〆
英國戀物語エマ 第二幕 第1話「新しい家」
−脚本:池田眞美子 絵コンテ:小林常夫 演出:中村賢太郎 作画監督:関根呂之−

おおおおおおー。
ターシャが初っ端からやらかしてくれます。朝からメイド達が一斉に掃除に励む姿も清々しいです。ウィリアム側も個別に物語が進行しており、一話まるまるオリジナルの展開。既読派としては嬉しい限りですね。ウィリアムがメイドと別れた話がエレノアにも知られていて、その上で気持ちを伝えているのも大きな変更点。大分印象が違ってきますね。
第二幕からのキャスティングも興味深く、アデーレ:斎賀みつきの配役には意表を突かれました。しばらく誰が演じているのか判別しなかったですね。久々に女性役で聴いたような。そして子爵役の堀勝之祐さん。尊大で誇り高い人柄が一目で判る、ハマリ役という他ないベストチョイスです。

盗難事件発生。
奥様の扇子が盗まれ、その朝に部屋の掃除を担当したエマが嫌疑を掛けられる。実際は男に誑かされた侍女が盗みを働いたわけですが、身分違いの恋を知っていたエマは彼女に自らを重ねて、真実を告げられない。ハンスとアデーレは侍女が怪しいとみていたようですが…。
現在のエマの境遇と彼女の気持ちを整理して、第一期からのブランクを埋めるような構成ですね。ここぞとばかりに投入する、下着姿の取り調べはあざとくもありますが…いい。
ハンスが犯人に遭遇して扇子を奪い返す流れも、ちょっと出来すぎだねw
だが熱い。原作では伝聞のみだった、ハンスの荒々しい姿もドンときた。しかしハンス…モミアゲが長すぎやしないか?w

本採用。
ハンスのお手柄で侍女の犯行が露見し、自殺を図ろうとした彼女をエマが必死に食い止める。メルダース家で
過ごすエマ、原作では失恋の痛手もあるのか、無口で穏やかでしたが、自発的に動き、自分の気持ちを口にするのには軽く驚きました。かといって決してキャラクターを損なうわけでなく、原作には描かれることの無かった幕間劇のような印象かな。前述したように第一期との橋渡し的なエピソードでもあるんだろうけど、ウィリアムとのことを意識的に描くのは巧いなあ。
そして、ドロテアの度量の大きさよ。クビをきらずに計らうあたりも粋ですが、この侍女は使用人の間でずっと盗人扱いされるのでは…。今後、エマと関わっていくのでしょうか。

そして最後にOPきたーよ。
銀魂の50話が思い出されるw
セピアからカラーへと変わっていく出だしは変わらぬものの、映像も曲もしっかりとアレンジしてきましたよ。一期ではロンドンの町並みを描き、当時の生活を全般的に見渡していましたが、二期では屋敷の中の生活にスポットを当ててきたようです。これだけの人が一つの屋敷で働いているんすか…。
OPテーマもしっかり合わせていて、ハープと吹奏を主旋律に揃えたアレンジからは、柔らかさや温かみといった、家庭的な雰囲気が伝わってきますね。
そして終盤の盛り上がりにくるダンス。入れ替わりが見事です。
ウィリアム×エレノア → ハンス×エマ → ウィリアム×エマ(メイド服) →
ウィリアム×エマ(ドレス)
と淀みなく流れる映像は圧巻。こうしてダンスパートナーにもなっていますが、公式サイトのTOP画にもあるように、ハンスの占める比重も大きくなっているみたいですね。
あと、全部の画がそうというわけではないんですが、妙に目が大きく描かれるカットがあって(ドレス姿のラストなどが顕著)、ともするとベッタリした感じを受けてしまう…。顔が縦に潰れているような?
若干の違和感もありますが、概ね良好な出だしのようで、一期以上の仕上がりに期待したいところです。
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