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 ■ DIARY  -LOG-



 

 


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   5 15 (火)   遊びこそ真剣。

 〆大江戸ロケット 第7話「トンデモない飛んだ女」
 −狂言:大和屋暁 割絵:大槻敦史 藝頭:鈴木孝聡 絵師頭:青木美穂−
 
 十六文キック!w
 山寺宏一さんもノリノリである。傘を渡した時点でミスリードしてたのは判っていたけど、死んだはずの三太が登場してから本命。長屋衆の総ボケを全て受ける銀次郎の一人舞台だよ。これが演劇ではどうなっていたのか、見たいもので。

 
 三太はなんのためにこれ作ったんだ?w
 相棒が殺されたことで動転し、一気に起動と相成りますが、そもそもこのバカでかいカラクリは何するために作っていたんだろうねw 清吉達が暴走を止めるために奮闘するシーンは格好よかったけど、結局、自分達の長屋に方向転換しただけw
 そしておソラさんが飛ぶ。変に効果を付けず、ただふわっと浮くだけに見せるのがいいね。見せ方も巧いよ。重力を感じさせず、無駄な演出もせず。綺麗でした。

 
 心意気!
 映像で魅せた後は、脚本で響かせる。超常の力を見られたことで、長屋を離れたおソラさんに「みくびるな!」と、手を引いていく清吉がイカスぜ。何事もなかったように二人を迎える長屋の面々も温かし。スイッチ一つで元通りになる長屋にも大いに笑った。地下どうなってんだコレw
 最後に、おソラさんと清吉の笑顔でまとめるのも、実に微笑ましい…と思ったら、下手人がががが! うへ、八丁堀どうしたんだ!そういうキャラじゃなかったろうに。
 



 

   5 14 (月)   浪漫。

 
英國戀物語エマ 第二幕 第5話「抱擁」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:小林常夫 演出:狩生豊 作画監督:金子志津枝−
 
 髪!髪!
 冒頭からなんというカメラワーク。腕の間から見えるエマが泣けるぜ…。森薫先生独特の、ふくよかで肉感のある裸体をきっちり再現してきたね。しかし、その後の展開が急ぎ足でちょっと驚き。一話一話にじっくり時間を掛けて、キャラクターの心理変化を緻密に描いていたのに…。エレノアの衣装合わせや、エマの墓参りなど、個々のシーンは余裕を持っていたけど、全体をみるとどこか詰め込み気味にも感じられてしまったり。好意的に見れば、テンポがいいとも言えるのでしょうが…うーむ。

 
 着替えイベントキタコレ。
 やはり恥じらいですよ、紳士。有無を言わさず脱がされるエマの慌てっぷりもまた素晴らしく、着せ替えをの様子を姦しくも楽しんでいる女主人の反応が二度美味しい。ただ…、この場面にくるまでと着せ替えイベント内の進行が、前述した序盤より、さらに駆け足気味で辛かった。ドロテアがオーレリアと再会してから、侍女とされるまでの過程を今少し楽しみたかったなぁ…。

 
 婚約パーティ始まる。
 子爵よ…w 成り上がりと握手した手袋なぞ、身につけていられない。でもこれジョーンズ邸の中で捨てて良かったのかな。誰のモノとはすぐには判らないだろうけど、状況によってはバレる可能性もなくね? そして、子爵の行いに何を言うでもなく、追随する夫人がこええええ。前後しますが、二人の婚約をそれぞれ違う理由で見たくないとするハキムとモニカが、妙に可愛かったり。
 さあ、そして本日のメインイベント、再会の瞬間。お互い相手に気付くまでの間がたまらないや。ウィリアムとエマ、二人の関係を追う中で、上位4つ入る名場面(クリスタルパレス、再会、ハワース訪問、プロポーズの4つが個人的ベスト4)。一度バルコニーに出て、その間にグレイスがオーレリアを見つけるカット割りとタメも…素晴らしいとしか。
 ウィリアムの反応に、オーレリアが気付いているような気配でしたが…。

 
 抱擁
 オーレリアはジョーンズ邸に泊まらないんすね。これまた大胆にストーリーを変えてきたなあ。エレノアが帰宅し、学友との飲み合いを終えて、駆けださずにはいられないウィリアムに、気持ちがのっていきます。
 改めての再会で、涙を流す二人。気持ちが溢れて止まらず、熱い抱擁と口づけを交わす。文字通りクライマックスとあって、望遠とズームを使い分けたカット割りがいいなあ。二人を見る視点と、それぞれの視点にあって感情移入させられる、意識の切替が綺麗にキマるよ。

 本話単体では、申し分ない仕上がりだったけど、前話でウィリアムが「(エレノアを)愛おしく思っている」と口にしたのがやはり気に掛かります。その直後にエマへの気持ちが盛り返されるというのに違和感が。
 



 

   5 13 (日)   パターン化

  MOONLIGHT MILE 1stシーズン-Lift off- 第10話「疑惑の潮流」
 −脚本:遠藤明範 絵コンテ:大原実 演出:石川敏浩 作画監督:YangKwangーSeock−
 疑惑の、とあるように解決までは届かせず。吾郎と耕介 が真相を解き明かしていく過程をじりじりと描く承パート。遺族への責任を負いながら、ひたすら実直に原因究明に努める人間ドラマだね。底抜けに明るく振る舞う吾郎と、生真面目で根を詰める耕介が、いいバランスをとっているね。子供に時計を渡す、「今はそれでカンベンな」の場面と、葬儀のシーンは作画は酷くても、胸に詰まるものがあります。役者の演技もいいしね。
 冗談とツッコミばかりの吾郎と理代子の関係は(料理のやりとりが凄く良かった)、いつのまにか随分と深くなっているようで、海岸での情事も大人の恋愛を直球で描いてくれなあ。

