TOPページ
――――――――
YoGAN's HomePage

 
 
 ■ DIARY  -LOG-



 

 


2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
 
睦月
 
如月
 
弥生
 
卯月
 
皐月
 
水無月
 
文月
 
葉月
 
長月
 
神無月
 
霜月
 
師走
 

 
   3 31 (月)   キリノ、可愛いよキリノ。

 〆バンブーブレード 第25話「"それから"と"これから"」
 −脚本:倉田英之 絵コンテ:斎藤久/五十嵐達矢 演出:斎藤久/五十嵐達矢
   作画監督:沈宏/渡邊義弘/原修一/植田洋一 −

 
 戦い終えて。
 冒頭から季節が変わってて驚きましたが、コジローを敢えてスルーした構成や良し。剣道ではライバルでも共通の趣味を持つ二人の、ちょっとしたデート。マドラーとポテトで鍔迫り合いする軽さにニヤニヤ。映画の内容はともかく、劇場の観客風景がリアルでなけるw そして、シナイダーの歌が本気すぎて噴いた。

 
 後輩きたよ。
 春です、春。男の方は人当たりがよさそうなのに無表情なギャップが怖い。娘っこは…いい千和だなぁ。皮肉屋でちょっと反抗心のある女の子は、もはや千和の独壇場か。カメラさんも地味にいいしごとしています。
 入部前のレクリエーションも楽しい。登場順番がさおりんからというのも地味ながら、それがいい。ミヤミヤも意外に芸達者だぜ。二人が外山達の弟・妹という設定は蛇足だったかなぁ…。そこまでして結びつけなくても、いいと思いますよ。

 
 コジロー帰る。
 よりも先生の妊娠が衝撃でした。展開はえー。ブレイバーのマスク被って出てきたところではじめて、小西アニキがダブルキャストだった意味を知ります。このシーンを作りたかったのかw
 そして…キリノ…(ノД`;) もうヒロイン確定ですよ。キリノを見続けて26話まできましたが、笑顔が最高です。もう、そのまま嫁になってしまえ、というくらいコジローへの気持ちも変化してみえますね。顧問/生徒という意識を越えているような。一度、部が崩れかけたときにも、キリノのぬいぐるみがピックアップされていたけど、コジローのそれが、ここでくるか、くそう。キリノ、良かったなぁ…。
 エピローグでは、今まで戦ってきた高校の変化や、先輩の不幸などいろいろ。コジローの肩越しにガム膨らましているのは誰だっけ…?アニメで未登場だった原作での珠姫のライバル、ウラも登場。これからさらなる戦いが…と、意味深なヒキをみせての終わりは珍しいけど、これはこれで一つの完結になっているのが見事だね。

 総評
 開始当初は作画も不安定で(その当時制作のOPだけが今でも浮いているw)、斬り確定だったんですが、原作を知る友人から、その評価の高さを聞いて続行してみれば、斬らなくてよかったと心底思います。魅力的なキャラ達の個性を余すところなく描き出し、会話やストーリーのテンポも変幻自在。アホかと腹抱えるほど笑うときもあれば、手に汗にぎる熱さありで、最後までずっと楽しませてくれました。
 後半でも作画にムラのある回はあったけど、動画分で魅せてくれたし、脚本の組み立てがやっぱりおもしろかったですよ。中盤の頃には原作を読んでいて、いろいろ違いも見えたけど、アニメ版ならではの見せ所あってこそメディアミックスですよ。作風を崩すことなく、積極的に挑戦する姿勢や良し、実際に成しえた力や素晴らし。原作のアニメ化としては、非情に高い完成度をみせてくれたアニメでした。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
 



 

   3 30 (日)   意識の高さ。

 〆 true tears/PA works
 学園恋愛物として、とても高い完成度だったと思います。昨今、この手のジャンルは敬遠していたんですが、一話を見て引き込まれてから、ノンストップで駆けていきました。最終話での眞一郎の歌はさすがにねーよwと思ったし、ひろしのセリフも盛大に噴いたけど、いろんな角度から楽しませてくれたね。
 3人の帰結も、初恋が実る喜びと悲恋の哀しみが、過不足なく描かれていました。全体を通して印象に残ったのは意識的に入れた「無駄な空間・時間作り」かな。なんでもない所作や、ふと時間の静止を感じるようなカメラを引いたシーンなど、ストーリーの中のちょっとした空白が絶妙なのですよ。そうして遊びが生まれることで、後に続く対話や決めセリフが印象に強く残る。次回予告も含めて、このメリハリの効いた構成は大変に素晴らしかったです。
 そしてこの無駄―所作や背景―は、高いクオリティで維持されることが大前提で、最後まで維持しきった制作の力も褒め称えたい。アニメ制作についての高い意識、作品へのこだわりが、こうした良作を作り出していくんだとつくづく感じさせられた一作です。こんなところまで頑張る作品がつまらないわけないよw
 



