TOPページ
――――――――
YoGAN's HomePage

 
 
 ■ DIARY  -LOG-



 

 


2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
 
睦月
 
如月
 
弥生
 
卯月
 
皐月
 
水無月
 
文月
 
葉月
 
長月
 
神無月
 
霜月
 
師走
 

 
   6 30 (土)   一段落。

  彩雲国物語 第2シリーズ第12話「義を見てせざるは勇なきなり」
 −脚本:丸尾みほ 絵コンテ:吉川博明 演出:大谷肇 作画監督:
金性完
 レギュラーキャラはほとんどと言っていいくらいに出てこず、命を託された医者達の奮闘物語。治療までの段取りを手配した秀麗が、最後は医師達の奮闘に賭けるしかないというもどかしさと、彼らへの信頼感が見どころでした。
 若手の医師達が一度は人体切開に怯えるけれど、目の前に病人が訪ねてきたところで、「もう大丈夫です」と治療を約束して、立ち直っていく場面が熱かった。ベタだが…ベタだがそれがいい。サブタイに偽りなしだぜ。
 彼らの奮闘をもってしても、半数は救えないという現実はシビアだが、疫病問題は終息。あとは噂を広めた邪仙教へ乗り込むのみ…って、なんでそこから単独行
?w 取り込まれた人々を救うため…なのかなあ。
 そして邪仙教=縹家の繋がりが、ここにきて出てきた。秀麗の母が縹家の出だから、その血を利用すべく、おびき出したということでしょうか。主上の元に縹家当主も現れ、さて神秘の力を持つ一族にどう対応するか…。
 



 

   6 29 (金)   名乗り。

 〆ロミオ × ジュリエット 第12話「安息 〜このままで〜」
 −脚本:平見瞠 絵コンテ:城正克 演出:原田孝宏 作画監督:清丸悟−
 
 街娘の服…。
 本作は上から下へのパンが結構多用されていると思いますが…効果的だなぁ、くそうw 腕を後ろに組んで照れる姿がまた可愛いのですよ。少し掠れ気味な水沢さんの声の響きも素晴らしい。大恋愛をテーマとした物語りながら、体のラインや二人の距離など、性的な雰囲気を極力抑えた描写のセンスも抜群。それゆえ、精神的な繋がりに重点が置かれるので、二人のイチャイチャっぷりにニヤニヤが止まらないわけですよ<マリみてを読んでいるときの感覚に近いかな。
 幸せな一時を過ごす二人ですが、ジュリエットがエスカラスの声を聴いてしまう。煙管を加えたオッサンは、キャピュレットの樹についても知っているようですが、さてその正体は…。

 
 みんな生きてたー。
 憲兵に「滅相もない」言っていた八百屋のオッサンが、しっかりキュリオを隠しているんだから、したたかだw
コーディリアとペン子も無事ですけど、エミリアが娘狩りの被害に。つーか久しぶりね。ウィリアムのおかげで事なきを得たものの、「キャピュレットの娘なんて早く捕まればいいのに」発言が…。本音と世の世情を表しているようで。一緒に過ごしていたオーディンが、本人であることを知るウィリアムの立場がますます美味しい。
 そしてぇー!ハマ子ktkr!温厚なお嬢様が黒くなってきたよ!ロミオが帰ってきてからが、大いに期待です。

 
 「「我が名は…!」」
 幸せはほんの束の間。ロミオを燻り出すため、近隣の村を焼き討ちにする親衛隊。誓いの元に二人で止めに入るものの、叩き伏せられたジュリエットを救うため、ついにロミオは正体を明かす。そして同じくジュリエットもまた、自らの名と家名を晒す…うは。教会の誓いではファーストネームだけを捧げていた伏線が、なんと強烈に響くかな。これはシビれた…。
 ジュリエットは捕らわれの身となり、ロミオもまた自由を奪われる。折り返し地点に来たところで、物語がまた加速してきたね。



