でも細かい説明は入れず。人物と心理描写に詰めていくところが、.hackらしい見せ方だなぁ。
 ハセヲが全く出てこないところもおもしろいですが、この間にパワーアップしてるようなオチがあるのか…。あと最近流れるようになったALI PROJECTのCMが強烈すぎます。
 



 

   7 11 (火)   気鋭。

  ガラスの艦隊 第15話「威風のごとく…」 
 クレオ、しっかり兄貴にw 着々と準備を重ねて脱獄を図りましたが、この作品でまともな計画なぞ、ありえるはずがなく、一瞬でも期待した自分がバカでした。つか、クレオとアイメルだけずらかってどうするつもりだったんだろうw
脱獄行程の一環にあった検査で、クレオの体内にソレイユがあるということを、一番伝えたかったんだろうね。そしてまだ新キャラの登場。クレオをボロクソに言い捨てた後に名前を知って、「殿下…!」と傅くあまりの変わり身の速さに笑いがとまらなかったなぁ。どのあたりが歴戦の提督なんだろうかw
 ミシェルはヴェッティに捨てられるも、未だその手の中にあるようで。ミシェルを売り渡した本人が、この期に及んでミシェルを頼るという姿もこの上なく無様。いやまじすごい。今一番スタッフが力を入れて描いているのは、ヘクターなんじゃないかと思えるくらいのへたれだ。本当に再び上がってくることはできないと思うけどw
 あと最近、サブタイは適当に語呂の良い言葉を付けてるだけのような気がしてきました。

 
ちょこッとSister 第1話「プレゼントは妹」
 
 竹内桜作品が、TVアニメ化する時代がこようとは…。
 どことなく90年代を匂わせる懐かしいメロディと、今風な新しさを感じるボーカルの曲に、躍動感のある映像。普通にレベルの高いOPでしたが、EDのインパクトはさらに強烈でした。ねこにゃんダンスの歌も画も、素晴らしいね。振り返って見ると、OPでレギュラーキャラが揃って踊っているのも、EDとの関連してるってことなのかな。
 これだけやる気を感じるOPとEDを備えているので、当然、本編も丁寧に作り込まれていますね。とろんとした独特の声質の、斉藤桃子ボイスはちょこによく合っているし。Solty開始当初はどうなるかと思ったものですが、少しずつ経験を積んで、良い部分の引き出すようになってきたかな。この方は物凄く相性のいいキャラと巡り会えているような気がします。まだ物語の導入部につき、この後の共同生活がどう描かれていくか、楽しく見て行けそうです。
 



 

   7 10 (月)   シンボリック。

  COYOTE Ragtime Show 第2話「海賊亭の少女」 
 
 OPきとわー。
 ufotableらしい流れるような動きが素晴らしい。本編でもあったけど、腕を張り出して敵船を仕留める、グラップラーシップのような豪快さも、たまらない魅力だね。12姉妹もナイスおっぱいも、隙なく登場で、典型的な構成のOPですけど、クオリティの高い映像で迫られると一味違うなぁ。
 ルパン三世やCowboy Bebopのメインテーマよろしく、アウトローの存在感を引き立てる、特徴的なイントロが心地よいことこの上なし。
 本編は、親友の忘れ形見が知るリミット付きの宝だか謎だかの探索に走るようですが、マフィア、コヨーテ、捜査官が三つ巴になって進行(→に連れて弱小化)。12姉妹の襲撃を喰らいながらも、小粋なジョークを飛ばしてミスターらを逃がすコヨーテの連中がカコヨすぎる。しかも直後に手榴弾で爆砕という運命が泣けるぜ。
 広橋涼さん務める娘っこが、ちょっとオーバーアクト気味だったけど、気持ちが吹っ切れたら変わっていくのかな。
ミスターと揃ってビルからのダイブがえらい長かったけど、それはお約束か。
 ナイスおっぱいの名言もさりげなく出して、いざ舞台は宇宙へ。宝を求めるミスターと、追う姉妹・捜査官。さてさて行き着く先はどこへやら。
 



 

