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YoGAN's HomePage

 
 
 ■ DIARY  -LOG-



 

 


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   9 30 (火)   良作

 〆 夏目友人帳
 なんとも珍しいタイトルが気になって、第一話をみたら、自然に引き寄せられていました。
 公式サイトを見たときの第一印象は、非業の少年・夏目は最強の使い魔・斑を引き連れ、己が運命を辿る旅に―
なんか全然出ません。主人公夏目と祖母が残した友人帳に連なる妖怪達との話ですが、人情味(といっていい?)に溢れたハートフルな話。淡い色彩というか線の細いキャラの割に、人間味のあるエピソードのギャップもいいし、見えないものが見える夏目の背負ってきた苦しみと、でも話を聞いてしまうと関わらずにはいられないツンデレぶりもいい塩梅だなぁ。
 妖怪達の真っ直ぐで信義を貫く心意気と、その気持ちに揺れてついつい動いてしまう夏目の非日常は、気持ちが穏やかで温かくなります。特に好きだったのは、アサギの琴の回。
 にゃんこ先生:井上和彦の配役も絶妙でした。
 原作は全くの未読ですが、アニメの完成度はすこぶる高く、第二シリーズも切望です。まじ、子狐可愛すぎね?
 



 

   9 29 (月)    死んでます。

 〆 オープニングアニメーションレビュー2008上半期まとめ中
 「ctrl+cを押してクリック…ctrl+cを押してクリック…」
 という感じでいろいろと死んでます。集まった原稿のまとめやら、スタッフリスト作成だけでコピペの嵐。
 まとめてやったら腱鞘炎になりそうなくらいです。10月の前半公開を目標に、鋭意作成中DEATH。
 



 

   9 28 (日)   感動。

 〆 コードギアス 反逆のルルーシュR2 第25話「Re;」
 −絵コンテ:須永司/村田和也 演出:秋田谷典昭 作画監督:千羽由利子/中田栄治−
 
 すべての対峙が
 誰より救いたかった妹を前にしたルルーシュは、父との戦いよりも苦しそうであり、一方で本作の象徴たるKMFの戦いでは、頂点を極めた二人による怒濤のガチンコバトル。二人の操る機体を作り上げた科学者達も思想をぶつけあい、最後のドラマが幾重にも折り重ねられてきますよ。
 藤堂は死亡フラグを再度立てようとして即退場。なんだか微妙に空気ですが、本人が語った限界でやっと等身大の自分をみせられたのかな。あとスーツが薄いのでしょうか、千葉の背中が大変にエロくてよろしい。
 ナナリーは兄の野望を前に、ダモクレスを憎しみの象徴とすることで対抗せんとしますが、その一言でルルーシュの目指す道がはっきりと翳されます。

 
 キャンセラーついにきた!
 忠義の道を貫く男と、誰にも頼らない孤高の女という対決もいいね。変人ジェレミアの対面を張れるキャラなんて、そうはないと思いましたが、生き方の視点からアーニャが上がり、その結末にこんなお土産まで。
 ジェレミアの再登場には、ギアスVSキャンセラーの混戦模様を期待したものですが、いつのまにか忘れ去られていた設定。長らく日の目を見なかったキャンセラーが、アーニャの救いときたもんだ。本作で最初に描かれたKMF、汎用の機体サザーランドが、ナイトオブラウンズを下すという構図もまた気持ちのよいものです。
 あとアーニャがコクピットに収まった全身像は初めてみられましたが、大変にロリ且つエロくて素晴らしい…。

 
 決着
 カレンとスザクの戦いは紅蓮に軍配が上がり、兄妹のそれでは、兄がギアスで奪いさる決着へ。絶対遵守の強制力を使ったというには、あまりに恭しく、敬意を払った受け取り方。妹が一人で立ち、自分と同じ考えまで持っていたことに、兄としての喜びと寂しさを覚えていたのでしょうか。
 ギアスが解けて兄を追いながら届かない手と、ランスロットに達した紅蓮の腕が、相反するようでどこか似通って見えたりも。
 妻の座対決も一応の決着。神楽耶が心底強がる姿はとても新鮮ですね。誰がルルーシュの一番近くにいるのかはっきりしてしまった辛さが滲み出ます。天然ボケキャラかと思わせつつ、ルルーシュの本質に迫っていた少女も、随分大人になったものです。
 …そして魔王爆誕の時、来る。

 
 この世全ての悪。
 兄、妹を晒し者にして、自分に刃向かった者は全て殺す。稀代の悪帝ぶりを演じ、この世の憎しみを全て請け負うルルーシュ。…って、だからナナリーがエロすぎです。太モモの覗かせ方といい、胸チラといい、作画頑張りすぎるw
 黒の騎士団側だったラクシャータはともかくとして、ロイド達まで捕らえられているのが疑問ですが、ルルーシュに協力させられていた、という立場をとることで、悪逆皇帝の身内ではないという扱いをしたのかな。んで、二人が袂を分かった理由は、ラクシャータのプリンをロイドが喰ったでFA?
 リヴァルが学園で呼びかけたときに無視を決め込んだのも、ルルーシュに関わりのある人物と思わせないため、ということですか。
 唯一残された抵抗勢力はコーネリアのみで、かつての扇達を思わせる立場の大逆転にもニヤリとさせられます。

