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   1 31 (水)   どこまで本気なんだか。

 〆奏光のストレイン第11話「狂宴の幕開け」
 −脚本:西園悟 絵コンテ:山田次郎 作画監督:山内康則・藤田まり子・佐藤陵 演出:渡邊 哲哉 −
 兄の暴走が罪の意識だけでなく、エミリーと一部記憶を同期してたという理由が判って、多少なりとも説得力出てきたけど、2週も開いてしまうと物語の勢いがなくなって、ちょっと勿体ないね。時間と空間の話も、一度聞いた限りだと完全に理解出来ない自分もいたりで…。
 そして自爆キタコレ。バスタオルで脱出
する司令が全部もってったw しかし、寒くないのかあれ。温度調節行き届いているのかな。迎える側の反応もなかなかによく、なぜかアークエンジェルでラクスを迎えたときを思い出したり。

 
NANA 第42話「ハチ公、見てろよ!」 
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:大久保富彦 作画監督:君塚勝教 演出:吉田智美・いしづかあつこ −
 
 「なんでお姉ちゃんの友達が蓮とデキてるの?」
 妹よ、その姉は「まさか!?」と疑った巧とデキているのだよ…。結婚をすんなり認めていたように見えて、娘を嫁に
出す男親の本音が滲み出る父がいいなぁw あと、淳子の部屋以外で章司と幸子が出てきたのもワロスw
 蓮の対応にあたる巧だけど、リアリストな物言いと説明不足な部分が、ハチの不信をかって大喧嘩に発展。そしてハチの泣きつく先はいつもの相手ながら、しかし支えきれなくて電話をトスしちゃう淳ちゃんw 感情が爆発したときの手が付けられない様子が、演出・演技ともに素晴らしいね。本来は
悲劇 であるはずの話を、喜劇として描いてしまうんだから、おもしろくて仕方ないよ。二人と話す中で巧の真意に気付いたようだけど、関係は修復出来るのかな?
 ノブの家には、慌てて駆け込んできた川野さん。今回の一件をレコード会社側が仕掛けたと疑うノブは、ハチとの別れ話以来、人間不信に陥りかけてしまったよう。そのノブの真意を汲み取り、思いやってくれている シンの気配りが泣けます…。

 
 「あんたらさ、人の庭荒らす暇があったら、てめえの花を咲かせろや…。」
 このハゲ!くそう、なんて格好いいんだ。見ていた自分の気分はまさにレイラとナオキ。眉間にしわを寄せる仕草がまたセクシーなのですよ。全然関係ないですが、去年の冬コミでヤスのコスプレしてた人がいて、その人も えらい格好良かったのを思い出しました。
 シンが残していったライラーを、さも嬉しそうに掲げるレイラ…だけど、直後にプレッシャーかけられてオチを付ける
演出がまたニクイ。レイラの気持ちは少しばかりシンに動いたり…してるんだろか?
 「ナナはヤスに任せたから大丈夫だ」との言があるように、弁護士らしい大人な対応をするかと思えば、イキナリ
ワンパンくれて記者を追っ払う暴挙に。だがそれがまたカコイイ。これでバクチを賭けられる(バンドに全てを賭ける)というセリフに至るまで、今日はヤスがMVP。「うちのバンドはバカばっかだ…」と答えるナナの言葉も温かみに溢れているものです。

 
 「ハチ公、見てなよ。アンタの望みは絶対叶えてやるから。」
 くはぁぁぁ。手紙に対する答えをここで出しますか。なんつー話を魅せてくれるかな。会うことが出来ない二人だけど、そうさせたTVを通じて 相手にメッセージを送る
。不敵に、大胆にキメ てこれ以上ないってほど気持ちよく終わったかと思えば、一抹の影を落とす週刊誌のショットのヒキが。どこまで見る側の気持ちを高めてくれるんだ。
 NANAを見ていると、何話かの間に一回、キタコレ!という話があるけど、今回もその一話でした。
 



 