   7 (日)   新進。

 
ゼロの使い魔 第2話 「平民の使い魔」
 
 平民の使い魔。
 二人の目線の位置が、ちょうどよく主従関係を表しているようで。互いにまだ意識していないためか、ルイズには恥じらいがないし、サイトも焦るだけで初々しい。原作既読なので、この当時の付き合いが懐かしくも微笑ましい限りです。
 そして翌日、どこの
ホグワーツwww ルイズはグリフィンドールなんだろうかw 貴族にあらねば人に非ずで、サイの扱いは哀れ、パン一つ。
 かといって、他の使い魔のように特性があるでもなく、使い魔以下の状態。セカンド・ヒロインのシエスタも登場。
ナチュラルなメイドという標準装備からして強力。控え目に見えて超攻撃的なシエスタと、ツンデレルイズの攻防も、楽しみです。

 
 使い魔、サイト。
 一巻を読んだ時点で、ギーシュはスネ夫タイプというか、選民意識の強いボンボン的なイメージがあって、好ましく思えるところはあまりなかったんですが、後の活躍を知っていると、この頃から可愛げがあるように見えてしまうね。そしてヴェルダンデが、ゴンタくんにも見えてしまう罠w
 決闘への流れも、アニメオリジナル展開ながら自然な流れ。サイトの一本気な気質と、ルイズのデレ部分が、引き出されて参りました。長門級の無口・無関心ぶりを見せるタバサも、キュルケとは意思疎通している関係もチラリ。
 腕の紋章、ガンダールヴの能力発動で一期に形勢逆転。一気になぎ倒していくシーンの動画は、あまりにコンパクトすぎて、笑ってしまったw

 
 ロックオーン。
 ギーシュに勝ちを収めたサイトですが、“微熱の”キュルケから、なにやら熱い眼差しが。シエスタの好感度ゲージも、勢いよく上がっているよう。サイトの株は主人のあずかり知らぬ所で、急騰していくのでありました。逆にサイトの中で、ルイズに対する評価も変化を見せており、なんのかんので、一途なルイズが可愛いのであります。
 さて、来週はツェルプストーVSヴァリエールの熱い戦いが…?
 



 

   7 (土)   ベタ。

 
彩雲国物語 第14話「石の上にも三年」
 官吏として初登庁するも、影月と秀麗にベタなイジメが横行。めげずに頑張る二人のいじらしさを、徹底的に描いていたけど、国試(国家公務員試験くらい?)通ったエリートに、なんの仕事させてるんだかw
 二人の苦労を尻ながら、敢えて見守る回りの人間の応援が、一際輝いた話だったね。男装アルバイトを素知らぬ顔で惚ける黄奇人、這い上がってこいと告げる李絳攸らの台詞回しも、時代劇調でイカス。劉輝がフォローに回ると告げて、花を渡していたのは、王と進化の契りの意だったのかな。
 しかし、城内での嫌がらせはわかるけど、待ちの人達まで急によそよそしくなってしまうのは、違和感あったかな。
 



 

   7 (金)   七夕。

 
ウィッチブレイド 第13話「別」
 サブタイの通りに、雅音と梨穂子が別れを迎える話。序盤は住人の助けもあって逃避行。威風堂々とシラを切る姿が実に痛快。が、ノーラから梨穂子を守れずにいたことを、実の母たる玲奈に指摘され、手放すことを決意。本当はずっと一緒にいたいのに、梨穂子のことを考えて、わざと辛く当たる姿と、残されたポシェットに隠されていた家の設計図を見て、ボロボロに涙するシーンはグッとくるね。
 梨穂子の奪い合いで、ネオ・ジーン最強決定戦もゴング。適合率下がっているのに、格の違いを見せつけてノーラを屠る玲奈、つええええ。よくよく考えてみれば、玲奈が戦うのは初めてだったのかな。感情はほとんど見せずに、知識のみで、娘に接するクールさもゾクゾクくるな。玲奈が母親として…父親は、やはり鷹山なのか?
 和銅もさらなる一手を打ち始め、けどその情報源は玲奈でもないよう…? 導示重工の勢力図は、大きく変わっていくのか。

