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 ■ DIARY  -LOG-



 

 


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   6 15 (金)   なんどみても名作。

 〆 天空の城ラピュタ
 何度目のラピュタ、ってくらい金曜ロードショーで目にしているけど、結局最後まで付き合ってしまうのが名作たる所以なんだろうね。20年も前の時を経ても色褪せることのない珠玉の一作。無駄のない脚本、抜かりのない演出、盛り上がる音楽(龍の巣のとこはマジしびれる)と、完璧です。シータ救出後からタイガーモス号帰投までのシーンは、カットされていたことが多かったようで、今回初めて見たという事実もw いやいや、長年見ていても知らないことがあるもんだ。

 〆ロミオ × ジュリエット 第10話「泪〜貴方と逢えて〜」
 −脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:佐山聖子 演出:唐戸光博 作画監督:藤澤俊幸−
 
 アントニオまでー。
 ジュリエット逃がすために動いとりますよ。先週くらいから立ち位置を自覚したのか、妙に大人っぽくなってきた。
 ティボルトの助力を得て脱出に成功するけど、リューマに乗せられていく構図は第一話のコンラッドと重ねているんだろうね。誰かの助けを得なければ逃げることも出来ない、少女の頃と変わらずにいるという暗喩にも見えたり。
 己一人の力では何も出来ないのはロミオも同じ。議会において、誰一人として賛同を得ることなく、その力の無さを嘆くばかり。毎度のことながら、よくもまあ二人の境遇を対称させられるもので…。

 
 ロミオ母wwww
 倒れた側から救出に入る、なんというポジショニングw ご都合主義的と思いつつも、それを許容出来るのが戯曲・舞台的な脚本の面白さなのですよ。ポーシアがロミオに真実を語る場面の、雷鳴の演出などもこれ以上ないくらいベッタベタなんだけど、それが似合うんだ。
 ジュリエットが救出される様を、遠巻きに眺めていたティボルトの表情も意味深。やはりモンタギューの血を引いているのかなぁ…。
 ポーシアが繋ぎとなって、ジュリエットとロミオが再び巡り会うのもドラマ。モンタギューの「お前もか…」という呟きは、権力欲の他に初めて触れる、待ちに待った一言。ただの悪ではない存在を示す片鱗がやっと見えてきた。
 そして過去の真実を知った上で、相対する二人は…。

 
 最も有名なセリフきとあ!
 やー、このバルコニーの見せ方も鉄板。物語の詳細は知らずとも、作品の名前を聞けば誰もが思い浮かべる問いかけ。セリフは一言一句同じでも、オリジナルと大きく異なるシチュエーションでこの違和感のなさ。よくぞ仕立てたものです。これには脱帽。
 改めて互いの気持ちを知り、覚悟をもって繋いだ手と手ですが、その先に待つものは…。いよいよもってストーリーが盛り上がってきたぜ。



 

   6 14 (木)   友達。

 〆 おおきく振りかぶって 第10話「ちゃくちゃくと」
 −脚本:横手美智子 絵コンテ:奥田誠治 演出:土屋日 作画監督:三浦洋祐−
 
 今後の戦略について。
 こういうときになると、モモカンの存在感がぐーっと増してくるなあw 田島の操縦術やキャプテンの選出など、人心の把握もぬかりなし。みんなで円陣組んでの声かけも、野球作品には欠かせない1シーンだ。キャプテンの初仕事として、戸惑いながらもビッと締める瞬間に、頬が緩んで仕方がないや。

 
 フライとったどー!
 自分も外野手だったので、この経験はよーく判りますw 大きく上がった、自分の定位置をオーバーするようなフライを捕るときの快感ときたら、それはもう。単純に落ちてくるものをキャッチする行為もおもしろいし、自分の手にアウトが収まった、という実感もたまらないのですよね。
 そして高校生野球漫画から切って離せないのがテスト問題w モモカンの喩えにある夕暮れの放心シーンがやるせなさすぎるw 普段は論理的にチームをサポートしてるシガポが先生なんだよね。モモカンの怯えぶりがまた…w

 
 セルフプロデュースwww
 母、なんて切ない一言をw だがそこは空気の読めない男・田島が助け船。そして三橋の◇な口は母の遺伝か。
勉強会のきっかけは花井のキャプテンらしさから生まれたし、4月誕生日の皆を一緒に祝う展開も、仲間って感じが伝わってきていいなあ。青春時代だ。ケーキ争奪戦の裏話もしっかり描いてくれているしね。
 阿部が自発的に三橋を支えたいと思うようになったのも大きな変化。中心には三橋がいたけど、誰もが主役であるようなチームワーク・友情を、等身大で魅せてくれました。
 