 〆 ヒロイック・エイジ 第7話「契約」
 −脚本:田邊軍平 絵コンテ:田島直 演出:いとがしんたろー 作画監督:竹森由加(キャラ)・田島直(メカ) −
 
 双子の戦闘参加きた。
  侍女かと思っていたら、オーガンで堂々たる戦いぶり。オーガンのブースターで、二人の念動力が炸裂。ちょっと前にドラム缶を飛ばしてたけど、そんな生ぬるいレベルでは…。蟲に生理的嫌悪を覚えるのか、容赦ねえ。
 英雄の種族によるタイマンは、距離をとってガス
攻撃に出るカルキノス優勢。その間隙を縫って、2体目のノドスがアルゴノートに迫る。銀の種族の鬼姫は、相変わらず背後から囁き作戦。そろそろこの構図は飽きてきた。

 
 必殺技…いらなくね?
 そんなわけでアルゴノート大ピンチ。惑星一つ軽く吹き飛ばせるノドスがフリーでペナリティエリアに入ってくりゃ、そらヤベー。頼りのベルクロスは、カルキノスのマークを剥がせず、かつてないピンチ。青銅の戦艦なんてメじゃない一撃が着々と準備中。姫様が航路を探し、ワープでかわそうと緊急離脱を試みるが、数秒の差で間に合わず…!
なところで、やっぱりエイジが盾に。うーん、このパターンも前にあったなあw そろそろヒネリが欲しいところ。
 あと、わざわざ必殺技で仕留めようとしてたノドスだけど、仮にも英雄の種族なんだから、別にそんな大仰なことをせんでも、素手でアルゴノートの一隻くらい簡単に沈められたんじゃね…?w

 
 戦い終えて。
 ワープで逃げた先にも蟻塚が追撃。しかし居合わせた友軍の援護射撃で撃滅<これなんてトールハンマー。
蟻塚を一撃で屠る攻撃衛星もさることなら、さらなる破壊力をみせたのが艦隊司令代理の胸だだだだだ。この顔よりもデカイ、はちきれんばかりの豪快さときたらどうですか。しかもアルゴノートのオッサンと同期というから驚き。相対性理論の関係で、年の取り方が違うのかな?
 激戦を終えたアルゴノート内では、体力の回復、治療で大忙し。双子もよく頑張った。感動した。イオラオスを弄るアネーシャも可愛いけど、イオラオスのヒロインぶりには及ばない…。
 星系防衛を任務を放棄し、アルゴノートの援護に廻る宣言を受けて、一筋の光明が見えてきたけど、エイジと合流できることやら。艦隊編成をどどんと魅せる演出も凝っていたけど、この友軍の艦隊は来週には壊滅しそうで怖い。
 



 

   5 12 (土)   落ち着いて。

  彩雲国物語 第2シリーズ第6話「青天の霹靂」
 −脚本:丸尾みほ 絵コンテ:横山広実 演出:川久保圭史 作画監督:金性完−
  秀麗、黒州州牧の櫂瑜と対面。あと30年若ければ、のセリフから軽く笑わされるけど、このあたりのユーモアこそ、彩雲国物語の真骨頂。本題が進み、堂主から託された医学書を受け取ると、今度は影月からの急ぎの文が届き、さあここで茶州の疫病と都の秀麗が一つの線に繋がった。
 疫病の最前線へ向かい、秀麗の到着を信じる影月と、託された医学書を元に疫病の原因を突き止め、医師団に茶州への派遣を願う秀麗。場所は違えども、二人の行動力が小気味よく。
 疫病が秀麗が原因とする流言が、状況にさらなる一石を投じることになりますが、さてさて。先がどんどん気になる展開になってきた。

  魔法少女リリカルなのはStrikerS 第6話「進展」 
 −脚本:都築真紀 絵コンテ:井上修 演出:内山まな 作画監督:小池敏也 −
  鬼教官なのはさんによる、地獄の特訓。フェイトも加わり、各チーム共に猛特訓が続く…。訓練終了時に呟いた、なのはさんの言葉もおっかねえええ。一体、なにがなのはさんをここまで変えたんだろう。
 課長のはやては関係各所との摺り合わせで、1〜3話と代わり映えしない展開がもどかしくもあるけど、
特訓ではヴィータやシグナムら二人の副隊長も存在感をアピールしつつ、他部署でも新キャラが登場。こんだけ女の子が出ずっぱりだと、ゲンヤみたいなオッサンが清涼剤になってくるなあw 今後のストーリー展開に大きく影響しそうな人間関係の整理整頓。
 そして敵側も同様に下準備が始まってますよ。今回の敵さんはプレシアとも繋がりがあるように匂いも。フェイトがクローンとして生まれたときに関わりがあるのかな? そしてついにOPで登場していた子ライダーなちびっ娘も出て参りました。
 作画も多少は(ホントに気持ち程度だけど)上向きになってきたし、来週からまた新たな場面に突入だぜ…と予告をみたら、作画がヤバイってレベルじゃ…(ノД`;)
 



 