   1 30 (火)   開けた。

  RED GARDEN 第16話「哀しい嘘」
 −脚本:山下友弘 絵コンテ:松尾衡 作画監督:中村深雪 演出:市村徹夫 −
 
 いろんな意味で食い違い。
 父親、恋人、友人といった関係がツーマンセルで進行する前半。クレアが散々悪態をついていた父親もここにきて登場…したけど、全然イメージ違う。真摯でいい人じゃね?母親の死を契機に、家族を顧みなかった(クレアはそう思っている)父親を嫌うようになったらしいけど、ほとんど海原雄山と山岡士郎だねこれ。兄は無事で良かったけど。
 ルークは不安からくる邪推でレイチェルを問いつめ。実際のところは真実を突いていて、逆ギレしたレイチェルはつい秘密を抱えていることを認めてしまうが、当然真実は伝えられないわけで。
 クレアの父親とレイチェルの、相手に言いたいことを伝えられないもどかしさが、なんともやりきれないね。あと新谷良子嬢の演技は本当に変わってきたと思います。プレスコ方式なのもその一因なんだろうけど、本格的な“役者”の雰囲気が随所から滲み出るようになってきた。とてもミルフィーユやってた人とは思えないよw
 ジェシカは「友達として」などと言って、クレアから真実を聞き出そうとしてたけど、別れた後には舌打ちをしてそうw
父親を心配するローズはいかにもクレアと対照的。それぞれ家族なり交友関係に、小さからぬ問題が浮き出てきたところですが…。

 
 理事長つええええ!
 後半で一気にバトル展開へ。相変わらず作画枚数が少なく、ギリギリでしんどい映像ですけど、理事長のハンパないチャージに噴いた。ケイト達を代理に立てず、自分たちで戦えばいいんじゃね?と思えるほど圧倒してたけど、そうせざるを得ない理由は、来週にも語られるのかな。そしてエミリオも参戦。ケイトを前に複雑な表情を見せるね。
 こちら側の一族が女性ばかりだったのも気になるところ。エルヴェ達ドラル側で女性がいなくなるように、こちら側では男性が減っているのかな?
 「私が到着するまで手は出すな」なんて、やばげなフラグが立ったのに、ケイトを助けてしまったJC。仲間の救援は間に合ったけど、一度立ったフラグは回避出来ず。うわぁ…。ルーラの恋人とばかり思っていたけど、弟だったのね。死にかけている妹を救うために戦うエルヴェが、同様にルーラが気に掛けていた弟を手に掛ける展開は、なんという皮肉か。
 鉄の女に見えたルーラが号泣するシーン自体にもインパクトあったけど、その様子を鉄骨の上から見下ろすラストショットが、状況の異常性を静かに決定づけていていいね。
 



 

   1 29 (月)   読み始めたら止まらなかった。

 
Fate/Zero Vol.1「第四次聖杯戦争秘話」 著:虚淵玄 画:武内崇
 イスカン様にホレた!
 聖杯戦争における基本的な戦術として、「真名を知られることは極力避ける・知られた場合には確実に仕留める」なんて一節があると思うんですが、登場早々に堂々と名乗りを上げてしまう(知られたところでどうということはない)イスカンダル様の剛毅さにマジ惚れ。マスターのウェイバーが、サーヴァントとは正反対の小物で(妙に愛嬌あるw)豪放磊落なイスカンダルとの凸凹コンビも、これ以上ないハマり具合。
 宝具を放つ本格的な戦闘が、セイバーVSランサーの一戦に始まるあたりも、Fate本編を意識したニクイ演出だね。 そこから実に7騎中の5騎ものサーヴァントが一堂に会する幕開けは、なんと華々しいことか。
 切嗣や言峰の本質・内面に容赦なく切り込み、他のマスターが聖杯戦争に関わる動機も、きっちり掘り下げてくるので、どのキャラも魅力的(解説本にもあったけど、遠坂父があんまりにモンテクリスト伯で噴いたw)
 言峰が契約したサーヴァントが、アーチャーでなかったのは軽く驚きました。切嗣とセイバーの間にほとんど接点がないのも(2巻以降のストーリーで語られんだろうけど)同様で、セイバーがアイリスフィールを主として迎え、互いに信頼を寄せながら行動を共にする展開が、今から泣けてきます。聖杯となった主・アイリスフィールを、切嗣の令呪により、自らの手で破壊するという結末に至るとすれば…。
 各マスターが聖杯戦争に至るまでの過程とファーストコンタクトで終えたVol.1。最初に脱落するペアはどの組か。
史実として判っている部分では、ギルガメッシュが言峰のサーヴァントになるポイントも気になります。
 虚淵テキストは初めて読んだけど、なかなかに病み付き度が高いもので。2巻以降も目が離せない。
 



 

   1 28 (日)   期待…。

 
仮面ライダー電王 第1話「俺、参上!」
 電王というネーミングセンス…、ライダーなのに電車て…。と思いながら第一話の鑑賞に望みました。が、そんな先入観をバッサリと斬ってくれた第一話(電車がベースとあっても、バイクがないわけじゃないしね)
 序盤の十中八苦郎なシーンからイキナリ茶噴かされた。ネタで苦笑させるんじゃなくて、ちゃんとした笑いを狙ってくる脚本が好感触。主人公の中に入り込んだ未来人と体を共有して、変身したときはその未来人・関俊彦ボイスになる設定もいいなぁ。年季の入った声優の演技がライダーアクションに映えること。役者の吹き替えとは一味も二味も違うし、「暴れられればそれで俺様OK」なピカレスク野郎が超イカス。
 ベルトのスイッチが複数あるところからして、スーパーワン系の武装変更タイプなのかな。デザインも似てるっちゃ似てるし。剣先を飛ばして流星錘のような武器アイデアも斬新でいいな。
 電車が題材となる作品に置いて、石丸謙二郎を司令(っぽい人)にもってくるキャスティングも最高。第一話としてはカブトよりずっと好印象です。このまま変にネタに走らないで欲しい…。
 



 

   1 27 (土)   決まっ……らない?

