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 ■ DIARY  -LOG-



 

 


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   9 15 (土)   爛漫。

 〆 狼と香辛料V著:支倉凍砂 画:文倉十
 アニメ化も決まり、本作も5冊目を数えてきたところですが、ロレンスとホロの旅はまだ中途…ながら、二人のデレっぷりときたらどうですか!二人の攻防ともいえるやりとりは本作のみどころの一つですが、ホロが大変可愛いくてけしからんのですよ。前巻比200%は越えるんじゃないかってくらいに、それはもう。
 そして商売上のトラブルではなく、ホロとロレンスが
自分達の関係についてだけ真剣に悩み、見出しにある一つの結論を出していく話へ、ぐいぐいと引き込まれていきます。
 ロレンスがホロの謎掛け・問いかけを解きほぐしていく過程は、読者も同じ感覚で追えるように描かれるので、ロレンスが味わう衝撃もまた追体験させられる。今まで幸せといって文句のない二人の関係が、それゆえにこんなところで終わってしまうのか?という寂しさに襲われました。
 最後にロレンスが持ちかけられた商談の秘密に気付き、自分にとって一番大切なことは何か、今しなければならないことは何か。その答を見出してホロへ告げるラストには、頬が緩んで仕方なかったです。持ち逃げされた金と、本来得るはずだった儲けの回収を前に終わる構成も、金の密輸の時と同様、物足りなくも感じましたが、この匙加減がちょうどいいんじゃないかと思えたりで、毎度毎度、賢狼ホロに翻弄されるばかりです。
 



 

   9 14 (金)   連続性の問題。

 〆 ロミオ × ジュリエット 第22話「呪縛 〜荒ぶる激情〜」
 −脚本:吉田玲子 絵コンテ:田頭しのぶ 演出:瀬藤健嗣 作画監督:小林亮・白石達也 −
 
 ティボルト、いた。
 存在を忘れかけていましたが、しっかりついていたよ。ジュリエットはティボルトを止めようとするけど、復讐は何も生まない、と型通りの言葉が響かない…うーむ。真っ当すぎるのかなぁ。ロミオには話せなかった真実を告げるのもそんなにティボルトと関係あったっけ?と、違和感も覚えたり。ジュリエットが覚悟を決めて、背中を向ける場面は、非常に印象的でした。
 一方のロミオは父殺します宣言。ヘタレ返上です。母親が絡むと、ロミオの物語は盛り上がってくるねw

 
 人妻の余裕ワラタw
 3人娘の姦しいトークも、これが見納めになるかと思うと寂しいものです。ジュリエットを温かく送り出す、お姉さん属性も完成の域に達してきた。そしてここでもジュリエットが踵を返すシーン。なんでもない動きなんだけど、親しい人に別れを告げるような、ある種の覚悟・悟りが見えて切ないよ。
 マキューシオ壊れかかっとるw これはだめだ、誰か刺すんじゃね?と思っていたら、後にその通りになってワロタw
 さらにおもしろかったのが新鋭隊長の「キャピュレット殿下、ご入城」 変わり身はえーよ!おま、2話前には目の前の人、矢で射殺そうとしてたろ。ネグロポンティ君を彷彿とさせる、叩頭っぷりにはちょっとした感動すらw

 
 父殺し。
 ティボルトやっちまえー、と思いつつ、あのベッタベタな回想話ひとつで手軽に動機の解説を済まされた記憶も甦るなぁw 復讐にかけるエネルギーが足りない。母が裏切られた後に、モンタギューへの憎しみが大きくなっていく過程があってはじめて、憎き当人を前にして感情の爆発が起きるわけで。この経過がないと、見る側としてはカタルシスを得られない。なので、モンタギューの存在感に負けてしまっているようだった…。ジュリエットを助けるために、剣を止める理由も…うーん、わからない。やっぱりそんなに接点ないよね?
 そんなタイミングで父を討つべく登場するロミオ。うわー、空気読めない子にされてしまったw ここでロミオに注意が向いた隙を突いて、大公もティボルトに一太刀くれてやるくらいの気概がないんすかw
 そんな間にも無血開城で、大公の前にジュリエット現る。剣を捨て、復讐はしないと宣言するのはいいんですが、せめて後ろの人間は備えておけw 大公、おもいっきり武器携帯してんじゃないっすか。それで剣を振り上げたら、皆で慌てて武器構えるって…それはないよなぁ…。大公もなんで斬らない…?うーん。今まで描いてきた物語の下地を、活かせないまま終わることが妙に多くなってきたような…。
 過去に城から逃げる場面の回想や、そのときに使われた音楽がくるのは、ガッチリ胸を掴まれましたが。