 
無敵看板娘
 
 OPシビれた!
 わははは、なんだこれw V.G.とエアマスターを足して割ったような印象の、ハチャメチャオープニング。本編の予想がまったく付かなかったんですが、そのインパクトとテンションがこれ異常。第一話からヒロインが吐く展開ってなんなんだ。連載誌はチャンピオンと聞いて、激しく納得いきました。他の雑誌じゃ、ここまで破天荒な作品を、掲載しやしないだろうね。
 30分枠2話構成も、いいんじゃないかな。正直、この勢いを一本の話で見るのは辛いし。まだ未登場のキャラも、結構いるようなので、この後も楽しみだ。
 



 

   7 (木)   光明。

 
ZEGAPAIN 第14話「滅びの記憶」 
 急転直下のカミナギ消滅から、一話と間をおかずに生存の望みが急浮上キタコレ。次から次へと、新たな仕掛けを繰り出してくるなぁ。息をつかせぬ積極性が功を奏しているよう。
 キョウもカミナギ志望のショックに現実感を見出せずにあり、安直に悲しみに暮れる展開にならないところも好感。そして、なぜカミナギが死ななければならなかったかという問いかけが生まれ、人類の滅亡とガルズオルムの誕生するに至った、歴史に答えを求める。2クール目にきて、物語の原点が明かされる構成。この作品は本当に情報の出し方(タイミング、描き方)が絶妙だ。見る側の「知りたい」という好奇心を高めるキャラクターの動機作りと、シチュエーションによる土台固め。そこから拡げられていく本質。基本に忠実だけど、組み立てが丁寧この上ない。
 キョウをそれぞれの立場で、焚き付け、見守り、共に痛みを乗り越える仲間達にも変化の兆しが。今まで、一線を引いていたルーシェンが、真正面からキョウにぶつかる姿も興味深い。
 そして最後に、キョウを挟んだライバルでもあるシズノが、カミナギの圧縮ファイルを見つける展開も、皮肉というか運命的というか。これしかない流れだなぁ。ウィザードの能力が索的や戦闘のサポートだけでない様子も垣間見え、演算能力を高める演出も、地味ながらいい。そして、制服のままナビシートを跨ぐシズノ先輩もいい…。
 カミナギ生存の報が告げられてから、そのまま彼女の思い出を描く、オリジナルEDまで…絶品。
 



 

   7 (水)   急転。

 
NANA 第14話「幸子の涙、章司の決心」 
 章司の気持ちは幸子へと完全に傾き。奈々の知らない時間を二人で過ごして、スケジュールのダブルブッキングでも幸子優先。浮気出来るようなタイプじゃないから幸子が本気、と京助が言ったように確定な流れ。淳子と京助の対応も、奈々に対してちと厳しいかと思ったけど、共通の友人という立場からすれば、妥当なのかな。そんな修羅場に関する話になっても、軽快なギャグ展開になるリズムが、やはり素晴らしい。
 出会ってから本気になるまでと、1年の遠距離恋愛を経た下地が、1クール目でしっかりと描かれていただけに、幸子に気持ちが移る流れが、どうしても弱く見えてしまうんだけど、息もつかさず幸子と奈々遭遇。うは。
 章司のバイト先(ファミレス)に、ナナ達と訪れて、幸せそうな笑顔を振りまく奈々。ついに章司が奈々に別れを切り出す…という直前でヒキ。終盤にある恒例のモノローグも、衝撃的だったし、来週は今までで一番待ち遠しいや。
 しかし、バイト先がレストランで、二人の女性の間で気持ちが揺れて…あれ、どこかで聴いたような設定だ。