 
 「討っていいのは、討たれる覚悟があるヤツだけだ」
 むはああああ、ここにきてこのセリフですか。新たなゼロが地平線に現れるカットは、最初のOPで描かれた構図と全く同じで、英雄・ゼロをイメージさせるに、これ以上の描写はないのですよ。ジェレミアもゼロ・レクイエムへの賛同者らしく、スザクの踏み台として肩を貸して見送る渋さ…。ルルーシュが討たれた後の指揮まで、損な役回りを引き受けた忠義に感じ入るわ。
 ブリタニア兵士には「ルルーシュの奴隷となれ」のギアスをかけ、シュナイゼルには「ゼロに仕えよ」という言い回しを用いた、脚本の見事さにも感服。
 皇帝の前に立ったゼロが刃を突き立てるまで、一気に溢れる回想。世界の明日を見るために、二人が導き出した答えは、その瞬間が訪れるときに呼び起こされていく。ルルーシュ達の考えに気付いたカレンは、でも手も足も出せなくて、遠くどこかの祭壇では全てを知るC.C.が(ギアスを通じてリアルタイムで感じているのかな)涙するだけ…。
 ゆっくり迫ってくる剣先とフラッシュバックされていく思い出が、ただただ切なくてやるせなく、物語の発端で将校に向けて発っせられたフレーズが、こんなにも重く、潔い響きになるなんて…。

 
 「生きろ」
 スザクに掛けられたギアスのなんと残酷なことよ。親友を討つことでしか、親友の願いを叶えられない悲劇。組織の中から変革を求めた男は、革命の英雄になるという、真逆の道を行く人生へ。これは罰だと告げたルルーシュの言葉は、親友・スザクへの最後の甘えにも聞こえたり…。
 落ちていくときに描かれるナナリーが、ルルーシュの視界である演出も素晴らしい。全てをやり尽くしたルルーシュが最後に見たものは、ただ呆然と自分を見つめる妹という…。死を間近に控えたギアスの影響なのか、ナナリーがルルーシュの真意を瞬間的に理解するのは、都合が良すぎる気もしたけど、最愛の妹をやっと抱けるくらいの餞はあっていいんだ…。

 
 エピローグへ。
 物語の牽引役だったカレンが、最後の〆にこなくてはね。ベッドの下にダンベルが隠されていたり、焼けたトーストをくわえながら登校したり、おっちょこちょいなカレンらしい日常。ルルーシュの写真へ向けられる、視線の柔らかさもまた彼女の本質なわけで。カーサンもリフレインから醒めつつあるようで、ヨカッタ(ノД`;)
 扇は総理にまで上り詰めましたか…。妻に子供に順風満帆、幸薄な身の上のキャラが多い本作で、最も幸せな人なんじゃないすか? ヴィレッタさんも、なんて嬉しそうにお腹をなでるかな。二人の結婚式の写真に星刻がいないのは、すでに他界してしまったからでしょうか…。
 玉城はバーのマスターとして、落ちつくところへ落ちつき…って、
 >男前の玉城さんへ 田中一成
 ドサクサに紛れてなに書いてんだ!w あとヴィレッタさんの後ろにある般若面の意味が怖いよ!

 
 テラオレンジwwwww
 ネタに走りまくったジェレミアさん、最後まで駆け抜けたなぁ…。アーニャが一緒なのは、面倒を見ているからなのか、はたまた押しかけ女房か。アーニャの性格からして、後者であることを期待してしまう罠。
 最後はC.C.のその後に。顔が隠されていたので、御者がルルーシュかと思ったけど、この期に及んで生きていた展開はないね。C.C.はルルーシュと共に逝くかと思ったけど、一人流浪の道を行き続けることになったのは予想外。
ギアスとは願いに近いものと語られた中、願いが込められた折り鶴がラストカットにくるあたり、最後の最後はストレートに締め括った。

 総評
 いやはや素晴らしかったです。一人の少年の復讐劇が、人と人の願いを語りいく物語へと昇華しました。
 人は皆、誰もが自分の中に正義も悪も内包しているんだよ、という前提を打ち出しておいて、その矛盾や相違ゆえに争いが起き、そうした人間の脆さ、危うさ、優しさ、暖かさを描ききりました。最後にまとめきれるかの懸念もありましたが、テーマをしっかりと据えて、拡げた風呂敷も畳みきりましたね。
 ギアスという能力のセンスには何度も舌を巻き、ナイトメア・フレームというギミックの面白さにのめり込み、バカ回は心底笑いまくり、人の死には涙しました。エンターテイメント性と文学性を両立していたような味わい深さ。前者に若干偏りがあったけど、それくらいのバランスが一番心地いいんだろうね。 
 骨太で洗練された谷口作品には魅せられっぱなしです。間に一度休みを挟んで、のべ一年間、一つの物語を追いかけた充実感のなんと素晴らしいことか。キャスト・スタッフの皆様に百万の感謝を。
 