 
 振り返ればマキューシオがいる。
 刺したw 勘違いも甚だしい殺害でしたが、その父親を自らが殺した、義理の息子に命を奪われるとは因果応報。巨悪・モンタギューに相応しい散り方でした。なんのかんの言って、この物語はロミオとジュリオの恋愛が半分、残りの半分はモンタギューの存在感でもっていたと思います。
 自分が覚悟を決めているせいか、ジュリエットは達観しているのも、ちょっとトーンダウン。せめてジジイくらいは、小さくガッツポーズを決めても良かったんじゃないかw 人々の政については、これにて一件落着。あとはエスカラスの生け贄となる運命が待つのみ…。
 って、ここまででもうオリジナル展開入ってますね。ロミオとジュリエットといえば、家名によって引き裂かれる恋人の悲恋を謳う物語でありますが、ここからさて、どのように切り込んでいくのか。最後は、良い意味で唸らせてくれるような結末を見せて欲しい。



 

   9 13 (木)   一瞬のワンサマー。

 〆 おおきく振りかぶって 第23話「ゲンミツに」
 −脚本:水島努 絵コンテ:西本由起夫 演出:西本由起夫 作画監督:高田晃−
 
 トップバッターから激走!
 冒頭、この試合の得点シーンのダイジェストをまとめた構成も良かった。最終回という実感が沸いてくるし、気持ちも盛り上がってくるね。お母さんズの応援も気合い入っているよ。
 そこにきて、阿部の内野安打。ギリギリのタイミングで出塁を勝ち取る展開に、序盤から奮えてくる。そして栄口が本当に震えているw そこで握手の条件反射ときたもんだ。くそう、熱いじゃないか。

 
 めろーんw
 送りバントひとつで、なんて緊張感。そして格好いいんだよなぁ…。カメラポジションも考えられていて、添える右手と遠近法で太く見えるバットの構図が渋いのなんの。気持ちで負けずに、きっちり仕事をこなす。チームの点を取るために、自分の役割をこなすのですよ。
 3番は不発ながら、満を持して4番田島の登場。ベンチがめろめろーんw

 
 ゲンミツに!
 うはあ、シンカーが落ちてくる描写から、振り抜くまでの演出が見事!ワンポイントで捉えていくスウィングの過程や、キャッチャーのカットインまで寄りに寄ったカメラの密度、躍動感!前の打席で打てなかったシンカーを、完全に攻略だ。2アウトの状況ゆえにランナーが一斉にダッシュする一瞬の瞬発的なカットや、届きそうで届かない打球の行方まで、これぞ野球という醍醐味を見せつけてくれたよ。
 田島の打席でかかったSEEDみたいな音楽もいいなぁ。

 
 久々のモモカン欲情
 田島が約束通り、ゲンミツに仕事してくれた。そら震えもとまらんですよ。続く花井はベンチで吠えていたものの、結果には繋がらず。このあたりは後に続きそうな伏線にも見えますが、予告をみると来週早くも決着が?原作では延長戦に入りますが、オリジナル展開でいくのかな?
  田島のとった2点を見上げ、自分の投球に西浦の勝利が掛かることを実感する三橋。この作品は焦点の当て方が絶妙なんだとつくづく思います。本話は田島を中心とする「打」の物語で、三橋は傍観者。前々話で阿部が似たような立ち位置にあったけど、最後に翌週メインになるキャラが出てきて、いいヒキの形になるんだ。
 主人公三橋の「投」が、来週どのような形で光るのか、ゆるりと待ちわびます。
 



 

   9 12 (水)   辻褄

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第24話「対決 X×X」
  −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:篠原俊哉 演出:浅見松雄 作画監督:ふくだのりゆき−
 
 おっさん熱いー。
 冒頭の回想で奥さんが連れていかれたのは、トランスレータだったのかと思ったよ。茶番だった戦争のため、離婚まで強要させらえた父の心中やいかばかりか。
 生き残っていたパイロット達も再出演。豪華な競演だw インドのねーさんが占いしていた直後、その武器をスサノヲが使う流れもニクイね。てかスサノヲ、各国の必殺技をそのまま使うって強すぎる…。装備壊されたなんて話、関係ねーw その攻撃に耐えるジュピターも、パワーバランスどうなんすか?