 

   6 13 (水)   疑問。

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第11話「士魂」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:二瓶勇一 演出:山名隆史 作画監督:ふくだのりゆき−
 
 なぜにロシアが黒幕?
 慎吾が共鳴感応で感情移入したエジプトが、ロシアに敗れたショックは判るけど、UNの不自然→ユーノワが黒幕と直結する思考がサッパリ判らない。なので思い詰めて適合率が落ちる展開も理解できず…うーん。スランプに至るという結論ありきな構成が見えて、それこそ不自然で疑問だよw
 真名と慎吾のやりとりは、後半への伏線となっていたし、うっちーや師範のフォローなど、キャラ同士の関係は上手に描けているのに、惜しいなあ。
 そして件のユーノワが攻めてきましたよ。ネフティスとケイロンの武器で強化されていましたが、それほど役立っていなかったような…敗残国セツナスw

 
 荒ぶる神?
 アルゴスの百目を喰らったとき、慎吾の姿を借りたスサノヲは荒ぶる神に見えたけど、精神攻撃による混乱状態を描いたのか、或いはスサノヲの本質を捉えたものだったのか…。
 役に立たないという名分で、慎吾を戦いから降ろそうとする場面はよかったです。モノローグ(本心)とセリフ(偽り)の分け方も絶妙で、真名の葛藤と優しさを余すところなく魅せてくれました。

 
 盾あったねw
 玄武神の装備はライフルとムチばかりで、最大の特性を忘れてたw てか一戦目で使っとけよ!w
 叢雲の剣も、七支刀バージョンにパワーアップで、片刃ずつガインガイン装着されていく過程も、なんとも勇ましく、格好いい。大仰なんだけど無駄がない、時代劇の身振りのようだ。そういえば、スサノヲはバックパックがないからスリムに見えるのかな。背中に装備もないロボとは意外に新鮮。
 しかしコクピット剥き出してwww そこを容赦なくついてくるロシアもえげつない。

 
 バレてる!
 戦闘中に敵の思考を読めるっていうのは、とんでもないアドバンテージだと思うけど(サトリだよね)、それが変な声まで拾ってしまうオチに感動。今週はバトル分が多くて、物足りなかったけど、最後の真名がグッドキモ。
 そしてセルゲイ、いいやつじゃん!てっきり粘着だと思っていたのに、なんか誼も交わしているよ?でもこれで再戦の機会は他国に奪われること必定ですが、今週は決闘戦で大いに盛り上げてくれたね。

 ただ、やはりストーリー運びが上手くない作品てことも、つくづく感じさせられました。ギガンティック同士の決闘戦に関するルール・情報をなんでもっとオープンにしないのかな。なにをどうしたら勝ちなのかすら、序盤では明らかでなかったし(どうやら神像を壊したら勝ちらしい)、宣戦布告にしても、仕掛ける側が一方的にUNへ通告したらそれでOKってどうよ。実質的に侵攻しておいて、ギリギリで宣戦布告をすれば、いくらでも強襲出来てしまう。そんな穴があってUNは紳士的な決闘を望むというんだから、やっぱり変。んで休戦も一方的におk?ギガンティック同士の戦いで決着を付けると言ってるのに、戦車やら戦闘機がバカの一つ覚えのように無駄な抵抗を止めないし…。
 なんのために動いているのか、制限はどこまでかけられているのか、そういった骨子となる行動規範やルールが示されていないので、見ている側はストレスを感じてしまう。勿体ない。
 ガンダムファイト条約七箇条みたいなルールが、HPにはあるんだけど、こうしたルールを、作中で敢えて描かないようにしているのかなぁ…。UNの真の目的が明らかになると、ここらへんの整合性が理解できる線に期待したい。
 あと、偶発的な事故として処理されたイギリス・フランスはどの国家にも吸収されていない形にされとる…(ノД`;)
 敗残国は全面的に協力することで、戦勝国が世界を治めた暁にはより多くの利権を得ようとしているはずなのに、これはあんまりじゃね?w
 



 

   6 12 (火)   僕はここにいるよ。

 〆大江戸ロケット 第11話「埒もねえ!」
 −狂言:會川昇 割絵:山本裕介 藝頭:鈴木孝聡 絵師頭:青木美穂・Park Hei-won−
 
 ヒューストンwww
 強引な引っ張りだったけど、ロケットネタとしてはツボにきたw アバンタイトルも毎回楽しみになってきていますね。
そして本編が始まれば、唐突にホラーへ。一瞬で変わる障子に超ビビリ。あと殺された主の目がこえーよ!血ではなく命を味わうという、女のセリフも背筋が寒くなったね。今週は作画も綺麗だし、演出も凝っているわ。