 

   927 (土)   風呂敷を畳んだけどこぼれまくる。

 〆BLASSREITER 第24話「約束の地」
 −脚本:板野一郎 絵コンテ:板野一郎 演出:吉沢俊一 作画監督:越智博之−
 
 なんかいろいろとオワタ。
 ラストバトルにおいてもジョセフ活躍ならずwww ザーギンが攻め、ジョセフが受けのカメラポジションで、ジョセフの動きを最大限見せようという意図は伝わるし、分身を駆使したスピーディなアクションも、最終回に相応しいクオリティでしたが…。結局のところ、美味しいところはゲルト復活で独り占めという罠。よもやのゲルトオオオオ!
 2Pカラーがイカス上に、デモニアックの衝動ではなく、初めて自分の意志で全力を尽くす姿に惚れてまうやろー。ヘルマンから鍵を預かるシーンがまたニクイんだわ。本作の見せ場たるバイクアクションもCOOL…。バトンタッチでヘルマンに移り、馬を仕留める展開も熱かったす。
 で、戦いの果ての決着はといえば、イシス散布で一斉に消滅という衝撃…あれ。ゲルトが吠えた、血湧き肉躍る戦いはなんだったのよというスルーっぷり。この手応えのなさは一体…!?

 
 /(^o^)\
 エピローグは新生XATとして立て直したアマンダと、成長したマレクの再会。なんか珍妙なAIが出てきますが、時既に遅し。そのまま回想に雪崩れ込みますが、XATを壊滅させて身内を殺し尽くしたウォルフが、「すまなかったな」の一言で済まされたときは盛大に吹いた。アルとブラッドの最後を返せw

 総評
 ニトロプラス×GONZOの組み合わせは、まさしく水魚の交わりと思えたのですが、やってしまった感が拭えず…。CGとアクションは頑張っていたけど、肝心の物語が置き去りという印象です。バイクアクションは板野サーカス誕生秘話を思わせるスピード感があったし、360度視点で目まぐるしく切り替わるバトルシーンも、他に類をみない迫力を見せてくれたものですが、その二つの凄さを見せ付けただけで終わってしまったようで。
 骨太かと思われた物語も、中盤を過ぎるとお決まりのパターンが羅列されるばかり。透明人間かと思うほど存在感のない主人公、思い込みの激しいヒロイン、唐突に現れては消えていくサブキャラので、どうやって物語が続くんすかw ゲルトの死まではかなりいい脚本だったと思うのですが、その後が活かせなかったか…。ストーリー構成に泣いた一作という、なんだかモッタイナイアニメ。



 

   926 (金)    フィニッシュ!…?

 〆 マクロスFRONTIER 第25話「アナタノオト」
 −脚本:吉野弘幸 絵コンテ:河森正治 演出:間島崇寛/松田清 作画監督:高橋裕一−
 
 ラスボス出たーよ。
 アルトは予定通りEXギアで脱出。ランカの幻像を結んでいたのは、バトルギャラクシーという、まっこと判りやすい形でラスボスが現れてくれます。いいねいいね、この求めるモノがきっちり出てくる手応え。SMSの乱入から、勢いが加速。三島もあっさりタイーホされて、グレイスは触手プレイで盛り上がって参りました。

 
 クラン大尉がバルキリーにいいい。
 もうクランクランにされっぱなしです。ミハエル機をちっこい姿で(それもアルト機を連れて)乗りこなすというギャップですよ。戦闘ではずっとゼントランの重い声でしたが、マイクロン化した明るい声というのも素晴らしい。最後までミスマッチ具合を楽しませてくれるなぁ。
 フォールド・クォーツでランカと繋がるアルトは、その真意を汲み、最後の戦いへ。シェリルの嬉しそうな顔をみると幸せになれそうです。

 
 絶好調。
 ノーザンクロスで格闘戦の幕開けよ!アップビートにのって、帰ってきた兄貴とスカル小隊の復活とくれば、そりゃ燃えるわさ。クランはミハエルの跡を継ぎ、ルカはリミッター解除でマクロス・プラスの悪夢再び。キリストの使徒から名前をとっていたから、ユダシステムなんだろうけど、シャロンの名前を見たかったすw

 
 敵も盛り返す。
 とうとう超銀河ネットワークを形成し、開眼するグレイス。地球にまで及ぶバジュラの脅威は、シェリルの歌をも吹き飛ばし、圧倒的な力の差を見せ付ける。むはー、敵が強ければ強いほどカタルシスは大きくなるもので。井上さんの狂気に満ちた、光悦の演技もたまらんですね。そして光線が乱れ飛ぶ盛大な艦砲射撃もマクロスの華。