 
彩雲国物語 第35話「逢うは別れの始め」
 −脚本:山田由香 絵コンテ:高橋丈夫 作画監督:吉開順子 演出:迫井政行−
 静蘭だめじゃないっすか!www 先週のヒキから、デスノートのような心理戦を期待したけど(途中まではそんな気配でしたが)、ギャンブルはただの建前で、結局力業に訴えることに…。なのに、毒の中和以前に強い酒にやられてどうするんすか、静蘭w
 最後に一戦を交えた二人ながら、朔洵はこのとき既に命を失いつつあった、というストーリーにホロリ。「一番以外がある・ない」の語りから、秀麗との会話を経て朔洵が命を落とすまでは、妖しくも哀しい物語。死の直前に主上を
入れて、光と影的な存在比較をさせるのも見事でした。さて、来週は克洵に沙汰が出されるのかな。
 



 

   1 26 (金)   原点へ。

 
コードギアス 反逆のルルーシュ 第15話「喝采のマオ」 
 −脚本:大河内一楼 絵コンテ:須永司 作画監督:向山祐治・佐久間健 演出:山田徹 −
 
 ヒロインが。
 C.C.はなにげにこのぬいぐるみが気に入っているのでしょうか。何かを抱いているという印象が強くなってきた。
 ミレイはルルーシュの出生を知っていたことを言明。見合いの話を振るあたり、ミレイの気持ちもルルーシュにあるようで。リヴァルよ…。
 そしてシャーリー、普通に出てきた。先週のラストからしてドロップアウトするものとばかり思っていました。記憶をなくした理由を、“そういうプレイ”とごまかしていたけど、そんな理由でいつまでも隠しておけそうにないなぁ。スザクがまたお節介を焼いて、二人を仲直りさせたりしそう。ボロがすぐに出そうなスリルがたまらないし、するとシャーリーにも復帰の目がまだあるように思えたり。

 
 ヴィレッタが!胸が!
 やべEEEEE!野心剥き出しだった鉄の女が、大変しおらしいご様子に!まさか記憶喪失なんていうベタな展開がコードギアスにあろうとは…。胸を隠す仕草とか流し目がただ事じゃない。好感度どれだけ上げたことか…。
 ここにきて扇の存在感もグッと増してきた一方で、ディートハルトもゼロに認められて、黒の騎士団内での発言力を増してきそうな気配。初期のメンバーと後の合流組の間で亀裂が起きるか。
 C.C.とルルーシュは一時の訣別。C.C.の方は、暗に「読みとれよ」という雰囲気を出しているし、ケータイにヒントも残していたけど、ルルーシュはマジギレしてたのかな。C.C.にはギアスが効かないという条件も出てきたけど、これがまだなにかの伏線でもあるのか…。
 そして本日のトリ、変態が来ましたw ギアス習得後のマオは描かれているけど、契約の時や周囲に何ものがいるかは、全く描かず…。くそう、このあたりの情報コントロールが巧妙だなぁ。

 
 喝采のマオ。
 草尾、2話で消えた…(ノД`;) 最後の表情が素晴らしすぎますw
 初見時は気付かなかったけど、二回目に注意して見ると、パネルに映ったルルーシュのセリフは、マオのそれに割り込んでいるのがはっきり判りますね。
 何事も過ぎるとそれは弱点になる。マオは散りましたが、ルルーシュも一歩間違えば、こういう最後を迎えるかも
しれないという、呈示でもあったのか。
 対ブリタニア戦という軸と、C.C.との契約という軸。これまではブリタニアとの戦いを中心に描いていましたが、表裏の軸が揃ってこそ、この作品はおもしろくなっていくんだろうね。
 ここで改めて契約を交わすルルーシュとC.C.。新たなる覚悟と決意をもって、第一話にあったスタートラインに立ち返ったラストシーン。最後にゆっくりと、もどかしげに重なる二人の手が印象深い…。
 



 