 
 裏をかいて。
 追われる者の悪知恵か。襲われたフリで撒かれるおソラさんとバッティングして、なんとかゴマかす銀次ですが、いいコンビになってきた。清吉がヤキモチを焼いていたけど、秘密を共有する二人の関係にどことなく変化が…?
 そして変化といえば源蔵…(ノД`;) 恐ろしい子!のパロディにも誰か気付いてやれw EDのテロップまで「源蔵鳩」にされてるこの悲しさよw

 
 「私“たち”は普通じゃないんですから…!」
 って、おぬいちゃんも人外を匂わせるセリフががが。犬耳は飾りじゃなくて自前?
 鉄十が引き起こしたトラブルの裏で、銀次と遠山が秘密裏に会見。なんとも男気の溢れるツーショットで、のぞき見していた赤井を唸らせる結末も粋。
 んで、表ではレースがまだまだ続行中…だけで済まず、おりくが登場して参戦。ゲストキャラかと思っていたけど、出てくるんだね。嫉妬の炎がギンギンに燃え上がっております。

 
 空は飛ばずも川に潜る。
 溺れた清吉を救いにきたおソラさん、水の中で空を飛ぶようなイメージを綺麗に見せてくれたね。ここで完璧に否定された鉄十哀れw
 最後はクサイオチで終わるけど、銀次がおソラさんに好意を持ち始めたような気配をみせて…あれ?マジ? 最近はレギュラーキャラへの的当てが多く、清吉の影が大分薄くなってしまったなぁ。頑張れ主人公!
 



 

   6 11 (月)   ならでは!

 
英國戀物語エマ 第二幕 第9話「覚悟」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:杉田夏海 演出:杉田夏海 作画監督:西岡夕樹・齋藤寛・楠本祐子・清水恵子−
 
 完全オリジナルへ。
 や、これはおもしろくなってきました。家の状況や人間関係の変化も少なからず、原作と別ルートを選択した意気込みやよし。原作のアニメ化作品なのに先が読めないおもしろさを味わえるというのは滅多にない経験ですね。
 メルダース家の子供達から幕明ける意表を突いた構成で、子供達自身も可愛らしいこと。ドロテアにはオフィーリア経由でエマとウィリアムの関係が伝わり、エレノアも空元気ながら早くも回復。子爵家の金銭的問題も解決したとのことで、ジョーンズ家との縁はバッサリ斬られます。さてこれは何が起きたのか。微妙に伏線の気配も?

 
 行いの招いた結果
 壁の花ってやつですか、誰にも相手をされないグレイスが…(ノД`;) スケッチに出かけて、明るく振る舞うものの、まだ心に傷を抱えるエレノアも切ないなぁ…。沈みっぱなしでなく、無理に元気を装い、浮き沈みを際立たせるのが上手い。でも、この場面は強引にモデルをやらされるアニーがメインでした…。恥じらいの素晴らしさよ。

 
 親子
 原作では頑なに突っぱねるリチャードでしたが、アニメ版は重苦しく変えてきました。目元に優しさと険しさが表れているよう。ウィリアムと無言で向き合う(でも視線は合わせない)場面は、実に見応えがありました。直後のハキムが溜まった空気を流してくれます。
 今度は母と面会。うーむ、セリフいいな。オフィーリアの主観て、あまり見られなかったんですが、母親ならばこんなことは考えているんじゃ…?と思っていたことを、口にしてくれましたよ。「予想以上よ」の答えもジンとくるね。
 そしてエマの元へ…。ハンスとの間に変なフラグが立ち始めたところへ、ピンポイントで訪問。エマ自身の恋心が全く描かれていないのがもどかしくもありますが(敢えて隠しているのかな?)、三角関係へと流れていくのか…。
 



 

   6 10 (日)   読破ッ!