 
 兄、はえーなw
 どうやって潜脳から逃れるか気になっていましたが、気付いたら解けてましたー。そしてランカは獅子身中の虫となるw クォーツを通じてなのかな、アルトやシェリルとの絆が。全てを諦めたシェリルへの「バカ!」は凄かった…。最後の最後までなんという素晴らしい棒←感動。
 そのドサクサに紛れてシェリルを蝕んでいたウィルスが脳から消えます…って、あれ?助かっちゃうんすか。 イヤ、嬉しいことなんですけど、後半重く重く進んできた物語が、こんなにあっさり治ってしまわれると、それはそれで何かあっさり風味で…。
 反撃ムードが高まるところで、流れるライオン。これはテンション上がるー。ランカがパーティに戻ってきたところで、二人のデュエット曲ときましたか。曲の特質をこれ以上ない形で活かす構成や見事。その上に乗ってくる、艦長の「我と共に進め!」がクソ熱いったらないんだぜ。
 お姫様を救出する主人公に合わせての、「私の彼はパイロット」にしても、サビ手前のタメが美味しすぎるよ。

 
 バジュラの謎
 これまたランカの説明でさらりと流されましたが、フロンティアで被害に合った人や、ミハエルを失ったクラン大尉は納得できるのでしょうか。歌の勢いと船団を守る流れで、バジュラが一斉に味方になっておk、になってますけど。
 戦闘に合わせてよもやのキラッ☆ もうとにかく出し惜しみなし、全曲歌い尽くす気満々な豪華メドレーの怒濤。
 バジュラの中でも、ランカたんハァハァなキラッ☆派と、シェリルにキマッテルヨ!な銀河の妖精派に分かれてたりするのでしょうか。
 一瞬、音を止めてのモンスターによる突破口から、懐かしのダイダロスアタック。往年のファンにはたまらない展開だわ。ここでライオンのサビが再び一気に流れてくるのも、心憎い演出。

 
 決戦
 前半忘れられてたブレラとのコンビネーションktkr!OPで描かれていたシェリルとランカのデュエットに合わせて、最後まで歌と戦闘機のこだわりを見せ付けたクライマックスです。敵の内部へと吶喊しての決着は、初代劇場版を彷彿とさせる構成で、過去の作品へ還るというテーマを具現化した構成ですね。やー、盛り上がり尽くしたわ。

 
 あれ、三角関係の決着は…?
  トライアングラーのデュエットが、最後にきたわ。あの曲はシェリルとランカ、どちらが主体ともとれる歌詞だったので、わたし?それともアタシ?という、一人称への変更には驚かされるばかりです。くそう、巧いなぁ…。
 愛機から離れていく様子は、ガンダムのラストシーンを思わせますね。しかしアルトがずっと求めてやまなかったのに、空を飛んでいるときの作画酷くないっすか?w
 三角関係も、決着はつかず。てか、アルトと一夜を共にしていた話はどこへ…?これからも二人の争いは続きます的ラストは、ちょっと勿体なかったなぁ。ある種の爽快感はあるんですけど、三角関係において最も高まる、どちらかを選び、どちらかを捨てる時のやるせなさを捨ててしまったのは惜しい気が。
 こうしてみると、主人公はアルトでなく、シェリルとランカだったように思えてきます。男側からみれば、二人の女性を選ぶという視点になるけど、女性からみれば一人の思い人を奪い合う見方があって、それならば決着がつかないエンドもありなのかと。アルトを追いかけるラストカットが、その象徴にも見えたり…。

 総評
 小さい頃にバルキリーの玩具で心ときめかせていた子供が、大人になってなお同じ作品を楽しめるという快感は、筆舌に尽くしがたいものがありました。それも脚本・映像・演出、そして曲まで、極めて高いクオリティとくれば、それはもうオッサンは感涙モノで。
 シェリルとのデート話、ランカの覚醒、中盤のパンツを巡るアホ話まで、コメディにもシリアスにも長けた物語に毎週引きつけられっぱなしでした。キラッ☆のバカさ加減にしても、あれを実際にやってしまうというのがホント凄い。
 マクロスの名を冠しての挑戦には、様々なプレッシャーもあったことでしょうが、それをはねのけての仕上がりには素晴らしいという他ありません。キャスト・スタッフに百万の感謝を。
 



 

   9 25 (木)    レモンちゃんは確かにないw

 〆 ゼロの使い魔 15 忘却の夢迷宮/著:ヤマグチノボル 画:兎塚エイジ
 タバサ、可愛いすぎるよタバサ。
 サイトの妄想にひとしきり怒り狂ったルイズのツンデレが枕となり、レモンちゃん話にニヤニヤしたら、後はひたすらタバサにハァハァする15巻。恋を恋と自覚してしまった少女の可愛さと脆さとが、溢れる魅力いっぱいに描かれるんスか!悶えながら読み耽る自分は完全に変態。アニメが低調だった反動もあってか、ページをめくる手はいつも以上にテンポよく進みます。
 ガリア王への復讐を前にしてサイトの一言が響くラストも、タバサという少女の物語の一つの完結。サイトへの恋に目覚めつつ、自分の気持ちを弄んだロマリアへの怒りがパネエ。
 前巻で描かれたブリミルのエピソードはお預けでしたが、巨星が墜ちた後、聖戦による東方への侵攻は加速して、とうとう物語の中核へと迫るか。20巻くらいで決着つくといいなぁ…。 
 あと83ページのイラストは反則。インデックスの魔乳化としか思えない作為性…けしからん!まったくもって!
 