 

   6 28 (木)   あつくなってきた。

 〆 おおきく振りかぶって 第12話「応援団」
 −脚本:沢村塁 絵コンテ:篠原俊哉 演出:池畠博史 作画監督:杉山東夜美−
 
 ギシギシ荘…(ノД`;)
 三橋が最も幸せだった時代なのかな。夕暮れまで思いっきり遊んでんのに、子供ってのはなんで疲れを感じないんだろう?とノスタルジックな思い出に浸れる1ショット。ハマちゃんの無垢な笑顔もいいな…とか思っていると、留年話で台無しに。なんスかこの抜作先生w

  
 久々のシガポ講義。
 そろそろ忘れてしまいそうな…というタイミングで入ってくるのですよ講義。例に挙げた話でも、画が付いて判りやすいし(しかしモモカンの胸が揺れないのはどういうことだ)、これが後々、実戦で本当に活きてくるのだから、全体を通した話作りもしっかりしています。
 ハマちゃんの応援団も監督の公認を得ますが…モモカンの恐るべき本音がw この手の描写は確実にオーバーになるので(スタッフも楽しんでやっているんだろうね)、原作既読派にとっても楽しいところ。アニメの媒体としてのおもしろさです。彼女の本質を一瞬、垣間見るものの、お願いに籠絡する若者がまた一人…。モモカン、悪女の素質w

 
 練習!
 「考える」ことに意識を置いた練習の内容、ひたむきに頑張る選手!…いいなあ。おお振りが本格派の高校野球作品と感じられるのが、こう した場面のリアリティと適度なさわやかさ。辛い練習の後には、OPにある夜食の一幕も。応援の幕も出来たところで、さあもうひと頑張りだ西浦!
 



 

   6 27 (水)   キモ…くない?

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第13話「動機」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:今掛勇 演出:ながはまのりひこ 作画監督:清水博幸−
 
 ロシアも…?
 パイロットへの侵食が今回のポイントになっているようで。慎吾の方は精神面だけでなく体にも変化が…。ギガンティックからの侵食をちゃんと理解しているのに、笑える慎吾が凄いわ。隠そうとしても筒抜けなあたり、間が抜けているんだけどw でも「隠している」から、真名は慎吾の状態を知っていても、ダイレクトに聞けないのがまたいいんだよね。
 慎吾の侵食の深度と比例するように、軍部の圧力が高まる構図も良く、NERVとゼーレの関係を思わせる息苦しさが、じりじりと迫ってきます。そんな中でも、協力体制を堅くする現場が救いだ。

 
 いたりあー
 この帽子や奔放な性格…日本人の思い描くイタリア人像だなぁw 金のためにギガンティックを動かす、と憚らず口にしながら、貧しい人のために配給をする天の邪鬼。悪ガキっぽくしていても、パートナーが自分と同等に扱われていないと気が済まない、自分なりの筋を通すあたりは男よ。
 しかし、共鳴感応システムで慎吾と真名の目を通すパターンは、いい加減食傷気味。この情報収集力がスサノヲの宝具と言えなくもないんだけど、さすがにこう何度も繰り返されるのは(演出的に大きな違いもないしね)、いただけない…。

 
 英仏を沈めた真実が…。
 イギリス・フランス編では、イタリア・ドイツのギガンティックしか描かれずにいたので、いかにもな悪、という印象があったけど、パイロットに非はなかったんだね。どこの国も上層部は…。
 そしてイタリアでもパイロットへの侵食が。大人ぶって突っ張っていても、そこはやはり子供。母親を求める寂しさがあるわけで…。聖女と言われながら荒んだ過去を持つトランスレータが、その気持ちを受け止めるのも泣けるなあ。