   5 11 (金)   作画の素晴らしさよ。

 〆ロミオ × ジュリエット 第5話「疾風(かぜ)〜燃ゆる覚悟〜」
 −脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:角田一樹 演出:唐戸光博 作画監督:西田亜沙子−
 
 「ダメ…!ロミオだめブルル…!!」
 是が非でもジュリエットとはくっつけまいと、敏感に反応&どこまでも邪魔するシエロ萌え。ジュリエットは、不在を心配している皆をよそに乙女チックモード全開で、作画のクオリティが異様に高いもんだから、可愛いくて仕方ない。美しいとすら感じた本日の作画は、一体、誰が出掛け手いるかと思ったら西田亜沙子さんキタコレ! 5話にもなれば、多少息抜きがあってもいい頃なのに、むしろ冴えてきてるよ。

 
 作画レベルマジたけえええ。
 なのはにこの半分のクオリティがあれば…と思ってしまう美しさ。馬の毛並みや背景の花も、普段異常に綺麗ですけど、やはりキャラの描き込みに目を奪われます。基本デザインとは良い意味で異なる、少女漫画のような麗しさと気品すら感じられました。演出も作画に引き上げられて、僅かな目の動きや、顔の角度の違いから表現される感情の変化が絶妙…。
 男装している理由も告げられず、出自の秘密に苦しみながらも、最愛の人に会えた嬉しさも隠せない。そんな葛藤に揺れる、憂い の表情が西田作画にドン決まりです。ジュリエットの一挙手一投足から目が離せません。
 オーディンのときと髪を下ろした姿、同じように頬を染めているけど、これが違って見えるからたまらんのですよ。
 ロミオとジュリエット(慣れない刺繍にまで励む姿がまた可愛いなぁw)、共に幸せを噛み締める二人でしたが…。

 
 神父、うしろ!うしろー!
 戒厳令きた。いかにも、という悪役もいいなあw そして傍に侍る神父のドス黒い笑顔。あれ、オッサンやっぱ普通にヨゴレなのか…。って背後からウォルターが忍び寄ってますよ、神父!にげて!早くも医者に問いつめられ、長いものには巻かれなきゃ生きていけないと本音を語る神父。やはり自ら積極的に権力へ下っているわけでもなさげ。
いつかこの神父が改心のファインプレーを決めると祈りたい。
 そして赤い疾風狩りに憤るも、ペンヴォーリオに止められるロミオ。今は耐えろとの諫言をここでは受け入れているけど、この二人の関係も割れるのか、裂かれるのか、注目どころになってきた。
 医者のオッサンは、2話の集合にいたのかと思ったけど、ここで初めて赤い疾風がキャピュレットの遺児であることを知ったようで。このときコンラッド達が、暗に犠牲になることを告げているのが重い。
 そして子供達が幸せに眠る姿を見るという、銀英伝ばりにベタなスイッチを踏みますか…(ノД`;)

 
 身代わりイベントきたあああ。
 密告で捕まった罪なき人々が火あぶりにされようとするその時に、初めてその事実を突き付けられるジュリエット。
ロミオへの贈り物を作ることに浮かれていたことをキュリオに糾弾され、助けに行くこともままならず。自分の幸せを夢見て何が悪い、と反論したいところだけど、キャピュレットの血がそれを許さない。
 泣き叫ぶ親子とジュリエットの表情が、何度も交差してアップになっていくあたりから、テンション上がってきたぜ。そこにきて医者が身代わりの特攻、でも止めようとする手は届かない…!ヤマ場きたね。
 医者が駆けながら赤い疾風の衣装を纏うときも、マント・仮面・帽子といった順で、先程の場面と同じようにカメラが寄っていく演出がキマる映像の引力。
 処刑台へ降り立ったときのマントのなびく様と、ムチを持って見上げる憲兵の対比も絶品。まさしくマスクオブゾロ登場なカタルシスをもってヒキ。
 これだけの美味しいヤマ場がきたところで終わり、件のEDに入っていくんですが、今までイントロに感じた手応えがなぜか薄い…。あれ?どうしたんだろう。本編の力に対してパワーが足りてない…?
 



 

   5 10 (木)   スポーツはアクションの滑らかさが命。

 〆 おおきく振りかぶって 第5話「手を抜くな」
 −脚本:ヤスカワ正吾 絵コンテ:松本淳 演出:松本淳 作画監督:古瀬真弓−
 
 重心移動とカメラワーク。
 序盤、叶のフォームを側面から捉えた映像に魅せられました。プレートに立ってから、フィニッシュを迎えるまでの重心移動と、それに伴う体の動きが実に滑らか。カットインなくシンプルなシーンだけど、それゆえに騙しの効かない動画で一発勝負。
 球がキャッチャーに届き、フォークが決まったときのカメラワークもいいね。ハンディカム撮影でブレるような動きが、激しいスポーツを見ている臨場感をグッと増してくれる。勝負の後で三橋と阿部のツーショットが入り、プレイと物語進行の住み分けもきっちり。そして今週もアイちゃんが可愛すぎるのであります…。


 
 三橋VS叶
 阿部のリードがどれだけ理論的に打者心理の裏を着いているか、説明的&くどく見えないように描かれているね。バッターとキャッチャー、それぞれの狙いを別々に描くことで、打ち取ったときの手応えもガッチリきます。バットを握り込んでいる手袋まで、丁寧な作画…。
 2アウトにもかかわらず、投手の叶が一塁でヘッドスライディング。その必至さと、一人から回りしている感が浮かんできます。