 

   9 24 (水)    静かに盛り上がる。
 
 〆 RD 潜脳調査室 第25話「ラストダイブ i^2 = -1」
 
− 脚本:藤咲淳一 絵コンテ:岡村天斎 演出:佐々木奈々子 作画監督:佐々木啓悟/矢向宏志−
 

 ラストダイブ
 気象分子が放出されて、すぐさま危機が訪れるわけではなく、一方では砂漠での降雨という実益も出始めている様子。しかしコントロール不全やスコールの頻発などの予兆がみえ、危機は水面下で迫っている気配がひしひしと感じられてきます。何も知らない同級生から、システムの不具合を匂わせるあたりが流石。
 そこで久島がトーサンに託していた秘策がきましたよ。深海とメタリアルネットワークへ超深度ダイブを敢行するという展開。ダイバーの波留さんは下準備に余念が無く、車いすを使っていたとは思えないほどに体力作り。しかし、今回の件でミナモには手伝うことが皆無に…。
 皆が救済のために奮闘する中、時間を持て余すミナモが本作が始まって以来、初めて沈む姿はちょっとした衝撃です。いつもの二人が励ましていたけど…。いつもの店で食事する風景も、そろそろ見納めですか…。
 料理くらいしかやれることがなくて、波留さんには大いに満足してもらえるんだけど(背景美術気合い入りすぎw)、そこまで。事務所のテラスで開かれた最後のランチがなんて切ない…。帰り際、いろんな感情が入り混じって崩れるミナモの表情の、なんと素晴らしいこと。

 
 海が燃える
 自分の進む道を決め、介護士を目指して実習に励む中、サヤカとユキノがサポートにやってきます。…うむ、こうでなくては。思えば介護実習から始まった物語でした。しかし、そこで海が燃える現象がとうとう。
 先週、死闘を繰り広げたプラントが一瞬にして崩壊していく凄まじさ。これまた映像のクオリティたけえええ。さすがプロダクションI.G.と思わせる映像で、盛り上げてくれますよ。
 応援も加えたところで電理研総力を挙げての作戦がついにスタート。波留さんの潜る海で久島は待っているのか。波留さんを待ち続けた久島を、今度は波留さんが探しに行くという展開もニクイったらないぜ。

 
 ああ、この太ましさ……。



 

   9 23 (火)   /(^o^)\

 〆 ゼロの使い魔 三美姫の輪舞 第12話「自由の翼」
 
− 脚本:長谷川菜穂子 絵コンテ:鈴木洋平 演出:鈴木洋平 作画監督:大木良一−
 
 駆け足で過ぎ去った。
 タバサ救出からガリア脱出へ。脱出行の中ではルイズが魔法使えず、トリステイン本国では救出チームが出動。これはもう国境でカッチリブロック喰らいますよ、というフラグを押っ立てまくったところで巨神兵きたーよ。ってなんすか、このフリーダムのようなタイミングw 遠くから楽しげに眺めるガリア王も、そんな余裕あるなら兵も送っとけw
 心の力が足りなくて魔法が使えないならば、爆発的にその力を高めるべくサイトの唇を奪うタバサ。いやそんなん許せないッスよ!と嫉妬パワーで回復のはずが、なんだか真剣に悶えている様子は空回り感が…うーん。タバサがサイトに特別な謝意と好意を感じているのも不自然だったし(助けに行ったときは全員で出迎えていたのに)、ルイズが過剰に不安を覚えているのも、理由付けが乏しかったかなぁ。だもんで感情移入できなくて、一歩引いて見ることになると、どこか白々しさが漂ってしまった…。

 総評
 ルイズ人気にあやかって始まったものの、乗っかっただけで終わってしまったかなぁ…。第2シリーズの最終回も相当に駆け足気味で、いやいやそれはねーよwと苦笑したものですが、本シリーズは、脱力感まであったり。
 シリアスなロマンスパートは、とにかく焦点が合っていなかったようで、感情の起点と方向性のコントロールがズレていたように感じます。個人的には好きなエピソードですし、物語のターニングポイントになる、変化に富んだ話とも思うのですが、一歩一歩、気持ちが盛り上がっていくリズムを感じられなかったのは残念。
 逆に序盤から中盤でみられたコメディパートは楽しかったですね。今まで以上にディフォルメを強めた演出はマンガちっくなコミカルさが出ていました。
 タバサとしるふぃ姉妹?の新たな魅力を味わえたのも良かったですが、もっと出番が欲しかったです…。
 



 