   1 25 (木)   欲も悪くも個性。

  武装錬金 第17話「夜が明けたら」
 −脚本:千葉克彦 絵コンテ:つるやまおさむ 作画監督:花井宏和 演出:安藤健 −
 
 顔がwwwww
 今週の作画は綺麗かそうでないかを考えると、間違いなく後者だと思うんですが、個性的で荒々しい画が本話のストーリー展開と絶妙にマッチしてました。動画面でも結構頑張っていたしね。
 左上の桜花が冒頭から凄すぎた。ショッキングな報せを受けたっていう演出にしても、これは強烈。悪役的な立ち位置のパピや火渡などは、さらにいいね。一言で言えば「凄み」かな。パンチの効いたフェイスショットが一癖も二癖もある
キャラの、異常性、禍々しさをこれでもかと見せつけてくれるね。
 悪役がアップに迫ると、ブラボーや剛太らは逆に引いたカットが多くて、この映像的な密度の違いが双方の陣営をキッチリと色分けしてくれてる。ブラボーと火渡なんかは、すごく綺麗に分かたれてる感が出ていたなぁ…。アップ目で存在感を出させた火渡に、果敢に挑む剛太という図もまた良し。

 
 クロウもきたーよ。
 うたわれのときと、ほとんど違いねーよw リーダーの補佐的な立場ってところも似てるからかなぁ。にしても、戦部って、こんなにしゃべっていたっけ?と思えてしまう部分もあり。
 前述の通り、荒っぽい作画でしたが、火渡VS剛太の戦いでは、よく動いていたよ。CVの川田紳司さんも、あまり目にしたことのないお名前ですが、役のイメージにピタリ(調べてみると結構芸歴長い方だったんですね)

 
 ドリールドリール……w
 催眠誘導から、女子チームの枕叩き、握手でのやりとりまで、ギャグパートが忠実に描かれたのも嬉しいところ。
ハードな戦いと、底抜けに明るいバカパートの二つがあってこその武装錬金デスヨ。そして、ここにきても斗貴子さんの鉄壁をもってくるスタッフの男気に感涙。
 見送る妹たちの図も、ストーリーの中で何度か繰り返される画ですが、無言の信頼関係っていうのも、和月作品における必須の要素なのかな。微妙にテレたり、遠回しに言ったりする様子もまた微笑ましい。

 
 変態仮面ktkr!
 わははははw やってくれた!これは規制引っかかりゃしないかと心配してましたが、完全再現ですよ。エンゼル
御前→パピヨン→
桜花という3段オチの間も言うことなしです。
 
序盤は作画の荒れっぷりに、少しトーンダウンしてたんですが、とんでもない。なかなかに斬新な一話でした。
 



 

   1 24 (水)   大いなる転機。

  NANA 第41話「運命の引き金」 
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:青山浩行 作画監督:土橋昭人 演出:上田真弓 −
 
 大きな転機が。
 レイラのところに今度は、“わざと”ライターを置いていくシンの心意気がCOOL!この作品は、過去にあった出来事と新たに展開していくストーリーを、緻密に繋げてくれるもので…。付き人の娘が煙草の吸い殻を見て何か勘付いたようだけど、これもブラストがすっぱ抜かれた後の伏線になるのかな。
 そのシンちゃんにハチが真実を話す機会も。シンの生い立ちと、自分の生き方を重ねる様子が切ないんですけど、別れ際にノブのことを問いかけたとき、笑顔で明るく返すシンの配慮がまた泣けるなぁ…。気配りのきく子だ。
 その裏で、ハチに会おうと赴いていたナナは、悉くすれ違う。これでもかと肩口から流すカメラがたまらないぜ…。そして「会おうと思えばいつでも会える」と、差し込まれるモノローグが、真逆の運命を予感させます。
 パパラッキョという特別な響きでもって、散々振りまいてきた伏線も、満を持して回収。ついにきた。テレビという
最も強力なメディアで発せられた、ナナと蓮の関係。ブラストの運命や如何に!
 



 

   1 23 (火)   蠢く。

  RED GARDEN 第15話「悲しみと、怒りと…」
 −脚本:山下友弘 絵コンテ:堀ノ内元 演出:池畠ひろし
  作画監督:吉川博明(スタジオライブ)・CHOI BYUNG HEE・SEO KYOUNG ROCK −
 