 
 先取点!
 阿部の送りバントからスコアリングポジションにランナーが回り、田島のタイムリー。さらに花井の犠牲フライで追加点ときたもんだ。監督の采配と選手の気持ちが繋がって点が入っていく流れ…!これぞ野球ですよ。
 送りバント時も、野手のフィールディングが魅せる魅せるw 複数の人間が一つの球を追い、各々の役割をこなして連携していく様を、アニメで淀みなく描くってのは凄いと思う。打球処理する織田の奥、ランナーが2塁に滑り込んでいる構図も、ニクイったらないぜ。ほんの数秒の間で、これだけのことが起きているんだよ、と判らせてくれるんだ。
EDにアクション作画補佐という役割の名前があったけど、伊達じゃない。
 そして、ついに叶が本音を畠にぶつける…。中学時代に負けたのは、三橋じゃなくお前のせいじゃないか、と。

 
 三星も頑張れ!
 主人公側の西浦には、三橋をトラウマから解き放つという負けられない理由があるけど、三星の選手にも、同じく譲れない理由がある。そしてチーム一丸となって戦い合うわけだ。一試合に全てがかかる、高校野球らしい戦いを演出してくれるね。織田の立ち位置もいいなあ。
 過去のチームに望郷の念を抱きつつ、彼らを相手に投げる三橋の心中や如何に…。
 



 

   5 (水)   裏をかく。

 〆大江戸ロケット 第6話「決闘大初恋」
 −狂言:會川昇 割絵:こでらかつゆき 藝頭:中村近世 絵師頭:武内啓−
 
 うはwwwwwwwwアヤガミwwwwwww
 これはさすがにくるとは思わなかったw スタジオは違っても脚本家が同じってことでOK? そしてゲストデザイナー椎名高志先生のキャラも登場。一目でそれとわかるデザインだけど、他のキャラとのバランスを崩すこともなく、いい存在感を出していたなぁ。ヘリの登場にも度肝を抜かれたしね。
 江戸時代設定にヘリが飛んでくる掟破りや、アヤガミパロディの他にも、源蔵が仕上げスタッフにまで忘れられるなど、内輪ネタや楽屋オチが多かった。そういう洒落っ気がないのは困るけど、ネタに奔りすぎるのも禁物。前話の感想でそのあたりのバランスに優れた作品と記しましたが、本話に関しては過剰気味で残念。
 中盤以降では、おりくのヤキモチとそれに気付いてソラの対話など、ラブコメ色で結構盛り上げていたので、前半のネタがイヤらしく残ることはなかったけど。鍵屋の主人や、八丁堀の個人史など、細かい話を入れるだけの余裕もあったし…。
 その赤井の元に、ソラの獣が変身して登場。変なフラグが立ったよ。やっぱりソラと同じ種族なのかな…?

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第6話「運命」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:二瓶勇一 演出:日巻裕二 作画監督:田中良−
 
 まずはウッチーのキモより始まらないとね。
 コース料理で前菜を楽しむかのように、ウッチーのキモさを愛でるようになってきました。今日の作画もまた微妙なクオリティだ。
 日本が休戦なので他国の戦闘が廻ってきました。バトルロイヤルなら、そうこなくては。共鳴システムを使い、他国の様子を真名の目を通して見る模様。ギリシャではパイロットとトランスレータがガチンコで喧嘩。その様子を目の当たりにすることで、真名は共鳴システムの性能を実感しているところですが…ふくれっつらの慎吾やら、イチャついている李夫妻など、残ってるメンバーはそんな和やかムードでいいんすかw

 
 うは、メガネ、キモスw
 うっちーや真名は作画にクセがあっても美少女という基本設定があるけど、メガネのオペはその前提がないから、ストレートにキモイだけに…。顔に比して目は小さく、でも瞳が大きいアンバランスをよくも作り出したもんだ。だけど、キモイという共通項があるせいで、妙な愛着を覚えてしまうから困るw
 メガネといえば、ギリシャのコンビは荒っぽい方がトランスレータで、知的なイメージのメガネがパイロットという意表をついた構成でした。普通は逆だよねw そして二人の過去の記憶まで垣間見る真名。半裸になると、背中を向けているあたり、年相応の可愛いさが。
 一人の女性を取り合って反目しているギリシャのコンビも、いざギガンティックに乗れば…やっぱり反目しているんだけど、それゆえに認め合う部分もあるのかな。ギガンティック戦の勝ち負けに、自分達の恋愛を絡めて大笑いする姿がイカス。でも死亡フラグにしか思えないこの展開w 敬礼で見送る整備員達も熱いなあ。

 
 そして、いざバトル。
 砲撃から始まり、ギリシャ側が得意の水中戦に持ち込んで優勢気味。てか、二人が取り合っていた女性には、既に男がいるように見えてならないんですが、気のせい?
 戦闘が激化する中、真名の共鳴が途切れ、今度は慎吾がトライ。今度は慎吾がギリシャと対戦しているエジプト側へ飛ぶようだ。その寸前まで死亡フラグ→ギリシャの敗北が確定したものと思っていただけに、えー!?w と驚きを隠せなかった。予告を見ると、存外にエジプト側のキャラが立っていなくて、先が読めなくなってきたよ。
 予想の斜め上を行く形で進行するギガンティック・フォーミュラから、目が離せません。
 



 

   5 (火)   そのセリフは言っちゃっていいのかな…?