 
 そして決戦へ
 対ドイツのシミュレーションを重ね、ギガンティックの準備も万端整った。空戦がメインのイタリアと、ごっついドイツの対極的な対戦も楽しみです。保険金だの、この子だけは死なせないだのと、思いっきり立てまくった死亡フラグをどうしてくれるのか。
 …で、最近うっちーの出番が少ない点と、今日の画はそれほどキモくなかった点について。これは進歩というべきか、退化というべきか…うーむ。



 

   6 26 (火)   メリハリ。

 〆大江戸ロケット 第13話「あんたこいつらどう思う」
 −狂言:小出克彦 割絵:角田一樹 藝頭:角田一樹 絵師頭:Jang Min-ho・稲留和美・川口博史・菊池愛−
 
 スリラー!
 赤井の殺人もそれなりにサスペンスしてたけど、女の方が桁違いに怖い。人を殺すのではなく、喰らうという一線を超えているからかな。一枚岩かと思われていた隠密に亀裂が。眼の反逆? そんなわけで一同、長屋へ“自然”に入ろうとするわけですが…このベタさがたまらんw

 
 ブロックサインワロタw
 うろ覚えな画もバカだが、とにかくツッコミ役で必至な銀次が楽しくて仕方ないよ。長屋に帰ると、だいたい銀次はこんな扱いだけど、山寺さんの演技も生き生きしているw そして源蔵さんはいつまで鳩のまんまなんだろうか(ノД`;)
 この後一気にはコメディムードへ。探ろうとする者、探られたくない者、状況を知らない者、三者に割れた、テンポの良い掛け合いが、実に喜劇舞台らしい。そんな大暴れのドサクサに、駿平がジャイロの発想に至ったかと思えば、兄はノズルを複数付けて安定化を図る。笑いからストーリーの本道へ繋げるあたりも上手いなぁ。
 そしてぇー!女にロケットのことがバレた!

 
 おソラさんは複雑な表情を見せるようになったね。
 なんだか清吉より銀次とのカップリングが自然に見えてきた。最近、清吉×おソラさんのツーショットも、めっきり見かけなくなってしまったし…。
 アウトローな眼は納得したように見えたけど、最後のニヤリ…が微妙。そして八丁堀にもロケットの秘密が…!
先週、あれだけチャレンジャーな話作りになっていたけど、本道が揺るぎなくしっかりしているから、遊ぶことも出来るんだろうね。ギャグとシリアスのメリハリも絶妙に効いているし、いろいろな線が繋がりを見せ始め、物語がどう転んでいくか、ワクワクしてきた。



 

   6 25 (月)   距離感。

  英國戀物語エマ 第二幕 第11話「光陰」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:佐藤卓哉 演出:岩崎知子 作画監督:関根昌之・千葉ゆみ −
 
 翳りが…。
 エマとウィリアムの思い悩む横顔から始まり、なんともメランコリックな幕開け。そのままジョーンズ家のビジネスにただならぬ打撃が。子爵達が以前話していたのはこれか。葉巻の煙が濃く漂う部屋と、窓から差す後光がまた実にベタなw 煙でくらませたり、口元だけをアップにしたり、後ろ姿であったり。子爵自身の表情をぼやけさせるのもいい緊張感を出してくるね。見えないゆえの怖さが掻き立てられて、役者の演技も際立つのですよ。

 
 よき友人たち
 紫煙の中で人を見下す子爵と、方を並べて助け合う友人達。悔しいくらいに対比がハマるなあw ハキムなら不足した資金もポンと出せそうな気もするんですが、そうもいかないのか…。
 ウィリアムの窮状を知らず、ハーブを詰むエマさん。うむ…、庭で膝を立てる姿も風情が……。

 
 距離感
 前述のエマを遠くから見るハンスのあたりから、キャラの距離感が絶妙でした。エレノアを溺愛して心配するものの逆に本人からなだめられるモニカ。頬に触れる手に、家族的な暖かさが感じられます。エマを励まし、後押しをして抱きつくターシャは、ちと一方的であるけど思いやりが見えます。幼い弟妹と視線を同じくして抱きしめ、頬を寄せるウィリアム達からも親愛の情が。一方、同じ兄弟でもプリフェクトの立場から得た友誼を元に、兄を助けるアーサーは微妙な距離を開けていたり。様々な人間関係を距離感から描いているのが伝わってきますね。