 

   3 29 (土)   黎明編。

 〆機動戦士ガンダム00 第25話「終わりなき詩」
 −脚本:黒田洋介 絵コンテ:寺岡巌/角田一樹/水島精二 演出:角田一樹/水島精二
   作画監督:森下博光/千葉道徳/大塚健/佐村義一/松田寛/中谷誠一

 アレハンドロ、あっさり!なにしに出てきたんスか。おもわせぶりな登場しつつ、ある意味で期待を裏切らない散りっぷり。Vガンダムのビルゲナウばりに存在価値を問われそうな。そして、やっぱりというか、裏切りのリボンズ。エピローグでは美少年侍らせてなにやってんだかw
 アレルヤは大破した機体ながら、超兵の真なる力を発動。機体+パイロットのリミッターが外れて、人革連コンビを圧倒しますが、オッサンの頑張りで致命傷を。二重人格を失って闇へ消えますが…ヘルメットはちゃんと被ろう。
 ティエリアもあきらめはえー。太陽炉を切り離してさらば。大口を叩きまくった割に、肝っ玉は小さかった。二人とも生存の余地はあるけど、次のマイスターにバトンタッチしていいよね?
 そして真なるラスボス、グラハムが満を持して…遅いよ!残された尺も短くて余裕がないから、変なところだけがクロースアップするしかなく、今まで奇人じみてたいたけど、とうとう変人の領域に達してしまった。トランザムを使い果たして、疲弊しまくったエクシアに強襲というのも、グラハムに相応しくないし、なにしに来たんだ的オチ…うーむ。
 そして颯爽とエピローグへ突入。思いっきり2ndシリーズへの伏線に終始していましたが、とりあえずサーシェスは生きているようで、ロックオン犬死確定(ノД`;) 姫は秘書に見切りをつけられたようで、くぎゅもおとなしくなってた。
 意外だったのは、ルイスがソレスタル・ビーイングに入っていたこと。沙慈との運命的な邂逅は、黒田脚本の好みそうなシチュエーションだ。
 結局、三勢力の中で、人的被害は最小限に食い止められたのは、人革連なのかな。オッサンは第二期での出番を楽しみにしています。
 そしてタイトルの00が最後の最後で登場…壮大な序章だったw 要約すると、第一シリーズはベルセルクにおける鷹の団編だったということでおk?
 



 

   3 28 (金)   いろいろあるんだ…。

 〆 シャナ2\(^o^)/
 今期、ずっと見ていたんですが、なんという尻切れ…。
 



 

   3 27 (木)   盛り上がって…る?

 〆DRAGONAUT -THE RESONANCE- 第25話「共鳴―永遠に響き合うように―」
 −脚本:森田繁 コンテ:菊池勝也 演出:小野学 作画監督:坂崎忠/山本晃宏/小島彰/山中正博 −
 
 ジークリンデもとうとう見納めです。
 あれ?他のメンバー(主人公ペア含む)に比べて、50%増しくらいで気合いが入ってないすか、ジークリンデたん。
真なるヒロインは誰であるか、いろいろと答えが出ているような気がします…。3人娘も最後まで乙w
 教授もきた。渋い声で照れそうなセリフを言うんだけど、そこはベテランの技。嫌味にもならず、オーバーにもさせず中年の渋みを魅せてくれるね。

 
 教授ううう。
 最後までいい人だった…。パートナーのことを思うがゆえに自らを犠牲にする関係も、ドラゴンと人の在り方の一つなのかな。再びジークリンデのターン。くそう、そんなにわざとらしく揺らしたっ………サーセン、ガン見でした。ゴスロリ衣装では出せない、激しい戦闘ならではの揺れは妙技。で、そのころギオはなにか楽しそうにカポエラやってます。
 タナトスについたトアとジンは、幻を魅せられますが、マキナとトアの姉妹設定、いい…。

 
 

 はいはいコミュニケーションw
 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコにも、こんな伝達手段があったっけかな。凶悪な兵器の出力を抑えて、タナトスとのコンタクトに成功したドラゴノーツ一行。なぜか遠く離れていたジンとカズキまで都合良くw
 その前に現れたのは、かつてマキナとアキラだったタナトスの意志。ジークリンデ達が自分達の意志を伝えるものの、タナトスは地球殲滅の宣言をするのみでした。速攻で決裂。はえーw そして意味ねえw