 エルヴェ動く。
 発症したミレイユの始末があんまりにシンプルでワロタ。一族が精鋭を集めている本拠地だというのに、警棒でボコボコにするしか手段がないってどうよw バイオレンスもここまでシンプルに描かれると、悲劇を超えて喜劇ですね。
 その様子を目の当たりにしたエルヴェは、勢い余ってリーズの首に手を掛けるものの、彼女もまた被害者であると気付く…って、おまえが連れ出してたんじゃねーか!w 非道w
 そしてついにケイトへの揺さぶりも始まる。秘密を握っていると脅しを掛け、事件を鍵回っていた刑事には、リーズの日記を送る。ケイトを縛るのはともかくとして、刑事達に会社の存在を勘付かせる狙いがまだ読めませんが…。
 ケイトだけでなく、他のヒロイン達も今まで水面下にあった問題が浮いてきた。ローズは捜索している父親が見つからず、クレアは兄が自殺という急展開。レイチェルも自身が抱える秘密と恋人との間で板挟みになり…。
 今まで丁寧に巻いてきた種が発芽し、物語全体が大きく動いてきたようです。
 



 

   1 22 (月)   合わせ初め。

 
コードギアスの第二期に別の曲を当ててみる
 youtbeを検索するといろんな曲のタイプが上がっているようで、「ちょっと遊んでみね?」と誘われて友人と試してみました。何の編集もなしにナチュラルで合う曲を探す、という試みが意外におもしろくて、3日間くらい様々な曲を
掛け合わせましたね。3つほど、いい塩梅な曲があったので上げてみます(曲イメージが作品に合う合わないというより、歌詞のキーワードやカットのタイミングなどに着目して)
 結構おもしろいハマり方をするものもあって、烈の瞬や甲賀忍法帖など、一部歌詞が映像と重なったり、リズムと動きが綺麗に合うだけでも楽しかったですね。

 
 あとOPを同時再生しているときに、番外的な発見もあったりして。
 いぬかみっとギアスの第二期が、ほぼ同じタイミングで上記のカットになっていたのが無性におかしかったですw
 



 

   1 21 (日)   ライブ初め。

 
JAM Project LIVE JAPAN CIRCUIT 2007 Break Out
 7年目にして初めてJAMのライブ行ってきました。一昨日前まで「…場所どこだっけ?」くらいに、気分盛り上がってなかったんですが、会場に赴いて、いざライブが始まると瞬発的に血が滾ってしまうものでした。

 01.Break Out (スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ OP)
 02.限界バトル (遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX ED1)
 03.牙狼〜SAVIOR IN THE DARK〜 (GARO-牙狼- OP2)
 04.紅ノ牙 (超重神グラヴィオンツヴァイ OP)
 05.The everlasting (Break Out C/W)
 06.The Gate of the Hell (マジンカイザー〜死闘!暗黒大将軍〜 OP)
 07.未来への咆哮 (マブラヴ オルタネイティヴ OP)
 08.Name〜君の名は〜 (マブラヴ オルタネイティヴ IM)
 09.Fencer of GOLD (GARO-牙狼- IN)
 10.Little Wing (スクラップド・プリンセス OP)

 ○アコースティックコーナー)
 11.VOYAGER (パンダーゼット THE ROBONIMATION OP)
 12.Cry for the Earth (JAM-ISM収録)

 ○泣きの一回
 13.Name〜君の名は〜 (マブラヴ オルタネイティヴ IM)

 14.RISING FORCE (スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ OP2)
 15.Battle Communication!! (限界バトル C/W)
 16.Fight to the end〜聖戦〜 (スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ IM)
 17.FREEDOM (FREEDOM収録)
 18.Olympia (Olympia収録)
 19.VICTORY (スーパーロボット大戦MX OP)
 20.鋼の救世主 (スーパーロボット大戦α外伝 OP)
 21.GONG (第3次スーパーロボット大戦α-終焉の銀河へ- OP)
 
 ○アンコール
 22.SOUL TAKER (The Soul Taker〜魂狩〜 OP)
 23.Peacefl One (JAM-ISM収録)
 
 ○Wアンコール
 24.SKILL(第2次スーパーロボット大戦α  OP)


 と、セットリストに関しても、馴染み深い曲ばかりで大変に満足でした。Nameで初っ端から、福山さんが自分パートの歌詞を忘れる(入りのタイミングを間違えた?)ハプニングが発生して、アコースティックコーナー明けに、歌い直しという嬉しい展開へ。「みなさんにお願いがあります…もう一回、歌わせてください!」という掛け声に、会場は盛り上がるのなんの。
 アルバム収録曲やタイアップを見ていない曲など、自分にとって新鮮な楽曲を生で聴けたのも嬉しいことでしたし、SOULTAKERやSKILLなどの定番中の定番曲で、思いっきり弾けられたのも素晴らしい経験でした。
 「老衰で死ぬまで歌っていたい」という影山さんのコメントも、ファンとして嬉しい一言で。明日以降、筋肉痛が大変に心配ですが、次回も是非行きたいものです。



 

   1 20 (土)   華麗にスルー?