 〆 扉の外II/著:土橋真二郎 画:白身魚
 1巻のゲームで敗北・脱落したクラスが、新たなエリアを発見し(前巻のラストで見つかった通路を頭からもってくるのもいいね)、別のゲームへと巻き込まれていく物語。いろいろな粗はあるんですが、それでも一気に読まされる力がありました。
 悪魔・天使・人間のカードを使うポイントの争奪戦は、前巻のバトルロイヤルよりゲーム性が上がった感じだね。こういった人間関係が軸のゲームは、ルール設定、心理的なかけひき、どんでん返しの待つ決着、の3点が見所となるものですが、三拍子揃っていました。小道具も練られていて、腕輪が外れる(ゲームから脱落する)ことによる、イニシアチブ発生や、伴うリスクの向上など、いちいちツボを突いてくれるね。
 悪魔のカードの所在から揺れる人間関係もスリリングで、一端問題が解決して小康状態になるものの、すぐさま次の問題が発生し、悪化の一途をたどる流れの重さ。ゲームのリミットが迫る中、渦巻く疑心暗鬼によるプレッシャーの高まりがたまらない。
 1巻にあった扉の外のスペースや蒼井典子・正樹愛美達など、引き続き登場する存在の扱いも絶妙で、この二人は3巻以降も出るのだろうね(というかシリーズ全体を通したら二人が主人公になる?)。中でも天使と謳われながらその腹の中は真っ黒、と思わされる愛美から目が離せなくなりそう。実はこの施設の真実を知っていたりとか…?
 いまだにこのエリアを誰がなんのために作ったかは明かされず(1巻のラスト以降、二人がどうなったのかも気になります)。次のステージとあるように、「待て!次巻」のラストから、3巻を待ちわびるとしよう。
 



 

   6 (土)   フォークきたこれ。

  彩雲国物語 第2シリーズ第10話「待ち人きたる」
 −脚本:山田由香 絵コンテ:水野忠政 演出:川久保圭史 作画監督:吉開順子・高澤美佳

 秀麗の「どうしようもなくなったら私を殺して」発言を窘める燕青。でもいざとなれば、邵可や静蘭に恨まれる覚悟をもって共をするよ、と嘯く姿がまた格好いいんだw 近頃の燕青株急騰ぶりときたらどうですか。
 その間、既に石榮村の病人達が虎林郡へと迫り、秀麗の言を信じて城下への受け入れを決断する城主が熱い。そして渋い。部下の諫言を受け入れつつも、判断に迷いのないことを告げるやりとりもいいんだよね。がしかし一方で、「流行病にかかった奴らは村で死んでりゃいいんだよ」の暴言を吐く部下が登場。その場は叩きのめされるものの、密議を謀り、秀麗暗殺の画策ktkr。私の中でこいつの名前はアンドリュー・フォークに確定しました。
 村人の受け入れを聞き、強行軍で虎林城へと来た秀麗の前には、弓矢を構えた兵達。一騎で駆け抜けようとする秀麗・燕青と、部下の暴発を富めようとする城主が交錯するその時、矢は放たれ――待て!次週。うお、珍しく引っ張る終わりで、来週分がいつになく楽しみです。
 しかし長年に渡って茶一族の混迷にあえいでいた茶州を救ったのは秀麗なのに、兵士達があっさり邪仙教の噂を信じてしまうところに違和感を覚えます。まだ実績がまだ伝わっていないのかなあ…。
 



 

   6 (金)   女の子率。

 〆ロミオ × ジュリエット 第9話「決起 〜断ち切る迷い〜」
 −脚本:吉田玲子 絵コンテ:和田高明 演出:和田高明 作画監督:音地正行−
 
 ずーん…
 ロミオは浮気現場の目撃で、ジュリエットは自分の弱さを見つめて、それぞれ沈んどります。同じように目元を隠す描写からも、二人の運命的な繋がりが見えてきますね。
 そして、キャピュレット陣営はいざ決起。ジュリエットのポニテが凛々しくて可愛い。親衛隊隊長だったコンラッドがかつての部下を迎え入れていましたが、怪しいってレベルじゃねーぞw

 
 ハマ子の憂鬱。
 「ロミオ様に色目使ったの誰!」と、犯人捜索に燃えるハマ子。目が怖い。ジュリエットの存在が知れたら一体どうなってしまうのやら…、今から背筋が寒くなってきます。
 そしてぇー、またょぅt゛ょきた!本作に登場する子供は女の子率高けーw ちまちま動く所作に、あどけない笑顔が絶妙だぜ…。EDクレジットをみたら、予想通り、和田高明さんの名が。
 子供らが拾った羽根のような植物は、物語序盤でモンタギューが眺めていたエスカラスの葉。OPにいた、庭師のオフィーリアも登場で(羽やら衣装やら思ったよりキスダムのヴァルダっぽいw)、いよいよネオ・ヴェローナの根幹に関わる話が浮き上がってきたようです。
 エスカラスのそびえる広間への扉に、モンタギューとキャピュレットの紋章が刻印されていたのは、両家が揃ってネオ・ヴェローナを治めていた名残、或いは後に訪れる危機を救う手立ての伏線か。

