〆
コードギアス 反逆のルルーシュ 第22話「血染めのユフィ」
−脚本:大河内一楼 絵コンテ:須永司 作画監督:米山浩平・池田有(中村プロダクション) 演出:馬場誠 −

序盤からワクワクが止まらない。
ネタバレ警報が出るほど衝撃的な展開と聞き、ユフィはどんな死に方してしまうんだろう?と、冒頭の笑顔からして意味深なものに見えてしまいましたが、ヴィレッタのシーツ姿で別の方向にドキドキさせられた。扇と無事結ばれたってことね。ああしかし、シーツに浮き上がる体のラインがなんと艶やかな…。前後の状況を考えるとなお色っぽい。渡辺明乃さんが、こんなにしとやかな女性を演じるのも実に新鮮。
そんなわけで扇が副指令らしく存在感を出してきた。幹部の意見をとりまとめ、リーダーシップらしきものまで発揮してきたよ。本話だとカレンよりもずっと印象が強いキャラになってきた。
そしてルルーシュ。初見時は気にも留めなかったんですが、貴族に告げた「借り物の力を自らの能力と勘違いする貴様のような…云々」のセリフが、後半の自分自身を痛烈に皮肉っていようとは。

「好きだったよ…」
この過去形が怖いw 先週から意識的に使われているようで、ルルーシュの鋭い視線と合わさると、なにを思って
いるのか、背筋がゾクゾクしてたまりません。
そして行政特区へ現れるゼロ=ルルーシュ。空を飛んで現れる構図が主人公らしく華々しい。スザク奪回のときもそうだったけど、敵地に単騎で現れる展開はゼロは似合いすぎる。笑顔でゼロを向かえるユーフェミアですが、この時点で彼女の死、或いは彼女を庇った誰かの血で、ドレスが染まるものと疑うこともありませんでした…。

ギアス資格者…?
今までにあった接触の影響なのか。ルルーシュが第一話で見たそれと同じモノが、スザクの目にも映る。C.C.の反応やセリフから察するに、スザクもギアス資格者ってこと?
同じタイミングでルルーシュのギアスに変化が起きたのも、偶然ではないのか。あとここで特に気になったのが、スザクとC,C,の接触なのに、最初に浮かんだイメージがルルーシュ母である点。ユーフェミアが一瞬、ギアスに抵抗を示したところも考えると、ブリタニアの皇族とギアスには、なにかしらの関係があるのでしょうか。あとC.C.ってばブリタニアの前に顔晒していいの?w
互いのパートナーが接触している頃、ルルーシュとユーフェミアの話し合いも終局へ。自らの目的のためにギアスでユーフェミアを貶めんとするルルーシュと、ナナリーのために皇位継承権を捨てたユーフェミアとくれば、その趨勢は明らか。アバンでシュナイゼルとコーネリアが話していた「ユフィの今後」てのも、継承権の破棄だったんすね。

ユーフェミアが収めて、気が抜けたまさにその一瞬に…。
「君は俺にとって最悪の敵だった…」と、やはり過去形で締めて今回の一件が収束した…。そんな一瞬の弛緩を突いたギアスの発動。冗談を口にするにしても、迂闊ってレベルじゃねーぞ。よもやこんな展開になろうとは。本作を見続けていた人の大多数が感じたんじゃなかろうか。
ギアスを受ける直前の上目遣いの仕草と、まさにギアスを受けている瞬間の笑顔が辛いなぁ…。前述したように、ここで一度ギアスに対して抵抗を示しているのが、気に掛かるポイント。そして今一人、辺境伯の伏線も大いに気を持たせられるところです。
これでルルーシュのギアスは常にオープンになってしまうのかな。間に何かを透過しては通じない、と序盤で語られた条件付けは、この事態への伏線でもあったんすか…。今後はサングラスやコンタクトレンズが必携になりそう。

「虐殺です☆」
うはあああ、血染めってそういうイミデスカァァァァ。ギアス掛けられたからって、なんでそんなに嬉々としているの?と(二度目の鑑賞でやっと考える余裕が出来て)思いもしましたが、天真爛漫なユーフェミアそのままに虐殺命令が下される落差は強烈。静止に入るダールトンまで問答無用に射つ。止める者がいなくなれば、あとは大虐殺が幕を開けるのみ。自らマシンガンを振るって殺しまくっている画の、げに怖ろしきことよ…。

特区日本。
それは提唱者による大虐殺で始まる…。ドラマチックにも程があるぜ。ダールトンとゼロが遭遇していたけど、この時になにかしらのギアスを掛けられていたのでしょうか。
ディートハルトのウハウハぶりも凄かったけど、皇帝大ハッスルが全部もっていったw
「あやつ、やりおったわ!」の“あやつ”は、ルルーシュを指しているようにもとれたけど、そもそも如何にしてこの現状を把握しているのかも謎。
そしてこの混乱に紛れて、コーネリアまで死の香が漂ってきました。ユーフェミアを止めようとして一瞬の躊躇いを突かれて屠られそうな。神楽耶の覇気も素晴らしいね。一瞬で惚れた。OPにずっといたのに、出番が最終2話ってどれだけ待たせてくれたんだw
彷徨えるスザクの叫びと、図らずもこの状況を生み出してしまったルルーシュの非情な命令も…。そしてスザクは「生きろ」のギアスという爆弾を抱えているだけに…。もし殺らねば殺られる状況に追い込まれたら、ユーフェミアを
その手にかけてしまうのでは。
ユーフェミアを変え、このような大惨事を招いたギアスの瞳から、涙を流すというラストカットが、また…泣ける。
あと予告をみたら、ヴィレッタの身にも危機が及んでそうで。そのショックで記憶が戻るのでしょうか…。
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