 
 なんで自殺?
 先週から態度がおかしかったですが、なにゆえ責任を取らねばならないんだろう? アメリカに不戦敗することは、規定の路線に見えたし、実際その通り動いていたのに、なぜかオニクスを使った二面作戦も用いている矛盾。このおっさんは、UNの指示に快く従っていたように見えたのに、なんでこんな結果になっているのかがわかりません…。
 そしてUN!おいおい、アメリカと日本で密約があったのかと思っていたら参加国全部真っ黒!イギリス対フランス戦のアクシデントを容認したこととや、ドイツが対アメリカ戦直援部隊を動かさなかった背景など、今まで 不審に思えたことがここではっきりした。真っ当に決闘戦やる気がなく、むしろ自分達に都合良く誘導するなら、さもありなん。
 しかし、アメリカ強いなぁ…。1,2国くらい裏切りに出てもよさそうなのに(それが日本なんだろうか)、 ヨーロッパ勢もなんて素直なんだ。 あとUN本部前にあるクロノスはマジ動くのかと思えてならないw
 そんな議論の最中でも、戦闘は鋭意継続中。って、あれ?ジュピターもディアーヌやグリフィンの飛び道具を…?
政治的には事故扱い・勝利者不在でも、フランス・イギリス<イタリア<ドイツ<アメリカという形で、ギガンティックの力は受け継がれたということですか。

 
 最強の宝具はアルゴスの百目だった?
 惑わすことが目的ではなかったけど、アメリカ二人の戦意を下げたのは事実。全ギガンティックの中でも、最強に近い力を持っているんじゃないかと思えてきた。インドも屠っているしね。
 しかし、ギガンティックはパイロットの自我など意に介さず。ジュピターも暴れだしたーよ。ケーブルがとうとう手からはみ出したときは、何とも言えない嫌悪感が。

 
 そしてぇー!
 日本の2体目ktkr!暴走したジュピターを強襲し、スサノヲの窮地を救う…って、なんでそんなに強いんだ?w
 このオニクスこそが、日本が当初から保有していたオリジナルのスサノヲだったようですが、でもそれってアメリカが解析済みで、尚かつまだ一体も倒していない素のOX-IIじゃねの? ただでさえ強力なゼウスのOX-IIを持ち、4体分の力を得ているジュピターを圧倒できる力はなんなんだ?
 待ちわびた登場、ハーゴンを倒した後にくるシドーの如く、ラスボス満を持して登場なのに、感動が薄い…うーむ。今まで撒いていた種から一気に花開いたのに、どこか抜けているんだよね。上記のパワーバランスに関する疑問や、眞人と神名が取り込まれるに至った過程など、相関関係と物語の必然性にもう一押し足りなかったかなぁ。
 楽市さんの反応もはええええw 忍はオニクスのことを知っていたようだけど、じゃあなんでスサノヲを負けさせようとしたのか…やはり辻褄が合わない。なので空回りしているように見えてしまうのですが、日本が何を望んでいたのか、 次週で明らかになるや…?



 

   9 11 (火)   外世界。

 〆大江戸ロケット 第24話「剣舞に花火をどうぞ」
 −狂言:會川昇 割絵:増井壮一 藝頭:角田一樹 絵師頭:西澤智恵・Choi Jong-gi−
 
 おお、八丁堀。
 そういえば、生き残っていたのをすっかり忘れていました。荒んだ様相を見せながら、冒頭から相変わらず小ネタで攻めてくる。劇中のTV録画見て、話が進むアニメってなんだw
 ロケットが完成して打ち上げが迫る中、どこかギクシャクした清吉とソラの関係が歯がゆいね。特にソラがふと清吉を見るときの眼差しが嬉しげで悲しげで、なんとも複雑な表情をするようになったものです。
 帰ってきたお伊勢の前にはおりくが。番頭が人足を手配していたらしいようですが、こちらも憂いのある表情で…。

 
 「おまえ舞台と台詞違うぞ」
 wwwww 今まで同じところがあったのかというくらい破天荒な気がするんですけどw 煮え切らない清吉に絡み酒で攻める弟。押せ押せ。
 鉄十もお伊勢と一緒に帰ってたんだね。こういう目の描写、久々に見るなぁw 彼が見たものは、蒼い獣の分裂体。てか、どんな生活してたんだおまいらw 仲良く昔のように戻れるかと思った一瞬で、眼の目がくわっと出たときは、マジビビリました。怖ぇぇぇ。そしてロケット強奪。しかし失敗。
 ロケットが自重に絶えきれず、上がることなく自壊です…。清吉の表情が切ないし、何処の誰とも知れない人扱いな源蔵がさらに切ない…w