 
 過去と現在
 うあー、ウィリアムとの思い出の場所が次々と…。ロケーションがはっきりしている作品だけに(美術も綺麗だったしね)、一気に感情移入させられます。サラさんも懐かしいw
 鏡面や望遠を使い、様々な角度や距離をとりながら、かつてそこにいた二人の“風景”を捉える。そうして、じっくりと映像を楽しんだ後に、言葉による思い出へと開いていくわけですよ。かつてアルと話していた空の花壇に、薔薇が咲いている画にはハッとさせられました。エマの内面にある思いを、ケリーとの対話で吐露させる演出もいいわ…。
で、気持ちが固まった…というのにメルダース家で火事が!ぇー。
 ジョーンズ家のトラブル、エマ・ウィリアムの恋、さらにメルダース家の災難まで加わたところで、来週が最終回…ぇー!wこれまとめきれるんだろうかw
 



 

   6 24 (日)   演出にかこつけて…。

 〆 ヒロイック・エイジ 第12話「破滅の炬火」
 −脚本:小出克彦 絵コンテ:寺岡巌 演出:長澤剛 作画監督:松村拓哉 −
 
 全面対決
 パシリの青銅の種族だけでなく、銀の種族自らの主力を繰り出して、木星圏で全面対決。にしても人類よえーなw映像の比率(映される時間)を、銀の種族側を多めにしてある構成からも、存在感の大きさと強さが伺えます。
 エイジが最前線で奮闘しているけど、連携もなっておらず、序盤は劣勢。姫様もお嘆きです。

 
 真なる敵は身内にあり。
 兄と弟、ついに勝敗を決するダメ判断をw 奪い返すべき太陽系の惑星を砲撃し、その余波をもって敵を薙ぎ払う。目的と手段が半ば入れ替わってることに気づかず、兵の士気もまるで鑑みない。机上の空論で戦線を拡大するブラ公とフレゲ。勝因のない勝利はあっても敗因のない敗北はない。まさしくこの二人が敗因となる人類でした。
 てか、衛星を破壊できるほどの主砲あるなら、それで普通に敵を撃てばいいのでは…?実際、かなりの青銅の種族を軸線上で屠ってたのにw
 結果、ノドスを巻き込む前提で実行したらホントに見失い、銀の種族の思わぬ反撃で木星が消失。素晴らしかったぜ、兄
。なにげに弟のオロオロする仕草が、ちょっと可愛いと思えてしまった…。

 
 姫様、出陣。
 今まで男性を近づけられなかった姫様がブリーフィングルームに降臨。お強くなられたもので…。ジジイの下克上策を諫めつつも、容認する方向でGO? 全てを自分が背負う覚悟で進み始めた導き手ながら、そんな姫様の重さを和らげるアネーシャのフォローが和むなぁ。
 大混乱の戦場でカルキノスが動き、ベルクロスとの戦いを始める中、新たなノドスが参戦。今度は時間を操る能力を持つようです。同じ映像が繰り返されたのは、時間の巻き戻しという演出であって、作画スケジュールがピンチであった訳ではない…よね? 放たれた槍がどうなるか!でヒキと相成り、や、これは盛り上がってきたよ。
 



   6 23 (土)   エッヴリッスィング!