 
 ウィリアムの欲望。
 今まで曖昧だったウィリアムの立ち位置も明確になり、今現在、最も状況を詳しく知るポジションに。ジュリエットが進む道を物語にしたいと夢を口にしますが…うは、マジでこの作品のラストは、ロミオ×ジュリエットと書かれた表紙が、パタンと閉じられて終わりそうになってきたw
 ひょっこり入ってきたモンタギューの情報を元に、奇襲を掛けようとするコンラッドですが、フランシスコはきな臭さを覚えてティボルトを保険に掛け…た側から、逆にアジトが強襲。ほーらやっぱりコイツだw ヒゲ、いい顔すぎるw

 
 断ち切る迷い
 と副題にあるも、断ち切れずにいるジュリエット。大事な人が傷つき、その手で初めて人を殺めることで、さらなる翳りが…。ティボルトと共に逃げるよう、フラ公に連れられていきますが、あの混乱はさてどのように収まるやら。
 難を逃れた?モンタギューの目の前には、エスカラスのただならぬ異変。物語はだんだん速度を増してきた…。

 



 

   6 (木)   二面性。

 〆 おおきく振りかぶって 第9話「過去」
 −脚本:ヤスカワ正吾 絵コンテ:山本靖貴 演出:山本靖貴 作画監督:加藤真人−
 
 語り
 阿部のキャッチャーとして核となる意識や技術は、この時代に出来ていったんだろうね。良きにしろ悪きにしろ阿部の根幹には榛名の存在があり、速球派より制球派を好む頑なな部分も、植え付けられたわけだ。優れた捕手ながら弱点があるっていうのは、キャラとして魅力的なポイントだけど、その背景をきっちり描いてきたね。西浦のリードマンたる阿部にも、こんな時代があったんだ…という奇妙な親近感もわいたし、遊ばれてる他校の選手の緩さもちょうどいい息抜きだ。

 
 過去
 なんつー大人びた中坊だ<阿部も榛名もw 後に荒れていたと言われる中学時代の暴君ぶりも素晴らしく、決定的な亀裂を生むに至る事件も、阿部側に感情移入させられてしまう。全体的に作画良かったけど、特に回想の場面は気合い入っていたしね。

 
 そして現在
 三橋のヒロインぶりにさらなる磨きが…w この庇護欲を掻き立てる振る舞いがヤバイですw 阿部の過去をチーム全員がしっかり聴いてたオチもいいなあw 栄口の一言に敏感に反応。
 そしてぇー!榛名の全力投球きましたよ。前回、注目に値する球威なの?と、演出に疑問点を上げましたが、この一球のために抑えていたわけだ。体のキレ、踏み込みの強さ、腕の振りと三拍子揃えての剛速球。素晴らしい迫力です。してやられたり。モモカンは出番少なかったけど、要所で締めていたね。
 阿部主観で暴君として伝えられた過去と、仲間といい関係を築いている現在のギャップを、榛名の相棒が語って締め。表と裏の二面的な描き方も絶妙だね。強烈にイメージを植え付けておいて最後に流す構成や、榛名の本質を阿部が知らぬままで終わるところがたまらないや。



 

   6 (水)   帰ってきたキモ。

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第10話「猟人」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:二瓶勇一 演出:浅見松雄 作画監督:田中良−
 
 うっちー帰ってきた。
 2週にわたり、英仏のヒロイン勢に譲っていましたが、元祖キモ天使は我らがうっちー。慎吾にギブアンドテイクを持ちかける小悪魔ちっくな一面もあり、レベルアップしてきた。一方で、ペタ座りしているお姉さんが可愛くもあり…。
 あと、慎吾の友達いたっすねw いつのまに学園祭なんて話もあったようで(ドラマCDに収録かな?)、それなりに時間が経過しているんすね。相変わらずキモイけど、手紙を渡す場面は動画が良かった。
 そして精神感応三度。エジプトの人からなんか生えてるw ギリシャの先生が、二人を倒したネフティスを改良しているのも切ない話で…。

 
 ロシアつえええ。
 アルゴスの百目やばくね?w パイロットとトランスレータに恐怖を与えるどころではなく、ギガンティックそのものを暴走させる宝具に強化されたようです。スサノヲと同じ二体の力をもつネフティスが、まるで敵わず。日本側の未来を暗示するかのような決闘戦。
 エジプトとギリシャの力も手に入れるわけですが、「僕らのギガンティックにそんなものは不要さ…」くらいに圧倒。対する日本側は精神感応でボロボロに…。ロシアは乗り手の素性が明らかにされていないところからも、恐怖心がかられるなあ。