 
 それはロケットでなく…。
 「アフレコがうまくない」という理由で本人確認された鉄十哀れすぎるw 銀次郎=山寺さんにアドバイス受けていた描写は実話とみていいのでしょうか…w
 打ち上げ台を見て、一目でミサイルと見抜いた清吉は流石。自分達の技術や想いが、こんな形で利用されることが、どれだけ悔しかったか。同じ花火職人のおりくが、手を貸しているという事実も衝撃。清吉のロケットに対抗心を燃やしていたのは判ったけど、軍事転用されることを黙認していたのは、驚きだった。
 鳥居も相変わらず悪だなぁw 拳を握る清吉が久々に主人公らしく見えたところでヒキ。この場に銀次郎や赤井まで揃っているってことは、まだ一悶着あるとみてよいかな。



 

   9 10 (月)   可愛いは…たぶん正義

 〆 ゼロの使い魔〜双月の騎士〜第10話「雪嶺の敵」
 −河原ゆうじ 絵コンテ:高田耕一 演出:小林公二 作画監督:大河原晴男 −
 
 急遽戦に。
 展開というか転調というか、話の脈絡を良くも悪くも叩き斬る構成だなぁ。キュルケやタバサはまたハブですか…。ギーシュやマルコリヌは、さて一体何をしていることやら…w
 虚無の力で街を制圧するよう、命令を受けた二人ですが、精神力不足で発動不可&ゼロ戦不時着という結果に。話はともかくとして、今日はルイズの作画が気合い入っていますよ。絶対領域をこれでもか!と描くあたりからして、ヤル気を感じます。

 
 そしてルイズの百面相をご堪能あれ
 ときましたかw ああもう、可愛いじゃないか、くそう。ナイチチでもギリで見せないチラリズムの心意気や良し。デルフリンガーも久々にセリフが多くて、サイトやルイズとの掛け合いもテンポが良くてニヤニヤさせられます。
 アルビオン軍の貴族はオリジナルだっけかな。ルイズと青年、敵味方合わせた貴族の誇りのありようと、命の価値を問うエピソード。コルベール先生の死があってこそ、この話は活きるわけで…(ノД`;)
 物語の導入で二人があっさり戦争に荷担してしまうあたり(サイトの葛藤を見せていたけど)、物語の連なりとしては、ちと惜しい気もします。

 
 ジュリオ…。

 アニメ版では、本当に評判が下がってきたね。彼の正体が知られることないまま、マッガーレ的存在として終わりそうな気配すら。
 命について熱く語りながら、命の借りは命で返す、貴族の誇りによって、サイト達が救われるというのも、なんとも皮肉めいた話。そして、ルイズが選んだのもまた貴族の誇りであった…。厳しい目でルイズを見つめるサイトは何を思うのか。
 トリステイン、アルビオン両軍の動きをバッサリ斬り捨てた構成も、来週にどう活かすのか、興味深いところです。
 



 

   9 (日)   数字の4がこんな伏線だったなんて。

 〆 ヒロイック・エイジ 第23話「四人」
 −脚本:小出克彦 絵コンテ:寺岡巌 演出:孫承希 作画監督:高橋晃 −
 
 エイジ消失。
 先週のラストでエイジも消えてたんだ、と姫様の反応で理解する自分。そんな適当に見ていたっけな…。感応力に奮える姫様と、カルキノスを失ったレクティの哀しみが、久しぶりに相対。自らの半身に等しい存在を失ったことで、絶望的な哀しみに襲われる。特に感情を制御していたレクティの痛みは尋常じゃないね。通常なら、プロメに感情を委ねることで、自我を保っていられるものを、レクティのケルビウスを奪われまいとするロム・ローによって封じられてしまう。哀しみを味わい続けねばならない絶望が、どのように作用していくのか、大きな岐路となりそうだ。
 そんな間に、当のエイジはのほほんと生存中。不安定な空間だけど、いつもの天然は崩れもしません。おま、たまには焦れw

 
 ニルバール、久しぶりにktkr!
 エロイ!過去最高にエロイです。状況を知るべく身を乗り出した姿ですが、結果的に腕で寄せられた胸のラインと、マントからはみ出した尻がああああ。男勝りな性格のくせに、なんてけしからんポーズを。
 アネーシャとイオラオスは毎度の如くちちくりあってますが、励ます・励まされる立場がいつもと逆で新鮮。お姉さんキャラのアネーシャが、敢えて慰められる姿に新たな可能性をみた。
 そしてカルキノス復活ー。先週の俺の哀しみを返せw あっさりすぎるにもほどがあるぜ。だがしかし、初対面の時に、エイジが突き返した手の話がニクイのですよ。