  300-スリーハンドレッド-
 予告編を見たときに、この手の作品は極上のバカ映画か名作かのどちらかにしかならない、と思いましたが、意外にも(失礼な言いようだw)後者の部類に入るようです。
 スパルタ兵士の力と絆の強さと、極限まで高められる散り様の美しさを、どれだけ美しく魅せるか。この2点に集約した映画なんだろうね。ストーリーなんて二の次。といって物語を蔑ろにしているわけでもないですが、映像と演出が8とすれば物語は2くらいの感覚でした。でも、何を見せて、何を伝えたいかという情熱はビンビンに伝わってくるし、実際、これだけシンプルかつ剛直に作れれば、他の要素はむしろ蛇足なんだろうと思います。スパルタ兵の強さに見惚れ、絆の強さに酔いしれる。それが300。
 物語は回想録風なナレーションが随所に入って進行するので、戦士育成方法が描かれる場面など、男塾の対戦相手を雷電が解説するかの如くで、冒頭からツボにハマりました。
 300という数字(作品のタイトルとしてもセンスがいいね)が、なにゆえはじき出された数字なのかか判ると、あとはノンストップスパルタ戦士劇場。一人一人がサーヴァントみたいな強さの戦士が、互いの絆を拠り所として一糸乱れぬ密集陣形の元、100万のペルシャ軍を迎え撃つ。Fate/Zeroでライダーが繰り出した「王の軍勢」が、まさしく実写されたかの如しで、そりゃもうシビれます。エピローグで、とある数字が出るんですが、それ全然ハンデになってねーよ、と笑ってしまうくらいに強い。
 歩兵>騎馬>ニンジャ>巨人>魔法使い>犀>象
と、見た目にはっきり判る大きさで、ペルシャ軍は戦力の強化を図るのだけど、スパルタ兵は何が来ようが怯むことなく、己の肉体のみで次々と跳ね返していく。戦士が等身大のまま、敵だけが大きくなっていくことで、その強さが高められていき、これが快感となる。こういったエンターテイメント性を全面に押し出すところに、おもしろさの追求・情熱が感じられるわけで。
 見惚れる、とまで言いたくなるスパルタの戦士の格好良さは、極端な陰影センスのエフェクトと油絵のような強烈なコントラストが大きなポイントになっていて、鍛えられた戦士の肉体を、これ以上ないほど立体部分に美しく魅せてくれます。場面によってはモノクロで見ているような錯覚を覚えるほど、写実的でインパクトのある映像でした。
 映像と演出に大きな割合を占めていたので、大画面で見応えのある、「映画」として楽しめた一作です。
 



 

   6 22 (金)   甘い!

 〆ロミオ × ジュリエット 第11話「誓い〜朝陽の祝福〜」
 −脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:水瀬たむら 演出:高橋正典 作画監督:樋口靖子・鈴木彩子・高木潤・佐藤陽子−
 
 「まずい…このままでは非常にまずいブルル…。」
 二人の世界に浸りきっている主人達を乗せて焦りまくるシエ子…なんて妄想が、自然に掻き立てられるほど、いいタイミングで画が差し込まれるなぁw がんばれ。
 今まで束の間の逢瀬しか重ねられなかった二人は、思う存分恋人気分を満喫。シャツの小ネタや、野苺のようなアイテムによる軽い切り口がいい塩梅。髪の話でコーディリアとの思い出を話していたけど、仲間がどうなっているか、心配するというそぶりもみせないのかな…。或いは考えようとしていないのか。

 
 このくすぐったさをなんとかしてw
 あまーい!とツッコミを入れたい二人のラブラブなご様子。花が出たときは、OPのラストカットがこの場所かと思いましたが、さてどんなものやら。
 そして、ロミオハァハァだった(と勝手に思っている)シエ子に恋人ががが!ロミオに襲いかかった山賊を足蹴にして助けるほどの愛を見せても、ロミオに捨てられる。
 ジュリエットがコーディリアとの思い出を語ったように、ロミオはシエ子との馴れ初めと今までを語る。別れを直前に語られた話だけに、ちと重みが感じられなかったけど、はみを外して自由にする場面は良かったね。「ろみお、わたしを捨てるブルル…?」と投げかけてくるシエ子の瞳が。
 そして生活力ゼロの二人は、心中街道まっしぐら…。