 



 

   3 26 (水)    良作ー。
 
 〆狼と香辛料 第十三幕「狼と新たな旅立ち」
 
−脚本:荒川稔久 コンテ:高橋丈夫 演出:川久保圭史/高木秀文/高橋丈夫
   作画監督:清水空翔/小堺能夫/LEE SI MIN−

 
 堂々の変身きた。
 前話のヒキからどうなるかとおもいきや、冒頭サックリ救出されるロレンス。しかし、森の主に土下座してまで筋を通そうとしたホロは、この裏切りに怒り甚大。こんなに猛々しい目つきを見せたのは初めてか。服を一気に脱いで、いざ狼モード。服を破らないため全裸になるけど、そんなにいやらしくないのが巧いですね。
 画としては健康的で美しい肉体という印象が強く、リビドーを強く感じるようなものではなかったし、演出としては、しっぽの美しさをロレンスに誉めさせることで、二人の関係性へ意識を向けさせた模様。脱ぐ行為ひとつをとっても、非凡な表現力が伺えるものです。
 なにげに前話でロレンスと別れるときは服を脱がずにいたけど、森の主に対峙しても、狼に転じる意志がなかったということも示していたんすね。

 
 シュールwww
 相変わらずホロでかい。ロレンスとの縮尺はギャグだよ。ホロに襲われても、戦おうとする意志があるのも凄い気がしますが。ロレンスが怖れた、ホロとノーラの対決はならず。いくらなんでも勝てるはずがないという、ノーラの冷静でやさしい判断が状況を良い方向へと導きます。体いっぱいに抱かれる犬カワユス。
 そしてくわえられる画がシュールw 完全に獲物です。肩を噛んでいるんだろうけど……これは死んでるだろwwww
裏切りを認めさせて、その上で判断をノーラに委ねたロレンス。全てを見越した判断ながら、そんなロレンスを面倒なやつじゃと、背を向けながら離れないホロが可愛い可愛い。
 金の密輸量が足りず、分け前を得られないが判るも、エメリオに10年の分割払いを約束させ、その証書を組合に売ることで現金化した。債権の売買により、報酬を得るという方式もなかなかおもしろい。
 そして、ノーラとホロが間一髪争いになりかけた場面で、自分の名を呼んだと告げられたホロの表情はさらにおもしろいw

 
 一変。
 喜びから、怒りへと一変…するのですが、この瞬間にほろんほろんにされるわけで。自分の名を呼んだ理由を論理的に解説され、火に油が注がれます。こういう場面で、ロマンス方向へ展開しないのが、いいんだよね。
「いっそあの小娘の名を呼んでいたら、思いっきりひっかいてやれたものを!」と怒りを顕わにするけど、それは自分の名を呼んでくれて嬉しかったという本心の、裏返し以外の何ものでもないわけで。
 改めて自分の名を呼ばせようとするホロですが(期待で揺れまくる尻尾が可愛すぎる)、ロレンスが鐘の音に合わせて呼んだのは、ノーラだった。悔しくてロレンスを叩くと、やさしく「ホロ」と呼ばれて、こっちの方がいいと言う。ホロも「たわけ」と口にしながら、実に嬉しそう。あーもう、ニヤニヤがとまらんw
 ノーラとの別れ際でも、囃し立てられて赤面する二人ですが、そうして再び二人旅が始まる。ホロはフードから耳を出して、ありのままの自分をみせ、ロレンスもまたホロと自然に付き合っている。いつまでも二人はこんな風に過ごしているんだろうなぁ…。

 総評
 アニメ化の報を聞いたときは喜び、セル画を見ては不安になり、キャストが発表されてはどちらとも言えなくなる。一喜一憂しながら推移を見守ってきた作品ですが、いざ始まってみると、事前に感じていた不安は解消され、最初の頃にあった違和感も少しずつ薄まり、気がつけばしっかりとした手応えを感じていました。
 中でも小清水嬢の起用は見事。初見時は結構いろいろなことを言いましたけど、これから小説を読んだら、きっと同じ声で聞こえてくるんじゃないかと思います。
 原作の持ち味がどこにあるかを正確に把握し、アニメという媒体での表現方法を的確に見出した。帽子のアイデアや尻尾のアクション、目でなければ楽しめない「狼と香辛料」を、存分に魅せてくれましたよ。
 儚げなのに悠久さを感じさせるOPも良かったし、EDのコミカルな余韻も素晴らしかった。まだまだ原作のストックは充分にあるので、やっぱり第二シリーズを期待してしまいますね。個人的に大好きな仕手戦の話を、是非みたいものです。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
 