 
英國戀物語エマ 第二幕 第4話「婚約」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:中村哲治 演出:小林哲夫 作画監督:松田芳明−
 
 エレノア大攻勢。
 先週、ウィリアムが隙を見せたところで、一気に本丸へ攻め立てるエレノア嬢。もうね、腕の巻き付け方とかエロいですから。お茶に遠乗りに出かけ、落馬しそうになるところまで計算じゃないかと思えてきたw
 ハワースでは、ターシャの卵割りイベントが。原作ではコンビを組んでいたエマが、ロンドンに行ってしまったためにミスが増えたという流れですが、エマはまだ屋敷→ただのドジっ娘に。エマとターシャとの関係は、やっぱり希薄になっているようですね。そして侍女からハウスメイドになって掃除に勤しむナネットさん萌え。

 
 水遊びイベントも投入。
 うは、原作では最新の単行本収録の外伝エピソードを、本編にもってきたよ。お嬢様の水着を整えるアニーの角度が完璧。前述のナネットといい、使用人の美しさが際立っているなぁ…。
 そしてぇー!モニカ姉様が豪快に登場。ゲリラライブで使うような荷台が横開きになる仕掛けに爆笑。わはははwてっきりハキムがやってきたのかとも思ったw ジョーンズ姉妹も開いた口がふさがらない、華麗にして壮麗なモニカ姉様であります。井上喜久子さんのイメージは、少し違和感があったり…。

 
 壺。
 ロンドン行きたくない→ 仕事でミスをすれば… → 気持ちを察したポリーが(エマのせいにして)壺割る…。
 いやいやいやw そんな理由で主の大事な調度品割っていいんすかw しかも直後にポリーが自白。なんだこれw
結局、嘘を付いていたこともバレるのに、「やっぱりロンドン行きたい」と告げて、それが受け入れられるのもなぁ…。
 ロンドン行きたくない→壺割る(身代わり)→嘘バレる→でもやっぱり行かせて
 辛い思い出のあるロンドンに戻りたくない、という心理も判るんですが、ちょっと力業だよね。
 
 
 モニカ、強襲。
 「それは命令か…?」 「命令よ」 「初めてだ…悪くない。」 このハキムとモニカのやりとりがたまらないのですよ。
続くハキムガールズの服絞りもね。全体的に作画が疲れ気味だったけど、この場面は妙に綺麗だったし。そうそう、作画といえば、顔が妙にのっぺりとして、ベタつく感じが…。
 ドア越しに文字通り聞き耳を立てているジョーンズ姉弟達。そこからエレノアの乱入で一気にプロポーズへと加速するわけですが、ウィリアムに「心から愛おしいと思っています」のセリフを言わせてしまうのは、どうかと思えたり。
 好意をもっているのは確かだけど、それが愛情なのかはっきりしない段階でプロポーズしてしまう、というのが重要なポイントだと思うんですが、こんなにはっきり口にしていいものなのかな。エマの存在が予め伝わっている設定とはいえ…うーむ。ウィリアムがだんだん孝之に見えてきそうだw
 そんなドロドロ感を、爽やかに消してくれる我らがコリンきゅんであります。

 
 モニカ、撃沈。
 ハキムガールズの仕事がいいw 微妙な変化だったけど、リチャードが嬉しそうな顔をしているのも初めて見た。
 そしてエマは、ドロテアに仕えるため、ロンドンへ。予告をみると、早くも再会の気配ですが、エレノアを「愛おしい」と言ったその口で、何を告げるやら。期待と不安の入り混じる感覚で、次回を待ちます。
 



 

   5 (月)   ジジイ、てめ、この!

 〆 ヒロイック・エイジ 第6話「セメタリー・ベルト」
 −脚本:久島一仁 絵コンテ:羽原信義 演出:羽原信義 作画監督:前田明寿 −
 
 幸せな船よのう…。
 披露気味のジジイを気遣うラブリーなAI、塗装に勤しむ猿、そして姫様のお願いに全力で応えるファンクラブ
会員乗組員一同…。ナイスヒゲなおっさんまで、誰もが姫様LOVEなんだ…w もうこの船には姫様のファンクラブ会員しか乗ってないんだね、という盛り上がりように爆笑。せっかく二人きりでいるのに、アネーシャの気持ちに気付かない、ファンクラブ会長イオラオスもいけず。
 一方の敵陣では、ノドスに文句タラタラなお姫様も。てっきりノドスの一人かと思っていましたが、銀の種族だったんですね。えらくキッツイ性格で、アルゴノートの姫様と対照的であること…。トマトかじってる画と、睨み効かせてる画の差が…w

 
 ジジイ、てめ、この!!w
 先週から格好よすぎる。アルゴノートのブリッジからして、フロート式のテーブルが戦闘形態へ移行する様が異様に燃える。姫様の“お願い”でビンビンに高まった士気へ、ジジイが命令下ろうものなら、血湧き肉躍りますともさ。
オッサン本人もやる気満々。ヒゲが渋い。
 銀の種族側では、ノドスの一人が傅くほどのキャラが登場。二人の会話から、このポニテの姐さんもノドスのように思えましたがさてさて。

 
 エイジは一人遠ざかり…。
 ノドス同士の戦闘がアルゴノートへ悪影響を与えないために少しずつ離れ、一時別れる気配。が、エイジの不在を狙ってもう一人のノドスががが。戦いはイヤだ言っているけど、えてして一度暴れ出すと手が着けられないタイプにも見えたり。後ろで囁くユティがホント悪だ…w ここも意識的に並べていると思うんですが、エイジを見送る姫様の神々しさと対極的。今週は姫様がひたすらに可愛く、オッサンが猛烈に格好いい一話でした。
 