 
 花嫁
 教会を見つけて二人だけの結婚式。二人の気持ちは一つになったけど、その幸福感と同質量の行き止まり感が切なさを強く感じさせてならない。すぐ目の前に、行き詰まる展開がまっているからこそ、
刹那的な祝福がより美しく見えるのかな。
 さてこのさき、ネオ・ヴェローナの果てはどこにあるのか…。
 



 

   6 21 (木)   応援團。

 〆 おおきく振りかぶって 第11話「夏がはじまる」
 −脚本:兵頭一歩 絵コンテ:池添隆博 演出:池添隆博 作画監督:永作友克−
 
 抽選会。
 今日も今日とて、空気の読めない男・田島の第一声で幕を開ける。トイレでの一悶着、最初はハラハラしたけど、結果的には微笑ましいオチに収まったものです…紙の受け取りも含めて。原作でもまだ全然辿り着いていませんが、やっぱり直接対決になるのかな。
 しかし、抽選の一覧でけえ…。

 
 おめでとうの拍手。
 こんな露骨に大きく起きるものなのか…w 昨年の優勝校を引き当ててゲンナリしていたところへ、モモカンのアイアンクロー!w 滅多に見せないスーツ姿がせっかく麗しいのに、一ギャグいれんと済まないのがおお振り節。でも、それでノーマルの姿が引き立つようでもあり、適度な崩しを上手に取り入れているね。
 強豪校はなにゆえ強豪校たり得るのか。その理由を考えた上で、では勝つためにはどうするべきなのか、具体策を立てていく。その一方で、その対戦校側のピックアップも怠ることなく、相手には相手なりの、負けられない理由をしっかりと明示。こんなところのバランスも絶妙だ。

 
 ギシギシ荘と浜ちゃん。
 三橋にとっての野球の原点がここに。積極的に明るく話し出す三橋は初めてみるなあ。強豪を相手に迎え、険しい道のりが見えてしまっても、今度は後押しも出てくる。そうです、高校野球とくれば応援団は欠かせない。しかもそれが三橋の幼馴染みとくれば、効果は絶大(ちょっとやりすぎ感もあるけどねw) 浜ちゃん登場のタイミングは、ベストでした。
 



 

   6 20 (水)   谷口。

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第12話「遺人」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:きむらひでふみ 演出:菅原静貴 作画監督:松本健太郎−
 
 「ういーっす」
 て、おまwww谷口www 慎吾に対する立ち位置もよく似ていたけど、よくもまあw 親友というか悪友というか、二人の距離感が絶妙。本音では慎吾を心配しつつ、悪態をついてしまう天の邪鬼な性格も好感。隠し撮りで小遣い稼ぎしてるところなどはちゃかりしてるよ。
 その二人を見つめる真名と流奈。実際に年齢も上なんだろうけど、女性の方が大人びる、この年代相応の雰囲気が出てるね。そして流奈が、天井からサポートしてるニンジャと気付いたのしばらく後のことでした。メガネと三つ編みが…いい…。

 
 総集編と0話
 慎吾を利用するために唆しながら、次第に惹かれていく自分に罪悪感を覚え、自己嫌悪する真名。そんな彼女がトランスレータに選ばれてから慎吾と出会うまで、逆に慎吾が真名に出会う以前の話を追いつつ、ギガンティックを必要とする世界情勢と重ねながら描写。今までの決闘戦の整理を兼ねた総集編でもあったけど、1話以前へと溯る構成と、今まで以上に作品の世界観を掘り下げる組み立てが綺麗。
 トランスレータ覚醒〜慎吾に出会うまでの空白に何があったのか。その真実を伺わせる眞人生存(?)の事実。
厳重に管理されたエリアで真名は何かをしていたようだし、真名が去った後にはEDに出ていた少女が現れ、物語の底に潜む何かが見え始めてきました。テロップに神代神名とあったので姉妹と思われますが、意味深なセリフを残して終わる。眞人の現状、真名の行為、軍上層部の思惑。ロボ同士のガチンコバトルだけでなく、その裏で犇めく謎とは何なのか…。