 
 感情の坩堝。
 ロム・ローは黄金の種族に見捨てられたことへの恨み、ユティは自分を閉じ込めるロム・ローへの憎しみ、パエトーは姫様への恐怖と、感情に溢れまくっとります銀の種族。愚劣なものとして捨てていたゆえに、一度取り込まれたら、留まるということを知らない。
 エルマントスの時間、アルテミアの光、レルネイアの生命、そしてベルクロスの存在。4人(エイジが4まで数字を数えられた話はこれの伏線?w)の力を合わせ、閉じ込められた空間からの脱出を図るエイジ達と、黄金の種族の母性を探す姫様の指向性が、ピタリと重なってきました。終盤に向けて、ピンポイントで照準を合わせてくるなぁ。
 そこへパエトーの砲撃までが重なる瞬間!ベルクロス降臨!うは、燃える。エイジの回帰が姫様には光明の兆しとなったけど、ノドスの力を宿したレクティが憎しみにかられたら、その先にあるのは狂乱か…。
 さてさて、どんな形で物語に決着がつくやら、ワクワクして参りました。
 



 

   9 (土)   マジック。

 〆 ゼロの使い魔12<妖精達の休日>/著:ヤマグチノボル 画:兎塚エイジ
  本作において屈指の双璧である二人、ティファニアとシエスタメインの物語が綴られる幕間的一冊。ティファニアはもう魔女だね。やることなすこと天然で悪気がないところが、逆に悪魔じみているw アニメ版では、出番が激減している(ん?出てたっけ?くらい姿を見かけない)ギーシュとマルコリヌら、アホ男子の突撃もコミカルで微笑ましい限りです。サイトがモテ期に入ってから、つるむ機会が減ってきたけど、スケベにかける情熱の温度差が楽しめるようにもなってきた。
 そして、この2話の間でずっと悶えているルイズに、ニヤニヤが止まらないわけで。なんだか随分健気な女の子になってきたもんです。
 戦の進行とキャラが増えてきたことで、一般要員のシエスタは被害を受けてました。そして、ティファニアの投入で存在意義まで問われてきましたが、ここにきて面目躍如。序盤で着用したセーラー服に続き、裸エプロンという強力な装備で、存在感激増。コスプレ要員として、アイデンティティを確立しつつあるようです。この話でも、ルイズの悋気は溢れまくりで、3行の文が泣けるw
 急接近とお仕置きをひたすら繰り返してきた本作も早12巻を数えますが、まだまだヤマグチノボルの引き出しにはラブコメが溢れていそうです。



 

   9 (金)   つかみがNG。

 〆 ロミオ × ジュリエット 第21話「掟 〜女神の抱擁〜」
 −脚本:高橋ナツコ コンテ:河本昇悟 演出:まつもとよしひさ 作画監督:杉本光司 −
 
 順応早っ!
 確かにいろいろ伏線張っていたけど、ジュリエットの理解力がありえねw オフィーリアが意味深な予言を告げた、あの一瞬で「私が生け贄に…」という受け入れっぷり。少し時間を置いて言葉の意味を考えた上で…という暇も、もうないのでしょうか。あと、オフィーリアはかつて挿し木にされた人物のような気もしてきました。
 一方のロミオは、見切り遅っ!つーか、父親がした正しい政策が、何か一つでもあるなら教えて欲しいもんです。街に火を放って喜んどる為政者は、どうみても異常ですw

 
 あ、いたのティボルト。
 この人も思わせぶりな登場してなにやらタイミングを計っているようですが、もっとダイレクトにいこうぜ。
 親衛隊もマジで火放ってます。ここでやっぱり、どうしてそんな命令に従うのか?という疑問が出てしまうなぁ…。迷いを見せているところからも、大公の命令であれば何でも従う、なんて鉄の忠誠がない→あくまで背景にある権力や富に従っているわけで、良くも悪くも俗物的な兵士が、こんな常軌を逸した命令に従う動機が見えてこないんだ。
 マキューシオなんて、ついこの間まで一貴族の子弟だったわけで、そんな人間の命令に従う?
 そしてマキューシオとのやりとりには失笑すら…。竜馬で吶喊したときは、おおきた!と奮えたし、屋根へ落ちた後のとっくみあいまではいい感じだったのに、マキューシオに気圧されるって…。父と訣別して、これ以上はやらせないと決めたなら、何があっても排除しないのかなぁ。ロミオがブレすぎる。
 ジュリエットのところへ駆けつけた場面も、ロミオは上記のヘタレっぷりがあり、ジュリエットは鋭すぎる理解力で、どうにも盛り上がらず…うーん。