 

   3 25 (火)   力作。

 〆 からくりサーカス/作:藤田和日朗

 勝が黒賀村に戻って記憶のダウンロードがどうの〜というあたりから、連載
は脱落していたんですが、最近wikiで見かけてから、急に読書熱が再燃して、改めて読み直してみました全43巻。て、そんなに出てたんすか?と、読み始めから、ゴールの遠さに意気消沈してましたが、とんでもない。結局、3日で読み終えてしまう密度の濃さでした。
 からくり編、サーカス編のパート分けと、主幹となるストーリーの伏線が極まってるわ。フェイスレスが鳴海に語った偽の話も、視点によっては真実になっていて(人形のシルエットが正二になっていたのも驚いた)、人形に奪われたとする話も、自動人形=しろがねと揶揄していた捉え方に、読み返して震えがとまらなかったね。
 物語のゴールは、ある程度序盤から決まっていたのだろうけど(しろがねの正体やフランシーヌの過去など)、主役3人の回りにあるキャラが、また魅力的で、いい肉付けがされているのですよ。からくり編の方は真夜中のサーカスにおける仲間達との戦いがひたすら熱いし、サーカス編の方は仲間が集まって、サーカスを盛り上げていく展開が泣ける。そうして双方の物語が次第に近づき、時にはニアミスをしながらボルテージは高まり、怒濤のクライマックスへ至る。
 最後の戦いで鳴海の背後を勝が守る陣形には、涙が出そうになった。しろがねと鳴海が添い遂げるラストシーンも、フランシーヌやアンジェリーナが魅せてきたものの集大成といえる、最高の笑顔に感動。その様子を眺めるアルレッキーノとパンタローネがまた泣けるんだよなぁ…。中盤ではしろがね達を散々苦しめた敵だったのに、彼らには彼らの物語があって、ちゃんとゴールが用意されているんだ…。ヴィルマや阿紫花の最後は、実に藤田先生らしい決着の付け方だったw 物語の帰結については、微かに違和感を覚えるところもあったけど、それを押して余りある、感動が押し寄せていました。やー、奇しくも新連載が始まるとのことで、これは期待が高まる。
 



 

   3 24 (月)   これだからアニメはやめられん。

 〆バンブーブレード 第25話「剣道とそれがもたらすもの」
 −脚本:倉田英之 絵コンテ:須永司 演出:五十嵐達矢 作画監督:原修一/松原豊−
 
 いいのう…。
 小っさい女の子が、手近に掴まるモノが無くて、思わずぎゅっとする姿は素晴らしいという他ありません。UGとの仲が進展するような前フリとも思えるけど、はてさて。
 今回の大会は個人戦、各自ライバルとの戦いを望んでレッツパーリー。キリノはいつも通りに元気だし、ミヤミヤはとうとうビデオ対策に乗り出し…て、ストーカーwwww等身大wwww

 
 胴!面!
 仲間との試合あり、また自分の成長を試す機会ありで、団体戦にはない面白さが出てますね。ダンの扱いも原作から考えれば破格だわ。そしてミヤミヤ、タマ、リベンジの時来る。うむ、試合開始からスピーディでいい動き。本話は原画が相当に崩れていたように思えるんですが、その分動画の迫力が凄いですね。大胆に、奥行きを活かした立体的な動きが見事な上、キャラとカメラの距離感が絶妙なので、物凄い臨場感です。動きに魅せられる。

 
 戦い終えて。
 リベンジ果たす。うむ、仲間の応援あり、壁を越える戦いありで、盛り上がります。わざわざ二刀流を相手に再戦を挑むミヤミヤが男だぜ。タマの方はといえば、上段に対する戦いが見物でしたが…あれ?結局、突きなんすか。
 タマ必殺の一撃は確かに突きなんだけど、ちょっと物足りなさがあったり。今少し、変化を見たかったな。
 そして、試合を終えた後、コジローの姿が消える。顧問…(ノД`;) コジローを追いかけて走っていく姿、誰もいない広い出入り口で佇むキリノの背中が、とても悲しいんだ…。



 

   3 23 (日)   全力を注ぐ。

 〆 レンタルマギカ 第24話「アストラル」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:川崎逸朗 演出:川崎逸朗 作画監督:堀越久美子/村上真紀/海野なつき−
 