 

   5 (日)   脚本家の実力をみせつけてくれ

  彩雲国物語 第2シリーズ第5話「愛は惜しみなく与う」
 −脚本:ふでやすかずゆき 絵コンテ:島津裕行 演出:篠原誠 作画監督:朴氣徳−
 冒頭からパパキタコレ!久々にカッコイイ邵可が出てきた。相対した長髪の男は、縹家の当主で確定か。秀麗の母が縹家の出身だったことは、前シリーズから伏線張られていたけど、珠翠も同じ出とはね。
 そんな一色触発の事態から離されて、秀麗は府庫に着いていましたが、いずれは巻き込まれる運命なのか。
そんな不穏な気配から、絳攸が現れて婚約問題を自己完結してしまう流れにもっていけるところが凄いよw
 そして、茶州では影月がついに…。香鈴に想いを告げるものの、自分を忘れてくださいとは、残酷なる告白を…。キスしたところで、何か一服盛ったのか、眠らせておいて自分は流行病の村へ直行。燕青は見抜いていたかと思いきや、完全に単独行のようで、俄然盛り上がってきてしまったよ…。

  魔法少女リリカルなのはStrikerS 第5話「星と雷」 
 −脚本:都築真紀 絵コンテ:うえだひでひと・日野一 演出:吉田泰三 作画監督:内田孝・小森篤 −
 レディース&ジェントルマン、さあ、とくとご覧あれ!言わんばかりの怒濤の変身バンク。流石に気合い入った作画だったけど、それゆえに通常パートとのギャップがまた…(ノД`;) 3.4話とどうしようもない作画を続いてガックリきてた後に、これらのシーンをまとめて投入し、支持率のUPを狙う構成も見事というか、あざといというか。
 さすがに変身バンクが6回も続くと面白味にも欠けるし、胃にもたれます。せっかくチーム分けしてるんだから、2週に分けてもよかったんじゃないかな。そうでもしないと本編パートが埋まらなかったのでしょうか…。つーか、リィンの変身だけ1カットってどういうことよ! あと、スターズ、ライトニング共に1のコールサインは、なのはとフェイトでしたが、残りの二人がそれぞれ3と4。あれ、2の座は誰よ…と思って公式サイト見たら、ヴィータとシグナムだったり。
 Aパートは散々胃にもたれたけど、Bパートでは新しいパートナー、インテリジェンス・デバイスとの連携が見せ場。マッハキャリバーとスバルのやりとりも熱いモノがありますね。キャロの過去と竜召喚を織り交ぜた展開は、ちと苦しかったかなぁ…。エリオとの絆を思い起こすのはいいんですけど、出会ってからまだそんなに間もなくね?という疑問符が拭えず。
 フェイトが過去の自分をキャロに重ねている場面も、素晴らしい素材なのになぁ。疎まれた過去を、愛情・友情をもって乗り越えていくという流れ…なのに、まずはパンツァードラグーン乗りになる結末ありきで、エリオもそのための理由付け的な発想に見えてしまう。味付けがベッタベタすぎるよw
 やっとこ敵さんも登場してきたようなので、ベタをベタと感じさせない話作りをこそ、望みたいところです。
 



 

   5 (土)   佐藤順一節。

 〆ロミオ × ジュリエット 第4話「恥じらい〜雨に打たれて〜」
 −脚本:高橋ナツコ 絵コンテ:佐藤順一 演出:唐戸光博 作画監督:藤澤俊幸−
 
 神父やはり…w
 体制側に協力していたようですが、溜息をついているあたり、強制させられている気配が。ここぞというポイントで、キャピレット側に味方しそうで、しなさそうで。
 自分の立場を顧みない行動で叱責をうけるジュリエットは、キャピュレットの再興など望んでいないことを告げる。
このあたりがポイントですよね。コンラッド達は、キャピュレット家の直参ゆえにジュリエットを旗頭として仰ぎ、主家の復興を求めてやまないのに、当の本人にはその自覚はないという矛盾。現状で、これだけ消極的なジュリエットが、いずれモンタギューと戦わねばならない状況におかれる、何が起きるのか、興味津々であります。
 ジュリエットの後ろに控えるコーディリア、という図と同じく、ロミオの傍にはペンヴォーリオが。ロミオも現在の執政を批判し、赤い疾風が必要とまで口にしているけど、その意志をどこまで貫けるかですね。ペンヴォーリオはいいとこのボンボンという印象だったけど、上流階級ではあっても貴族ではない立ち位置に、思うところがあるのかなぁ…。

 
 月夜の晩に。
 ジュリエットの生足がががが。美脚もそうですが、やっぱり髪の豊かさ・綺麗さ(女性らしさ)を、ことさらに強く意識させる場面が何度かありますが、ロミオを想っているときにそうした演出を取り入れているのでしょうか。
 今週のシェイクスピア作品は、「お気に召すまま」。男装したオーディンの前で、そのフレーズを出すとは、なんとも洒落ている。ウィリアムのポジションも、話が進むに連れて美味しくなってきたし、本人も変態なのに格好良く見えてきたよ…あれ?w
 そして、オーディンの不安げでいて、どこか期待のこもった表情が可愛いったらないのですよ。終盤、ドラマチックな展開が控えていますが、今日のベストショットはこの一枚でした。