 
.hack//Roots 第14話「Unreturner(未帰還者)」 
 志乃を失ったハセヲの脱力ぶりが凄いw リアルで意識不明になった事実もあったんだね。確かに確証がなければあそこまで徹底してトライエッジを追いかけることもないか。母親に犯人扱いされる話はちょっとカワイソス。詳しい情報を知らないせいか、タビーはまだそれほど酷い状態ではないけど、やはり元気がなく。そして、その二人を徹底して観察するストーカー八咫。
 解析不能のエラーデータや、「因子」と呼ばれるキーワードなど、謎は深まるばかりですけど、これ最後にちゃんと回収出来るんだろか。何年か前ではオンラインゲームもSF(であった)、というパイのセリフも、印象深いね。しかし、パイ。エンダーとキャラ随分変わったなぁ…。
 フィロがトライエッジに襲われる前に、同じ場所にオーヴァンがいたけど、その関連性もまた意味深。トライエッジが現れたとき、思わず「ぶらり!」と声が出てしまったりw
 さらにここにきて新キャラ、三郎が登場。俵屋のニューPCかと思った(期待した)けど、PC名を引き継いでいたり、暗部にいたという話からすると、どうやら別人なのかな。ディビジョン1から三郎を名乗っていたような話ですが、他のシリーズにいたのかな? 天然入っているようで、なかなか鋭い様子。期間限定のイベントの前フリまでしてくれた。
 1クール作品、志乃のPKが最高潮と思っていたけど、そんな当たり前のポイントでは終わらず、ハセヲが死の恐怖へと変わっていく様子がじっくり描かれるのかな。確定した未来が先に示されてあり、そこへ帰結するまでの過程を楽しむ。アナキンがダースベイダーになるエピソード3を見たときと、似たような感覚かな。
 



 

   7 (火)   気鋭。

  ガラスの艦隊 第14話「夜明けのごとく…」 
 ミシェル、ヴェッティに致されてしまうの巻。クスリを盛られて気が付けば日の差し込むベッドに裸で寝かされ、側にはヴェッティというあからさまな構図。でも未遂なんだろうね。男色のヴェッティが待ちに待ったミシェルとの夜を…と息巻いて、剥いてみれば女だったというショック。あれだけ執着していたミシェルを、簡単に捨ててしまったところからしても、そんなオチじゃないかと。しかし、ヴェッティの変態ぶりは止まるところを知らないな。
 あと、講和条約を結んだヘクターがゴミのように捨てられていく様は、予想通りだけどアホだった。かつてヴェッティに協力していたB.B.でさえ、用がなくなれば捨てられているのに、敵対していた人民軍との講話を守るはずもなく。あれだけ冷酷なヴェッティを信じる人物ばかりという不思。
 そして負け犬のクレオは、アイメルと脱出艇でずらかっていたようですが、辿り着いた場所は刑務星。危うく生きたまま解剖されそうになる展開はワラタ。胸をグッサリ刺されて、自己回復してるってのもありえねw
 サブタイにある夜明けの光はまるで見えなかった話ですが、クレオの盛り返しはホントにあるんだろか。

  COYOTE Ragtime Show 第1話「脱獄」 
 ゴールドロジャーが主人公の宇宙海賊物語、というファーストインプレッション。大塚明夫演じるオヤジの豪放ぶりが最高だ。どうも最近、オヤジ属性がついてきた気がします。
 宇宙航路の確立した世界、サンドウォームばりの動きを見せる虫の大群など、ハードSFのツボはしっかり抑えて、作画レベルも極めて高い。物語・設定的には結構穴が見えたけど、それはそれ、と脇に置いて見られれば、かなり楽しめそう。マルチアーノ12姉妹の降下作戦で、フタコイで見せたufotableのお家芸も炸裂。つーか、12姉妹という設定に笑いが止まらんですよ。署長を乗せたトラックを、うんしょ、うんしょと倒すシーンも良かった。
 あれだけの虐殺を引き起こして、お咎め無しという展開も驚きですが、この先ミスターを狙ういくつの勢力が絡み
合ってくるかワクワク。期待の一作。
 



 

   7 (月)   喝采。

 
涼宮ハルヒの憂鬱 第14話(最終話)「涼宮ハルヒの憂鬱Y」
 
 平穏な日常がもたらすもの。
 冒頭からキョン妹の目覚ましイベント。固定カメラのアングルが絶妙で、ちょこまか動く様子がなんとも愛らしい。
 長門抱きかかえイベント目撃の後付け説明では、キョンと国木田の悪友ぶりがいね。無理矢理な言い訳と判っていても、通さないわけにはいかないキョンと、嘘と知りつつ、それ以上突っ込んでこない国木田。非現実と現実の
線引きをしてくれる役割も同時にこなし、アニメ化によって印象度が格段に変わったキャラでした。
 そしてハルヒの不機嫌から、みくる先輩の「あててんのよ」まで。SOS団の日常に慣れ、楽しむ日々が続き、キョンとの距離を近づけてしまうみくる先輩。このじゃれ合いの動きもまた、絶品であったなぁ…。フォルダを見せるわけにいかないものの、スキンシップを楽しむキョンも嬉しげだ。長門は…羨ましく思っていたのかな?
 そして、一人その様子が気にくわない団長様の登場。今までは男子の目など気にもせずに着替えていたけど、
キョンを男として意識するハルヒ。うーむ、だんだん可愛くみえてきた。