 
 「う、うっちー…。」
 師父wwwww うっちーのキモさ加減も、しばらく見ていなかっただけに愛着を覚えます。矢作さんの声もいい…。
 上層部の行動が実に意味深。保険の意味は、日本が仕掛けられたパイロットの暗殺か、或いは他国と秘密裏に交わした同盟か…アメリカがまだなんの動きをしていないしね。
 強化されたアルゴスの百目、上層部の単独行、そして真名のトラウマを抱えた中、スサノヲに勝機はあるのか。
 



 

   6 (火)   ドッタバッタ。

 〆大江戸ロケット 第10話「怪異猫変化」
 −狂言:大和屋暁 割絵:笹木信作 藝頭:石川敏浩 絵師頭:斉藤英子・細井美恵子・阿部純子・稲留和美−
 
 北町奉行だったすか!w
 出番が少なかったこともあったけど、天鳳達が付いていた上役、今まで誰だったのか気付いてませんでした。遊び人の金さんだったんすね。その天鳳達もゲストデザイン:内藤泰弘だったことを知る始末…。テンポよく物語進行するけど、その分気付けない部分も多かったようで…。
 んで今回は、謎大木ご隠居のお話。清吉とおソラが行方不明ということもあり、北町は天鳳達が、南町は赤井がそれぞれ内定を開始。ムササビの術やら、隠れ身の術やら、細かいネタがよく動くもんだ。
 ご隠居の長屋に入ると猫。あー、これがサブタイの意味っすね。天鳳と銀次の小競り合いでもホントによく動く。
お互いに正体を勘付きながら、探り合うあたりもいいね。

 
 怪異猫変化。
 猫て、発明家にしてもほどがあるよ、ご隠居w “遊び人の金さん”は、本人だけがバレバレであることに気付いていないのも、時代劇のお約束を逆手に取った遊びだ。韓流パロディのカットも、チョイスがマニアックで笑えるw
 猫によるミュージカルもシュール…かと思えば、電気でシビれて骨が見える、なんていう古典的な演出が入ったりその次にはネコミミを出したりと、この煩雑さ・ドタバタ加減がツボに入る人はたまらないや。
 こんだけバカ騒ぎしといて、結末は人情話で小粋に締めるから、また悔しいんだw 銀次に苦無をそっと返す場面もニクイったらないぜ。…で終わるかと思えば、最後に源蔵のスルーオチがw 次回予告みたら、まだ鳥のまんまだよ、源蔵さん…(ノД`;)
 



 

   6 (月)   連動。

 
英國戀物語エマ 第二幕 第8話「居場所」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:宮崎なぎさ 演出:津田義三 作画監督:松田芳明・川口弘明−
 
 嗚呼、勘違い。
 ハンスはエマと同じ列車に乗って、このタイミング伺ってストーキングしていたってこと? 未遂以前に入水自体が勘違いで済んだけど、それゆえになんとも微妙な空気がw 先週の意味深なヒキはなんだったんすか!
 キャンベル家では姉が帰ってきた。インドの装束はカラーになると見映えがずっといいね。そして像きたー。ロンドンは平和な街だ…。

 
 乗るのかよ!
 お嬢様然としているようで、意外に行動力のあるエレノアです。像の側でてとてと歩くハキムガールズは、ちょっと活動的でいつもより可愛く見えますね。
 ジョーンズ邸ではっきりと別れの言葉。エレノア、マジカワイソス。原作では恋に恋していた部分も見受けられましたが、アニメ版は完全な被害者に…。ドロドロ感だけが強く浮き出てしまうのは惜しかった。

 
 居場所。
 「差し障りがあるのはアンタだけだろ!」上司に向かってとんでもない口をいくハンス、男を見せたね。飛び出した理由を語れずにいるのは、エマの気持ちもあるんだろうけど、ウィリアムとの対面を見せるための伏線…にならないものかなあ。
 前話では、面白味を感じられないと書きましたが、話の繋がりとしては興味深くなってきました。一度、沈めてから浮かび上がらせる展開なのかな。オリジナルパートの比重が高いだけに、先が読めない面白さを存分に味わわせて欲しいものです。
 しかし、ターシャの影が薄い…w
 



 