 
 と、悩むところでコーディリアの結婚式です。
 おい、戦はw …なんかネオ・ヴェローナ平和だな。苦しいときにこそ明るい話題を、ということなんだろうけどやはり突然すぎる。今も市民は苦しんでいるんじゃねの?w ペンヴォーリオとコーディリアの仲も、いい雰囲気だったけど、結婚にいくなら、今少し二人の仲が進んでいった様を描いて欲しかったかな。
 二人の幸せを嬉しく感じた満面の笑顔と、己の運命を知って悲しげな微笑みの対比は見事。並べてみると、意識しているのがよく分かります。実ることのない恋と知った上で、ブーケを渡されるってのも鬼だよなぁ…。今までロミオと過ごしてきた思い出を重ねる演出にも泣けてくる。アップが多 かったので、感情の変化も印象に残るんですよね。
 これだけしっかりと絞っているのになぁ…。動機付けというか発端の見せ方さえもっと良ければ、言うことはなかったのに…。残念でならない。
 



 

   9 (木)   阿部さんの日。

 〆 おおきく振りかぶって 第22話「防げ!」
 −脚本:沢村塁 絵コンテ:池田成 演出:堀敦史
   作画監督:谷口淳一郎・米澤優・野田康行・中山由美・山崎輝彦・杉山東夜美−

 
 リミッター解除。
 切り札にとっておいた三橋のまっすぐを、最後の打順で完全解禁。去年の優勝校を相手に出し惜しみするってのも剛胆な話だ。阿部の笑顔が象徴するように、4番を三振にきってとる。力勝負ではなくて、くせ球のウイニングショットってところがミソ。頭と技術を使って打ち取るのは、豪快な三振と甲乙付けがたい快感があるものです。
 しかし、その後のバスターエンドランに苦しむ西浦。阿部を中心にした脚本と、その心理を追う演出の誘導で、実は無意識に欲張っている(堅実性を求めている)、阿部のミスが見えてくるところ。

 
 奇襲ってのは二回続けるからこそ奇襲になるんだ。
 バスターからさらにバスターで、完全に裏をかかれた阿部。本話は阿部の物語と言っていいほど、ど真ん中に据えられているけど、揺さぶりに折れて、、まっすぐを投げさせないところが、結果的にはミスになっているわけだ。
 序盤の勝ち誇った笑顔と、バントの構えを苦々しく見る様子が実に対照的で、窮地を表しているね。そしてボールが三橋の後ろに落ち、ランナーがホームインを狙う場面へ…!

 
 がしかし、三橋w
 三橋投げれ。猛ダッシュでマウンドの三橋をロックオンする阿部。すぐバックホームしなかった理由を聞いて(田島の通訳ワロス)、さらにブチギレる阿部w 三橋の挙動不審な様子は色々笑えたけど、この判断は確かにムカツクわw
 阿部に散々叱られた後、田島のフォローもいいタイミングなんだよなぁ。天然なだけに、こういう場面で自然に気を利かせられるのが田島。
 1点に抑えたものの、次の回で点を取れなければサヨナラのピンチ。シーソーゲームの醍醐味。一回の守備だけで1話丸々使う贅沢な話だよ。そして今日は最後まで阿部。そういえば、先週全然出番なかったしね。
 出番と言えば…マネジは本当に次回予告しか出てこなくなりました。棒名なんかも10話前後で出てたけど、結局一度も対戦することなく、終わりなんだねw



 

   9 (水)   無惨

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第23話「罪智 Wicked×Wisdom」
  −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:寺東克己 演出:山名隆史 作画監督:谷川亮介・松本健太郎−
 
 楽市さんこえええ!
 上層部は毒ガス・人質とやることがマジ外道。こいつらからは、日本を守るためという使命感や誇りは一切感じられず、ただ保身に走っているだけにしか見えん。それゆえに、タチアナや李師範など、かつて敵だった者達との連携により、次々と状況を打開していく展開が熱いったらないんだ。あと医者の先生は相変わらず可愛いです。
 丸腰で送りださねばならないベースのスタッフと、慎吾達パイロットの会話も泣けるなぁ…。