   9 22 (月)   名文

 〆 STRIKE WITCHES
 「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のキャッチコピーを考えた人は間違いなく天才。昨今、希に見る衝撃で、たった一行の文字に感動したのは何年ぶりでしょうか。
 見始めるのが遅れたのでピックアップしなかったのですが、何も書かずにいたのは勿体なかったかなと思う反面、こんなアニメの感想まともに書けるわけがwという思いもあったりで、何も気にすることなく、ただ見ることが実に楽しかったですね。
 大真面目に全力でバカをやるということが、どんなにおもしろいかという素晴らしい見本でした。
 OPを見るだけでスカイアクションの技術力、素晴らしさが伝わってきますし、それをパンツ(じゃないもん)履かせた女の子に飛ばせるという発想が珠玉。石田さん名義の楽曲も久しぶりに聴きましたが、歌詞とメロディがストレートで心地よいし、キャラクターもステレオタイプながら、愛着を感じさせられました。
 ヤマグチノボルさんのいらん子中隊から入った世界観ですが、小説版とは全く異なる味わいを魅せてくれた点も、大いに讃えたいです。いやまっこと天晴れ!

 追伸:私はペリ犬に転びました。
 



 

   9 21 (日)   クライマックスへ。

 〆 コードギアス 反逆のルルーシュR2 第24話「ダモクレス の 空」
 −脚本:大河内一楼  絵コンテ:須永司 演出:鳥羽聡 作画監督:木村貴宏/板垣敦/又賀大介−
 
 佳境
 リヴァルを見る会長は慈愛に溢れておりまして、こんな表情を見せる人になったんすね。
 戦いは中盤を過ぎ、KMFによる格闘戦は、ギアスで力を引き出すスザクが優勢。藤堂の問いに答えた求める明日はルルーシュと誓ったことのようですが、なにを求めて強靱さを得たのか。にしても藤堂は、もうすこし見せ場があって欲しかったですね。中間管理職兼引き立て役で終わってしまった悲哀が…(ノД`;) 千葉との関係で、てっきり死亡フラグ立ってたと思っていたけど、意外に生存。そして注文通りに即墜される玉城www でも突入の時間を稼ぐ実績を残した。おめwww

 
 別れ
 ルルーシュのアヴァロンとスタッフと離れてまで、なお為し遂げようとする姿勢や、C.C.との遺言めいた話を見ると、後の治世は考えていないように思えてきます。二人がお互いを思いやりながら、出撃へとむかうやりとりがじわじわきますね。二人の出会いから、魔神は生まれ、物語が始まったわけで。C.C.の永遠はどう解決されるのか…。

 
 カレン空気読む。
 三角関係の修羅場にKMFで乗り込んできましたよ。カレンだけは黒の騎士団の中でも唯一、ルルーシュへの信頼を残してそうなもんですが、会議前の訣別で割り切ってしまったのか。ルルーシュが自分を生かしたときの優しさは理解しつつ、C.C.やスザクは必要とされて、自分はそうでないことがやりきれないようにも見えたり。最強のKMF乗りとして、スザクの対面にするには、陣営を分けざるをえなかったこともあるんだろうね。二人の決着を見ずして、物語は終われまい。
 フレイヤへの対応はやはり無力化でしたか。ここにきてルルーシュ&スザクの、夢の最強コンビが…(ノД`;)
 ジェレミアはナイトオブラウンズとタイマン張れるところまで、昇ってきました。今こそ全力で。あと、ルルーシュへの尊称が陛下でなく、閣下だったのは、なにか意味があったのかな?
 C.C.は紅蓮聖天に敗れ、海へと落ちゆく。C.C.はよく落ちる子だw 「お前の勝ちだ」と敗北を認めるけど、カレンにとってはルルーシュの傍にいないことで、初めから負けているような印象。カレンを充分引きつけたところでも、目的は達せられているようだし。それにしても帰ってきた拘束衣エロい。 

 
 再会ー。
 ナナリー、なんか見つけちゃってますよ…視覚的に。こう、ゆっくりと頭が動いていく演出が絶妙で、後ろにまとめた髪はこの動きをはっきりさせるためにあったのかと思えるほど。ルルーシュとの再会がこえええ。
 天子様の「しんくー」もそろそろ聞き納めですか…。中盤でのヒロインの座は確実に天子様のものでしたし、ちょっと背が伸びたかな?星刻も残された時間短いと言っていた割に、結構粘ってる。
 そしてぇー!ババア生きてたああああ!それもギルフォード付で…。前回の感想でシュナイゼルの恐ろしさに触れましたが、真なる怖さは命に執着がないことだったようで。にしてもギル公はよく生きていられたもので。コーネリアが手を握って存在を確かめていたのは、失明しているからかなぁ…。横になりながらも重力にかっちり逆らっているけしからん胸と優しい眼差しが、今までのコーネリア像とは真逆の母性を感じさせたりも。