 

   6 19 (火)   パロディ祭り。

 〆大江戸ロケット 第12話「もしも悩むのが嫌だったら」
 −狂言:大和屋暁 割絵:中津環 藝頭:木村延景 絵師頭:Kim Dea-hun−
 
 あんじゃこりゃー!w
 冒頭からイキナリ山手線が走りだしたときは録画間違えた?と一瞬思ってしまったけど、このギャップときたらどうですか。アバンのインパクトは日増しに大きくなってきたなあ。
 そして今日はパロディネタ満載の一話。サザエさんに始まり、タイムボカン、ギャートルズ、ギャルゲ、ドラクエ3と、もうやりたい放題w 最後は楽屋オチまで。でも、これといってイヤな気分はなかったです。むしろ次は何がくるかと、盛り上がっていたり。以前にも一度、こんな作りがあったと思いますが、今回はいやらしさがなかったですね。元ネタがやたらと古かったこともあるかなw

 
 おぬいちゃんDAY。
 駿平の悩みを軸に進む話ですが、やー、おぬいちゃんがひたすらに可愛い。今までこれといってスポットが当たることもなかったキャラだけに新鮮だし、作画も丁寧。膝枕は逆じゃね?と思いつつ、和んでしまったなあw
 それとなく物語も進んでいて、赤井がついに銀次とバッティング。多少劣勢ながら、銀次を相手に渡り合えていたことに自信をもってしまった八丁堀。こんだけギャグやってる話なのに、狂気へと取り憑かれていく姿を差し込んで、不自然さを感じさせないのもスゴイ。
 で、言ってる側から今度は声優ネタ。釘宮理恵が弟ときて、朴ろ美が兄ってそりゃwww

 
 おぬい=お犬だったんすね。
 激しく今さら気付いた自分が恥ずかしい。第一話以来、横で騒いでいるけど存在感の薄かった駿平が、ムリヤリ感漂うけど、メインに入った一話。おぬいちゃんとの出会いが描かれたり(まさかホントに犬とは思わなかったw)、兄弟の過去がチラッと出てきたり、キャラの掘り下げだけに費やして、後はスッパリ切って捨てたのも潔いね。デートして手を繋いで帰っても、決してラブコメ要素を強く出さないていないのが、またいいんだ。
 これから迷いの晴れた駿平が、迷走するロケット作りの力となるや。そして嗚呼、本話も鳩のままだった源蔵さんよ、どこへ行く……(ノД`;)



 

   6 18 (月)   感情。

  英國戀物語エマ 第二幕 第10話「窓辺」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:小島正士 演出:左藤洋二 作画監督:岩佐とも子 −
 
 謎の紳士?
 メルダース家にも事情が通じることになりますが、エマはウィリアムを頑なに拒否…あれ?身分の差に尻込みしているのか、迷惑を掛けることや罪悪感のために自分の気持ちを抑えているのか。にしても、婚約パーティで会ったっきり、エマ自身の恋心が全く描かれないのは、残念という他ない。ウィリアムを拒むにしても、間で揺れる葛藤すら見えない、それもエマのエゴが極端にないから、大袈裟に言えば人間味が感じられない。
 一方のキャンベル家周辺では、なにやら悪辣な談義が…。婚約破棄の風評で取引先にも袖にされるウィリアムですが、メガネの紳士は今後関わってくる人物になるのかな?