 
 ちょwwww攻撃衛星てwwww
 それはねーよwとツッコミ入れずにはおれない、直援体勢。うっちーと同じ天才児達も確かにいろんな面で優れているようです。主に容姿…いやいや、うっちーのアイデンティティは、そのキモさにあるわけでして。そして司令官がテラマッカーサーw これはやりすぎw
 いざ決闘が始まれば、ホントに衛星攻撃しかけてきよった。日本の直援部隊がスサノヲを標的にしているのも辛いなぁ…。ジュピターがそれを制し、終いには自国の衛星までぶっ壊してタイマンを望むのはカッコイイ…と、一瞬思ったけど、結局スサノヲが丸腰なの知ってて言ってるんだから酷い。んで本当に痛めつけるんだから、容赦ねえw
 その上で、スサノヲのOX-IIがアメリカの払い下げって言うんだから、アメリカのおっさんドSだな。ところが、スサノヲの頭部にあったOX-IIの刻印には13の文字が。…ヌ?やはり日本は2体のギガンティックを保有しているってこと?しかもその事実を真名が知っていた気配があり、さらに不安が掻き立てられます。

 
 補正始まった。
 衛星やらジュピターの攻撃やらでボッコボコにされたスサノヲが、なにやら繭に包まれてキメラ化しました。真名はほとんど関係なく、慎吾との連動によってもたらされたらしい?
 敗戦国が戦勝国に技術提供云々の話が今まで散々あったけど、実はOX-IIそのものに倒したギガンティックの力が宿るという、今さらすぎる解説に茶噴いた。技術屋いらなくね?w
 ということで中国、ロシア、エジプト、ギリシャ、インド、ベネズエラのパーツが混合したスサノヲ。日本神話においてスサノヲノミコトの神性は多種多様で、様々な属性が垣間見える=ある意味カオス的な存在。ここにきてその本質が現れてきたということなのか…。
 悪魔のよう、と表されたスサノヲのコクピットで、表情の見えない真名がまた怖くてたまらない…。
 



 

   9 (火)   …粋!

 〆大江戸ロケット 第23話「剣舞に花火をどうぞ」
 −狂言:中島かずき 割絵:笹木信作 藝頭:山岡実絵 絵師頭:Kuan Young-sang・Lee Hey-lin・Jo
 Hyon−
 
 銀次スペシャル。
 舞台オリジナル版の脚本家が満を持して登場の外伝話。大塩平八郎の乱から江戸へ逃げ延びた銀次郎が、清吉の花火に救われていたとはね。アバンタイトルからホロリときてしまったじゃないか、くそう。清吉自身は何も知らず、己の心意気のままに打ち上げているのが、またいいんだよなぁ。

 
 コピーロボットw
 またベタなパロディを引っ張ってきたかと思いきや、「大変だ!」「私たちの出番はこれで終わりらしい」と楽屋オチとくる。銀次郎の外伝だから、そら当然なんだけど、みんな気合いいれて驚きすぎるw そして源蔵さんで、再び赤いサングラスで小西ボイスがwwwwアニキ(ノД`;)
 そしてトドメ。とうとうニコニコ動画ktkr!うほwwwwwいい男wwwww これだけやりたい放題・遊び放題なら、スタッフもさぞ楽しいことだろう。

 
 ゲストに力ちゃんまで。
 なんだか鉄十の外伝じゃね?と思えてくる大暴れっぷりに一笑。合体シークエンスとかありえねーよw 普段、袖にされているレギュラーの活躍話でもあったのかな。
 そして大塩の乱に加わった昔の仲間登場。物語としては特に変化もヒネリもない話だけど、手堅い構成でもあり。乱の失敗から、ただ己の復讐に猛るかつての仲間。一歩間違えば自分がそうなっていたかもしれない存在を前に、銀次郎が己を取り戻していく姿は、なにより格好いい。お伊勢と銀次郎の再会も、この二人らしい修羅場ってのが、いいんだよね。
 かつて自殺を止めてくれたものと同じ、花火の光によってまたも命を救われる展開がニクイ。そして、これが決まるんだ。山寺ボイスも映えることこの上なく、ある程度予定調和な内容だったけど、これは演出の勝利だ。
 



 