 
 シュナイゼルを下す。
 脱出を見越して王手を掛けたかと思いきや、録画は罠。背後に忍び寄る詰みというカタルシス。むは、ポンと置かれた手がたまらんですよ。シュナイゼルの応答を見越した話運びは見事ながら、その撮影の様子を思い浮かべるとプゲラw でもシュナイゼルが告げた矛盾は、確かに正鵠を射ており、強制力で人を従えたルルーシュが、その意志に価値を見出すとは甚だおかしい。この矛盾を解消することが、ゼロ・レクイエムか。しかし、もう死ぬことしか選択肢は見出せない…。どのような意味が込められるのだろうか。
 ディートハルトは自らが介在することで、神話を生み出そうとしたが、選択の誤りを認めなかった。ただの撮影者であればこんな結末は無かったろうに、演出家たろうしたこととが死に際の悲劇にも繋がった。役者でない者にギアスを使う価値は認められず。ディートハルト走りしてた頃が、ああ懐かしい…。

 
 開眼。
 うーむ、ジノの立ち位置がはっきりしない…。皇帝への忠節はナイトオブワンが貫いてしまったし、シャルル個人に対する忠義が余り描かれていなかったし。スザクへの友人関係に揺れてはいたけど、それとシュナイゼルの治世を計りにかけて、後者を選んだ決め手にも欠けたので。ぶっちゃけカレンに惚れました、くらいなエネルギーがあれば良かったんですが、そんな方向性を出せるキャラじゃなかったしなぁ…w
 なにはともあれスザクに敗れるものの、カレンを引き寄せることには成功。これにてとうとうスザクVSカレンの決着も、果たせることになってきました。盛り上がるー。
 そして妹と再会を果たしたルルーシュは、その目が見開いていることに驚愕。父のギアスをはね除けた意志の力は、シュナイゼルとの対話でルルーシュが証明したかった意志の力そのものではないか。それが自分の敵となった妹に現れるとは、この上なく痛烈な展開。
 4クールを掛けて描いてきた、魔王ルルーシュの物語はいかなる結末を迎えるか、乞うて最終回を待つ。
 



 

   9 20 (土)   風呂敷を畳みはじめた。

 〆BLASSREITER 第23話「劫火の大地」
 −脚本:虚淵玄 絵コンテ:佐野隆史 演出:佐野隆史 作画監督:土屋圭−
 
 最初からタイマンしときゃ良かったんじゃ…?
 アメリカはドイツを融合体ごと焼こうとし、ヒゲは電脳の世界へトリップ。マレクは自分の判断でザーギンへ挑んで颯爽と敗北し、シドウはノーモアヒロシマ!と突然、平和主義めいた叫びを上げて散っとります…って、収拾のつかない物語の典型になってきたなぁ。最後は主人公ジョセフが、やっぱり前触れもなく目覚めて、いつのまにか位階を上り詰めてて、ザーギンと最後の対決へ。うーん…w
 キャラを動かすための動機や背景がスッポリ抜けていたり、唐突に出てきたり、話の積み重ねがほとんど見えません。あとはもうどんな形で拡げた風呂敷を畳みきるか、その形だけを楽しみにするしかないのかな…うーんw
 



 

   9 19 (金)    最高潮。

 〆 マクロスFRONTIER 第24話「ラスト・フロンティア」
 −脚本:吉野弘幸 絵コンテ:菊地康仁 演出:福田貴之 作画監督:丸藤広貴−
 
 過去の真実。
 ランカがバジュラを呼び寄せて船団が壊滅していたり、シェリルはマオ・ノームの血を引いていたり、様々な伏線の回収が一斉に行われていきます。予定調和な展開ではありますが、やっとスッキリしました。途中に見えたグレイスの形相が壮絶過ぎて吹いたw バジュラを使った支配権についても、なにかと思えば私怨だったというシンプルな話でw

 
 愛の花が咲き乱れ。
 あっちこっちでいろんな形の愛が描かれていますなぁ…。三角関係を主軸におきつつ、群像劇でもあった物語だけに、それぞれの想いにすんなりと乗っていけます。クラン大尉の、思い人と自分のルーツの狭間で揺れる心理もグッと胸にくるものがありますし、ゼントラーディとの身体比で、メガネがペンダントになっているのもいいなぁ。
 シェリルはアルトの気持ちが、本当はランカにあると感じているように見えましたが…あれ?

 
 もってっけええええ!!
 きたきた、きましたよ。やはり最終決戦とくれば、1話からシビれさせてくれたこの曲が来なきゃ嘘ですよね。深紅の衣装に身を染めた銀河の妖精はの曲に聴き惚れろ。動画もラストスパートにきて、これでもか!という駆動を存分に発揮しますし、またそれが曲の盛り上がりに返って相乗効果をもたらす痛快さ。
 片方だけ残されたイヤリングをアルトに渡したのは、何か起きてもフォールド・クォーツで意志を通じさせる伏線?
父親もアルトを認めつつあるようですが、親子の確執はもそっと見たかったなぁ。
 そして囚われの歌姫は、裏切りの歌姫へ。人類のランカ・アタックを封じる歌を歌い始める…。