 
 ハンスがライバルに。
 ウィリアムを遠ざけようとする…かと思えば、一気にプロポーズって、ええええ!? なんだこの急展開。原作よりもずっとハンスとエマの距離が縮んでいたけど、性急にすぎやしないか。三角関係にもっていきたいのも判りますが、なんだか90年代のドラマを見ているような、古びたセンスに見えてしまうよ…。せっかくオリジナル展開きているのに盛り上がれず。
 そんな中、ナネットさんの半裸と、くつろぐハキムガールズが大変に素晴らしく…。

 
 窓辺
 情熱的なプロポーズをするウィリアムは、セリフのアレンジも含めていいのですけど、しかしエマが…うーんw これ5巻のハワース訪問をベースにしている話なんだろうけど、前述したようにエマ自身の感情が見えてこないのは残念極まりなく…。辛うじて最後に恥じらいらしきものが見えるけど、今ひとつ、「感情の爆発」がないと。あまりに手応えがなくて、イライラしてしまうよ。構想は悪くないと思うんですが…。あと、これも蛇足ですが、ベランダを借りた女性のメイドも異様に可愛かったです。



 

   6 17 (日)   人類終わるw

 〆 ヒロイック・エイジ 第11話「輝きの星」
 −脚本:久島一仁 絵コンテ:みなみやすひろ 演出:ヤマトナオミチ 作画監督:岡田万衣子 −
 
 人類やばwwwリップシュタット連合軍になっとるwww
 根拠のない自信に満ちた弟と、バラ色の未来しか思い浮かばない兄→フレーゲル男爵&ブラウンシュヴァイク公で、真っ当な進言を聞き入れられないニルバールはメルカッツか。マジ人類やばくね?w
 アルゴノートでは、姫様付きの双子がエイジに怒りつつも、愛嬌を振りまいているし、公式サイトでもトップ画を飾るイオラオスは、エイジと共に戦うべく訓練に燃え、相変わらずのハァハァぶり。兄たちの不始末を姫様が付けることで、各星系の信頼も得ており、これからいかにして主導権を握るかが見物。

 
 ジジイ、燃えとる。
 ニルバールと秘密裏に回線を開いて、下克上画策中。ヒゲジジイと魔乳姐さんという、見た目は不釣り合いな二人が、往年の名コンビのように意思疎通を図る様がいいな。男女間の友情というイメージ。ニルバールを演じるゆかな嬢の「ペ・イ・ン・ト」と囁くクールな声にもズッギューン。実際に絵を描くエイジの顔(上段3つ目)が、メチャメチャ悪人で噴いたw
 フレゲとブラ公の二人は自分達に都合のいい解釈で捉えていたけど、一人残ったニルバールに語るエイジの話はこの先の混迷を告げていたようで…。遠く離れた姫様が、常に遠くを見つめる目をしていたのも印象的です。
 そしてついに銀の種族はノドス3人を一気に投入。ノドス同士の戦いはタイマンでないと、なにかが起きるらしいので、今まで単独行動を起こしていたそうな。ユティはいざとなったら自分が止める言ってたけど、その言葉通りカルキノスあたりを仕留めることにな
るのかなぁ
…。
 



 

   6 16 (土)   事件はリアルタイムで進行する。

  彩雲国物語 第2シリーズ第11話「知らぬは亭主ばかりなり」
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:森田浩光 演出:成川武千嘉 作画監督:
柳瀬譲二
 前フリ長い!先週の美味しいヒキの続きまで、じっくりタメてくれやがってコンチクショウw でも、この序盤の動きが最後に伏線として活かすには、頭に出すのが最善の策だったんだろうね。
 本話は秀麗をスケープゴートにしようとする町人達を、悪役に仕立てる演出の徹底ぶりに尽きた。一話を丸々使って、城門前で押し問答してたわけだから、えらい密度の濃い話だったんだよね。にしても、町人達はポッと出の邪仙教が流したデマを、なんであんな簡単に信じてしまうのかが疑問。コトを起こすにしても人数は少なくて中途半端だし…。中盤でひょっとしたら扇動した兵士が邪仙教の一員?とも思ったけど、そうでもないようだし。邪仙教はどんだけ人を操る術に長けているのよ、って話だけど、これもおいおい説明が入ると期待しよう。
 



←前の半月  ▲ページ最上部へ  次の半月→