   9 (月)   脚本は練り込まないと。

 〆 ゼロの使い魔〜双月の騎士〜第9話「炎の贖罪」
 −脚本:杉浦真夕 絵コンテ:福田道生 演出:橋本敏一 作画監督:冷水由紀絵 −
 
 キュルケ&タバサ、やっと…。
 出番が来ました。でも速攻でやられる始末…w キュルケはともかくとして、タバサは外伝を読んでいると、魔法の強さに違和感があったり。メンヌヴィルと対等かそれ以上の力はありそうな?
 てか、そのメンヌヴィルが説明セリフ大杉w 一から十までそんな解説するて、丁寧なテロリストだよ。狂気に満ちた演技は良いのに、ちょっと興が削がれてしまった。あとジュリオは挑発するだけしといて、フォローなんもなしすかw
 そして、コルベール先生きとあ!最近、希に見る格好言い中年ハゲではなかろうか…。

 
 ちちくらべ。
 やはり大姉様小さいw 服を着たときは何を詰めていらっしゃるのだろうか…。エピソード完結なので、作画 も気合い入っていますね。魔法もそうですが、下着姿も至極。小姉様は、病弱スキルまで抑えた完全無欠存在だけど、キャラとしての魅力が半減しているような…。原作読んだときは、それなりに好きなキャラだったはずなのに…あれ?出番が増えたことが逆効果だったのでしょうか。
 そんな姉妹が頬を赤らめる後ろでは、魔法バトルが続いております。先生、とりあえずがんばれ。

 
 コルベール先生…(ノД`;)
 原作読んだときも泣けた話だった…。しかし、アニエスやりすぎじゃね?w 憎しみに溢れる表情に引いたw 怖いのはいいんだけど、凄みすぎて痛い子に見えてしまうよ。地下書庫の話からどこかズレてしまったよう。故郷を焼いた犯人を前に、猛る復讐心を抑えられない。その衝動に突き動かされる姿が、駄々っ子に見えてしまうのは
、あまりに勿体ない。
 回想も端折りすぎw 部下が一言「痕跡がありません」で済ませるなw コルベール先生の過去エピソードは本作の中でも屈指の泣ける話なのになぁ…。話の土台が固められていなかったような、不安定感を味わいたくはなかった。
 



 

   9 (日)   変化を待っていたよ

 〆 ヒロイック・エイジ 第22話「死の契約」
 −脚本:大西信介 絵コンテ:羽原信義 演出:羽原信義 作画監督:近岡直・山岡信一 −
 
 姫様乙。
 ノドスの戦いは、そろそろパターンを変えようw 技の違いはあれども構図やスピード感のバリエーションをもう少し増やして欲しいところです。姫様とプロメ様のトークの方が、なんぼか盛り上がります。特に今週の作画は、下唇が妙に厚 く描かれていて、エロかった…。
 プロメ様と姫様の身長差もなぜか萌える。

 
 全員参加。
 ケルビウスに狂乱の兆候がみられたため、カルキノスが再び参戦。ノドスの戦いに変化を…なんて言っていた矢先に、早速流れが変わってきました。全てのノドスが一つの戦場に集う展開へ。
 ベルクロスをフォローするアルテミアの動きあり、それを見た冷静なレクティが大きく動揺したりと、乱戦模様を呈して、盛り上がって参りました

 
 シャァイニング、フィンg(ry
 ベルクロス自重w そして、カルキノスはなんというララァ…。サブタイからして、この展開になると思っていましたが、予定調和なオチだなぁ…w カルキノスの心理がほとんど描かれないのも勿体ない。身を挺してまでユティを助けたかったのは、カルキノスの意志なのか契約のためなのか、その辺の機微もみたかった。
 ただ突っ込んで身代わり→消滅という事実のみでは、感情移入が出来ず。味方のノドスも巻き込んで暴走し、取り残されるユティの哀しみも半減。来週にでも、回想があったりするのでしょうか。
 それにしても、ケルビウスは言われていたほど強くなかったね。



 

   9 (土)   読みが足りない。

 〆レンタルマギカ 吸血鬼VS魔法使い!/著:三田誠 画:pako
 魔法使いの物語に吸血鬼がきましたよ。闇の魔物としては最強のネームバリューを誇る怪物ですが、今回のそれは、少し趣の異なる印象。血に飢えていないことと、相当にラリってるせいかなあ?w
 短編集を挟んで、イツキ自身を主人公とした物語も久々に見たし、他の社員達の関わりが少ないので、ちと物足りない感も。トップイラストのみかんなんて、後半までずっと放置…。
 穂波、アディリシアのイツキ争奪戦は、今回穂波が一歩リードしたのかな。でも今回の新キャラ二人が、インパクトありすぎて、レギュラー組は影になってしまった…うーん。
 どこか不完全燃焼という感じの一冊。余談ですが、レンタルマギカとDTBに妙な既視感を覚えたりも。
 




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