 バーチャン…。
 この人もアストラルの社員だったっけか。子供の頃から魔女に触れていた穂波は、どこにでもいてそうで、ちょっとミステリアスな可愛さを持ち合わせていましたね。幼少時が可愛すぎて、現在軸の方が相当負けてしまっていますが…w
 願いを叶えるため、フィンと共に魔術の完成を目指す穂波。アストラルの社員はその防衛魔術に阻まれようとするものの、先輩社員が体張るぜ。兄貴の背中がなんて頼もしい。隻蓮さん、どこまでも格好いいんだ。お留守番組に入ったみかんや黒羽が、ぞんざいだったのは残念ですが。

 
 アディリシアえろす。
 フィンの魔術に対抗すべく、アスモダイktkr。しかもいつきとパスを結ばないと召喚できないんすか。なんという罠。指先一つをとっても美しい、凛としたアディリシアが、パスを繋ぐシーンでは実に艶めかしくていいのですよ。作画が気合い入っているせいか、アスモダイも以前見たときと別モノになってるし。

 
 アストラル
 いつきはどこまでいってもいつき。穂波の過ちなど、いつでも許せる器こそが社長。穂波が泣き崩れて、今までの思い出から、いつきへの気持ちを溢れさせるのですが、回想のみかんがかわええ…。
 まー、そんなこんなで一件落着。フィンは姿を消し、オピオンの関わりを黙す代わりに、禁忌への干渉も見逃されるいつも通り、ギリギリの橋を渡るアストラルです。最後に現れた魔術協会は、確かに遅すぎたのですが、影崎だけは格好いいんだよなぁ。
 朝日を浴びながら消えゆくフィンと、月の光を浴びる穂波。正邪と朝夜が逆転しているのが印象的です。ポーズは対照的に描いているんだけど、穂波の方は夜にあるからこそ、正統な魔女らしさが伺えますね。
 二人のデートを見送るアディリシアもいいし、うわー!と悲鳴を上げながら、最後のカットでは笑っているいつきが、ニクイぜ。アストラル、というタイトルの割に、みかんと穂波の出番があまりに少なくて残念でしたが…。

 総評
 原作既読、それも結構気に入っている作品だったので、開始当初は「おいおいおい…」と、不安がいっぱいでしたが、中盤からいい感じに上がってきましたね。準備不足だったところが、やっと充実してきたような印象ですが、それが本来の力であるならば、作品の本質をしっかりと見据えて、アニメらしい見せ方もよく練られていたと思います。
 なんといっても、みかんの袴スリットは神。全体的にみると、Wヒロインだけどアディリシアの方が比重高かったようで、個人的にも大変好ましい結果。
 一話完結型の話だけでも原作のストックはまだあるし、ネりを入れられる余地も大いにあるコンテンツなので、原作の進度に合わせて、第二期、第三期と、シリーズ化を望みたいものですね。勿論、今シリーズを上回るクオリティでカムバックして欲しい。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
 



 

   3 22 (土)   けじめ。

 〆機動戦士ガンダム00 第24話「終わりなき詩」
 −脚本:黒田洋介 絵コンテ:榎本明広/ミズシマセイヂ/長崎健司/北村真咲 演出:うえだしげる
   作画監督:しんぼたくろう/高瀬健一/千葉道徳−

 こここ、コーラサワーああああああ!主役チームのロックオンが死んだときより、個人的な衝撃は大きかったです。死に様って、悟りを開いたような綺麗なものばかりじゃダメなんですよね。何にも優る理不尽、奪う側から奪われる側へ一瞬で転じる恐怖。無惨でそうした死というもののあっけなさ、儚さが「えっ?」の一言に表れていましたよ。コーラサワーの死を知ったとき、大佐の反応が気になる。「あのバカ者が…」なんて呟きそう。
 味方側も盛大に戦死しとりますがトレミーがあんだけ損傷しているのに、退避命令出ないのは何故…。ガンダム各機のフォローのため、管制機能をギリギリまで保たせたかったのか。コーラサワーの死が鮮烈だったせいか、シエラ達の最後は美しすぎて引いてしまった。
 彼らの死を呼び込んだGNドライブを複数機搭載しているらしい、凶悪なモビルアーマーも唐突に登場、でしたが、これは拍子抜けだった…。おまけにアレハンドロ乗ってきたらダメだろw イオリア・シュヘンベルクを撃った時点から小物の匂いが漂っていたけど、ラスト2話で馬脚あらわした。大物がそんな簡単に出てきたらイカンすよ。国連軍が長い時間を掛けて、ジリジリと積み上げてきた盛り上がりが台無し。増援がきたときは、てっきりグラハムのフラッグと思ったのに…。この状況であと一話て、グラハムは出番あるの?w
 



 

   3 21 (金)   よもやの。

 〆 おせんTVドラマ化
 >主演:蒼井優
 ぇぇぇぇぇぇぇぇ。
 主役以外は未発表ですが、清さんや珍品堂のキャストも気になる。
 



 

   3 20 (木)   盛り上がって…る?