 
彩雲国物語 第34話「毒をもって毒を制す」
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:鎌倉由実 作画監督:金性完 演出:篠原誠−
 克洵が春姫の励ましで立ち直り、茶家当主へ。しかしそれは一族が冒してきた罪を全てその背に負うということになり…。秀麗達の裁きがこの後どうなるかだね…てあれ?仲障の殺害に関してはスルー?w 鴛洵は克洵がやっていないことを知っていたようだけど、幽霊だし成仏しちゃったし。春姫の信じるという一言で、やってないことにされて良かったんだろか…w このあたりも後の解説を待ちたいところ。
 そして朔洵の元には、毒を持った静蘭が訪れ…。秀麗達が選定会に正攻法で乗り込んだのに対し、こちらは裏と腹芸の世界。そもそも朔洵が選定会に赴いていないのも、おかしい話。朔洵の目的は一体どこにあるんだろうか。
 



 

   1 19 (金)   Bravo!!

 
コードギアス 反逆のルルーシュ 第14話「ギアス対ギアス」 
 −脚本:大河内一楼 絵コンテ:杉島邦久 作画監督:金成范 演出:馬場誠 −
 
 バレてたー。
 あれだけ興味津々なヒキで終わっといて、直結させないのが巧いしニクイな。終わってから見返すと、本話の結末に向けて、ルルーシュの主観をベースとする主旨が見える導入です。誰が自分の正体を見たのか、流れた血は誰のものか。ルルーシュ本人に判らないようにさせて、犯人を追う展開もミステリアス。
 そしてメガネw ついに行動に出た。ギルフォードがユーフェミアに騎士を奨める→スザクをチョイスという繋がりから面会の願いが叶いそうな流れ? あとナナリーが「私も会いたい」と口にしたときの、スザクとミレイの敏感な反応がちょっと気になります。スザクは既知だけど、ナナリーの血筋をミレイも知っているってこと? そして、ナナリーがユーフェミアを殿下と呼ぶということは、自分がブリタニア皇族であることを知らないということでは…?

 
 尻。
 今日も今日とてナイスポジショニングです、カメラさん。GUN×SWORDの頃から感じていましたが、最近の木村画は、尻への愛着が尋常じゃないような。キャラの全身像を見ても、腰回りから足のラインまでの比率が相当大きめに描かれているし、アッシュフォード学園の制服(=スカートの短さ)も神懸かっているし。そして今度は下着がががw
悪態を突きながらも、せっせとルルーシュに強力してるC.C.カワユス。
 ディートハルトも騎士団入りしてから、輝きがまるで違ってきたw 旧反乱組織とゼロの間で楔となるや否や。

 
 そして真実へ。
 あっさりバレとったw シャーリーにはもう少し衝撃があってもよさそうな気もしますが、それだけ混乱を来していたという風にもとれるのかな。そしてヴィレッタは辺境伯を笑っていられなかった。「私は違う」と言いつつも、ジェレミアと似たような結果にw
 そしてぇー。サブタイのギアス使いきたーよ。しかも草尾毅っすか!最盛期は熱血キャラで一世を風靡して数年、ベテランの域に入ってからは、こういう一癖も二癖もあるキャラを見事に演じてくれるようになりましたね。デスノでLを務める山口勝平さんなど、90年代を飾った人達が今ではガラリと色を変えた役で魅せる。役者に深みが出てくるっていうのは、こういうことを言うんだろうね。
 さらにサプライズ展開。扇−ヴィレッタのラインが繋がる!? ゼロの行動に疑問を抱き始めたここ1,2話から、描写にも変化が。首元や肩回りが太く大きくなって、キャラが骨太になってきた。ちょっとベタだけど、OPの意味深な画は、ヴィレッタは記憶を失うとかそんな予兆?

 
 ギアス対ギアス。
 くっはー、なんておもしろいんだこの作品。もう一人のギアス使いを出してしまうのは、さすがに風呂敷を拡げすぎ、イレギュラーに過ぎると思ったんですが、それでも褪せなかった。マオの横槍を入れずに、シャーリーとガチンコで
対面する展開を選択しないところに、コードギアスという作品の凄みを感じます。ある意味、揺さぶりを掛けられた方が、シャーリーの本音が究極まで引き出されたのかなぁ…。
 窓枠を使った始めと締めの演出もセンスも小粋。向けられる銃口の相手と、上がり下がりが綺麗に対照してるね。
この演出が特に顕著ですけど、本話のコンテは、全体的に「視線」が強く意識されていたように感じます。
 肩口に添えて指向性を伺わせるカメラポジションや、初段の一枚目の画にあるように横方向にも、そのキャラが誰を見て何を想うか、という表現に見えたり。
 あと、C.C.のコスプレもだんだん本格的になってきたなぁw 毎回なにかしら新しい衣装を着てないかな。