   6 (日)   負けたw

 〆 ヒロイック・エイジ 第10話「孤独の英雄」
 −脚本:小出克彦 絵コンテ:安田賢司 演出:菱川直樹 作画監督:高橋晃 −
 
 人類オワタ\(^o^)/
 だめだ、この兄じゃ確実に負けるw アルゴノートの限られた人員が、人類の趨勢を担っているかと思っていたんですが、まだ星系レベルで勢力保ってるんだね。それだけに支配層の腐敗は酷く、少なくとも姫様の兄二人は確実にアウト。むしろ、銀の種族はどうして今まで人類を滅ぼせなかったのかを問いつめたい。
 王達の思惑など知るよしもなく、海で戯れるエイジと姫様と保護者。それとなく露出度の高い私服ながら、上品で可憐なのが姫様よ。双子の子供らしい活動的なペアルックと、アネーシャの慎ましいスカート姿もいいね。

 
 カルキノスハァハァ?
 ユティが手をかざした瞬間に目を覚ます場面はちょっとしたホラーだたけど、その前後でカルキンを見つめるユティの視線が暖かい。そして背中を向けて、手を組むあたりも充分に乙女してますよ? 序盤で魅せた冷血モードからの反転は、ただごとではありません。小清水ボイスとあればなおさらに、ギャップの差を強めてくれるます。
 パエトーは姫様から受けた恐怖を取り除くことで、追撃に入るようですが、感情をもやりとりでき、統合精神で通じ合うことが、優れた種族であることなのか。
 しかし一方で、レクティもメヒタカハァハァな気配を見せているし、一枚岩ならざる銀の種族。

 
 孤独の英雄
 エイジのアルゴノート配属を受けて、喜ぶ姫様とアネーシャ達。しかし、戦いを前に迎えた最後の憩いでエイジが出した答えは、一人で旗艦に赴くこと。エイジが天然すぎて、なにを考えているのか読みとれず…。理由はおいおい明らかにされていくのかな。あと、魔乳の姐さんも同じ配属になってましたが、これ死亡フラグじゃないよね?
 黄金の種族の教えと、エイジの考え、ディアネイアの導き。この3つが重なるときこそ、人類に残された予言が果たされるときなのか。姫様の頬を伝う涙が、ただただ切ない。
 



 

   6 (土)   忠勝!

  彩雲国物語 第2シリーズ第9話「地獄で仏に会う」
 −脚本:丸尾みほ 絵コンテ:玉井公子 演出:篠原誠 作画監督:
金性完
 
 重モビルスーツ駆動噴いたw
 朝廷の説得を終え、苦しい現場へと赴いた秀麗の前へ、颯爽と現れる燕青…どこの忠勝よw そのまま歓喜する秀麗に抱きつかれていたけど、どんどん頼りがいのある存在になっていくね。実際、石榮村に先行していた影月は邪仙教に捕らわれ、その力は大いに役立つときが迫っているしね。
 影月を捕らえた男が堂主の姿をしていたのも、謎めいた展開ですが、香鈴も影月の元へと向かいつつあり、物語は石榮村・邪仙教へと収束しています。
 ただ、ラストで秀麗が燕青に頼んでいたことについては、違和感がありました。自らの行いを信じ、迷信を広める輩を排除しようと息巻いていたのに、秀麗らしからぬ物言いでなかった?

  魔法少女リリカルなのはStrikerS 第8話「願い、ふたりで」 
 −脚本:都築真紀 絵コンテ:杉山正樹 演出:畠山茂樹 作画監督:織田裕康 −
 
 降誕祭
 
互いに意識して頬を染め合うような関係になっていたんだ…などという序盤の軽いラブコメ風味なぞ、吹き飛ばす白い魔王降誕祭。いやまじ、リリカルってタイトルはどこいったんスか?と思わんばかりの空鍋展開。先にこの場面だけ、ニコニコで見ていたんですけど、通しで鑑賞するまで、普通にセリフ替えのMADだと思ってました…オリジナルだよ!w
 脱ぎシーンの多さや、ヴィータの作画崩れなど、いろいろツッコミ入れながら見てましたけど、最後のインパクトはあまりに別格。なのはさんを怒らせてはいけない。

  魔法少女リリカルなのはStrikerS 第9話「たいせつなこと」 
 −脚本:都築真紀 絵コンテ:武内宜之 演出:古川政美 作画監督:橋本貴吉 −
 なのはさんが
何故にあそこまで強烈なお仕置きをしたのか、その理由のお話。8話と2話続きで見て良かった…。
先週のヒキから一週間空いてたら、また違った印象になっていたのかな。
 前シリーズの総集編的な一面もありましたが(てかカメラはどこにあったんよw)、A'sと本作の間で起きた、なのはさんの大怪我エピソードの経緯も明らかに。過去シリーズの作画と比べられるせいか、本話の作画レベルは上向きになっていたようです。来週分はまた(ノД`;)になっていましたが…。
 自分が犯した過ちを繰り返させまいとする親心、それこそ鬼教官なのはさんのムチの理由(にしてもあの演出はやっぱり異質だったw) そしてまた一人、なのはさんの忠実な下僕が増えていく…。