 〆DRAGONAUT -THE RESONANCE- 第24話「逆鱗 ―消えゆく明日―」
 −脚本:砂山蔵澄 コンテ:名村英敏 演出:畠山茂樹 作画監督:渡辺穏寛/野道佳代/北條直明/森田岳志 −
 
 はいはいコミュニケーションw
 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコにも、こんな伝達手段があったっけかな。凶悪な兵器の出力を抑えて、タナトスとのコンタクトに成功したドラゴノーツ一行。なぜか遠く離れていたジンとカズキまで都合良くw
 その前に現れたのは、かつてマキナとアキラだったタナトスの意志。ジークリンデ達が自分達の意志を伝えるものの、タナトスは地球殲滅の宣言をするのみでした。速攻で決裂。はえーw そして意味ねえw

 
 離れてくっついて、くっついて離れて。
 大雑把にだけど、この作品はジンとトアがそれを繰り返しているだけなのかと思えてきた。さすがにこんだけ続くといい加減、もどかしさも重苦しさも感じないw お互いに手を伸ばしているカットだって何度見たことか。本来はもどかしさや感動を生む場面なのに、滑稽にすら思えてくる…のですが、これを狙ってやっているとしたら凄いぜGONZO。
 そしてギオw なんですかこのツン・デレの変化は!画で見れば一目瞭然、ツン期からデレ期への移行wwww

 
 
タナトスでけえええ
 球体だったときより、膨大に容積増えてね?w
 ドラゴノーツと冠したタイトルらしく、最後はドラゴン対ドラゴンのガチンコバトルですよ。ハウリングスター、いいこと言った。CGで魅せるGONZOですから、せっかく作ったドラゴンの立体を思う存分暴れさせて欲しいですね。
 しかし、カズキの扱いはどうなのw ライナの「任せた」っていうセリフは、申し訳ないけど、本気でギャグとしか受け止められないw タナトスの後継者となった割に、あっさり元鞘にもどったギオも大丈夫なんだろか。
 毎回、なんで見ているんだろう?と思いつつ、ここまで付き合ったドラゴノーツも、とうとう最終回を残すのみ…。
 



 

   3 19 (水)    力が漲ってきたー。
 
 〆狼と香辛料 第十二幕「狼と若僧の群れ」
 
−脚本:荒川稔久 コンテ:中山正恵 演出:高木秀文 作画監督:小堺能夫−
 
 いざ密輸!
 おー、作画綺麗。目の線や顔の輪郭まで丁寧で、終盤にきて力を入れてきたよ。光明を見出して、開き直りではあるものの、商人・ロレンスの顔を取り戻したことに微笑むホロ。良き哉、良き哉。表面的には相手をからかいながら深い信頼で繋がっている二人は、こうでなくては。
 ノーラが犬を膝枕して、ロレンスがホロを膝枕してる相対もいいね。寝床を提供している二人がお互いの心境をアイコンタクトで語るのも和むなぁ…。

 
 狼きたあああ。
 と、のんびりしていたところに、狼の気配。エネクを操り、笛で狼を追い払う緊張感。いざとなれば狼化できる安全券を持つロレンス達だけど、実際に狼のプレッシャーがくると盛り上がるなぁ。あくまで包囲されている、という感覚で狼達の姿を見せないのがニクイぜ。角笛を吹くノーラも凛々しい。
 一転、危機を脱して金を待つときには等身大の女の子に。やべ、中原嬢の声カワエエ。ホロとのやりとりがまた実に女の子の秘密の会話っぽくてよいなぁw エネクを抱きしめているノーラも可愛いし、抱きしめられてるエネク萌え。

 
 復路はじまった。
 満を持して、狼の群れが出てきました。OPで登場してるでっかい狼もついにきたね。のっしのっしと歩く姿がおどろおどろしい。あいにくの雨で火が使えず、走って逃げるしかない一行。とうとう狼達が牙を剥いてきたが、そこでホロの一睨み((((;゜Д゜))) 並の狼が勝てるわけねーw
 そして狼達が襲ってきた理由は狩りでなく、同じ狼であるホロが縄張りを侵したということが判明する。またしてもホロさえ居なければ問題は起きなかったという運命の悪戯。しかし今回は遠慮無用。堂々、渡り合う気満々です。
ローブをロレンスに預けて、合流したときに返しんせ、というやりとりが泣けるなぁ…。