 
 「俺が全部忘れさせてやる…。」
 
ルルーシュが初めてギアスを他人のために使った。マオに告げられていたのか、ルルーシュの能力を知っているシャーリーが、止めさせようとするのも間に合わず。先週の予告にも使われていた写真がここで来ますか…(ノД`;)
 身の回りの人間に初めて正体がバレたことで、大きなものを失ったルルーシュですが、カレン、ひいてはスザクと互いに正体を知り合うときは、どうなってしまうのかという投げかけでもあるようで。
 カレンには既にギアスを掛けてしまっているし、スザクとは互いに正体を知らない関係で、どうなるのでしょうか…。

 
 「でも…朝は来ますよ。」
 「…そうですね。今までありがとう。」

 ルルーシュ自身のことも忘れさせたっすか。最後となる二人の会話もさることながら、首を傾げるシャーリーの仕草が、なんと切ない…。GUN×SWORDと同じ方が歌う、穏やかで優しい挿入歌が、余計泣かせるぜ…。
 己の野望のために友人の父を死なせたという事件を経て、その友人をも失う流れへ。ルルーシュが選んだ修羅の道は、より過酷な結果を彼にもたらす。行動に基づく心理でなく、ルルーシュ一個人としての心情を描いた一話でもあったのかな。ブリタニア打倒と友人を秤に掛けて、前者を選ばざるをえなかった決断が、この後どのように響いて
くるのでしょうか。
 シャーリーが転校でもしない限り、記憶を変えたことによる齟齬から、ルルーシュが学園に残ることも難しい。来週の予告ではまだ判らなかったけど、日常を捨てるという選択肢もあるのかなぁ…。
 EDのアーサー歓迎パーティ画は、ファンサービスと思っていましたが。この展開を見据えた上で入ってたんすか…くそう。ルルーシュ自身が写っていないのが、また泣けるよ。
 



 

   1 18 (木)   上がり下がり。

  武装錬金 第16話「新たなる力」
 −脚本:大和屋暁 絵コンテ:うえだしげる 作画監督:岡勇一 演出:うえだしげる −
 
 ブラーボー。
 カメラさんGJ。原作の要所は忠実に再現し、アニメはアニメでさらに美味しい場面も用意。スチームのように安易なガードに走らないところも好感。ぶっちゃけ今週の作画とコンテは厳しいものがありましたが、いくつかのシーンでは頑張ってたし、ここもその一つ。下のラインギリギリで妹の胸を“見せない”、テクニカルな描写もニクイぜ。

 
 「善でも悪でも最後まで貫き通せた信念に、偽りなど何一つない」
 カズキを鍛えたブラボーが、その命を奪いに来るというシチュエーションからして熱いんですが、上記のセリフを、
全く逆の立場から繰り返すところが泣けるのですよ。仲間を守るために全力を尽くした結果が、ヴィクター化→再殺
という不条理この上ない運命へ…。だがそれこそが和月節。ブラボーのセリフは、和月作品を通じて普遍的に描かれるテーマの一つのように感じます。
 このようにストーリー的に大きなターニングポイントとなる本話ですが、作画的にはやはり厳しい…。望遠の画を
背景に、小さなカット画やフェイスアップの差し込みは、個人的に好きではないのでちょっと辛かったです。
 それでもモーゼの十戒ばりに海を割って現れるブラボーにシビれますね。

 
 再殺。
 決して揺らがない・絶対に譲れない信念を持ったもの同士が相争う。先に述べたことと重複しますが、ここに和月伸宏という作家の本質的な部分があるんだと思います。カズキやブラボーだけでなく、斗貴子、ヴィクター、パピヨンなど、主要なキャラクターは皆過去に受けた傷や、それが元となって生まれた信念を持っているんですよね。原則として主人公カズキに感情移入するように描かれていますが、ブラボーとカズキの二人を描く分量では、ほぼ等しいのも、そのあたりを意識しているのかな。
 あと対カズキでは左右を意識した動きで、斗貴子に対しては上下になっているのは、それぞれの対人関係を意識しているようにも見えたり。トドメの場面は望遠じゃなく、複数のカットで密度を高めた演出を見たかったかなぁ…。
 



 

   1 17 (水)   待った。

  NANA 第40話「ハチ、シロガネーゼ」 
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:佐山聖子 作画監督:松本朋之 演出:渡辺正彦 −
 

 NANAもOP変わったー。
 以前、スタジオでさわりだけ流れた曲がOPに。サビだけ聴いた当時はそれほどでも…と思っていましたが、頭からちゃんと聴いて、しっかりした映像が付くと印象が大きく変わるもので。特に今回のOPはライブ映像が主体となっているのでCOOL。ハチとナナの関係にも深く斬り込んでいる画もいいね。