 
 ジュリエットとしてではなくとも。
 ロミオとの再会。アイリスの花がキーアイテムになってきていますね。シエロも気を利かせてくれる。(自分の中でシエロは、ロミオハァハァな牝馬というイメージがあったりするのですが…)
 ただ風を感じることだけでも心地よさを感じ、少しずつ開けていくオーディンの心。ロミオの家名を尋ねて、彼の思うところを少しずつ捉えていくわけですが、ジュリエットと名乗れずに思い人の腕の中で、一時を過ごすというのがまた切ない…。
 などと思っていたら、強制イベント発生、雨キタコレ。雨宿りしても服は脱げない&乾かせない、なんという鉄板な流れっすか。

 
 うしろ、うしろー。
 ロミオが馬の世話で表へ出たところで、服を脱ぎますジュリエット。「これなんてエロゲ?」とフラグに感じ入りつつ、
 
 ↑な風に手応えを感じてしまうのです。くそうw またこの長い髪がファサッと降りる画が素晴らしいんだ…。当然の如くロミオが小屋へ帰ってくるわけですが、正体バレ → 必然的偶発による押し倒しイベントまで一気。この美味しい場面でヒキを迎えるってかー。
 オーディン=ジュリエットの部分はバレたけど、こうなるとオーディン=赤い疾風の正体がいつ伝わるのか気になるもので。


 余談ですが、ジュリエットにライバル心を燃やすシエロは、こんなことを呟いているのでは?と話していたり。

 
 3話、待ち合わせにジュリエットが来ない―
 「ロミオにはアタシがついているブルル…♪ あんな女いらないブルル…」

 
 4話、匂いで勘付いて真っ先にオーディンに近づくシエロ。
 「この女(アマ)…!!<怒。変装までして性懲りもなくロミオに近づいてきたブルル…。」

 
 すかさず「背に乗れ」のアクションを起こすシエロ。
 「乗るがいいブルル…。お前をネオヴェローナに叩き落としてやるブルル…。」
 



 

   5 (金)   単調にさせないことを持続する。

 〆 おおきく振りかぶって 第4話「プレイ」
 −脚本:沢村塁 絵コンテ:深海曜 演出:白石道太 作画監督:野田康行−
 
 犬……。
 マネージャーの娘も充分可愛いですが、その後ろで顔と前足だけを出しているアイちゃんが素晴らしすぎます…。
 そしてサブタイにある通り、試合始まってきました。阿部と三橋、バッテリーの心理を描きながら、投球が続きますが、間の取り方やモノローグの挿し方まで絶妙…。内外野から声が掛けられて、仲間の存在感を見せると共に二人だけの世界に固定化されないようにもなってる。野球が好きな人には、堪らない呼吸だ 。
 あと何が素晴らしいって、SEですよSE。ミットに球が収まる音から、打者が落としたバットがグラウンドに落ちる音まで、なんときめ細かい音を聴かせてくれる。臨場感。

 
 「ないばっちー!」
 今日もモモカンがキケンです。性的な意味で感じているようにしか見えねw ユニフォームでぎゅっと押さえこまれている、まっことけしからん胸もどうですか。
 3アウトをとった後、攻守交代するシーンにたっぷり時間を掛けるのも独特。こうした合間の時間やフォークの握りを描くときのタメが、動的な投球やバッティングと、この上ないメリハリを効かせてくれるんだ。
 田島のステップはちょっとおかしかったかな?w 出来たモノを見たから言えることだけど、ステップの時に足下のズームを入れた方が良かったのでは。バットが振られるまでの細かいカット割りも、それぞれのキャラの心理を一瞬で描きつつ、いい緊張感を漂わせてくれるなぁ。
 天才肌の田島に対抗心を燃やす花井の関係もいいね。

 
 ライバル。
 織田の打席では、ほとんど阿部の心理とセリフばかり。三橋は完全に外なんですが、キャッチャー目線入れたり、打者の特徴を判りやすく解説したり、(作品全体的に言えることですが)とにかく単調にさせないね。
 その後、叶と織田が三橋の秘密について語っていますが、余裕を感じさせていた叶の笑顔が一変。必至というか悲痛とさえ思えてくる真剣な表情と、チームメイトから声を掛けられる三橋のディフォルメ顔の落差が、またぐっと響いてくることで…すんなり叶に感情移入させられる。
 



 

   5 (木)   バトルがなくても進め方はいかようにも。

 〆 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第5話「信頼」
 −脚本:きむらひでふみ 絵コンテ:亀井幹太 演出:ながはまのりひこ 作画監督:福田紀之−
 
 おお、いつのまに学校。
 普段の生活はどうしているかと思っていたら、サラリと流してきた。このクラスメイトは2話で慎吾に詰め寄ってきたキャラとは別人かな? そして今週のうっちー、メガネときましたか。また一段とキモさが輝いて見えるぜ…。真名はユーノワの宝具による後遺症を引きずっている模様。
 日本の上層部もなにやってんだか、イマイチわからん状態です。利権を漁っているようにも見えないし、かといって全面的にフォローしているわけでもなく、現場からすればブレーキを掛けられているような印象。うーん…。上層部と現場の温度差ってのは、こういった作品ではよく見られる光景だけど、なによりもこの戦いの「目的」がはっきりせんことには、どうしたいのか、方向性が見えてこないなぁ…。