 
 狼でけえw
 人の身のまま対峙すると、えらい対格差になるもんだ。どう考えても勝てそうのない力の差をビジュアルで巧く描き出したね。ホロが森の主と対峙する間に、ロレンスも金に狂った獣達に包囲される。前話の伏線はこれでしたか。
 密輸の失敗という、予め覚悟を問うた上での危険ではなく、味方の裏切りにノーラを巻き込んでしまった悔しさが、ロレンスの顔を濡らす。森の主に阻まれたホロ、裏切りに合い、奈須住めもなく咽び泣くロレンス。その身に危機が迫るノーラ。この絶望的な状況から、一発逆転が成るや否や…!
 



 

   3 18 (火)   かく語りき。

 〆 フルメタル・パニック!せまるニック・オブ・タイム/著:賀東招二 画:四季童子

 クルツ
逝く…!奇しくも数日前、中の人が同じスナイパーの死に様を見たため、物凄い既視感を味わわされてしまった(たいていの人は逆の順番で既視感を味わったんだろうね)。マオとデキてしまった話が出たのでコリャヤベエ!と思ったけど、容赦なく、しかし美しすぎるフラグだったんだぜ…。厳密には死亡確認されていないけど、死の淵から生還するエピソードは宗介でやったばかりだし、ゴーストまで降臨したラストショットの果てに、やっぱり生きてましたでは、興醒めだよね。しかし狙撃兵の死に様って華があるなぁ…。接近戦や格闘戦は相手との呼吸、見切り、技の発動など動的な手応えがあるけど、狙撃は自分の所作が全てで、肉体より心理を捉える静的なカタルシスがたまらないね。思考は時間的な制約を外れ、とことん圧縮された自己との対話になるので、内面を描く上では物凄い印象に残るんだわ…。目と指一本あれば、必殺の一射を繰り出せる強み。射撃を終えた後の余韻も素晴らしいね。
 しかし本作をずっと引っ張ってきたチームの一角が、よもや消えることになるとは…。クルツが脱落するに足りる、物語の動きも非情に大きな者で、作中の世界情勢がリアルのそれと大きく異なっていた理由、カリーニン裏切りの背景、そしてウィスパードの秘密という、物語の核心へと迫る大展開。
 これだけ拡げた風呂敷を、どのように畳んでくれるのか、続刊を切に待ち望むものです。宇野比呂士の「Z」みたいに、本当に改変されてしまわないことを願うw
 



 

   3 18 (火)   かく語りき。

 〆 フルメタル・パニック!せまるニック・オブ・タイム/著:賀東招二 画:四季童子

 クルツ
逝く…!奇しくも数日前、中の人が同じスナイパーの死に様を見たため、物凄い既視感を味わわされてしまった(たいていの人は逆の順番で既視感を味わったんだろうね)。マオとデキてしまった話が出たのでコリャヤベエ!と思ったけど、容赦なく、しかし美しすぎるフラグだったんだぜ…。厳密には死亡確認されていないけど、死の淵から生還するエピソードは宗介でやったばかりだし、ゴーストまで降臨したラストショットの果てに、やっぱり生きてましたでは、興醒めだよね。しかし狙撃兵の死に様って華があるなぁ…。接近戦や格闘戦は相手との呼吸、見切り、技の発動など動的な手応えがあるけど、狙撃は自分の所作が全てで、肉体より心理を捉える静的なカタルシスがたまらないね。思考は時間的な制約を外れ、とことん圧縮された自己との対話になるので、内面を描く上では物凄い印象に残るんだわ…。目と指一本あれば、必殺の一射を繰り出せる強み。射撃を終えた後の余韻も素晴らしいね。
 しかし本作をずっと引っ張ってきたチームの一角が、よもや消えることになるとは…。クルツが脱落するに足りる、物語の動きも非情に大きな者で、作中の世界情勢がリアルのそれと大きく異なっていた理由、カリーニン裏切りの背景、そしてウィスパードの秘密という、物語の核心へと迫る大展開。
 これだけ拡げた風呂敷を、どのように畳んでくれるのか、続刊を切に待ち望むものです。宇野比呂士の「Z」みたいに、本当に改変されてしまわないことを願うw

 



 