 



 

   6 (金)   こだわり〜受けとは〜

 〆ロミオ × ジュリエット 第8話「甘え 〜正義とは〜」
 −脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:福田道生 演出:高橋幸雄 作画監督:佐藤陽子−
 
 またしてもちびっ娘が。
 ジュリエットもしっかり乙女してるんですが、その他に特別なこだわりがあるように感じられてならない…w
 先週の情熱的なヒキから、ジュリエットの血筋を知った上でロミオが気持ちを告げる始まりへ。刺繍を渡したのは、言葉とは裏腹にその好意を受け入れたということなのかな。互いの家を知っている事実を二人とも認識したところに大きな意味があると思われ…。
 出番が増えてきたティボルト。ここまで大々的な“謎の”剣士は古典的だけど、演出過多に映らない。こんだけ大河ロマンな作風になると、この仰々しい振る舞いこそ、戯曲らしさが出ているように感じられますね。

 
 今、ここに新たなるヒロインが誕生した…。
 ドジっ子属性までついて、今まさに大売り出し中です、ペン公。これで夏は、ロミ×ペンだけでなく、キュリ×ペンのラインが確実に。砕けた姿をみせすつも、人の情をも計算にいれるフランシスコの物言いは意味深ですが、二人の話を聴いてしまうコーディリアにも、ペンヴォーリオとのフラグが立つのか…?
 ハーマイオニーはロミオを必至に庇ったけど、そもそもすっぽかしの事実が大公の耳に入ったのは、当事者が伝えたからでは…あれ?急にハマ子が黒い娘に見えてき…((( ;゚Д゚)))
 おお、マキューシオ久しぶり。長い間空気だったけど、これから暗躍してくれそうな気配が。しかし、今では彼すらハマ子の使いなのかと思えてくる…。
 ロミオが自分の気持ちを貫く決意した一方で、ジュリエットは名と剣を継ぐ覚悟を。毎度のことながら、ニクイほどに対比させてくるなあ。喜び勇むコンラッドですが、亡家の復権のため復讐を願う忠臣は、ある意味で不忠とも。

 
 元カレに生存の報を告げるペン。
 暗殺の事実すら知らずにいたロミオが、この後父親にどう向き合っていくのか、中盤の見所になるのかな。ジュリエットはティボルトと共にネオ・ヴェローナの裏の姿を見ることに。ティボルトが情報を得るのに費やしていた資金が、どこから流れているのか、そのあたりに彼の素性の秘密も隠れてそうです。乗騎の黒馬にしても、シエロと対照的に描かれているなら、キャピュレットではなくモンタギューの庶子なのかな?
 そのシエロは、処分されかかっていたことなど露知らず、愛しい主人と楽しくデート中。「ろみお、そのうちいいものが見られるブルル…。」と、野生のカンを元に機会を伺っている。
 ウィリアムはここ最近、めっきり出番減ってきたなあ…。

 
 ペンwwwwおまwwwww
 君、どこまで受け属性をひけらかすんだ。ちびっ娘以外にも、なにか異様な頑張りが見えてきたよ?
 そして神父様ぁぁぁあ。命乞い&土下座コンボktkr!なんという小物ぶり。長いものには巻かれろな灰色人生送りつつ、最後には白い(私だって従いたくて従っているんじゃないですよ…的な)一面をみせてくれると思っていたのに真っ黒じゃねーか!土下座してる懐で短刀を温める図太さや、キャピュレットの紋章を見つけたときの表情(右上)も、相当にキテる。でも、結局ティボルトにバッサリ。短命なキャラだった…w ヒネリがあると思ったけど、ちょっと考えすぎたかな。
 あの状況で神父にとどめを刺せないジュリエットはどうなんだろう。迷いを抱くだけの関係が神父とあれば判るけどちょっとその辺が希薄だったかなあ。泣き崩れるジュリエットを受け止めるティボルトは、さて一体…。そして、
 「ろみお、これがあの女の正体ブルル…♪」
 と意気揚々にライバルの傍を駆け、主人を修羅場へと導くシエロ。これも愛ゆえなのでしょうか。
 



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