 
 涼宮ハルヒの憂鬱。
 ハルヒ流のやつあたりなのかな。普段はS的にいぢめることを楽しむのに、逆にみくる先輩へ優しく接するハルヒ。手持ち無沙汰、という言葉がピタリとハマる一幕。
 そして、妹よ再び。やはりこの配役については、何度聞いても露骨なんだけど、それがいいと思えてしまうw
 眠りについたはずのキョンがいた場所は、閉鎖空間withハルヒ。古泉の解説により、ハルヒの不在(現実などなくてもいいのでは?という思考)により、現実世界消滅の危機に至る。
 今まで何度となくキョンのピンチをを掬ってきた長門も(憂鬱以後のエピソード入れ替えによる、長門の万能ぶりがここにきてさらに引き立っている)、メッセージを送ることだけで手一杯。ドサクサに紛れて、長門個人の意志が明確に表れる場面。モニター越しに心情を吐露するというのも、長門らしい。

 
 ハルヒの求めたもの。
 ハルヒが求めた普通じゃない世界がそこにあった。超常現象を前にドキドキワクワクが止まらない。単に超常現象を望むでなく、キョンと共に、という付帯条件がつくことで、初めてハルヒがヒロインに見えた(今までは場面に応じて長門やみくる先輩がヒロインだった)
 キョンの袖を掴んだり、肩越しに神人を見ていたり、手を引かれて走ったり。普段は前面に出るハルヒが、一歩、
引いたポジションにいるところでも、女の子らしさが表れてて、つまりこれって…デートなんだろうね。
 でも、キョンの意識はハルヒのそれと異なり、ズレを感じて手を離してしまうハルヒ。今まで自分が求めていたものが目の前にあるのに、なぜその世界を捨てなければならないのか、という答えを導き出せない。

 
 「俺、実はポニーテール萌えなんだ。」
 デートといったら最後は告白なのですよ。作家としての個性が最も強く表れる場面・セリフでもあるね。超常現象におけるデートという、全くそぐわない状況に響く荘厳な音楽が、また絶妙なミスマッチだなぁ。最終回、という位置取りもさることながら、気持ちの高め方、最高潮の(キスした瞬間の)盛り上がりは尋常じゃないや。そして一転、キョンがベッドから落ちた瞬間の静寂。カチコチと秒針が響く音の中(細かい時間の経過もよく表しているなぁ)、キョンの表情・感情の変化も最高だ。普段、達観していることが多いだけに、こう乱れるキョンは新鮮この上なく。
 白雪姫・sleeping beautyのキーワードもここに帰着。しかし、長門や朝比奈さん(大)が、事前に回避方法を知っていたということは、どこかで観測していたか、或いは未来においてキョンかハルヒから、その事実を聴いたってこと?
 ハルヒの返事については、閉鎖空間が消滅したという事実と、翌日の、

 
 ポニテによって返されるのでありました。
 ショートヘアをなんとか後ろにまとめてくるのですよ。いじらしくも可愛らしい。閉鎖空間での出来事は、夢か現か幻か、定かではないけど、二人の間ではどこか真実じみた、共通の認識があるんだろうね。そして、「似合ってるぞ」とキョンが一言添えるラストシーン…くはぁ。素晴らしいな。主題歌の挿入も、冒頭になかったので判っていたけど、胸に込み上げてくるものが止まらないのです。
 エピローグで、事の次第とその後のSOS団が語られますが、長門の強い意思表示燃えた。みくる先輩は最後まで最高のマスコットになってくれるし、ここぞとばかりに痣の話を振るキョンも、心憎い。イチャついている二人を見ても、上機嫌なハルヒという、序盤とは真逆のシーンも、一話あたりの構成として絶妙だ。
 ラストシーンは、キョンのモノローグ、そしてキョンとハルヒがツーショットになる手前、で終わらせるところが、この作品らしさなんだなと思えたり。