 
 章司w
 本編にまだ出番があったんだ…w いつまで古傷を抉られるキャラでいるんだろう…。幸子とは順調にいっていればいいけどね。そしてつーいーにー。ハチが登場。いちごグラスの話から、ずっと描かれずにいたハチの本音がやっときたですよ!昨年から総集編を挟んでもう2ヶ月くらい焦らされました。ナオキとボケをかませるほどに回復しとったようでなにより。つわり対策や両親への連絡など、本格的に結婚モードへ移行してきたね。
 そしてナオキからメールで新居の様子を教えられるレイラも…w こちらもギャグ描写に出来るほど打たれ強くなったのかな。

 
 シンは流しに…。
 ハチとノブ・タクミの関係をやっと知るシン。同じく前話のヒキからやっと続いて、ナナはハチからの手紙を開ける。
「これは別れの挨拶じゃなくて熱烈なラブレターだ」という蓮の言葉が泣かせるなぁ…。これで二人の関係は一旦、置いて、本格的に音楽活動へ取り組んでいくのかな。
 流し→名樫ネタに茶噴いた。と、シーンの頭に笑いを入れといて、最後はしっとり締める。これがナナ。シンの歌を実際に聴かせないところもCOOL。



 

   1 16 (火)   今年もバカ作品は尽きなさそう。

 
火曜ドラマゴールド “現代に甦った”闇の死置人〜あなたの怨み晴らします〜
 たまたまチャンネル変えたらやってたんですが、バカすぎて笑い死にそうになったw
 現代に甦ったとある通り、実在の有名人が本人役で仕掛人として登場し、法律では裁けない悪を仕留めるという
トンデモな設定だけでワクワクするけど、その元締めには、みのもんたときたw おもいっきりテレビを通じて、依頼者に仕事の完遂を伝えるっていうのも、誰が考えたんだwアホすぎるw
 第一部では、木久蔵・小遊三山・田隆夫の笑点メンバーが死置人に選ばれ、振るう技が座布団手裏剣wwwww
座布団の角から刃が出て、一成に飛んでいく画はバカとしかいいようがない。
 第二部の死置人は、デヴィ夫人…って、登場するだけでもう笑いが止まらないんですが、仕留めの様子が強烈。標的の前にレッドカーペットが布かれて、執事を連れたドレス姿の夫人が登場。獲物がハイヒール毒針wwwwww
もうこのネーミングのセンスが最高。このポーズでハイヒールからでた毒針をブッスリ刺した後に「アナタの汚い血で私のドレスが台無しだわ!」の決めゼリフ。腹がよじれそうになったw
 第三部。死置人ジェロム・レ・バンナ…いや本当に。ケンシロウみたいな衣装で、カンペを見ているような棒読みの日本語で、「コノくされゲドウが!」と吠え。そして一撃で全身の骨を粉々に。仕置き人登場時に流れるエレキギターソロの、必殺のテーマがまた泣かせるんだよなぁw
 こんな感じで仕留めに入ると最高のバカ展開でしたが、依頼人がどれだけ苦しめられ、怨みを抱くに至るかの過程はベタだけど、しっかりドラマしてました。父親を殺した男が娘の恋人になる展開も凄かったなぁ。
 吉田照美のラジオを3部通じて取り入れるアイデアも、ラジオ番組の内容と物語がちゃんとリンクしているあたり、脚本的な面白味も充分。
 毎回みたらすぐ飽きるだろうけど、半年に一回くらいなら見たいね。これは是非続編を作って欲しい。

  RED GARDEN 第14話「戦う理由」
 −脚本:山下友弘 絵コンテ:松尾衛 作画監督:Seo Kyung Rock 演出:奥野浩行 −
 

 ローズ飛ぶ。
 今まで泣いてわめくだけだったローズがついに敵を倒す。それも力を手に入れて。おとなしい組のケイトとローズが先に能力を開花させる展開がいいね。これで一人も戦力を無駄にしないで戦えるようになったけど、その戦う理由について突き詰める、序盤から中盤の流れもよく出来てる。
 なにより驚いたのはグレイスのリーダーが、「こちら側」の人間だったこと。先週の先生すら布石だったのは衝撃。その後ろでケイトに食って掛かるグレイスが聞き耳を立てて…という伏線の広げ方も巧いなぁ。嫉妬と興味本位からどこまで巻き込まれるやら。
 エルヴェの口からケイトへ、部分的に真実も語られているし、そのエルヴェとの交流でキャラが掘り下げられてきた分、ケイト姉の恋人は発症フラグが立ってきた。ネタとして見るつもりが、いつのまにかドップリはまってきたよ。
 




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