 
 料理得意じゃないスキル。
 真名も可愛い弱点があるではないか…と思った束の間、何を取り出してマスカ? トランスレータとして慎吾のサポート役なのかと思えば、バリバリの実戦派w NINJAもアホだw SASらしき特殊部隊を排除しているメンバーもそうだけど、真名強すぎだぜ。
 中央国以外でも、暗殺を仕掛ける国が出てきたのもおもしろいですね。ロボの戦いこそ華、紳士的な決闘を望むとの建前もあるけど、その裏でいかなる手段をも用いてくる二面性が顕わに。水面下での情報戦や特務も熱い。
 ただ、慎吾のユルさが…。自分が暗殺の目標とされているのに、デジカメでパシャッて…それはなくね?w 危機感の欠片もないというのは、いくらなんでも。あと、防弾とはいえ銃撃を受けて揺らぎもしない敵兵なんかも、リアリティを欠如させる点になっているのかなぁ。ツメの甘さが残ります。

 
 どんな機関だ。
 劇中でこのコスチュームをデザインしたことになっている人に、拍手を贈りたい。そして裏事を専門とする割に随分楽しそうな訓練風景だw あと真名の右にいるちびっ娘が気になって仕方ありません。
 その後、いっぱしのNINJAになったようですが、先週真名が幻で見たのも、警護対象だった線で確定かな。

 
 「この一枚が皆が揃った最後の写真になろうとは…このときは想いもしなかったんです…。」
 なんてナレーションが聞こえてこないのが不思議なくらい、印象的な締めでした。
 全員が揃う写真という、最も判りやすい形で見せてくれたけど、本話はチームが一枚岩になっていく過程を描いてくれたようです。研究主任、パイロット、護衛まで、それぞれの仕事に誇りを持って取り組み、最後はスサノヲの意識もそこに入ってくる。うっちーも、初めて主任らしいことをしてたよね。李夫妻もそれぞれ、慎吾と真名を心から気遣う姿も見えたし、戦闘の狭間にある幕間的な話だったけど、人間関係に変化がみえてきた一話でした。

 
 …うつらうららか?
 今週は寄りと引きで、作画の落差が異常に大きかったですが、中でもこのカットは特に強烈でした…。
 



 

   5 (水)   ダークホース、対抗馬に迫る勢い。

 〆大江戸ロケット 第5話「論」
 
−狂言:小出克彦 割絵:角田一樹 藝頭:角田一樹 絵師頭:武本大介−
 
 遊び心に溢れているなぁ…w
 ダジャレに始まり、車田飛びからカメラのレンズ割れまで、今回も小ネタが随所に仕掛けられているけど、ネタ以外の、本筋のリズムが抜群にいいものだから、実に小気味いい。パロディやボケが必要以上に出しゃばらず、さりとてパンチを効かせてもくれる。全体の味を引き立てる胡椒のような存在として、申し分ない機能を果たしていますね。
 物語は、清吉がソラと湯治に出かけたところで、火縄の鉄十という変態花火師に出会うところから。打ち上げ筒の強度と、ソラの身を案じる清吉の男気も泣かせる。これを機に、前話で気まずくなった二人が、より親密になるのですが、恋模様になっていくのでしょうや。
 そしてラスト、狸の○玉袋でムササビの術wwwwwwwwww 下ネタなのに下品に感じさせないあたり、センスがいいと思います。



 

   5 (火)   惜しくもあるけど、でも心地よく。

 
英國戀物語エマ 第二幕 第3話「涼雨」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:小林常夫 演出:加藤顕 作画監督:浦和文子−
 
 ミセス・トロロープ:島本須美キタコレ
 事前のキャスト発表を見ていましたが、実際に声を聴くと想像以上に素晴らしいものが。静やかで包容力のある声、40代半ばくらいのはずなのに、なんとチャーミングな女性に見えることでしょうか。水晶宮に似せたという屋敷も空間の広さといい彩りといい、モノクロの漫画では表現しきれないところまで魅せてくれる。いい仕事してるなぁ…。
 サルに寄られて、エマが少し取り乱す場面が変更されたのは、極めて残念ですが(小さな悲鳴がないとは…)
 ウィリアム側も、父との対話を描き、親と子といった人間関係を対照的に描いているようです。そして…この二人のメイドもいたなぁw

 
 ちょwwwwwwハキムwwwwwwww
 0話でシェイクスピアの話が出ていたのは、この伏線だったんすか、わはははw 演技している自分を同時に見てもいるような、自然体で演技しているハキムと、オーバーアクトしてるヴィヴィアンの落差が絶妙。
 その後の話も大きく変えてきた。ボックス席でそっとエレノアが告白する密やかな原作から、靴が脱げても雨の中を追いかける情熱的な展開へ。うーむ、悪くないのですが、やりすぎ感もあるかなぁ…。あそこまで自分達の世界に入られてしまうと、流石に引いてしまう部分も。エレノアの真摯で思い詰めた姿もありか?と感じつつ、どこか冷めてしまう自分もいたりで。そんな微妙な空気を、晴れてきた空と、靴をもってくるフットマンが気持ちよく流してくれた。

 
 ミセス・トロロープが可愛すぎます…。
 エマの照れる姿を見て、「あら可愛い」と口にするあなたこそ可愛い。後話にあった迷子エピソードも投入してきたし、この掛け合いの場面は申し分ないや。ネックレスのプレゼント話がカットされて、ドロテアの存在感がちょっと薄くなってしまったけど、エマの赤面と島本須美さんの声だけで充分お釣りが来ます。
 最後は、序盤と同様、どちらも馬車で締め、二人の運命的な物語を演出してくれますね。
 



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