 総評。
 キョンの一人称視点による独特の文体や、キャストの発表を見て、アニメ化は非常に難しいとの思いが頭を離れることはありませんでしたが、蓋を開けてみれば、なんと魅力的な作品だったことか。原作の持ち味を活かすどころか、その魅力を何倍にも高めるようなメディアミックスに、スタンディングオベーションですね。
 なにより「見せ方」に対するこだわり・徹底ぶりを感じた作品でした。コンテや演出の醍醐味、アニメーションという媒体には、こんなにも素晴らしい表現力があるんだということを、見せてくれました。そして、TVシリーズにおいて、高い作画クオリティを維持し続けるという、最も基本的で重要、かつ難しい仕事を成しえた京都アニメーション。本当に、素晴らしいと言う他ありません。
 改めて、スタッフに百万の感謝を。そして願わくば、続編においてさらなる感動が見られんことを…。
 



 

   7 (日)   新鋭。

 
¢蛙男商会、ガンダムに勝つ!〜蛙男商会(その1)
 制作の背景を見ても、唸ることばかり。

 
ゼロの使い魔 第1話 「ゼロのルイズ」
 
 First Kiss
 映像的にこれといった新鮮さはないけれど、明るくてテンポのよい曲と細かいカット割りが、よくマッチしてて小気味よいね。キャラ紹介以外のシーンを見るだけで、この作品が何を伝えたいのか一目瞭然だし、ルイズのツンとサイトの苦労ぶりが微笑ましい限りです。あとセーラー服くるんのシエスタを持ってくるあたり、よく判ってるなw

 
 ゼロのルイズ。
 タイミングが良いんだか悪いんだか、タバサが容赦なく長門だw ハリー・ポッター風なローブや杖も、魔法学院の
イメージを固着させているし、のどかな授業風景には貴族達(上流)の集まりって感じも出ています。
 表情のディフォルメと擬音や?マークなどの表記で、程よいコミカル感も。ちょっと多様しすぎるきらいがあるけど、慣れれば作風として楽しめるでしょうか。
 ルイズ:釘宮嬢というキャストは鉄板で、負けん気が強くて意地っ張りな性格もよく表れていますね。学園長のセクハラや、秘書の思わぬ純情ぶりも言うことなし。うん、よく噛み砕いてアニメ化されてると思います。

 
 ヴェルダンデ、可愛いよヴェルダンデ。
 オーバーニーソはルイズの基本装備だけに、伝線の描き方まで具合まで気合い入ってるなぁ。そしてキュルケの基本装備、たゆんたゆんな胸もしっかり。
 メインイベント、使い魔の契約ですが、ギーシュの契約がいいなw 原作では随分後に登場するモグラの使い魔、
ヴェルダンデですが、これならギーシュの溺愛ぶりも判ります。やばい、マジ可愛い。
 召喚の魔法は光に包まれて云々の描写があったから、もう少し派手になるかと思ったけど、存外に地味だったか。
ルイズ以外は。

 
 First Kissから始まる二人の恋のHistory
 ビバ、ツンデレ。契約のシステムを考えた人はえらい。サイトの左腕に刻まれたルーンと、コルベール先生が読んでいる書籍の関連は、次話には出るかな。
 ルイズのぺったんぶりもまた見事に表現。ローライズのショーツと黒のオーバーニーソという武装まで完璧だぜ。
最初は言葉が通じず、ルイズの魔法(失敗)によって、通じるという流れも、異世界感がよく出てるアイデアだね。
 アニメらしいディフォルメ感覚と、原作の持ち味をよく活かした作品になってくれそうです。シエスタの登場も今から楽しみだなぁ。
 



 