   3 17 (月)   すばらしき反動。

 〆バンブーブレード 第24話「剣と道」
 −脚本:倉田英之 絵コンテ:斎藤久/五十嵐達矢 演出:久城りおん 作画監督:石井ゆみこ−
 
 キリノ…(ノД`;)
 タマとコジロー、キリノを機軸にした表裏の構成いいねー。カメラポジションを真逆にしながら、キリノが語りかける対象の二人はどちらも顔が見えない。キリノのセリフによって、二人の心理を投影させていたのかな。
 いつだってやさしくて明るくて温厚だったキリノが、声を荒げてしまう。ほんの一瞬だけ感情の高ぶりをみせるのも、キリノの本気度が強く浮かびあがります。ポニテに映えていた白い手ぬぐいが、なんと悲しげに揺れることか…。
俺のキリノ泣かせやがって…。

 
 「悔しいってことだよ。」
 先輩が負けた方がいい言ってた伏線が、ピタリときましたよ。空中分解しそうだった剣道部を救う起点に、よもやのUG。タマが持て余していた感情、悔しさ。さあここから総反撃だ。
 ライバル高の顧問へ謙虚に教えを請いにいったタマですが、もっと身近な上段使いを教える先輩が格好いいぜ。そしてタマに改めて頭を下げられた、コジロー。イヤ、アンタそんなに格好良くないwwww

 
 さとりんもいい仕事した!
 UGにさとりん、団体戦における次鋒くらいに存在感の薄い脇役が、輝きを放ったね。天敵だったミヤミヤに、ガツンと口上を垂れるシーンは、個人的に本話で一番グッときた場面でした。さとりんの真っ直ぐな言葉に、やる気を取り戻したミヤミヤ
二人、道場に戻るわけですが、ストラップが揺れるアップ…これは反則だよ(ノД`;)

 
 外山ktkr
 前話の感想で、外山の唐突っぷりを批判しましたが、いやはや見事にリペアしたもんです。休部エピソードの理由付けとしては確かに唐突だったけど、その今さら感を逆手にとった話作りが見事。ずっと竹刀を振らずに遊んでいた外山と、熱心に部活を続けていたダンの差。前話でみせた抜き胴が鮮やかだぜ…。外山は黙して連れに語らせる脚本もあざといけど…良かったよ。ストーリー前後しますが、キリノと鞘子の友情も…ナイタ。
 そうして5人が再び揃った。室江高、再始動だぜー。序盤で悲しげに吠えていたキリノの、とても大らかな笑顔が素晴らしい余韻です。



 

   3 16 (日)   積み重ねてこそクライマックス。

 〆 レンタルマギカ 第23話「取り替え児」
 −脚本:池田眞美子 絵コンテ:川崎逸朗 演出:岡村正弘 作画監督:織岐一寛/杉藤さゆり−
 
 アディリシアかこええ
 穂波が半ば空気と化しているので、余計にアディの活躍は目覚ましい。短いカットだったけど、フォルネウスを駆る映像の中では、1,2を争うシーンでした。空中戦が今まであまりもてはやされなかったこともあるのかな。
 …そしてフィン、それなんてゲートオブバ(ry

 
 妖精眼つえー。
 アストラルのいかなる危機を凌いできた魔眼が、敵側に回る恐怖。視るだけではなく、魔術師が持つそれは凶悪極まりない力になるね。いつきの場合は本人が何も出来ないから、指示を出す→社員が動くというタイムラグが発生するけど、フィンは自ら魔術を振るえるのだから、まさに最強。後半で登場してから、無敵を誇っていた隻蓮の兄さんが手も足もでないとは…。アディリシアがアスモダイ出さないのは、次話のクライマックスに照準合わせているからかな?

 
 音楽いい!!
 むっはー、これはたまらん。今までずっと隠されていた、いつきと穂波の回想における核心の部分。いつきの記憶から失われていた思い出だけに、本人が実際目にしながら進行する演出は見事にハマった。
 過去と現在のいつき・穂波を交差させつつ、カメラを段階的に近づけていく。そうして映像が階層的になって密度が高まると、核心へ迫るストーリーはさらなる盛り上がりをみせる。そうしてカメラの寄りと物語が頂点に達した瞬間、高鳴る音楽!これぞクライマックス、これぞカタルシスという素晴らしい構成でした。本話をさらっと見直してみたら、このシーンまで、BGMがほとんど流れていないことにも気付かされました。ラストシーンの一点に集約された話作りの妙。ズシンと胸に響くエピソードでした。あ、それと竜カワユス。
 



←前の半月  ▲ページ最上部へ  次の半月→