〆
RED GARDEN 第22話「光」
−脚本:岡田磨里・山下友弘 絵コンテ:松雄衡 作画監督:中村深雪・石井久美 演出:松雄衡 −

「お腹すいたね…。」
と最後の戦いを前に和らいだ雰囲気で始まりますが、橋の爆破というド派手な攻勢で一気にヒートアップ。以前は怯えていたローズもケンカキックを見舞うほど、今や立派な戦力の一翼に…。最終話だけあって動画も頑張ってた。
理事長も相変わらずの奮闘ぶり…うーむ、強力なパンチやキックを放つバーさんてすごいw
ずっと後方にいた先生もついに参戦していましたが、インパクトはそれほどでもなかったかな?
そしてラスボスとなったエルヴェとの対峙。「おまえら臭いんだよ!」のセリフにはマイッタw
このやりとりは芝居重視の作品でないと空回りしてしまうんだろうけど、レイチェルやクレアの「はぁ?ガキだよあいつ」なんて返しが、自然に見えてきます。
4人掛かりでも押されている中、どんな決着がつくかと思っていたら、後ろからブッスリ展開キターヨ!ルーラ、やってくれた。この手のシーンをみると、どうしても「背中振り返ればやつがいる」の最終回を思い出してしまうんですが、
指をブッスリ刺してるのがエグイ。そしてルーラは相打ちの果てに砂。「今死んだら、私は貴女を許せてしまう」というケイトのセリフも…いいなぁ…。

光になれー。
やっぱりというか、妹に喰われて妹を殺すエルヴェの末路。もうこうでもして死んでもらわないと収まりがつかないよね。これでドラルとアニムスの戦いは、後者の勝利で幕を閉じますが、この不毛な戦いがなんで起きたのかという理由が全く語られないのもどうなんだろう?と思いつつも、敢えてそのあたりはスルーという選択が良かったね。エピローグを語らないのも同様。
最後の最後で、リーズともやっと合流出来ましたが、不思議ちゃんと化している様子…これはやばい。そう思っていたらやっぱり一人だけ砂に…(ノД`;)
初期の頃から語っていた恋人(エルヴェが拉致のためにやっていたことだけど)の話に埋もれながら消滅していくのが切ない。みんなで手を繋いでゆっくりと歩いて、記憶を失っていく過程で、一人だけ消えていくんだよなぁ…。
ドラルをおびき寄せるのに使っていた花でルーズベルト島が埋められてED。前述の通り、エピローグがないラストは一抹の寂しさを覚えますが、これでいいんだろうね。再び目覚めた後なのか、夢の中なのか。リーズがいない4人の幸せそうな姿が泣けたよ。
総評。
当初は画の酷さに速攻で一話見切り。その後ネタアニメ?とも思える歌に釣られて視聴再開しましたが、終わってみると真っ当におもしろかったです。プレスコ方式をとった芝居重視の構成は、自分のツボにハマりました。でもこれは、画がよっぽど綺麗か救いようがないほどダメかのどちらかでないと、光らなかったんじゃないかと思います。
本作は問答無用で後者なんですが、それゆえに芝居の味が出ていたんじゃないかな。新谷良子さんなど、明らかに演技の幅が拡がったと思うし、他の出演者にしても著しい成長があったと思います。
作画の崩れ、というのは決して良いことではないけれど、結果としてそれが良い方向に向いたのなら、それもアリなんだと思います。
物語が終盤にはいって、ちと駆け足気味だった気もしますが、最終話で綺麗にまとまっていたし、終わり・結果がよければ、全てよしかな。…なんだかGONZOのアニメはそんな作品ばかりな気もしますがw
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
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