   7 (土)   総括。

 
彩雲国物語 第13話「瓢箪から駒」
 影月が酒を怖がっていたのは、酒乱かと思っていたら、もう一人の人格が現れるからだったんすか。浪川大輔さんの演じ分けもしっかりしてて、よい感じ。ちょっと強くなり過ぎと思ったけど。
 三太の駆け込みから、青巾党の狙いも判明しますが、三太いと哀れw 秀麗のモノマネが妙に可愛らしくてツボに入りました。そして胡蝶姉さんの親分衆正体も明かされて(先週のシルエットでバレバレだったけど)、青巾党退治の大フィーバー。一網打尽の大捕物だけに、なんとも痛快な一幕だ。
 この騒動をきっかけとして、親分衆と劉輝の間に面識が。初めは冗談と笑っていたものの、次第に本物と気付く
裏町衆。自らは王の座ではなく王自身に額づくことを告げて、頭を垂れるシーンは見物だね。
 蝶姉さんと秀麗の別れも、綺麗に締めてくれた。父や静蘭にバレバレだった話も心温まる話だし、化粧道具一式とやり方を授けて、暖かく送りだす姉さんの心意気や良し。
 そして、いざ国試。姉さんの言う通り、化粧をして試験場という戦場へ赴く秀麗の前に……藍龍蓮、いたねぇw 笛で会話するにまで至った変人ぶりは相変わらずですが、結局、1位:影月、2位:龍蓮、3位:秀麗の3トップを飾って合格。あれやこれやと騒ぎの上に、ついに官吏への道が開かれた秀麗の待つ未来や如何に。

 
クロサギ
 今季、継続していた連ドラの一本ですが、これは見事に外してしまったなぁ…。黒崎:山下智久と発表された時の危惧が、ストレートに反映した最終回になってしまった。詐欺師を喰う詐欺師、という人物だけに、やはりインテリを感じさせる役者じゃないと、物語が根本から崩れてしまうんだよね。その上、大した演技力もないから、変装しても
代わり映えがせず、詐欺のリアリティがまるで感じられない。標的のシロサギ達がバカだから、成功しているような錯覚さえ覚えたほど。
 そんなリアリティのない物語なのに、「毎度あり!」と最後に決めるものだから、見ているこちら側は完全に置いてけぼり。ヘタウマ加減や、設定のおかしさをナナメに笑い飛ばせればまだ良かったけど、失笑するしかなかったw
そして失敗最大の要因は、ヒロイン二人の痛さにあると言っても過言ではないだろう。
 ヒロインを二人にして三角関係を作ったけど、結局まとめきれず。最終回、黒崎をライバルに渡したくないから警察に通報した、という顛末は、第一話で身内に詐欺をさせたくないから通報する、という流れと全く同じ。あまりの発想飛躍ぶりに開いた口がふさがらない。そして、やはり演技力が乏しいせいか、二人ともやたらとオーバーアクトするので、簡単に寒い空気が出来上がってしまう。涙を流しながら黒崎を警察に売ったのに、黒崎が解放されるや、
「ごめんなさい♪」で済ませたときは、リモコンを投げようかと思った。
 話題作りのために人気の若手を登用、まともな脚本がない。結果は推して知るべし。

 
医龍
 こちらもまた漫画原作のドラマですが、鬼頭を女性に変更した戦略が当たった。夏木マリの力演に拍手ですね。
第一回バチスタ手術を見学しているときの、「私だったらこんな冒険…フゥーウ」のセリフにはシビれたなぁ。後半は、
完全に朝田そっちのけで、鬼頭を見ていた気がします。
 ただマイナス面もそれなりにあって、主人公の演技力が微妙という点では、クロサギと同様だったし、ストーリーとしておかしい場面も多々あった。ある人物が動くに至る動機付けが不明だったし、なにより手術の説明セリフが異様に長い&多い。これはさすがに辟易したけど、中盤を過ぎる頃には、解説シーン入ると笑ってました。
 ドラマ風にアレンジされた台詞回しはおもしろかったし、木原も好きでしたよ。最終回のパワーで全部もっていった感もありますが、終わりよければすべてよしと言える出来でした。…決して真っ当な医療ドラマではなかったですが(むしろ夜王に近い演出を感じたね)
 あと、「弁護士のくず」が裏番組で被ってしまいましたが、数回見た限りでは、かなりおもしろそうだった。最終回を見逃したのは、勿体ないと思うくらいに。
 




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