 
 おぼえていますか。
 むはー、敵方の歌として流れるんすか!これは予想だにしなかった展開。なんとも心地の良い裏切りだ。グレイスが語った相応しい曲、というフレーズがまさしくその通りでゾクゾクさせられます。
 ランカVSシェリルというヒロインの戦いを、最後の最後で直接対決にもってくる構成も鮮やか。ランカに流れる血がシェリルを圧倒しつつあるけど、フォールド波だけが勝負の決め手になるんじゃないということを、魅せて欲しい。
 それにしてもこのテンションの高まりときたらどうですか。ブレラは操られている点はあっても、妹を守りたいという気持ちに嘘はないわけで、それぞれの想いが入り混じる戦場の果てに、どんな結末が待っているか。ブレラに撃墜されたアルトですが、これはもうVF-25による復活劇の前触れとして、いざ最終回を待ち望む。と、意気揚々と最終前話で盛り上がっていたら…

 
 次回予告の映像がランナーのそれに…(ノД`;)
 どこまでオッサンをホイホイさせる気ですか、コンチクショウ!満を持して、最終回待ってるぜー。
 



 

   9 18 (木)    待望のー。

 〆 魔王
 一週遅れですが、ドラマの感想をば。天使の弁護士と呼ばれる男は魔王の素顔を隠し、弟を死に関わった男達に復讐を果たしていく…と、この設定だけでもうバックリ食いついてしまうわけですが、おもしろかったです。
 直接手を掛けることなく、状況を作り出し、人を操ることで、一人ずつ殺害していく手法は凝っていたし、石坂浩二をはじめとする個性的な役者の演技も、よく合っていたと思います。
 あと真っ当なだけじゃないところが、本作独特の味を出していたのかな。顔のアップやスローモーションの多用で、テンションが上がりすぎです。目力もありまくりで笑顔の力みも強烈だよw 六車さんが登場してきたときがピークで、むはwwwwktkrwwwwwという、笑いと感動が止まらなかったです。
 そして復讐劇のカタルシスはなんといっても、相手を死に至らしめた時の愉悦なわけですが、このあたりもカッチリ決めてきましたね。大野さん、なかなかの好演でした。
 復讐の最終目標については、なるほどこういう形もありだね、という結末でした…が、海でのエピローグばかりは蛇足だったなぁ。いっそ、実はお腹の中には成瀬さんの子供が…的に、魔王2を…。



 

   9 17 (水)    クライマックス!
 
 〆 RD 潜脳調査室 第24話「地球律 inference」
 
− 脚本:櫻井圭記 絵コンテ:橋本アキラ 演出:下司泰弘 作画監督:肥塚正史−
 
 ジェニーの視点から
 気象分子の危険性を訴えられながらも、確証のないことから否定するジェニー。目的の邪魔となる久島を排除した場面も、やっと描かれましたが、なんとも切ないシーンだなぁ…。一定の理解はしつつ、もう止まれない状況にあったのか。
 テロに走るしかない波留さん達ですが、その動きもジェニーに読まれる。スタンドアローンのメタル、機器を動かすべく、全員が奔走。「やーってやるぜ!」は流石にやりすぎでしたがw それぞれの能力をフルに活用し、ミナモまで天然の機転を利かせて、攻略法を見出していく展開は熱いですね。エロ書記長も異様に女性らしくて萌える。

 
 チェックメイト
 止められない自分を誰かに止めて欲しかった、そんな意志も見え隠れするジェニーの幕切れ。膝を砕かれながら、なんとかコントロールルームへ辿り着いたソウタ、間に合うか間に合わないかの瀬戸際のその時、操作中の装置へ降りかかるワインが。ええええ、冒頭でジェニー祝っていたボトルがこんな伏線ッスか!むは。
 停止した装置を前に為す術なく、とうとう気象分子は散布されてしまう…。世界の命運や如何に。

 
 アイキャッチの暴走が止まらない…w
 



 

   9 16 (火)   クライマックス?

 〆 ゼロの使い魔 三美姫の輪舞 第11話「アーハンブラの虜」
 
−脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:上原秀明 演出:上原秀明 作画監督:内原茂/木野下澄江/松原一之−
 
 ないものはない。
 きゅいきゅいと救出劇を楽しんでるしるふぃにまで勝てないルイズです。ティファニアはこう際どい水着など着ない方がいいと思うのですが、耳をかくすポンポンとポニテは大層すばらしいですね。
 ただのルイズになったことから、サイトへの気持ちが揺れているようですが、なんだか不自然に見えてしまうかな。タバサ救出の大事を前にというタイミングもあるけど、こうじわじわとせり上がっていく過程がないまま、悶えはじめるのもルイズらしくないような。心理の変化を描いている時間がなかったのかなぁ…。
 舞台で一生懸命揺らす姿などは、いつものルイズで大変微笑ましい限りです。

 
 救出
 相変わらずザルな警備体制と適当な展開ですが、ペタ好きの総督がアホでワラタ。ビダーシャルとの対決で、それなりに盛り上げてきたけど、最終話直前の高まりが感じられず…うーむ。あとディスペルの魔法をデルフリンガーに掛けてましたが、魔法剣のデルフリンガー自体は消えないんすか?w
 無表情なタバサがみんなに迎えられて、ボロボロに泣き崩れるラストシーンも良いですが、しるふぃあたりは飛び出していきそうなもんでない?
 



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